大魔法使いに生まれ変わったので森に引きこもります

かとらり。

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十四話 可愛がりたい


「はい、魔法の練習終わり~」
「ありがとうございました」

 僕はいつもより少し早めに魔法の練習を終わらせた。

 いつもならこの後僕は研究室に篭るのだけど、今日は違う。

「カイトくん」
「はい、なんですか?」

 僕はぽすんと長椅子に座った。

「おいで」
「へっ…」

 腕を広げてカイトくんを待ち構える。

「え、えと…」

 カイトくんは赤面しながら、僕の方に近づいてくる。

「僕のお膝の上、座っていいよ」
「でも…」
「おいで」

 ぎこちない動きでカイトくんは僕の膝の上に向かい合わせで座った。
 ずっしりと重たかったけど、腕の中にすっぽり収まるサイズで可愛い。

「ねぇ、カイトくん」
「は、はいっ…」
「甘えたい時があったらいつでも甘えていいんだよ?」

 僕はカイトくんのまあるい頭を撫でた。

「僕にしてほいこと、ある?」
「ないです…今で十分幸せなので…」
「そう?カイトくんはもっとわがまま言ってもいいんだよ。僕はカイトくんの親みたいなもんなんだから」
「親、というよりは…」
「え?なんか言った?」
「いえ…」

 ボソリと呟かれたカイトくんの言葉は聞き取れなかったけど、カイトくんはにっこり笑ってこう言った。

「ありがとうノアさん。今度もし何かして欲しいことがあったら言うね」

 その言葉に安心して、ほっと息をついた。
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