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二十三話 今日はご馳走だ!
しおりを挟む「ただいま、ユリ」
「おかえりー」
「今日はチェリーパイとはちみつもらったよ~」
「まじ!?食べよ食べよ!」
僕はチェリーパイを切り分けるために厨房へ向かった。
チェリーパイは二切れ分だけ切ってあとははちみつと一緒にユリに収納した。
「もうそろそろ容量満タンになっちゃうんだけど…」
「iCloudストレージみたいなこと言わないでよ…」
「あいくらうど…?」
チェリーパイはつやつやと輝いて美味しそうだ。
「いただきまーす」
「いただきます」
一口食べると、口に酸味と甘味が広がった。
「おいしぃー」
そういえば食事をするのは久しぶりだった。
「ユリ、今日晩御飯なに食べる?」
「えー、なんかお肉食べたいかも」
「かも,かも…じゃあ、鴨肉取りに行こ」
僕たちはゆっくりチェリーパイを味わって、すこし休んでから森に出た。
「久しぶりのご飯~」
「久しぶりだけど鴨捕まえられるかな…?」
少し不安になりながら、僕は狩場に向かった。
しばらく狩りをしていなかったのもあってか、狩場には油断し切った鴨が何匹かいた。
「よーし」
ひゅ、と杖を振って網を落とすと鴨は簡単に捕まった。
「さすがぁ」
「らっきー」
僕とユリは網ごと鴨を持って、塔へ向かった。
そして、塔に帰る途中。
肌が、ざわりとするような感じがした。
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