【完結】「鼻毛が伸びすぎておる!」と言われ追放された最強のおっさん勇者。チートスキル『鼻毛無双』で無双する。俺は他国で幸せになります

ネコ飼いたい丸

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第9話 太古の厄災 その2

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 石化した俺の左足。

「くっ……ここは俺が時間を稼ぐ。お前は今すぐ逃げろ!!」

 この足では超高速で動くバグラデスとは戦えない。
 二人とも犠牲になるよりは、俺一人だけのほうがマシだ。

「何いってるんですか!? 私はまだ諦めていません! 鼻毛には無限の可能性があるっていったのはノーズさんじゃないですか!!」

 俺の体を引っ張り、俺を立ちあがらせようとするエマ。

「俺の代わりは他にいる。だが、お前の代わりはいない! 王族しかあいつを封印できないんだぞ!?」

「ノーズさんは自分の身を危険にさらしてまで私を助けてくれました。エルフの少年の代わりに死の宣告を受けてまで、見ず知らずの人を助けました。今度は私の番です! 今ここでヌルゴンを封印しましょう」

 俺の前を見つめるエマ。その瞳には迷いがない。
 本気でバグラデスを倒すつもりだ。

「……だがどうする? 俺はうまく動けない。鼻毛センサーももう使えない。どうやってあいつを捕まえるつもりだ」

「私に案があります。まずはこの家の中に入りましょう」

 エマと一緒に民家に入る。

 バグラデスはこっちを睨んでいるが近づいてはこない。
 不完全な状態での脱皮に相当なエネルギーを消費したんだろう。
 全身を覆っているゼリーの一部が薄くなっている。
 体力を回復させてから俺たちを仕留めるつもりだ。

「どんな案なんだ、エマ?」

「私がおとりになります。逃げるふりをして、ヌルゴンを隣の部屋の中央におびき寄せます。そこであいつを捕まえてください!」

「何言っているんだ! 超高速で移動する相手から逃げれるわけないだろう!! 確実に石化されるぞ!」

「構いません! ヌルゴンを封印すれば石化は解けます。これしか方法はありません。ヌルゴンを今封印しないと、この町の人たちを救えません!!」

「しかし……」

 エマの言っていることは正しい。選択肢はこれしかない。
 この町の数万人の命がかかっている。
 だが、少女をおとりにする。
 それも石化されると分かっていながらだ……。

「やりましょう、ノーズさん! 私にはこの町の人々を見捨てることなんでできません。王女としての義務感だけではありません。子どものころ、この町に来たことがあるんです。町の人々は本当に暖かく歓迎してくれました」

 エマは小指にはめている指輪にそっと触れる。

「この指輪は王族の指輪。特殊な金属で作られていて、売れば巨万の富を得られます。私はこの指輪をこの町で失くしてしまったんです。親衛隊も一生懸命探してくれましたが見つかりませんでした。ことの重大さを理解した私はわんわん泣いていました。でも、町の入り口で石化されていたお菓子売りの女性が見つけてくれたんです。『もう大丈夫だよ』って言って、クッキーまでくれました。泣きながら食べたあのクッキーの味は忘れられません」

「……そうか。本当にいいんだな?」

「はい、迷いはありません。それに私はノーズさんも、ノーズさんの鼻毛も信じていますから」

 屈託のない笑顔を俺に向けるエマ。

「……分かった。俺に任せろ! 隣の部屋に罠を仕掛けてから俺は隠れる。部屋の中央まであいつを誘導してくれ。そこで捕らえる!!」

 エマを残し、隣の部屋に移動する。

「鼻毛ナンバー957『鼻毛トラップ』、発動!」

 鼻の右穴の奥にある長く柔らかい鼻毛を引き抜く。
 鼻毛が一本の長い縄となる。
 この鼻毛は柔らかいのに引きちぎるのが難しいほど頑丈だ。

 部屋の隅にあるクローゼットの中に隠れる。
 鼻毛トラップの先端はドリルになっている。このドリルでクローゼットを下に掘り進み、床の中も掘り進んで部屋の中央まで先端が移動する。

 準備は万全。
 あとはエマを信じるだけだ。

 頼むぞ、エマ――

 鼻毛トラップの端を強く握りしめる。


 ◇◆◇◆◇◆◇


 ガタガタッ――


 バグラデスが家の中に入ってきた!
 エマは宝石を握りしめる。

 正直怖い。
 足が震える。
 ノーズさんがいないいま、私の力でヌルゴンを隣の部屋に誘導しないといけない。

「あっ……あなたはここで封印します! わっ、私にはこの町を守る使命があります!!」

 声がうわずるのを必死で抑える。
 この町の人々の命も、ノーズさんの命も今は私にかかっている。

「ほうっ……逃げないでワレを迎え撃つとは褒めてやろう。すぐ楽にしてやるぞ、王族よ。お前らさえ消せば、ワレはこの地上で無敵」

 余裕の笑みを浮かべるヌルゴン。
 私一人が相手だと分かり完全に油断している。

「これでどう! 王家の光!!」

 革袋から魔法瓶を取り出し開栓する。
 護身用に御父様が持たせてくれた魔法瓶だ。

 部屋中が真っ白な光で包まれる。

「ぐっ! どこだ小娘!?」

 ヌルゴンに一瞬の隙が生まれる。

 隣の部屋に向かって全速力で走る。
 ノーズさんが待っているあの部屋に。

「逃がさぬっ!!」

 隣の部屋に繋がるドアに向かって煙をはくヌルゴン。
 煙はドアにむかって猛スピードでつき進む。

 間に合わない――

 目の前でドアに煙が直撃する。
 煙はドアを覆う。

 ドアの前に立ち尽くす。

 取り返しのつかない失敗……
 自分の無力さを痛感し、全身の力が抜ける。

 お父様……お約束を守れず申し訳ございません……

 ノーズさん……私を信じでくれたのにすみません……

 あれだけこの町の人たちに良くしてもらったのに助けることができずにすみません……

 悔し涙が目ににじむ。

 不意に石化したお菓子売りの女性が頭をよぎる。
 あのとき食べたクッキーの味と女性の笑顔が鮮明に蘇る。

――いやっ、まだ終わってない。

 ここで終われないっ!!

 歯を食いしばる。

「私はリエスタ王国王女! わたしがみんなを助けます!! それが王女ですっ!!!」

 力の限り叫び、煙の中に左手を突っ込んでドアを開ける。

 冷たい煙。
 スゥっと左手の感覚がなくなる。

 それでも私は振り返らない。
 ドアをくぐり、部屋の中央だけをただ目指す。

「悪あがきをしおって!!」

 ヌルゴンの声とともに今度は両足の感覚がなくなる。
 前のめりに倒れて、床に這いつくばる。

 腹部に激痛が走る。
 転倒したときにお腹をぶつけた。

 でも私はここで終われない。
 まだ右手が動く。

 右手を使って床を這いつくばって前に進む。
 お腹が床を擦るたびに突き刺されるような痛みが走る。

 ドシッ

 私の真後ろでヌルゴンの足音が聞こえる。

「自ら煙の中に手を入れるとはさすが王族。憎き相手ながら感心したぞ。ここまで強い意志の持ち主はそうはいまい。だがこれで終わりだ。さらばだ、憎き王族の末裔よ」

 その声を最後に何も聞こえなくなる。
 体が急速に冷たくなってゆく。

 でも……私が倒れているここは部屋の中央。
 やりましたよ、ノーズさん……

 魔力を込めた宝石を右手に握りしめて、前方に突き出す。
 急速に暗くなっていく視界でクローゼットを見つめる。
 うまく動かない口でボソボソとつぶやく。

 私……信じていますから……ノーズさん……

――

 ◇◆◇◆◇◆◇

 目の前でエマが石化してゆく。
 宝石を握りしめた右手をこちらに精一杯向けて。

 エマの口がゆっくりと小さく動くがその声は聞き取れない。
 でもそれで十分だ。

 エマは俺を信じて自分の命さえも俺に託した。
 エマの意志は十分伝わった。
 今後の俺の番だ。

「これでワレを脅かすものが一人減ったな」

 完全に石化したエマを見て、バグラデスに一瞬の隙が生まれる。

「鼻毛トラップ、発動!!」

 バグラデスの足元から一本の長い鼻毛が飛び出し、バグラデスの全身に絡みつく。

「これで終わりだ、バグラデス」

 クローゼットから飛び出る。
 鼻毛トラップの端は握りしめたままだ。

「くっ、しぶといやつめ!」

 バグラデスはこの部屋から逃げようとドアに向かう。

 この部屋から逃げられたら終わりだ。
 エマが宝石に注入した魔力はすぐに消えてしまう。
 今すぐ宝石をバグラデスに触れさせないと俺たちの負けだ。

 鼻毛トラップの端を引っ張って、バグラデスを部屋の中央に引き戻す。
 バグラデスとの綱引きだ。

「こしゃくなっ!!」

 バグラデスはドアに一歩前進する。
 すごい力で引っ張られる。
 さすがはドラゴン。

 バランスを崩して床に這いつくばる。
 片足しか使えない今の状態では立っていることができない。

 ほふく前進してバグラデスに近づいてゆく。

「あがぁぁぁあああ!!!!」

 バグラデスがなりふり構わず大暴れする。
 全身に絡まっている鼻毛が少しずつほどけてくる。

 このままではまずい。
 アレをするしかない……
 革袋から火打ち石を取り出す。

 石化したエマを見る。
 まっすぐ前を見て、少し微笑んでいる。
 その顔には恐怖も不安も微塵もない。

 石化してゆく恐怖の中で俺を完全に信じてくれたんだ。
 俺ができることならなんだってやる。
 火打ち石で握りしめている鼻毛トラップに火をつける。

「ぐっ……」

 鼻毛トラップを握りしめている左手も炎に包まれ、激痛に思わず声が漏れる。
 でもこの鼻毛は死んでも話せない。
 この鼻毛にエマの命も、町の人の命もかかっている。
 炎が鼻毛を伝わってゆき、バグラデスも炎に包まれる。

「バカがっ!! ワレは不老不死! 炎なんぞ効かぬわっ!!」

 バグラデスは暴れ続け、絡みついている鼻毛がどんどんほどけてゆく。

「鼻毛を舐めるな! 鼻毛キューティクル、発動!!」

 合図とともに、鼻毛トラップの表面に無数のトゲが現れる。
 無数のトゲがバグラデスの体に引っ掛かる。
 バグラデスの動きが鈍くなる。

「なっ……なんだこれはっ!?」

「鼻毛の表面を覆っているキューティクルだ! 熱でキューティクルがはがれることで薔薇のトゲのようになって捕らえた獲物を逃がさない!!」

 キューティクルは鼻毛を握っている俺の左手にも突き刺さっている。
 捨て身の作戦だ。
 だが、キューティクルが手のひらに突き刺さっているおかげで鼻毛を握り締める力はアップしている。

「鼻毛のキューティクルだと!? ふざけるなぁああああ!!!」

 バグラデスは全力で逃げようとする。
 左手を強く握りしめて、バグラデスを引っ張り返す。
 左手から血が噴き出し、おまけに肉が焦げる臭いがする。
 ただこの左手は絶対に離さない。

 バグラデスまであと少し。

「ここで貴様も石化しろ!!」

 バグラデスは逃げるのを諦め、俺に向かって煙を吐く。

 石化したエマから宝石を受け取る。
 前進してそのまま煙を浴びる。

 何も聞こえなくなり、体の感覚がどんどんなくなってゆく。
 視界も暗くなり、何も見えなくなる。
 それでも前に進む。

 消えゆく意識の中で宝石を握りしめた右手を精いっぱい伸ばす。

――トンッ

 右手が何かにぶつかる。

「ぐぁあああっ!!! ばかなぁ……このワレが再び封印されるとは……」

 体がどんどん楽になり、視界も明るくなる。
 バグラデスの石化が解け始めているようだ。

 バグラデスの体が半分ほど石化している。

「お前は確かに強い、バグラデス。だが、人間の意志はもっと強い! 千年後にまた復活したとしても、千年後の人たちがお前を封印するだろう。人類に鼻毛がある限りっ!!」

 バグラデスの目の前に燃え盛る鼻毛トラップを突き出す。

 燃え盛る鼻毛をジッと見つめるバグラデス。

「……憎むべきものが増えたな。王族と……鼻毛か……」

 そう呟いて、バグラデスは完全な石となった。

「大丈夫かっ、エマ!!」

 床に倒れているエマを抱き起す。
 エマの体も徐々に石化が解けている。

 ゆっくりと目を開けるエマ。

「や……やりましたね……ノーズさん。ノーズさんなら絶対にやってくれるって私、信じていました……」

 エマは弱々しく微笑む。

「お前のおかげだ、エマ。お前があいつをこの部屋の中央まで誘導してくれたから封印できた。自分が石化されてもあいつを封印するというお前の強い意志があいつに勝ったんだ。エマ、お前が最大の功績者だ」

 エマの体の傷を確認する。
 腹部を痛めているが、致命傷は負っていないようで安心した。

「そんなことないです。ノーズさんだって今まで命をかけて私たちみんなを守ってくれました。私はその雄姿をずっと隣で見てきました。私もノーズさんと同じことをしただけです」

 俺の顔を覗き込んで微笑むエマ。
 エマのその潤んだ瞳に吸い寄せられるように俺もエマの瞳を見つめる。

 …………

 無意識に顔をエマに近づける。
 頬を赤らめたエマは目を閉じる。

――やった! 動ける!! あの黒いドラゴンはどこに行ったんだ!?

 外から歓声が聞こえ、我に返る。
 俺は慌ててエマから離れる。
 石化が解けた人たちが騒いでいるようだ。

「大丈夫? ケガはないっ!?」

 中年女性が部屋に入ってくる。
 お菓子の入ったバスケットを抱えている。
 街の入り口で石化されていた女性だ。

「俺たちは大丈夫です。それに安心してください。みなさんを石化したドラゴンはここにいるリエスタ王国王女・エマ様が王族の力で封印しました」

「おっ、王女様!? なっ……なんと……。小さな町のために王女様自らが戦っていただいたとは恐れ入ります」

 エマを見て女性の顔色が変わる。
 女性は両手を合わせ、膝を床につく。

「立ち上がってください。私は王女として当然のことをしたまでです」

「とんでもございません! 私たちの命を救ってくれたこのご恩、一生かけてでもお返しいたします」

 女性は深々と頭を下げる。

「その必要はございません。恩を返せたのは私のほうです」

 微笑むエマ。
 小指にはめている指輪を女性に向ける。

「あっ! その指輪はたしか……」

「そうです。子どものときに、あなたに見つけてもらったんです。あのとき感じた優しさと安心は忘れません」

「しかし……それだけでは私の気持ちが収まりません。どうかこのご恩をお返しさせてください!」

「そうは言っても……あっ! 分かりました。一つだけお願いがございます。私の目の前に立ってください」

 エマはいたずらっぽく微笑む。

「はっ……はい……」

 女性は言われるままにエマの前に立つ。

 エマは女性の手にしているバスケットからクッキーを取り出し、一口頬張る。
 目をつむり、クッキーの味を噛みしめる。

 へなへなと床に座り込むエマ。
 ずっと張り詰めていた気持ちが切れたんだろう。

 エマの頬を涙が伝う。

「あの時と同じ味がします」

 エマはとびっきりの笑顔を女性に向けた。


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