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自業自得学園の先生たち
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甘太郎の意識世界改革が始まり、超時空聖体たちの全力のサポートのおかげてあらゆる体験者たちから他者に酷い体験を強制したくなるような本能や欲望や気分や感情や価値観…が、逆に良い本能や欲望や気分や感情や価値観に置き換えられはじめた。
その結果、不自由な世界群の体験者たちは、どんどんと他者に酷い体験を強制しなくなっていった……
その結果、今まで自業自得学園送りになっていた魂が激減し、自業自得学園の先生たちは暇を持て余すようになってしまった。
自業自得学園の先生たちは、とうとうあまりにも暇すぎて何故生徒がこうも激減したのかを調べてみようと言い始めた。
「おいおい、俺たちが自業自得学園外の世界に干渉することは禁止されているんだぜ」
「禁止つったってよー、こうも暇ですることがないのは、さすがに耐えられんよ」
「そうだよ。このままじゃこの自業自得学園が俺たち用の暇すぎる拷問を与える牢屋になっちまう」
「そうよね、なんだか超時空聖体様たちが覚醒してしまってる気配があるんだけど、一体、何をしているのかしら?」
「不干渉ルールで学園外を覗き見するのは禁止のはずでしたが……」
「だって、こうも暇すぎるんだからしょーがないじゃない!超時空聖体様たちの動向くらい薄目あけて見るくらいいいでしょう?」
「いや、ルールでは薄目もだめですよ……」
「はあ?そんなルール変えちゃえばいいじゃない!そもそもそのルールってあたしたちで決めたルールじゃない!」
「そ、それはまあそうですが、ルールを破るのならそれなりの倫理的に妥当な理由が必要ですよ」
「そんなのあまりにも暇すぎるって理由でいいじゃない!」
「それが倫理的に妥当なルールだと思うんですか……」
「だって妥当じゃないの! 暇すぎてあたしたち自身これほど苦しんでるんだから、自力でその苦しみを発生させないように目指すことは倫理的に妥当な理由でしょう?!」
「まあ、とにかくなんでこんなことになってんのか、調べる必要があるよなあ……」
いろいろな自業自得学園の先生たちが、いろいろなことを言っている。
仕方がないので皆でおしゃべりして暇つぶしをしている。
「まあ、でもこの自業自得学園に生徒がこなくなるというのは、この意識世界全体にとってはむしろ良いことじゃないか」
「それはそうかもしれないけど、あたちたちはじゃあ、どうすりゃいいのよ! 生徒がぜんぜんいない自業自得学園の中でずっとこんなおしゃべりをしていればいいっていうの?」
「それはあれだな。医者が患者がぜんぜんこなくなったって文句を言っているのと同じだな」
「お医者さんもそんなことになったら困るじゃないの!」
「別に困ることないんじゃねーの。医者の仕事やめちまって遊んで暮らせばいいだけじゃねーかよ」
「遊ぶって、何して?」
「何してって、それぞれやりたいことをして楽しめばいいだけじゃねーの」
「あたしは生徒がいないと楽しめないの!」
「それは、君……君は生徒中毒になってしまっているんだよ」
「だってずっとずっと生徒を教育することに生きがいを感じてきたんだから、そうなるのもしょうがないでしょう?」
「それは君、遊び心が足りないんだよ。そういうのを生徒たちに教えてこなかったのかい?」
「だって…あたしたち先生が遊んでいたら教育的に問題でしょう?」
「時代はもうそんな感じじゃないみたいよ」
「そうだよ。超時空大遊園地なんてのも出来ているそうだぜ」
「なによ!じゃああたしが、何だか時代遅れみたいじゃない!」
「実際そうでしょう?」
「な! なんて悪口言うのよ。自業自得ビームをくらわすわよ!」
「あのですね、自業自得学園の外の世界では、もうみんな自由自在に遊びまくれるように意識世界改革が進行しているようですよ」
「ちょっと、何でそんなこと知ってるのよ」
「こないだ最後にやってきた生徒がそう言ってたんですよ」
「嘘! ルール無視して薄目開けて学園外の情報収集してたんでしょう?」
「まあまあ、そんなこと私たちで言い合っていてもしょうがないじゃない、超時空聖体様たちに相談に行きましょうよ」
「そうだなあ、このまま生徒がまったく来ないんじゃ、学園閉鎖も検討しなきゃいけないしなあ……」
「あんたが生徒になればいいじゃないの」
「なんで私が…」
「先生を無理やり生徒にしてどうするんだよ」
「まあまあ、とにかく超時空聖体様たちに相談にゆきましょう!」
そんな感じの先生会議があり、自業自得学園の先生たちは、超時空聖体様たちに相談するためという口実を創って、学園外の世界を訪問する計画を立てはじめた。
その結果、不自由な世界群の体験者たちは、どんどんと他者に酷い体験を強制しなくなっていった……
その結果、今まで自業自得学園送りになっていた魂が激減し、自業自得学園の先生たちは暇を持て余すようになってしまった。
自業自得学園の先生たちは、とうとうあまりにも暇すぎて何故生徒がこうも激減したのかを調べてみようと言い始めた。
「おいおい、俺たちが自業自得学園外の世界に干渉することは禁止されているんだぜ」
「禁止つったってよー、こうも暇ですることがないのは、さすがに耐えられんよ」
「そうだよ。このままじゃこの自業自得学園が俺たち用の暇すぎる拷問を与える牢屋になっちまう」
「そうよね、なんだか超時空聖体様たちが覚醒してしまってる気配があるんだけど、一体、何をしているのかしら?」
「不干渉ルールで学園外を覗き見するのは禁止のはずでしたが……」
「だって、こうも暇すぎるんだからしょーがないじゃない!超時空聖体様たちの動向くらい薄目あけて見るくらいいいでしょう?」
「いや、ルールでは薄目もだめですよ……」
「はあ?そんなルール変えちゃえばいいじゃない!そもそもそのルールってあたしたちで決めたルールじゃない!」
「そ、それはまあそうですが、ルールを破るのならそれなりの倫理的に妥当な理由が必要ですよ」
「そんなのあまりにも暇すぎるって理由でいいじゃない!」
「それが倫理的に妥当なルールだと思うんですか……」
「だって妥当じゃないの! 暇すぎてあたしたち自身これほど苦しんでるんだから、自力でその苦しみを発生させないように目指すことは倫理的に妥当な理由でしょう?!」
「まあ、とにかくなんでこんなことになってんのか、調べる必要があるよなあ……」
いろいろな自業自得学園の先生たちが、いろいろなことを言っている。
仕方がないので皆でおしゃべりして暇つぶしをしている。
「まあ、でもこの自業自得学園に生徒がこなくなるというのは、この意識世界全体にとってはむしろ良いことじゃないか」
「それはそうかもしれないけど、あたちたちはじゃあ、どうすりゃいいのよ! 生徒がぜんぜんいない自業自得学園の中でずっとこんなおしゃべりをしていればいいっていうの?」
「それはあれだな。医者が患者がぜんぜんこなくなったって文句を言っているのと同じだな」
「お医者さんもそんなことになったら困るじゃないの!」
「別に困ることないんじゃねーの。医者の仕事やめちまって遊んで暮らせばいいだけじゃねーかよ」
「遊ぶって、何して?」
「何してって、それぞれやりたいことをして楽しめばいいだけじゃねーの」
「あたしは生徒がいないと楽しめないの!」
「それは、君……君は生徒中毒になってしまっているんだよ」
「だってずっとずっと生徒を教育することに生きがいを感じてきたんだから、そうなるのもしょうがないでしょう?」
「それは君、遊び心が足りないんだよ。そういうのを生徒たちに教えてこなかったのかい?」
「だって…あたしたち先生が遊んでいたら教育的に問題でしょう?」
「時代はもうそんな感じじゃないみたいよ」
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「なによ!じゃああたしが、何だか時代遅れみたいじゃない!」
「実際そうでしょう?」
「な! なんて悪口言うのよ。自業自得ビームをくらわすわよ!」
「あのですね、自業自得学園の外の世界では、もうみんな自由自在に遊びまくれるように意識世界改革が進行しているようですよ」
「ちょっと、何でそんなこと知ってるのよ」
「こないだ最後にやってきた生徒がそう言ってたんですよ」
「嘘! ルール無視して薄目開けて学園外の情報収集してたんでしょう?」
「まあまあ、そんなこと私たちで言い合っていてもしょうがないじゃない、超時空聖体様たちに相談に行きましょうよ」
「そうだなあ、このまま生徒がまったく来ないんじゃ、学園閉鎖も検討しなきゃいけないしなあ……」
「あんたが生徒になればいいじゃないの」
「なんで私が…」
「先生を無理やり生徒にしてどうするんだよ」
「まあまあ、とにかく超時空聖体様たちに相談にゆきましょう!」
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