理想世界の創り方

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全知ちゃんから甘太郎へのアドバイス

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甘太郎は、不自由な世界でまだうんうんと考え込んでいた。


甘太郎の性格上、どうしても不自由な世界の全員を助けたかったからだ……


しかし、全知ちゃんから確信犯で悪い意志を持って、悪事をなし続け、悪事を止めるように何度言われても止めないでいる者たちは助けれないと言われてしまったのだ。


甘太郎が全知ちゃんに助からない者たちは、どうなるのかと聞くと、そうした確信犯で悪い意志を持ち続ける魂は自業自得学園に送られるという。


全知ちゃんに説明された悪い意志とは、他の体験者たちの「体験の自治権」=自分の意志で自分の体験を自由に選ぶ権利 を確信犯で否定する意志だという。そして悪事とは、その意志を実際に実行する事だという。


自業自得学園では、「自分が確信犯で他者に強制した体験をすべて体験する」らしい。


甘太郎は、超時空体の能力で強制的に悪事を止めさせれないのかと全知ちゃんに聞いてみた。


すると全知ちゃんは答える。


「甘太郎ちゃん、あたしたちがその気になれば、強制的に悪事を止めさせることはできるわ。

でも、それをやってしまうと体験者たちの自由意志をあたしたちが剥奪してしまうことになってしまうのよ。

つまり、この不自由な世界の全員を強制的にあたしたちの操り人形みたいにしてしまうとその行為自体が悪事になってしまうの」


甘太郎は、さらに聞く。


「でも、悪事だけを強制的に止めさせるだけなら悪事にならないんじゃないですか?」


すると全知ちゃんはさらに答えてくれる。


「そうね、確かに悪事だけをやめさせるだけなら悪事にはならないわ。

でも、この不自由な世界は、世界創造の基本設計のはじめから拷問的な体験が体験者たちに自動的に強制されてしまうような仕組みになってしまっているの。


ほら、前に教えたでしょう? 肉食動物と草食動物がいると肉食動物たちが草食動物たちを襲って自動的に残酷体験が発生してしまう話、甘太郎ちゃんは、そんな状態の世界なのに、じゃあ肉食動物たちが草食動物たちを襲うことをあたしたちが強制的に止めさせればいいだろうって言ってるのよ。

それをあたしたちが強制力をもって実行したら一体どうなるのかしら?


今度は肉食動物たちが飢え死にして拷問苦を味わうことになるわよね。

だから、こうしたおかしな生命本能の設計がされてしまっている不自由な世界では、そう単純に問題が解決しないのよ。

こちらを立てれば、あちらが立たず……みたいな問題が山ほどあるの。

さらに、自己責任を問えるだけの知性と自由意志がある者とない者がいたりするからさらに面倒な状態が発生してしまっているのよ。

例えば、甘太郎ちゃんが助けたい人類の中には、何の疑いも良心の呵責もなく人類以外の動物たちを殺して食べたり、残酷な動物実験に利用してもいいと思っている人たちが相当数いたりするわ。


そうした人たちは、自分たちが悪事をなしているなどこれっぽっちも思っていなくて、でも、自分たちが他の星や他の世界の自分たちよりも高度な科学技術を持った種族たちに同じようにされたら自分たちを助けるのが当然だとあたしたちに言ってくるわ。

それなら、少なくとも今から人類以外の動物たちを殺して食べたり、動物実験に利用したりすることを自発的にやめるように言うと、それはどうしても嫌だと言ったりするの。


そこで甘太郎ちゃんが、みんな全員を助けてあげてよとあたしたちに言われても、じゃあ、そうした人たちとそうした人たちによって犠牲になる動物たちのどっちを助ければいいの?って甘太郎ちゃんに聞かなくちゃならなくなるのよ。


甘太郎ちゃんは、ちゃんとそうしたことをよく考えてないでしょう?」


甘太郎は、そんな風に全知ちゃんに言われて、もごもごと口ごもってしまう……


「で、でも、でもですよ、全知さん……でも、でも、でも……でも……それなら何をどうすれば助かるのか教えてあげてくださいよ」



「だから、甘太郎ちゃん、あらゆる体験者が自分の意志だけで自分のあらゆる体験を自由に選んで楽しめるような世界を実現しようとみなで本気で意志してそうした世界を実現すれば助かるって何度も言ってるじゃないの」


「でも、そのためには、悪い本能とか欲望とか……が邪魔になるんでしょう? 

それならそうした悪い本能とか欲望とかを消してあげればいいじゃないですか!」


「悪い本能や悪い欲望は、わざと生み出されているのよ。だから消しても消しても、また不自由な世界のボスたちにわざと発生させられるでしょうね」


「なら、そうした不自由な世界のボスたちがそうしたことができないようにすればいいじゃないですか!」


「そうね、だから今その準備をしているところなのよ。

そのためにこの不自由な世界が消えてもいいように、ボスたちが消えても問題ないように、思い残しのないようにそれぞれがそれぞれの終活をするようにってみんなにアドバイスしてあげているわ」


「いや、それって不自由な世界丸ごと消してしまうってことですか?」


「そうよ。何か問題がある?」


「それじゃあ、みんな助からないじゃないですか!」


「あのね、甘太郎ちゃん、じゃあ、聞きますけど、この不自由な世界の生命と呼ばれている者たちの中に一体でも滅びない生命っているのかしら?

みんな生きてる時間に差はあっても、次から次へと死んじゃってるわよね。

そもそも生命たちの生息している星そのものも生滅しているのよ。

それってこの不自由な世界に生み出されてしまった時点で死刑宣告されているようなものでしょう?

この不自由な世界で、一体、どれほどの数の生命体たちが死刑にされてきたと思っているの?

甘太郎ちゃんは、この不自由な世界が消えずに存続すれば、みんな助かるとでも思っているのかしら?」


全知ちゃんにそんなことを言われると、甘太郎は、みんなが助かるためにはどうしたらいいのか次第にわけがわからなくなってきた。


「でも、生きているうちに良い体験がたくさんできて、この世界に生まれてきて良かったな~と思って寿命で死ぬのはそんなに悪くないんじゃないですか?」


「じゃあ、実際はどうなっているの? みんなこの世界に生まれてきてよかったと思っているのかしら?自殺者も相当いるし、殺し合いまでしたりさせたりしているし、世界支配者たちの奴隷や家畜や操り人形や実験動物にされてよかったな~なんて思うかしら?」


「じゃあ、そうじゃないみんながもっと自由で愉快に楽しめる世界にしてしまえばいいでしょう?」


「あのね、邪悪で残酷な世界支配者の奴隷や家畜や操り人形が大半状態にされてしまっている世界でそれを実現するのは相当に難易度が高いの。

そもそも、そうしたみんなが自由で楽しめる世界を実現しようと意志している者たちが、毒を盛られて、電磁波兵器とか気象兵器とか地震兵器とか通信の検閲とか、政治権力システムとか、その他のいろいろな方法で攻撃されてその良い意志を次々と潰されていっている状態なのよ。

つまりは、この不自由な世界は、そこに生まれてしまうと確実にその良心を削られ消されてゆくような良心の墓場のような腐りきった世界になってしまっているわけ。

甘太郎ちゃんは、99%悪臭を放って腐っている果物があったらどうするの? 腐っていてもなんとか調理して食べるかしら?それとも腐っている部分は捨てて、腐ってない1%だけ切り取って食べるかしら?
それとも腐っていない良い果実を得るために良い種をまくかしら?


腐った果実を腐っていない果実といっしょにしておくと、どんどんと全部腐っていってしまうとしたら甘太郎ちゃんは、どうするの?」


「そ、それは……腐っていない果実だけ別に分ければいいじゃないですか」


「そうね、少なくともそれはやるべきことよね。でも、世界全体のシステムそのものが腐っていたらどうするかしら?」


「え? システムって、どういうことですか?」


「例えば、致死性の毒が水槽に広がって毒ガスが充満しているとしたら、そこに大事な愛している生き物を入れるかしら?」


「そんなことするわけないじゃないですか!」


「そうよね、それがまともな考え方……確かに毒を解毒できればいいんだけど、毒の意志をもった世界創造主とか世界支配者が何が何でもその悪い意志を改めないと頑なな場合には、少なくともそうした世界に愛する者は招待しちゃいけないわ。

いくら解毒しても、また毒をまくのなら、そうした意志を頑なに持つ者たちを完全に排除しない限りは問題は解決しないの。


そしてそうした悪い意志をもった者たちが世界を完全に支配してしまっている状態では、へたに世界を解毒しようとするととんでもない残酷なことをそうした悪い意志をもった者たちが実行するのがお決まりのパターンなのよ」


「そんな……じゃあ、そうした支配者たちが悪い意志を持たないように治療してあげてくださいよ」


「あたしたちに自らの悪い意志の治療依頼をしてきた悪い世界支配者は、無数の世界の生成から死滅の歴史において、前例がほとんどないのよ」


「じゃあ、放置するんですか?」


「だから、自業自得学園に送るのよ。あたしたちが独自の判断で強制的に治療すると万が一で間違うこともあるから、ただ自分たちが確信犯で他者に強制して与えた体験を体験してもらって、それをもって治療としているの。つまりそれが自業自得の責任を取ること。なすべきこと、なしてはいけないことを自分で選んで体験して学んでもらうだけ。
その場合、冤罪は発生しないから。だって、体験するのはあくまで本人が他者に故意に確信犯で強制した体験だけなんだから。

もうその自業自得の責任はこの不自由な世界の支配者たちには問うたから、あとは世界支配者たちやその部下たちの選択次第なのよ。自分の知性と自由意志で自分自身を救えるかどうかが問われているわけ


結局、つまり、みんなその自由意志で選んだ行為を受けるわけね。それが果報になる者もいるし、罰になる者もいる。それだけのことなのよ。

そして助かるには、良い意志=あらゆる体験者が自分の意志で自分の体験を自由に選び楽しみ続けれる世界を実現しようとする意志 を持つのが一番ということになるわね。


例えば、自分より弱い人や動物に酷いことをしないようにするとか、そうしたことを常に心掛けたりしていると自分を守ることになるわ。

この不自由な世界では、あたしたちに助けてくれ、助けてくれって求めてくる知性体は多いけど、他の体験者への残酷な行為を確信犯で止めないままでそう求めてこられてもあたしたちは助けれないのよ。


不自由な世界の残酷な世界創造主や世界支配者に何でも無条件に従ってしまって残酷行為に加担しているような者たちも同じ理由で助けれないの。

この不自由な世界の霊的存在たちのほとんどが、そういう状態なのよ。そうした残酷な世界支配者に従うような選択をしたから霊的存在になれたんだって前にお話したわよね。


つまりこの不自由な世界は、生命世界も霊的世界も天上界も地獄も……どこもかしこも腐りきってしまっているのよね。残念ながら。

だから、新しい腐っていない誰もが自由に自分の体験を自由に選べて、体験の強制が一切ない、誰もが他者から一切干渉されない自分だけのプライベート世界でも無限に楽しみ続けれる新世界を創造して0から新世界をスタートさせようと思っているの。


甘太郎ちゃんも、そうした世界の方がいいでしょう?」


「そ……それはそうですが……しかし、この不自由な世界をそうした新世界に改革することはできないんですか?」


「だから……それは、この不自由な世界のみんなの全面的な協力があれば不可能でもないって言っているじゃないの。少なくともこの不自由な世界の創造主とか支配者たち、つまりはボスたちが今までの利己的な世界支配をきっぱりやめて、償いの意志をもって利他的になって体験自由自在の新世界を実現しようと迷いなくオウンゴールを入れ始めないことには、その道は開かないのよ」


「なんでですか? いくら中学生チームといっても、頑張れば、死に物狂いで頑張れば、なんとかなるかもしれないじゃないですか!」


「そうね、被支配者たちみんながそれほどの決意と覚悟をもって臨めば、あるいは何とかなるかもしれない……でも、そのために膨大な犠牲者が生まれることが予測されているのよ。良心的な者たちが大勢殺されたり拷問されたりするようなね……すでに、拷問された者や殺されてしまった者たちもかなりいるんだから……

甘太郎ちゃんは、良心的な者たちが拷問されたり、殺されるような未来の方がいいと思う?」


「そ、、、そんなの、、、拷問されないように対策して、殺されないように対策すればいいじゃないですか」


「あらあら、じゃあ、どう対策するつもり?

例えば、電磁波兵器とかに対しては?」


「そ、それは電磁波バリアーとか開発すればいいでしょう?」


「あらあら、それじゃあ、その電磁波バリアーの中から甘太郎ちゃんは一歩も外に出ないで生活するのかしら?」


「そ、、、それは、、、それじゃあ、電磁波攻撃で狙われないように隠れて活動すればいいじゃないですか」


「どうやって電磁波兵器から隠れるつもりなの?」


「自分の居場所をわからないようにすれば大丈夫でしょう?」


「でも甘太郎ちゃん、いつも携帯電話を持ち歩いているじゃないの。その携帯電話に不自由な世界の支配者たちが甘太郎ちゃんの位置情報を特定できる装置を組み込んでいるの知らなかったかしら?」


「え?そんな装置が組み込まれていたんですか?」


「ほら、ぜんぜん対策できていないでしょう?」


「そ、それならその位置情報特定装置を外してしまえばいいじゃないですか」


「はずせないようにつけるのが義務化されていたりするんだけど」


「そ、そんな……」


「わかった? つまり、すでに甘太郎ちゃんはいつでも電磁波兵器で位置情報が特定されて攻撃されてしまうような状態にされちゃっているのよ」


「じゃ、じゃあ、携帯電話を持たなければ、使わなければいいじゃないですか」


「あら、そうすると、良い意志をもったお仲間たちとも連絡が取れなくなるんじゃないの? 身を守るための大事な情報も仲間たちと分かち合えなくなったりするんじゃないかしら?」


「あ、そうか……それはひどい……ずるい……なんてことをするんだ……許せないよ、そんなことしてるなんて……」


「ね、ぜんぜん安全対策できていないでしょう?」


「じゃあ、どうすればいいんですか?教えてくださいよ」


「そうね……少なくとも携帯電話は、電源をつけたまま持ち歩かないことね」


「え? そんなことしたら、友達からの大事な連絡とか受けれなくなるじゃないですか」


「あのね、電磁波攻撃で攻撃されてもし殺されちゃったら永遠に連絡取れなくなるのよ、わかってる? それに電磁波攻撃で健康を失ってもまともに生活できなくなったら普通に世直し活動もできなくされてしまうのよ、わかってる?」


「そ、それは……」


「そもそもちょっと前までは携帯電話なんてなくてもみんな問題なく生活できていたでしょう? むしろ携帯電話なんか使わない時代の方がみんな心身ともに健康だったのよ。友達からの大事な連絡なんてそうそう頻繁にくることもないでしょう?

固定電話と公衆電話だけでも用は足りるはずよ。留守番電話サービスなんかも使えばなんとでもなることよ。
サービスがなければ友人同士でサービスを自分たちで展開することだってできるんだからね。
固定電話がある友人が一人いて伝言サービスみたいに相手からの連絡内容を中継してくれれば可能になるんだから。

どうしてもそれじゃあ困るというのなら、万が一の緊急連絡が必要な場合だけ、そうね、電磁波遮断できるアルミホイルでぐるぐる巻きに携帯電話を包んで電話する時だけアルミホイルを開けて使って通話も手短にして通話が終わったらすぐに電源を切ってアルミホイルで巻いてしまうといいわ。
アルミホイルは外部への電磁波を閉じ込めるのよ。

いっそ、中の電池も抜いておいて使う時だけ電池を入れるようにするともっといいかしらね。電源を切っていても外部に位置情報を送るような携帯電話もあるかもしれないからね。ちょっと携帯電話をDIYで改造すればそのくらいできるわよ」


「めんどくさいですよ……」


「あのね、良心的な者たちみんなの命と健康がかかっているんだから、それくらいめんどくさがらずに対策しなさい!」


甘太郎はしぶしぶ頷く。


「それとそんな状態である以上、通信はできるだけ匿名でやるように心がけることね。
情報収集もできるだけ匿名でやるのがいいわ。

何も悪いことをしていない者たちや良心的な者たちが確信犯で狙い撃ちで攻撃されている以上、これは必要な対策よ。

うまく演技する技も身に着けるといいし、できれば家族や信頼できる仲間がいれば互いの携帯電話とかパソコンを情報収集だけに限定して使って、定期的に交換して使いまわすといいわね。

できるだけ自宅では情報収集しないようにして、フリースポットとかを使って匿名のパソコンを使えばいいし、

シェアハウスとかを運営して不特定多数が自由に使える通信回線やパソコンや携帯電話などを信頼できる仲間多人数でシェアしあうといいわ。

その信頼できる仲間のシェアの草の根の輪が広がれば広がるほど、匿名化が推進される感じね。

そして匿名で発信できる掲示板やブログやそのコメント欄なんかで匿名で大事な情報を共有できるような仕組みを作るといいわね。

じゃあ、みんな匿名にすべきかというとそうでもないわ。

そうね、この不自由な世界での終活が完全に終了していて、もういつ死んでもいい、いつ殺されてもいい、いつ健康を失ってもいい、この世界に生き残るつもりも思い残すことももうない……むしろ権力者に攻撃されることで、殺されることで、自分の意志を100倍、1000倍、10000倍……に広めたい……その生きざまを後の世に伝えたい……そして同時に良心的に生きることを長く自発的に続けていて、あたしたちの守護が受けれる人であれば、それくらいの決意と覚悟が決まっているような人であれば、権力者たちに真っ向から立ち向かう情報発信行為は匿名でない方がいいかもしれないわね。それだけの準備と覚悟ができている人ならだけど。


そこまでではない者たちは、せっせと終活しながらあらゆる対抗力をしたたかに身につけつつ、その予備軍として忍者のように活動するといいわ。

命がけの覚悟のある者一体の背後にはその備軍のそれぞれ独自の個性のある世界支配者たちが認知できない忍者たちが少なくとも1000体以上はいるような布陣が望ましいわね。そしてもしその命がけの一体が殺されてしまったら、その攻撃者たちを1000体以上でひそかに調べてそれぞれの個性ある独自の方法で打ち倒すべきターゲットとして狙い始める……そんな布陣だといい感じの手ごわい抑止力にもなるでしょう?
みんなで敵の見えない殺戮兵器の前に躍り出て 酷いことをするな~! と1000人でシュプレヒコールするよりずっと強い布陣になるでしょう?


さらに言えばね……自分に賢く催眠術をかけれるくらいの演技力なんかあると対抗力が高くなるわね。習得するのはちょっと難しいけど…
世界支配者やその霊的部下たちは、人間たちの思考を読んでくるから。かなり高度な技だけど……確信犯の悪党はいくら騙してもいいから。
羊の皮をかぶろうが、バカを装おうが、ぶりっ子しようが……ぜんぜんかまわない。むしろそうした迫真の演技を楽しめるようになるといいわ。せっぱつまった状況なら敵を欺くにはまずは味方から…という手段も悪質でなければありよ。


悪党が支配する世界では、良心的であるということは、表向き善人のふるまいだけを選択することではないんだから。
その全体の状況を慎重に正しく理解した上で、自分も含めたみなにとって最高の良い結果 を出すために最善だと思うことを選択すること なんだからね。

だから、時には狡いと言われてもしたたかに賢く立ち回る必要があるし、逃げても隠れてもいいし、場合によっては嘘も方便になるのよ。全状態を把握して、敵と自分の能力を正しく理解して、したたかに賢く 皆にとって良い結果 を出すために最善の選択をすることね。

敵を知り、己を知れば100戦危うからずや……ってことね。



「それとね、あのSNSとか呼ばれているサービスの多くは、思想信条の検閲にすでに権力者たちに悪用されているから気をつけなさいよ。

大事な情報の発信行為が委縮してしまうのはデメリットになるかもしれないけど、匿名での情報交流方法を有志で広めてゆけばいいわ。きっと妨害はあるだろうけど。悪いことをしていない者たちが確信犯で回避できない見えない兵器群で執拗に攻撃対象にされてしまっている以上、これはどうしても必要な対策だから。

見えない兵器は電磁波兵器だけではないから電磁波対策だけしてもまだ不十分だから気をつけなきゃいけないの。生命エネルギーによる遠隔操作もあるし、霊的能力を使ってくる場合もあるし、意識を乗っ取るような能力も使ってくるし、欲望や気分を操作してくる場合もあるし……つまり人間族は、そうした人間の心身を遠隔操作しようとしてくる者たちに対して圧倒的に不利だから。

だから 安全確保のための対策には、匿名通信をできるだけ心がけて、支配者にできるだけ知られないでいること や どうしても匿名通信ができない場合は、演技で支配者を欺くこと も状況によってはかなり重要になるわけ」


仕組みはこうよ、


まずは携帯電話に位置情報特定装置を組み込むことを義務化して、誰もが携帯電話を持つように誘導してゆくの……

便利で固定電話よりも電話料が安いならみんな携帯電話を持つようになるわけね……位置情報がわかるようにするのは皆の安全を確保するため……なんて説明してね……そんなの各自が望めばそうした機能がついた携帯電話を持てるようにするだけでいいのに無理やり義務化しちゃうわけね。

そうしておいてから、電話番号の登録がないと参加できない情報交流サービスを展開するわけ……そして電話番号と個人情報を権力者特権で紐づけて個人が特定できるようにするの……

価値のある情報を得やすくて価値観の似ている仲間探しに良いからSNSにみんな参加しちゃうわよね……

そして法律で禁止されているのを無視して、ひそかにそうした通信内容をすべて検閲し、本人の心からの納得合意を得ないまま通信内容や通信履歴を記録装置に保存して、その内容を調べて世界支配者たちに都合の悪い価値観を持った者たちをマークしてゆく……

良心的な者であっても、お構いなしに犯罪者のように扱って誰彼構わずすべての通信を検閲し、本人に無断でその通信内容や通信履歴を勝手に保存してゆく……

そうしたデータから世界支配者に都合の悪い情報を発信する者たちの位置情報特定して、黙って電磁波兵器で攻撃する……


そうした攻撃をやりやすくするために微弱なエネルギー密度の電磁波でも体験者の心身の体験や命を遠隔操作できる毒を全人類に薬だと騙して投与する……



政治家たちはそうした電磁波兵器等で命を脅されて、あるいは心身を操られて操り人形状態にされて……いいなりになって政権が悪党たちに丸ごと乗っ取られてしまってとんでもない法律が次々決められてしまいました……


みなが何かおかしいぞ……と気が付いた時には世界全体が監視カメラや盗聴器や遠隔攻撃できる電磁波拷問強制装置やとんでもない法律やルールだらけの拷問体験強制収容所のような状態になっていました……


みたいなイメージかしら……つまり携帯電話というものは不自由な世界では、その通話内容や通信履歴をすべて盗み出し、人類全体の思想信条を検閲しその心身や命を遠隔支配するための兵器のパーツとして綿密に設計され製造されているってことね


そのような世界統治方法は、体験の自治権をあらゆる体験者に提供するというあらゆる世界が掲げるべき最高法規に反した世界統治方法だから許されないわ。あらゆる体験者の体験の自治権を一部の利己的で排他的で自分勝手な支配者たちが好き勝手に奪えるような世界統治方法だから最高法規の目指すべき世界統治方法とは逆の危険支配行為になるんだから。

良心的な者や悪いことをしてない者を保護するためではなく、攻撃するためにそうした兵器群をつかってしまった時点で世界支配者であるために必要な資格はないと判断されるのよ」


「ちょ、ちょっと待ってくださいよ!全知さん! それはいくらなんでも酷いでしょう?そんなの完全に悪党の仕業じゃないですか! 良心的な者たちを囚人のようにマークして攻撃するなんて……」


「そうね、だからこの不自由な世界は体験強制世界ごとその創造主たちやその部下たちも含めて存続NGの判定になってしまっているの……物質世界だけでなく、霊的世界もね……
残念だけど、良心的な魂たちをそんな拷問体験強制収容所のような……監獄のような世界に引きずり込ますわけにはいかないもの……その世界に生まれてしまうと大多数が良心ではなく悪党たちに従ってしまうようになるような良心の墓場なんて存続させるわけにはいかないから

この不自由な世界の支配者たちがこの世界の体験者たちの良心を保護して悪党を懲らしめるのかどうかをあたしたちはずっと見ていたけど、むしろ良心的な魂全体を攻撃してしまっているんだから、どうしようもないわ

そうした体験者支配システムを実現するためなら、良心的な魂であろうが拷問体験を与えても、なんなら殺してもいいとすら思っているんだから

それは絶対に許されない選択なのよ。つまりは極悪党の行為、重罪なの」


「そんな……じゃあ、良心的な者たちはどうすればいいんですか?」


「だから終活よ、いつこの体験強制世界が消滅してもいいように良心に反しない範囲でやり残していること、やっておきたいことをできるだけやっていつ死んでもいつ世界が消えてもいいように準備することね。

どっちみちこの不自由な世界の生命たちは死刑宣告を生まれた時点で受けているわけだし、こんなひどい状態の世界に生き残ろうと思うのがそもそも間違いだから」


「それでも全知さんたちには良心的な方たちができるだけ安全確保できるようにしてあげる義務があるんじゃないですか?」


「だから、こういう不自由な世界に生まれること自体が危険なのよ。だから世直しができないうちは、今後子供は生まない方がいいの。

それでも安全を確保したいと願うのなら、そうね……道もないような山奥なんかにこっそりと移住するという選択肢もあるわね。

つまり、腐りきった社会や権力者や世界支配者たちの手が及ばないエリアで自給自足できるようにして独立宣言しちゃえばいいわ」


「え? そんなことできるんですか?」


「できるんですかじゃなくて、社会や権力や世界支配者と縁を切ってマイペースで生活したければそうした選択肢もあるって話よ」


「でも、そんなことしていいんですか?」


「あのね、甘太郎ちゃん、世界支配者たちは、甘太郎ちゃんやあたしたちや良心的な者たちに、こういう邪悪な世界支配行為をしてもいいですか?って確認して合意をとっていないのよ。

良心的な体験者たちの合意を得ずに世界支配者に都合のいいような法律だとかルールだとか制度だとかを、身勝手に強制的に押し付けているんだから。


社会のルールを多数決で決めても、独裁で決めても、不正選挙で決めても、どの方法も良心的な魂たちの心からの合意を得ていないし、平和的な自治権すら認めていないのよ。


そんな状態で、そんなことしていいんですか?なんて……自分のその価値観が世界支配者にすでに洗脳されちゃっているのに気づいてないでしょ。

本来、誰もが平和的に独立し自治する権利があるの。

その当然誰もに与えられるべき必要な権利を、排他的で攻撃的で弱肉強食的……な価値観で一貫して否定してきたのがこの不自由な世界の黒歴史なのよ。


この不自由な世界の支配者たちは、そんな膨大な黒歴史の償いもしていないのよ。


そんな世界で良心的な者たちが、そうした酷い世界支配を避けるために、誰も使っていない道なき山奥で独立宣言をして平和に暮らすことを否定していい理由や道理や正当性なんてこれっぽっちもないのよ。


そもそも体験の自治権には、平和的自治権も含まれるんだから。


そして体験の自治権をあらゆる体験者に提供しようと意志することこそが、皆が守るべき最高法規なんだからね。


その最高法規に反した法律もルールも制度も政策も教えも慣習も文化も、すべて最高法規に対する違法行為で、守るべきではないことであり、その強制行為は犯罪行為なのよ。

あたしたち超時空体の視点で見れば、このような残酷な体験が自動的に強制され続ける不自由な世界の創造行為そのものが犯罪行為だったのよ。


だから、こうした不自由な世界の創造主たちに従う者たち、霊たちのその後の世界支配行為のほとんどが犯罪行為だったわけ。


それがこの不自由な世界の歴史が良心に対する犯罪行為の黒歴史ばかりだとあたしたちに言われる理由なのよ。


それなのに……甘太郎ちゃんは、みんなを助けたいとか言いながら、すっかりそうした黒世界の価値観に気づかずに洗脳されちゃっているんだから……しっかりしなさい!」



甘太郎は、全知ちゃんにそう言われてしょげかえってしまった。

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