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一話 可愛いお姫様
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セシリオ・ド・ジューンは王家の血を引く最も尊い貴族、ジューン家の末子として生まれた。
アルファばかりの家族の中生まれたオメガのセシリオはそれはそれは大事に育てられた。
たとえば、セシリオが嫌いな食べ物を残した時は
「あら、セシリオちゃんそれやぁだったの?」
「うん」
「そぉお?じゃあ、これからはもうそれは出させないようにするわね」
こんな感じだ。
もちろん母はいつでもこんな感じなわけではなくて、セシリオの兄や姉に対しては
「食べ物を残すなんて貴族にあるまじきことですわ!」
と言ってちゃんと叱っていた。
母はセシリオを愛していて、それはセシリオも分かっていた。母だけではない、セシリオ以外の家族はみんなアルファで、そのせいなのかは知らないがみんなセシリオを可愛がっていた。
でも、セシリオは兄達と同じように扱われないことが悲しかった。
自分も兄や姉と同じように、叱って欲しい。甘やかされるのは嬉しいけど、それだけじゃ嫌だ。
そんな気持ちが、小さい頃から積もり積もってセシリオが十七歳になるころ……
セシリオは立派なドMに成長していた。
アルファばかりの家族の中生まれたオメガのセシリオはそれはそれは大事に育てられた。
たとえば、セシリオが嫌いな食べ物を残した時は
「あら、セシリオちゃんそれやぁだったの?」
「うん」
「そぉお?じゃあ、これからはもうそれは出させないようにするわね」
こんな感じだ。
もちろん母はいつでもこんな感じなわけではなくて、セシリオの兄や姉に対しては
「食べ物を残すなんて貴族にあるまじきことですわ!」
と言ってちゃんと叱っていた。
母はセシリオを愛していて、それはセシリオも分かっていた。母だけではない、セシリオ以外の家族はみんなアルファで、そのせいなのかは知らないがみんなセシリオを可愛がっていた。
でも、セシリオは兄達と同じように扱われないことが悲しかった。
自分も兄や姉と同じように、叱って欲しい。甘やかされるのは嬉しいけど、それだけじゃ嫌だ。
そんな気持ちが、小さい頃から積もり積もってセシリオが十七歳になるころ……
セシリオは立派なドMに成長していた。
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