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じゅうなな
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何だか寝苦しくて目が覚めた。寝苦しいと言うか暑苦しいと言うか。体が動かなくて首をひねると、眩し過ぎて目がくらんだ。って、殿下ー!美形は寝顔まで美形。じゃなくてー。オレ、食堂で寝落ちしたと思ったけど?どうして殿下に抱き枕よろしく抱きしめられてるの?しかも殿下マッパ!オレ、貞操を守れなかった?殿下の朝勃ちが背中に当たってるー!抜け出そうともがくけど、殿下のホールドは外れない。ジタバタしてたら殿下のまぶたが持ち上がった。
「おはよう」
魅惑のバリトンに極上の笑顔。腰が抜けるからやめてー。ワタワタしているオレの額に、悪い顔をした殿下がキスを落とした。自分でも顔が赤くなるのが分かる。
「いつまでも休む様子がないので見に行った。寝ていたので連れて来たのだ」
含み笑い。その顔から察するに、お姫様抱っこだったんだな!
「今日も1日馬車だ。ちゃんと休まないとまた乗り物酔いするぞ」
それも大事だけど、先ずは体を離してくださーい。ところが殿下はさらにオレを抱き込むと、また額にキスを落とした。さっきより長く。そしてようやく離してくれた。
「おはよう」
魅惑のバリトンに極上の笑顔。腰が抜けるからやめてー。ワタワタしているオレの額に、悪い顔をした殿下がキスを落とした。自分でも顔が赤くなるのが分かる。
「いつまでも休む様子がないので見に行った。寝ていたので連れて来たのだ」
含み笑い。その顔から察するに、お姫様抱っこだったんだな!
「今日も1日馬車だ。ちゃんと休まないとまた乗り物酔いするぞ」
それも大事だけど、先ずは体を離してくださーい。ところが殿下はさらにオレを抱き込むと、また額にキスを落とした。さっきより長く。そしてようやく離してくれた。
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