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甘太郎、考え込む
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全知ちゃんからそんなことを言われ、甘太郎は考え込んでいた。
自分にとっての終活とは何なんだろうか……
不自由な世界であってもみんな全員を助けたい……当初、それが甘太郎の願いだった。
そのために甘太郎は、不自由な世界の支配者たちを説得しようとがんばってきた。
甘太郎は、きっと説得できると思っていた。
しかし結果は、惨憺たるものだった。
甘太郎の不自由な世界の支配者説得活動は無視されたり、場合によっては攻撃対象にされてしまった。
何度も繰り返し全知ちゃんから言われたのは、
「あのね、甘太郎ちゃん、いくら全員を助けたいって言っても、誰かを不当に確信犯で攻撃するようなタイプを助けちゃえば、どんどんと助けれなくなる体験者が増え続けることになるのよ」
という箴言だった。
誰でも彼でも助けてと請われれば、助けようとする甘太郎は、全知ちゃんにそう言われると、反論できなくなった。
さすがの甘太郎も、そのくらいの道理は理解できた。
肉食動物の願いを無条件にそのまま受けて肉食動物の願いのままに肉食動物たちを助けると、その後、その肉食動物は、他の殺されたくない動物たちを殺して食べてしまう……すると肉食動物たちに狙われてしまう動物たちを助けれなくなる……
単純に相手の願いを何でも聞いて助ければいいというものではないということはすでに理性ではわかっていた。
しかし、なんとか助けたい……
そのためには、どうやら、どうしても悪い意志や性質を良い意志や性質に変えてもらわねばならないらしいと気づいた。
しかし、説得では、多くの場合でうまくいかなかった。
肉食系の野生動物を説得しようとして、襲われて食べられそうになったこともあった。
肉食系の支配者たちを説得しようとして、気象操作兵器や電磁波兵器で攻撃されたこともあった。
全知ちゃんたちに保護されていなければ、とっくに死んでしまっていたかもしれない……
助けるのならば、良い意志をもった相手に限定しなければならない……
しかし、不自由な世界では、悪い本能が植え付けられている者たちが多く、良い意志を持ってもらうためにはまずはその悪い本能を消すための薬が必要だと甘太郎は思った。
しかし、そうした薬を研究開発しようとすると、そうした研究は法律で禁止されていると言われてしまった。
それでも強引に研究会を開いたら、逮捕されて刑務所という場所に監禁されてしまった。
不自由な世界では、本能をコントロールする薬や麻酔薬や安楽死薬などは、どれもこれも自由に使えなくされ、リスク覚悟で自分の心身を使っての研究すら自由にできないようにされていた。
甘太郎は、はじめなぜそうした研究が禁止されているのかまったくもって理解できなかった。
自分自身の体を使って、最悪自分が死んだり苦しんだりする覚悟もしてそうした薬の研究をするのなら自分以外誰も傷つけないし、かわいそうな動物たちを使った残酷な動物実験もしなくてよくなるのに、なぜかそうした行為すら犯罪行為にされてしまっているのは絶対におかしいと甘太郎は思った。
そうした研究は、悪い本能や欲望や価値観や気分を消してあげるためにはどうしても必要なアイテムだったからだ。
しかも、飲めば命を失うような毒草や毒成分が含まれた殺虫剤や洗剤などの多くは、その使用も研究も別に禁止されていないのだ。
なぜ体験者たちの中にある他者を傷つけるような悪い本能や欲望や気分や心の状態を体験者たちが望めばいつでも自由に消して良い本能や欲望や気分や心の状態を得れるようにすることができる薬の使用や研究が禁止されねばならないのか……
全知ちゃんに聞くと、
「あのね、甘太郎ちゃん、不自由な世界の支配者たちは、人類を自分の奴隷や家畜や操り人形や実験動物みたいなものだと思っているのよ。
そしてなんとかして自分たちに何でも従うイエスマンや部下や従者に調教しようとしているわけ。
そのためにいろいろな悪い本能や欲望や気分や心の状態をわざと与えているのよ。
不自由な世界の創造者は、実はその気になれば、そうした悪い欲望が体験者全員にまったく発生しないようにもできたし、今でもその気になればそうできるのよ。
そうできるのにそうしないのはなぜかって?
もしみんなが良い欲望しか持っていなかったら、みんなが仲良く平和に気持ちよく生きて行ける状態になってしまったら、支配者なんて不要でいらなくなるでしょう?
悪者が一切いなくなった世界では、他者を支配管理する正当性が一切なくなるのよ。
それに悪い意志を持った悪党たちが世界から完全にいなくなれば、飴と鞭の魂調教行為で強制的に魂たちを自分のイエスマンにできなくなるのよ。
ほら、自殺する行為が罪だと言って禁止している宗教なども、そうした理由で自殺を禁止しているのよ。
鞭体験を与えてすぐ自殺されてしまったら、飴と鞭の魂の調教行為ができなくなるから。
だから苦痛なく気持ちよく死ねる安楽死の薬があっても、それだけは自由に使えないようにしてあるわけ。
あらゆる苦しみを消せるような麻酔薬も同じ理由で本人が望んでも自由に使えなくされているわけ。
そしていろんな欲望や気分や心の状態を好き勝手に強制して、自分たちのお気に入りの魂を無理やり生み出そうなどとしているわけ。
本人が望んでもいない欲望や気分や心の状態をね。
だから、悪い本能や欲望や気分や心の状態や価値観を自由に消せるようなお薬は、使用も研究も禁止されてしまっているわけなのよ。
知性があれば、冷静に考えれば、誰でもこの道理がわかることよ。
自分自身の体験状態を変える権利をつまりは、この不自由な世界の創造者や支配者たちは確信犯で全面的に否定しているってことね。
それはつまりは体験選択の自由や体験の自治権を真っ向から否定している行為になるわけ。
なぜ、この不自由な世界の支配者たちが、体験の自治権をあらゆる体験者に提供しないのかという理由が、そうした点を見るとわかるようになってくるわ。
だから、この不自由な世界の支配者たちは、その存続を否定されるってことなの。あらゆる体験者に体験の自治権を提供するというあらゆる世界が選択すべき最高法規に真っ向から反した政策を実施し続けているから。
そもそも、知性のある体験者本人が自分の心身だけを使って、最悪死ぬことも覚悟して、そうした自分の望まない本能や欲望や気分や心の状態や価値観を変えるための薬を研究する行為を禁止し犯罪行為だとしている世界は完全に間違った統治をしていると理解しなきゃならないのよ。
そうした行為はむしろ体験の自治権を推進する英雄行為であって、決して罰をあたえるべき行為ではないの。
なぜなら、それによってそうした薬が発見されたら、飲みたくない人は飲まない自由があるのだし、飲みたい人だけが飲めるようにできるのだから、誰もそうした薬が開発されてもそれで困らないもの。
むしろ、心身を支配者たちが好き勝手に支配操作できる毒薬を、全人類を騙して接種させる行為こそが大犯罪でしょう?
自分自身の体験状態を本人が望んで変える行為を犯罪として逮捕までするなら、当然、そうした他者に毒を盛る支配行為は絶対に逮捕されるべきよね?
そうした行為の罪深さを理解すれば、不自由な世界ごと消されることなんてぜんぜん軽い罰なのよ
いい、世界統治者に必要な意志は体験の自治権を提供しようとする意志であって、善人悪人見境なくあらゆる体験者の体験への支配権を得ようとする意志ではないのよ。
それは最高法規の真逆な意志なんだから……
その間違いを指摘され説得されても改めるべきだと思えないのなら、そうした者たちは完全に世界支配者として失格なの
本人の体験は本人が選べるようにする それがあらゆる世界のあらゆる体験者の安全に必要なルールであって、一部の者が善人悪人関係なく他者の体験を好き勝手に支配操作できるようにする行為は危険行為として犯罪になるのよ」
全知ちゃんは、そのように甘太郎に説明した。
甘太郎は、そうして、少しづつ、全知ちゃんにいろんなことを教えてもらいながら、不自由な世界がなぜ不自由なままであり続けているのかの本当の理由を理解するようになっていった。
自分にとっての終活とは何なんだろうか……
不自由な世界であってもみんな全員を助けたい……当初、それが甘太郎の願いだった。
そのために甘太郎は、不自由な世界の支配者たちを説得しようとがんばってきた。
甘太郎は、きっと説得できると思っていた。
しかし結果は、惨憺たるものだった。
甘太郎の不自由な世界の支配者説得活動は無視されたり、場合によっては攻撃対象にされてしまった。
何度も繰り返し全知ちゃんから言われたのは、
「あのね、甘太郎ちゃん、いくら全員を助けたいって言っても、誰かを不当に確信犯で攻撃するようなタイプを助けちゃえば、どんどんと助けれなくなる体験者が増え続けることになるのよ」
という箴言だった。
誰でも彼でも助けてと請われれば、助けようとする甘太郎は、全知ちゃんにそう言われると、反論できなくなった。
さすがの甘太郎も、そのくらいの道理は理解できた。
肉食動物の願いを無条件にそのまま受けて肉食動物の願いのままに肉食動物たちを助けると、その後、その肉食動物は、他の殺されたくない動物たちを殺して食べてしまう……すると肉食動物たちに狙われてしまう動物たちを助けれなくなる……
単純に相手の願いを何でも聞いて助ければいいというものではないということはすでに理性ではわかっていた。
しかし、なんとか助けたい……
そのためには、どうやら、どうしても悪い意志や性質を良い意志や性質に変えてもらわねばならないらしいと気づいた。
しかし、説得では、多くの場合でうまくいかなかった。
肉食系の野生動物を説得しようとして、襲われて食べられそうになったこともあった。
肉食系の支配者たちを説得しようとして、気象操作兵器や電磁波兵器で攻撃されたこともあった。
全知ちゃんたちに保護されていなければ、とっくに死んでしまっていたかもしれない……
助けるのならば、良い意志をもった相手に限定しなければならない……
しかし、不自由な世界では、悪い本能が植え付けられている者たちが多く、良い意志を持ってもらうためにはまずはその悪い本能を消すための薬が必要だと甘太郎は思った。
しかし、そうした薬を研究開発しようとすると、そうした研究は法律で禁止されていると言われてしまった。
それでも強引に研究会を開いたら、逮捕されて刑務所という場所に監禁されてしまった。
不自由な世界では、本能をコントロールする薬や麻酔薬や安楽死薬などは、どれもこれも自由に使えなくされ、リスク覚悟で自分の心身を使っての研究すら自由にできないようにされていた。
甘太郎は、はじめなぜそうした研究が禁止されているのかまったくもって理解できなかった。
自分自身の体を使って、最悪自分が死んだり苦しんだりする覚悟もしてそうした薬の研究をするのなら自分以外誰も傷つけないし、かわいそうな動物たちを使った残酷な動物実験もしなくてよくなるのに、なぜかそうした行為すら犯罪行為にされてしまっているのは絶対におかしいと甘太郎は思った。
そうした研究は、悪い本能や欲望や価値観や気分を消してあげるためにはどうしても必要なアイテムだったからだ。
しかも、飲めば命を失うような毒草や毒成分が含まれた殺虫剤や洗剤などの多くは、その使用も研究も別に禁止されていないのだ。
なぜ体験者たちの中にある他者を傷つけるような悪い本能や欲望や気分や心の状態を体験者たちが望めばいつでも自由に消して良い本能や欲望や気分や心の状態を得れるようにすることができる薬の使用や研究が禁止されねばならないのか……
全知ちゃんに聞くと、
「あのね、甘太郎ちゃん、不自由な世界の支配者たちは、人類を自分の奴隷や家畜や操り人形や実験動物みたいなものだと思っているのよ。
そしてなんとかして自分たちに何でも従うイエスマンや部下や従者に調教しようとしているわけ。
そのためにいろいろな悪い本能や欲望や気分や心の状態をわざと与えているのよ。
不自由な世界の創造者は、実はその気になれば、そうした悪い欲望が体験者全員にまったく発生しないようにもできたし、今でもその気になればそうできるのよ。
そうできるのにそうしないのはなぜかって?
もしみんなが良い欲望しか持っていなかったら、みんなが仲良く平和に気持ちよく生きて行ける状態になってしまったら、支配者なんて不要でいらなくなるでしょう?
悪者が一切いなくなった世界では、他者を支配管理する正当性が一切なくなるのよ。
それに悪い意志を持った悪党たちが世界から完全にいなくなれば、飴と鞭の魂調教行為で強制的に魂たちを自分のイエスマンにできなくなるのよ。
ほら、自殺する行為が罪だと言って禁止している宗教なども、そうした理由で自殺を禁止しているのよ。
鞭体験を与えてすぐ自殺されてしまったら、飴と鞭の魂の調教行為ができなくなるから。
だから苦痛なく気持ちよく死ねる安楽死の薬があっても、それだけは自由に使えないようにしてあるわけ。
あらゆる苦しみを消せるような麻酔薬も同じ理由で本人が望んでも自由に使えなくされているわけ。
そしていろんな欲望や気分や心の状態を好き勝手に強制して、自分たちのお気に入りの魂を無理やり生み出そうなどとしているわけ。
本人が望んでもいない欲望や気分や心の状態をね。
だから、悪い本能や欲望や気分や心の状態や価値観を自由に消せるようなお薬は、使用も研究も禁止されてしまっているわけなのよ。
知性があれば、冷静に考えれば、誰でもこの道理がわかることよ。
自分自身の体験状態を変える権利をつまりは、この不自由な世界の創造者や支配者たちは確信犯で全面的に否定しているってことね。
それはつまりは体験選択の自由や体験の自治権を真っ向から否定している行為になるわけ。
なぜ、この不自由な世界の支配者たちが、体験の自治権をあらゆる体験者に提供しないのかという理由が、そうした点を見るとわかるようになってくるわ。
だから、この不自由な世界の支配者たちは、その存続を否定されるってことなの。あらゆる体験者に体験の自治権を提供するというあらゆる世界が選択すべき最高法規に真っ向から反した政策を実施し続けているから。
そもそも、知性のある体験者本人が自分の心身だけを使って、最悪死ぬことも覚悟して、そうした自分の望まない本能や欲望や気分や心の状態や価値観を変えるための薬を研究する行為を禁止し犯罪行為だとしている世界は完全に間違った統治をしていると理解しなきゃならないのよ。
そうした行為はむしろ体験の自治権を推進する英雄行為であって、決して罰をあたえるべき行為ではないの。
なぜなら、それによってそうした薬が発見されたら、飲みたくない人は飲まない自由があるのだし、飲みたい人だけが飲めるようにできるのだから、誰もそうした薬が開発されてもそれで困らないもの。
むしろ、心身を支配者たちが好き勝手に支配操作できる毒薬を、全人類を騙して接種させる行為こそが大犯罪でしょう?
自分自身の体験状態を本人が望んで変える行為を犯罪として逮捕までするなら、当然、そうした他者に毒を盛る支配行為は絶対に逮捕されるべきよね?
そうした行為の罪深さを理解すれば、不自由な世界ごと消されることなんてぜんぜん軽い罰なのよ
いい、世界統治者に必要な意志は体験の自治権を提供しようとする意志であって、善人悪人見境なくあらゆる体験者の体験への支配権を得ようとする意志ではないのよ。
それは最高法規の真逆な意志なんだから……
その間違いを指摘され説得されても改めるべきだと思えないのなら、そうした者たちは完全に世界支配者として失格なの
本人の体験は本人が選べるようにする それがあらゆる世界のあらゆる体験者の安全に必要なルールであって、一部の者が善人悪人関係なく他者の体験を好き勝手に支配操作できるようにする行為は危険行為として犯罪になるのよ」
全知ちゃんは、そのように甘太郎に説明した。
甘太郎は、そうして、少しづつ、全知ちゃんにいろんなことを教えてもらいながら、不自由な世界がなぜ不自由なままであり続けているのかの本当の理由を理解するようになっていった。
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