平穏な生活があれば私はもう満足です。

火あぶりメロン

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続編 53 不運の奴等

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聖王国で運よく、クロウさんという女冒険者のおかげで、詐欺師に騙されずに済んだ。

それに彼女は私をトイエリ教会まで案内してくれて、本当に助かった。

彼女の隣を歩きながら、自然と世間話をする。私は、先ほど飲食店でぼったくりにあった話をした。

「そっか、あの店にぼったくられたのか。でも、仕方ねぇよ。」
「え? なんでですか?」
「だってよ、その使者の命令で、例の大聖堂を建て直すだろ?そのせいで、去年から税はさらに重くなったんだよ。」
「へぇ~。」
「3年前の大聖堂の件のあと、今この国の教会の裏では、あの使者が君臨してる。賢者たちも使者の機嫌を取るために、かなりの金が必要らしい。でも使者がこの国を守ってるからな――ここは一番安全な国ってわけだ。税が増えるのも、まぁ……仕方ねぇって感じ?」
「ふん~。」
「この国は金持ちが多いからな。金持ちにとっちゃ、増税なんて大した影響じゃねぇ。でもアタシらみたいな庶民には重いぜ。だから最近、外から来た人間にぼったくりや詐欺に遭ったことが増えてんだよ。」
「なるほど、これは大変ですね。」

――予想通り。

例え私が聖王国で神竜様とともに創造神の使者として姿を現しても、そう簡単に信仰を変えることはできない。

あのトイエリさんの神像も、おそらく天罰避け用のもの。だからあんな雑な造りになったのか……。



クロウさんは引き続き、聖王国の現状について話してくれた。

「今の生活が苦しいのは、その名前トイエリのせいだからな。だから、ここではできるだけその名前を口に出さないほうがいい。現に、この国はあの神よりも先に、新しいカオル教会は建てられたってわけだ。」
「新しいカオル教会はもう建てたのか?」
「当然だ。あの大聖堂の件のあと、すぐに建てた。神像は置いていないが、中の神父や職員たちは元カオル大聖堂の連中のままだ。正式な名前はないが、みんなもカオル教会と呼んでいる。」
「そうですか。」

クロウさんの案内で、段々人が少ない場所に入ってきた。

「……」
「……」

『あっ!あぁ!やめて!あっ!いや!』

「……」
「……」

途端にお互いの会話も無くなった。

そして目的地に到着。目の前には古い家、ほう~へぇ~そっか……トイエリさんの神像をこんな場所に置いたのか。

クロウさんが扉を開くと、臭い匂いと、先ほど聞こえた女性の喘ぎ声と卑猥な音も聞こえた。

真正面には、古い傷痕がいくつも刻まれた太い腕を持つ大男がいる。その顔はギルマスのジャックさんよりもさらに悪人じみている。彼の上半身は冒険者みたいな格好で、下半身は裸、とある女性と行為中…当然無理やりね。

左を見ると裸で手足を縛られた若い女性が4人いる。右には無法者風の男7人がテーブルでトランプをやっている。

扉が開けたあと、彼らはトランプをやってる手を止めて、玄関前に立っている私たちを見ている。

もしあの威迫感満載のギルマスに見慣れていないと、それとトイエリさんの力を持っていないと、あんなヤ◯ザのアジトみたいな場所に案内されては、もう未来はないでしょう。

今日は運が悪いなぁ……あいつら、今の私は気分がすごく悪い。

「兄貴!獲物が連れってきたぜ!」

隣のクロウさんは行為中の悪人面の大男にそう言った。ですよね、ここはトイエリ教会なわけないよね。

そのリーダー格の大男はその汚い竿を女性から抜き、女性は気絶したらしく、そのまま床に倒れた。大男はその汚い竿を隠せず、アレは立ったまま、クロウに話した。

「何だクロウ、仕事早いなぁ。」

フードを深く被せたので、基本私はこの猿たちの下半身しか見えない。

「美人か?ブスでは高く売れないぜ。」
「ずっとフードを被ってるが、話し方ではどっかのお嬢様っぽいだぜ、兄貴。」
「ほぅ、お嬢様が、そいつの服を脱げ、股を確認しろ、処女なら高く売れる。そうでないとみんなでこのお嬢様に大人の楽しさを教えてやる。」
「はいよ。」

はぁ……やっぱり、あの夢を見た日は、何もかもうまく行かなかったよねぇ。

私はため息をついたあと、無言で被害女性以外の全員を重力で動きを止める。

「キャーーー!!」
「なっ!な…ん…だ…体が…」
「お、重い!」

今クロウも含め、全員跪けの状態になった。私は捕まえた女性の方に行った。

「メスガキ…テメェ…な…に…を…した!」

隣のクロウはこちらに向かって何か話しているようだったが、無視無視。テーブルの上に置いてきたナーフを手に取り、捕まった女性の手足を縛ったヒモを切るつもりですが……。

その女性たちも私を怖がっているようで、私は無言でヒモを切った後、彼女たちはおかしな表情をしている。

「あ、ありがとうございます!」
「……。」

私は最悪な気分なので、彼女たちのお礼に返事しなかった。

「……。」
「う!後ろ!危ない!」


カーーーン


恒常展開した障壁が、何かの攻撃を防いだ。後ろを振り向くと――リーダー格の大男が斧を構え、私を攻撃したようだった。

へぇ~すごいね、重力4倍の環境なのに、まだ立てる。はいはい、このリーダーは呼吸困難の7倍にしますね。

「……」

黙ったまま魔法を発動すると、そのリーダーはすぐに重力に耐えきれず、床ペろしました。

怯えてる女性4人と大男を無視して、先ほど激しい行為で気絶した女性の近くに行く。無言で彼女の体を魔法で回復する。念の為、水魔法で彼女のアソコにあの白い液体を洗い出し、そのまま大男の顔に捨てた。

「貴様…覚えとけ…あとで殺す!はぁ…はぁ…」

あの大男は何を言ってるみたいね、無視無視。このあと暴れるのも嫌だから、男性全員仰向けにし、いつものように股間を液体窒素ボールで洗う。すぐに止まらない悶絶声が聞こえた。

多分このリーダーの妹分のクロウは…罰として両足だけ逆方向に折って済む。

感謝しなさい、クロウさんよ。普通は手も折るのですが、一応先程詐欺師から助けてもらったお礼で、手はそのまましますね。

「いたーーーーーーーーーいっ!アタシの!アタシの足が!あ、悪魔め!アタシは先ほどお前を助けたぞ!」
「だから足を折って済む。それともこの水玉を飲みたい?」

液体窒素ボールを彼女の前に浮かべた。

クロウは隣の男性諸君の悶絶の様子を見て、あの白い煙が出た水玉がやばいものと、すぐにわかったみたいで。返事をせずに、痛みを我慢し、黙り込んだ。

ホント、気分が悪い、私を捕まえたのは、運が悪いね、君たち。

猿の悶絶声を無視し、被害女性たちの前に戻ると……その4人は怪物を見る目で私を見ている。別にいいよ、こいつらも今後も会えないから。

「君たち…。」
「ひぃ!ひぃぃ!こ、殺さないで!」
「私暇じゃなんだ、一回しか言わない。」

彼女たちは震えながらすぐに頭を頷く。

「こいつらが憎んで、殴って、殺してや、全員捕まって衛兵に渡して、報酬金を貰っても良い、どうぞ好きなように。」
「わわわ、わかりました。」
「そして誰に助けられたと聞かれでも、ただの通りすがりの冒険者に助けたと言ってください…いいわね。」
「「うんうんうん!ぜ、絶対貴方様のことを口に出さない!」」
「それと……ここのトイエリ教会は何処ですか?」
「か、カオル…大聖堂の隣です。」
「ありがとうございます。しばらく彼らを押さえますので、こいつらを縛って衛兵に渡したいなら、すぐに動くしたほうがいいよ。」

女性ABCDは私を避けながらすぐに動いた。

その後、彼女たちが猿たち全員を縛るまで、しばらくこの汚い家で待つことにした。もう大丈夫だと判断したので、私はすぐにこの汚い家から離れる。

あとのことは知らない。もう私と関係ないからだ。まったく、朝から汚いものを見せられてしまった。あの竿を見た瞬間にすぐに切った方が良かった。はぁ、後悔した。

えっと、トイエリ教会は大聖堂の隣だよね。上空から見た大聖堂跡地は、わかりやすくこの首都の中心に位置している。気分を変えて、またトラブルが起きる前にすぐに像を破壊しに行こう!お~!


----------------------------------------------------


約20分歩き、ようやく目的地のトイエリ教会を見つけた。

でもね……まさか、ここのトイエリ教会はアニメでよく見る、ボロ孤児院のような場所だったとは思わなかった。幸い、瘴気の発生源からは離れているようだ。

それにしても――聖王国の連中は、ホントにトイエリさんを舐めてるな。

普通なら、神竜様の再来を恐れて、豪華な教会を建て、すべての罪を元教皇たちに押し付けるのではないのか?

隣で建設中の大聖堂も……完成後には、トイエリさんの像とカオルの像を並べて置くつもりなのだろう。まぁ……トイエリさんが何も言っていない以上、私も見なかったことにしよう。

一応、カオル教は未だにこの世界で最大の宗教だ。だからこの対応のほうが“正しい”のかもしれない。またいつ来るか分からない神竜様より、民衆の声のほうが重要視される……やっぱり、政治は難しいな。


明らかに、教会の中には誰もいない。ならば気にせず入ることにした。

ここは、“教会”というより、ただのカオル女装像の置き場所といったほうが正しい。真正面には約2メートルのカオル女装像が鎮座している。その前には、礼拝堂らしきボロボロの長椅子が並んでいた。

しかし、人がいないのは好都合だ。すぐに氷水で像の表面を濡らし、隙間や脆い部分にもしっかり浸透させる。あとは熱い風を当てれば、破壊できる。

犯人とバレないように、像を凍らせたまま教会の外へ。

十分な距離を取ったあと、外から像が見える露店の前で、買い物をしているように装いつつ、魔法で熱い風を像へと当てる。

これで温度差を利用し、像を内部から破壊する。

なぜこの方法を思いついたのかって?ほら、例の殺生石が割れた事件、覚えてる?あの時、原因を解説する番組がテレビで嫌ってほど放送されていたから……ね。

しばらく遠くから熱い風を像に当てると――


バキッ! ガシャン! ドーーーン!


トイエリ教会から、大きな音が響いた。周囲の人々が興味深そうに教会へと近づき、中を覗き込む。しかし、ただの像の破損だと分かった途端、興味を失ったように解散してしまった。

私も驚いたフリをして、露店の店主に「何かあったのか」や「びっくりした」といった会話を軽く交わし、当然、何も買わずに店を後にする。

これで、ミッションコンプリート。 あの汚い竿事件に巻き込まれなければ、評価は間違いなくSランクだったのに……。あ~アレを忘れたい。

新しいカオル教会の鐘の音を聞こえた、まだ午前9時にもかかわらず、お土産も買わずにそのまま聖王国の首都を離れる。

街を出ると、まず尾行している者がいないかチェック。どうやら尾行者はいないようなので、そのまま人が少ない森へ向かう。

森へ入ると、見慣れない魔獣たちが目に映る。汚れたゴブリン、大きなカマキリ、強そうなウルフ――定番の角ウサギやスライムまで。トイエリさん、この世界を作るときめっちゃ凝ったね。

障壁を張ったままなので、まるでリアルなVRゲームをプレイしている気分。あれだ、例の深海でサメを見るVRデモを見ているのような感覚。

当然――殺しはしない。魔獣の死体を聖王国の冒険者ギルドへ持ち込み、換金するつもりもない。魔獣と遭遇すれば、重力で動きを止め、ただ、横を通り過ぎるだけ。私は優しい~!

森の奥へ入り、周囲に人がいないことを確認。そして、雲より高く舞い上がり、家へ向かって一直線に飛んだ。
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