最強チート集団、雲上の支配者を地に落とす

ニャルC

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1章アンチチート編

第8.1話:シリアルナンバー0

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第8.1話:シリアルナンバー0
フリーダへのプレゼン:ドライジーネの合理性
アンノウンを取り逃がした翌日。
王都に戻ったナノハは、即座にフリーダへ「機動力向上案」を提出します。
「馬はコストがかかりすぎる。でも、この『バランスバイク(二輪走行体)』
なら人間一人のエネルギーで、平地なら駅馬車を超える速度を出せる。
ドライジーネ(自転車の祖)が馬に勝った記録も、私の知識にあるわ。
王都の巡回、歩兵の展開速度向上になる。……極めて合理的(コスパ良し)よ、
フリーダ」
フリーダもうなずく。
「……まあ、あなたがそこまで言うなら。工業都市に試作品を発注しましょうか」

工業都市へ発注する際、ナノハは「指導用」という名目で、ある条件を付け加えます。

ナノハの意見書より。
「指導官である私が乗りこなせなければ、兵士に範を示せないわ。
でも、今の量産予定サイズ(成人男性)では、私の足が地面に届かない。
これは『教育』の妨げになる。
だから、指導用として『地面に足がつくサイズ』を作りなさい」

工業都市から届いたのは、専用設計の試作品、シリアルナンバー0です。
ナノハはキリッとした顔で練兵場へ向かった。
珍しく身体能力で貢献できるチャンスに、足取りも心なしか軽やかです。
「乗り方がわからない」
と困惑する兵たちを前に、ナノハは満足そうにうなずく。
「これは、歩兵や魔法使いを迅速に展開するための装置である。では私が範を示す」
転移者であるナノハは当然乗れます。スイスイと二輪車を乗りこなし、範を示した。
セレス(閣下が、閣下が小さな足を交互に動かして、
一生懸命地面を蹴っていらっしゃる!)
城のテラスからは、他の転移者たちがその様子を眺めています。
「ねえ、あれ。公園で見た記憶がある」
「実績あるんだし、遊ばせてあげなさいよ」
「可愛いわね、元帥」
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