7 / 34
茶番編
ゴミ!
しおりを挟む
「さぁ、ゲームメイキィーングの時間だ……」
俺は城のある一室に閉じこもり、【創造主】の能力によって作り出されたこの世界の箱庭に手を置いた。
随分と退屈な世界だな……。
世界の構成は単純な三つのエリアに区切られていた。
第一エリア、草原。草原のエリアにはこの城の持ち主の名前からとられたであろうナイヴィス城、黒水晶の魔洞窟、散らばった街や村、そして市場キャラバンが点在しているのみだ。
第二エリア……これが難点だ。砂漠地帯になっているため、人間の生命活動や文明が一切確認することが出来ない。
いっそ現実世界で死んだ男共をここに転移しようか……。
そう考えれば魔改造が一番必要なのはここかもしれないな。
第三エリア、魔王の城周辺だ……。しかし、どうだ?力を与えたはずの魔王は愚鈍にも自分の城を拡張することしか出来ていないようだ。
まったく周りの魔物のステータスが伸びていない。
「おいおい....何してんだよ....」
で、魔王にはモンスター配置の能力も与えたんだけど.....どうなったかな......?
トロール、スライム、ゴーレム、黒魔道士……RPGならば有能な敵キャラをこんな砂漠地帯との境目に配置している。
誰がこんな辺鄙な場所通るんだよ.....。
「はあ.....つっかえねーな......」
と、その時、黒魔道士の表記が赤く変化しているのに気づいた。
《瀕死状態》
おい!!黒魔道士なんて、今にも倒れそうじゃねーか!死ぬぞこいつ!!
「あ……」
黒魔道士はその場に倒れ込み、魔力が水分とともに蒸発していく。
黒魔道士の詳しい症状について調べるため、箱庭からステータスを表示すると《脱水症状》という状態異常が数秒続いた後、《死亡》に移行した。
短く舌打ちをする。
「見込み違いだったか……。無能もいいとこだな。魔王を名乗ってるくせに、世界を弄る事も出来ないゴミが……」
背後の扉を一瞥すると、微少な生命力を数個感知した。
こいつらもゲームに使えねえかな?
俺はいいことを思いつき、箱庭に目を向ける。
やはり天才だったようだ俺は……。
「おい!!お前らこい!!」
「は!なんでしょう王子!」
「ピエロォ!」
選別合格者の数人が集まったな……。大臣、人間にしては強そうな兵士、女騎士。
さて、始めるか。
向かい合った大臣の頭を手で抑えつける。
「な、何を!?」
「じっとしてろ……痛くはしねーよ!ハハハハハハハハハ!!」
まずは【コピー】を発動。記憶情報と魔力、生命力、及びその他もろもろを全て同じ生命体を作り上げる。
そして、次に【書き換え】。情報を上方修正。普通のゲームだったらかなり文句を言われるレベルだ。
最後に【創造主】。これで作り出したゲームにその偽物を放り投げる。
「王子……今の魔法は一体!?」
「魔法じゃねーよ。これはシステムを創ってるんだ。さて、まずは魔王とボードゲームでもして遊ぼうか?」
そして窓の外を指差して先程と同じ工程を繰り返す。
「そこのお前もな!!」
「ば、馬鹿な!?何故、道化師風情が私の【陰魔法】を見破った……?」
魔王の手下?っぽいやつ。
【闇の魔法使い】という表記が頭の中にぼうっと浮かび上がる。
俺はスパイを見破った。
「そんなことをお前に言うような筋合いは無い。オリジナルはもういらねーし消しちゃおーっと!」
「わーいたいー!やられたー!」
はい、【瞬殺】
技術が上達したのかわからないが敵は何の叫び声も上げずに消える。
さて、宣戦布告でもするか。
「ハロー!!魔王君?聞こえるかな!ゲームで遊ぼう、俺は暇なんだ。いつも一人だから……ね」
ハハハッ!
俺は城のある一室に閉じこもり、【創造主】の能力によって作り出されたこの世界の箱庭に手を置いた。
随分と退屈な世界だな……。
世界の構成は単純な三つのエリアに区切られていた。
第一エリア、草原。草原のエリアにはこの城の持ち主の名前からとられたであろうナイヴィス城、黒水晶の魔洞窟、散らばった街や村、そして市場キャラバンが点在しているのみだ。
第二エリア……これが難点だ。砂漠地帯になっているため、人間の生命活動や文明が一切確認することが出来ない。
いっそ現実世界で死んだ男共をここに転移しようか……。
そう考えれば魔改造が一番必要なのはここかもしれないな。
第三エリア、魔王の城周辺だ……。しかし、どうだ?力を与えたはずの魔王は愚鈍にも自分の城を拡張することしか出来ていないようだ。
まったく周りの魔物のステータスが伸びていない。
「おいおい....何してんだよ....」
で、魔王にはモンスター配置の能力も与えたんだけど.....どうなったかな......?
トロール、スライム、ゴーレム、黒魔道士……RPGならば有能な敵キャラをこんな砂漠地帯との境目に配置している。
誰がこんな辺鄙な場所通るんだよ.....。
「はあ.....つっかえねーな......」
と、その時、黒魔道士の表記が赤く変化しているのに気づいた。
《瀕死状態》
おい!!黒魔道士なんて、今にも倒れそうじゃねーか!死ぬぞこいつ!!
「あ……」
黒魔道士はその場に倒れ込み、魔力が水分とともに蒸発していく。
黒魔道士の詳しい症状について調べるため、箱庭からステータスを表示すると《脱水症状》という状態異常が数秒続いた後、《死亡》に移行した。
短く舌打ちをする。
「見込み違いだったか……。無能もいいとこだな。魔王を名乗ってるくせに、世界を弄る事も出来ないゴミが……」
背後の扉を一瞥すると、微少な生命力を数個感知した。
こいつらもゲームに使えねえかな?
俺はいいことを思いつき、箱庭に目を向ける。
やはり天才だったようだ俺は……。
「おい!!お前らこい!!」
「は!なんでしょう王子!」
「ピエロォ!」
選別合格者の数人が集まったな……。大臣、人間にしては強そうな兵士、女騎士。
さて、始めるか。
向かい合った大臣の頭を手で抑えつける。
「な、何を!?」
「じっとしてろ……痛くはしねーよ!ハハハハハハハハハ!!」
まずは【コピー】を発動。記憶情報と魔力、生命力、及びその他もろもろを全て同じ生命体を作り上げる。
そして、次に【書き換え】。情報を上方修正。普通のゲームだったらかなり文句を言われるレベルだ。
最後に【創造主】。これで作り出したゲームにその偽物を放り投げる。
「王子……今の魔法は一体!?」
「魔法じゃねーよ。これはシステムを創ってるんだ。さて、まずは魔王とボードゲームでもして遊ぼうか?」
そして窓の外を指差して先程と同じ工程を繰り返す。
「そこのお前もな!!」
「ば、馬鹿な!?何故、道化師風情が私の【陰魔法】を見破った……?」
魔王の手下?っぽいやつ。
【闇の魔法使い】という表記が頭の中にぼうっと浮かび上がる。
俺はスパイを見破った。
「そんなことをお前に言うような筋合いは無い。オリジナルはもういらねーし消しちゃおーっと!」
「わーいたいー!やられたー!」
はい、【瞬殺】
技術が上達したのかわからないが敵は何の叫び声も上げずに消える。
さて、宣戦布告でもするか。
「ハロー!!魔王君?聞こえるかな!ゲームで遊ぼう、俺は暇なんだ。いつも一人だから……ね」
ハハハッ!
0
あなたにおすすめの小説
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる