永遠の愛

magosu

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永遠の愛

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兄は大学3回生。卒業後は田舎に帰り、実家の
後を継ぐ為の見習い従業員となる。
私と親友は高校3年生で進路は地元の短大に決まっている。

暖かい日差しを感じながら、直近の未来が一応
決まっている3人はゆったりと紅茶を飲んだ。
私の大問題、ひとりの相手を愛し続けるひとはいるのかと言う話は、兄に言うには気恥ずかしい気がして棚上げされた。

しかし、兄の方は恥ずかし気もなく言った。
「言っとこうと思うんだけど 俺、愛するひとを連れて帰るつもりなんだ」

祝事である。ここはドカンと盛り上がる展開である。けれど、私と親友は固まった。
私は言葉が見つからず目を瞬いて、親友に至っては心臓を剣で貫かれた様にショックを受け、息さえ止まっている。「あれ?」兄は想像していなかった空気に戸惑い、ごめんと言った。
知らない人間が突然来ると言われて人見知りをしている妹達に申し訳なく、「気さくなひとだから余り気負わないで」と慰めた。

違うんだけどね。

ポツっと木の丸机に染みが出来た。
「あ、雨降って来たな」もうお開きだなと
兄は食器を集め「やっとくよ」と言って先に家に向った。
私は親友を促して親友宅に連れて帰った。
ちらっと覗くと 声はないが目にいっぱいたまった涙が見えた。
結構好きなんだなと、うむ と確認して2階の部屋に促し、ベットに寝かせ自分も横たわった。

暫くすると と言ってももう外は暗く、夜に
なっている。声ひとつ発しなかった親友は涙も引っ込めてムクリと身体を起こした。
どう言う心境か掴もうと見ていると
「私だわ」と喋った。何が私なのか考えていると「私、お兄さんがこれからも好き」と言った。うん、愛し続けるひとね、そう言えば
名前「愛」だもんね。
「わかった」私は、この時自然に愛応援隊に身を置いた。

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