クラスメイトと共に異世界に召喚されたので世界平和をめざします

ミジロ

文字の大きさ
65 / 122

第六十話 競技祭8 リベンジ

しおりを挟む

 カンナ「私は名はカンナ!!Eクラスを代表して伝えたいことがあってここに来た!!」

 場所はCクラスの陣地の真ん中でカンナはリナとゴーレムと共にCクラスのリーダーであるサリーの目の前に立っている

 サリー「……貴方たちが一体何の用かしら?」

 リナ「協力してAクラスと一緒に戦いましょう」

 サリー「…………」

 リナの言葉に周りの人は「信じられない」といった表情を浮かべて二人を攻撃しようとするがサリーがそれを引き止める

 サリー「……用件は分かったけど 信用できないわね」

 リナ「それは分かってます でも現状だとCクラスは劣勢なはずです」

 カンナ「いくらシアの防御魔法が優れているとはいってもAクラスの攻撃が続けば突破されるのも時間の問題だと思うけど?」

 サリー「(こいつはシアと知り合いなのか?)確かに長くは持たないかもしれない……でも協力すると言っても貴方達のリーダーに顔も合わせずに信用するのは無理な事は話しですよ」

 ゴーレム「それなら私からお願いします!!」

 ゴーレムが突然喋り出したのでサリーは驚き周りの人はさらに警戒する

 サリー「!? これは驚いたわねそのゴーレムは連絡をとることも可能なのね」

 Cクラスの生徒「でもこれだけじゃ信用できません 適当に話している可能性も……」

 ゴーレム「さっきも聞いたと思うけど貴方達は今守るので精一杯なはずです」

 カンナ「そうだ!!守ってるだけじゃ勝てないぞ」

 Cの生徒「言わせておけば 私達だけでもやれるよ」

 サリー「落ち着きなさい それで?協力してくれるのなら貴方達Eクラスは何をしてくれるのかしら?」

 ゴーレム「それはですね………………というのはどうですか? 悪くない条件のはずです」

 サリー「成る程ね……それなら貴方達に協力しましょうか 全体にEクラスと協力するように伝えなさい」

 サリーが指示をだすと全体に伝える役割をもつ生徒が動いて戦場で戦っているCクラスの生徒にこの事が伝わる

 全員が信用できているわけではなかったが現状を見る限りは増援が必要だと心の奥底で理解していた為Eクラスの生徒に合流して戦い始める

 リナ「賭けが上手くいって良かったね!!」

 カンナ「そうだな 協力が無いと勝てないのは悔しいけどそれだけAクラスが強いって事だからな」

 サリー「貴方達は何をしているの? 喜んでないで速く戦場に行って前線を押し上げてきなさい」

 交渉がうまくいき喜ぶ二人にサリーは指示を出す

 リナ「……了解しました」

 カンナ「早速こき使いやがって……覚えてろよ」

 捨て台詞を吐いたカンナだがその顔は楽しそうにしておりリナと共に戦場へと向かって行った

 サリー「頼んだわよ…………」

 サリーは二人の背中を見て小声でそう呟いて気持ちを整理して状況を確認して指示を出しはじめた


――――――――――――――――――――

 カンナ「シア!! 私達も味方だからちゃんと守って下さいよ」

 シア「はい……分かりました ぐううっ」

 リナ「辛そうだね……早く加勢に行かないと」

 途中で結界を張り攻撃を防ぐシアに出会うがAクラスの攻撃が予想以上に激しく辛そうにしている

 そんなシアを信用し二人は更に奥に進んで最前線に到達するとそこには見慣れた顔があった

 エナ「カンナと……リナじゃん 本当に一緒に戦ってくれるの?」

 カンナ「……そうだね」

 アスフェア(何かあったのかしら?)

 リナ「伝達されてる通り私達Eクラスが攻撃するので防御はお願いします(カンナとエナさんは仲良かったよね? 何かあったのかな?)」

 前線ではエナとアスフェアが攻撃をしているがサブナックが張っている結界を破る事ができずに苦戦している様子が目に入る

 カンナ「……サブナックの結界の中央に少しヒビが入ってるからそこを集中的に攻撃すれば突破できるかも」

 エナ「うん……分かった」

 カンナもいつものようにしてエナと接したつもりではあったがリナとアスフェアは直感ではあるのだが異変を感じている

 カンナ「援護は頼むよ それじゃ行こうか!!」

 リナ「了解!!」

 アスフェア「無理するんじゃないわよー」

 リナとカンナは二人で息を合わせて攻撃を開始しエナとアスフェアは二人に合わせて後ろから援護をする

 カンナやリナの他にもグライス達も同様にしてCクラスの人と連携しながら攻撃を始めた

 最初こそはAクラスが圧倒していたがその他の二クラスが協力する事によって戦線を徐々に押し上げていき最強のAクラスの勇者である上野と寺山もカンナやエナ、シアなどの優秀な魔導士が全力で足止めした結果Aクラスの拠点を奪う事に成功しそのまま時間切れになってしまった


 時間切れによる決着は最も攻め込んでいるクラスが勝利となるが今回は三クラスとも生き残っているので学長の判断によって最も被害が少ないクラスが勝利ということとなりその結果Eクラスが勝者となった

 斉藤の魔物による手数の多さと生き残る事を優先した作戦が上手くいきEクラスの損害は少なくなったと言えるのでこの勝負のMVPは斉藤だといえるだろう


 カンナ「よーし!!リベンジ成功だな」

 リナ「そうだね カリータさんの作戦と斉藤さんのおかげだけど勝てて良かったよ」

 グランドから移動して以前の勝負で負けたAクラスに勝った喜びで全員が喜んでおり盛り上がっている

 カリータ「正々堂々と正面から戦ったとは言えませんけどね……」

 しかしカリータは自分たちの実力だけで勝つ事ができなかったのか納得のいかない様子をみせている

 シドウ「その気持ちも分かるが実際の戦いとなると一番生き残る事が大事だからそんな風にとらえなくていいんだぞ? 俺はむしろ誇れる事だと思うけどな」

 それを見たシドウはカリータに励ましの言葉を送りクラスメイト全員が続けて賞賛の声を送るとカリータは嬉しそうにして照れくさそうにお礼を言う

 シドウ「よーし これで今のところの暫定順位は一位のようだな」

 カリータ「はい」

 グライス「次の融合魔術の戦いに勝てたら優勝が近くなるね」
 
 カリータ「そうですね しかし本当に私なんか……いえ私とカンナさんで力を合わせて全力で戦ってきます!!」

 シドウ「言うようになったじゃないか」

 クラス全員が信頼してカンナとカリータに全てを託している様子をシドウは見守りながら笑っていると実況の声がはいってくる

 実況「次の融合魔術バトルロワイヤルは三十分後に開始されますので出場する代表の生徒は準備をしておいて下さい」

 シドウ「だそうだ さっきの戦いでカンナは特に疲れているかもしれんがこの時間でリラックスしておくんだ」

 カンナ「三十分もあれば充分ですよ……あっ!!先生あれ持ってますか?」

 シドウ「薬の事か?良いアイディアだな 少し待ってろ」

 シドウは一旦会場を後にしてすぐに戻りカンナとカリータにゼミの特訓の後にいつも渡していた疲労回復薬を渡しそれを受け取った二人はそれを飲み干す

 周りの皆も不思議そうに見つめているが説明するとその薬の効果を聞いた全員がシドウの事を褒め出す

 シドウ「辞めてくれ お前らにそんな感じで見られると変な気分になっちまう」

 今までに向けられたことのない眼差しを向けられたシドウはおかしな気分になり教え子に文句を言うとその教え子達からは特大のブーイングが飛び出して盛り上がっている

 カンナとカリータは賑やかな様子を見ながらもリナと少しだけ話した後に控室へと向かって行った

 

 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

娘を返せ〜誘拐された娘を取り返すため、父は異世界に渡る

ほりとくち
ファンタジー
突然現れた魔法陣が、あの日娘を連れ去った。 異世界に誘拐されてしまったらしい娘を取り戻すため、父は自ら異世界へ渡ることを決意する。 一体誰が、何の目的で娘を連れ去ったのか。 娘とともに再び日本へ戻ることはできるのか。 そもそも父は、異世界へ足を運ぶことができるのか。 異世界召喚の秘密を知る謎多き少年。 娘を失ったショックで、精神が幼児化してしまった妻。 そして父にまったく懐かず、娘と母にだけ甘えるペットの黒猫。 3人と1匹の冒険が、今始まる。 ※小説家になろうでも投稿しています ※フォロー・感想・いいね等頂けると歓喜します!  よろしくお願いします!

「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~

あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。 彼は気づいたら異世界にいた。 その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。 科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。

スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~

うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」  これしかないと思った!   自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。  奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。  得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。  直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。  このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。  そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。  アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。  助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。

祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活

空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。 最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。 ――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に…… どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。 顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。 魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。 こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す―― ※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。

特に呼ばれた記憶は無いが、異世界に来てサーセン。

黄玉八重
ファンタジー
水無月宗八は意識を取り戻した。 そこは誰もいない大きい部屋で、どうやら異世界召喚に遭ったようだ。 しかし姫様が「ようこそ!」って出迎えてくれないわ、不審者扱いされるわ、勇者は1ヶ月前に旅立ってらしいし、じゃあ俺は何で召喚されたの? 優しい水の国アスペラルダの方々に触れながら、 冒険者家業で地力を付けながら、 訪れた異世界に潜む問題に自分で飛び込んでいく。 勇者ではありません。 召喚されたのかも迷い込んだのかもわかりません。 でも、優しい異世界への恩返しになれば・・・。

【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~

石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。 ありがとうございます 主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。 転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。 ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。 『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。 ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする 「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。

40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私 とうとうキレてしまいました なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが 飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした…… スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます

処理中です...