大魔法使いに生まれ変わったので森に引きこもります

二十七話 告白

「ノアさん」
「はい…」

　カイトくんが僕の手をとった。

「僕、ノアさんを愛してます」
「っ…」
「僕と、恋人になってくれませんか？」

　そう言われて、僕の頭の中は真っ白になってしまった。
　それから、ちょっとずつ、ぽんぽんとお花が咲いていって、あっという間にお花畑が出来上がる。

「ノア、さん…？」

　不安そうに僕を見つめるカイトくん。
　そうだ、答えてあげなきゃ。

「僕も好き。僕と付き合って、カイトくん…」

　ちゅ、とカイトくんの鼻の頭にキスをした。

「ノアさんっ…」

　カイトくんは僕の腕を引っ張って、唇にキスをした。

「ん…」

　それは少し触れただけで離れてしまったけど、今度は僕がカイトくんにキスをして、舌まで入れてしまった。

「ん…ぁふ」
「ぅ…ノア、さん…」

　カイトくんの舌と僕の舌が絡み合って、行き来する。

　そうしてキスの応酬をしながら僕たちはベッドにもつれ込んだ。

「ノアさん……抱いても、いいですか？」
「いいよ…今度は、とびきり優しくしてね」
「っ…はい」

　カイトくんは丁寧な手つきで僕の服に手をかけた。