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茶番編
終われ!
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俺は魔王軍の最後の城に到達していた。
「長い戦いだったな!それもここまでだ!」
「よくきたなピエロよ。その健闘褒めてやる」
「ぬかすな。俺は異世界チーター。俺がお前ごときに負けるはずがない」
「【絶対死亡魔法】」
なんか聞き覚えのある呪文だ.......。
「あ.....れ.....?」
視野が暗くな.......。
三神明久、この世を去る......。
完
********
「おい!せこいだろお前!それ使うなって言っただろ!」
「は?我せこくないし」
魔王の城に遊びに行くのを思いついたのが一週間前。魔王の城に来たのが三日前である。
魔王、と言ってもこいつ、なかなかのイケメンである。
「それ使ったらつまんねーって言ってんじゃん!」
「我は魔王だぞ。別にいいだろう」
「よくねー!」
俺は違う遊びを提案した。
「あっ、そうだ。ガンシューティングゲームしない?あれ面白いんだけどなぁ」
「なんだそれは?」
「まあみとけって、場所は.....マイハニーの部屋にしよう」
扉を出現させる。んじゃあ、女神の部屋に繋がれぇ!!
「うわぁ!誰ですか!?」
眩しい光が収まると、白い方の女神がいた。
「やあ久々じゃないか、俺のマイハニー!待ち遠しかったぜー!お前に会うのが!!」
「私あなたのことなんて知りません!!」
「んー?つれないなぁ?こいつ見ても同じこと言えんの?」
俺は青いほうの女神を召喚する。
「え、えだまめー!」
「ね、姉さん!?なぜここに!?」
「食べてたはずの枝豆がー!?」
「姉さん、しっかりして!!」
「ハハハハハハ!こいつの記憶に細工をさせてもらったのさ!ついでにお前のパラレルワールドでの記憶を補ってやろう!」
得意のパターン、指パッチンで女神(おれのマイハニー)の記憶を補完してやる。
「どうだ?思い出したか?」
「わ、私は……別の時間軸の私はなんて屑を転移させてしまったの!?」
で、出たー!名言!いつものやつだぁー!
「ハハハハハハ!それでこそマイハニーたぜ!よし、魔王。こいつを倒すのがゲームね」
「ほう?こやつを倒せばいいわけだな?」
「あ、あれだぞ【絶対死亡魔法】は無しにし......」
「【絶対死亡魔法】」
ひ、人の話を聞け!
「いぐ......んうぁ.....あっ.....」
「あっ馬鹿.....あー死んじゃった......」
かわいそうなマイハニーは地面に力無く倒れこむ。
「あちゃあ.....」
「なに?我、なんかまずいことしたか?」
「言わんこっちゃない......もうそれ禁止ね!」
「ええ!?」
「ああ、かわいそうに」
女神は死んでもかわいい顔をしている。なんてもったいないことを......。
「まあ、生き返るからいいんだけどね」
でも、ただ生き返らせるんじゃあ、意味がないからなぁ.......。
「ん?なんだこのボード」
これは以前女神が持っていたボードではないか。なんだかタブレットみたいなやつ。
えーと何?このボードは神である印で.......ほほう、なるほど。
「【コピー】」
早速俺の分を作る。
『アナタハ カミトシテ ニンシキ サレマシタ』
「よし、これでよしと。じゃあ、マイハニー悪いけどお前の分はぶっ壊させてもらうぜ」
女神が持っていたボードを足でへし折る。すると女神が羽織っていた天の羽衣っぽいやつが消えた。
「あ、これで神様じゃなくなっちゃったわけだ。いやぁ、悪いことしたかな?」
全くそうは思わない。
「んじゃ、生き返ってもらうか」
手を叩くと女神が昼寝でもしてたかのように、違和感なく目を開ける。
「あれ.....ここは.....。あれ!?羽衣が無い!私の羽衣!羽衣!!」
「あー、それね。もう君神様じゃ無いんだってさ。俺がこのボードぶっ壊しちゃったから」
「そ.......そん.......な......ひどい、ひどすぎます......」
凛々しい態度はどこにいったのか、女神は子供のように泣き出した。
「私.....これからどうしていけばいいんですかぁ......!もう神様じゃないなんてぇ.....!」
泣いたら、かわいい顔が台無しだろう。
「あーもう泣かんでくれよ。ほら、まだステッキは残ってるだろ?」
「.......あ、ほんとだ」
ザコいけどね、そのステッキ。
「あ、そういやぁパン屋はどこいった?」
「ここです!王子さま!」
「よし、よしボードだせ!」
「わかりました!王子さま!」
ペキッ。青いほうも羽衣が消えた。
「はっ......なんか力が衰えたような......」
「ほらお前にはこのステッキ(ザコ)があるだろう?」
「おお!なんですかこれは!すごいですね!力がみなぎってくるような気がします!」
「はあ、それは結構。で、マイハニーは泣き止んでくれた?」
「その.....呼び方、やめてくれませんか......」
「へえ、じゃあなんて呼べばいいわけ?」
「ベ.....ベリザーナ......」
「ベリザーナぁ?ッハハハハハハハ!変な名前!」
「ひ、ひどい......!」
「で、これからどうするわけ?お前もう神じゃ無いんだろ?」
「......わからないです。姉さんもそんな感じですし......」
「まあいいや、俺チーターだし、お前がこのチートくれたわけだし、とりあえず姉と一緒に城でパンでも作っとけ」
「ええ......はあ.....」
まあ、好きにするがいいさ。
「長い戦いだったな!それもここまでだ!」
「よくきたなピエロよ。その健闘褒めてやる」
「ぬかすな。俺は異世界チーター。俺がお前ごときに負けるはずがない」
「【絶対死亡魔法】」
なんか聞き覚えのある呪文だ.......。
「あ.....れ.....?」
視野が暗くな.......。
三神明久、この世を去る......。
完
********
「おい!せこいだろお前!それ使うなって言っただろ!」
「は?我せこくないし」
魔王の城に遊びに行くのを思いついたのが一週間前。魔王の城に来たのが三日前である。
魔王、と言ってもこいつ、なかなかのイケメンである。
「それ使ったらつまんねーって言ってんじゃん!」
「我は魔王だぞ。別にいいだろう」
「よくねー!」
俺は違う遊びを提案した。
「あっ、そうだ。ガンシューティングゲームしない?あれ面白いんだけどなぁ」
「なんだそれは?」
「まあみとけって、場所は.....マイハニーの部屋にしよう」
扉を出現させる。んじゃあ、女神の部屋に繋がれぇ!!
「うわぁ!誰ですか!?」
眩しい光が収まると、白い方の女神がいた。
「やあ久々じゃないか、俺のマイハニー!待ち遠しかったぜー!お前に会うのが!!」
「私あなたのことなんて知りません!!」
「んー?つれないなぁ?こいつ見ても同じこと言えんの?」
俺は青いほうの女神を召喚する。
「え、えだまめー!」
「ね、姉さん!?なぜここに!?」
「食べてたはずの枝豆がー!?」
「姉さん、しっかりして!!」
「ハハハハハハ!こいつの記憶に細工をさせてもらったのさ!ついでにお前のパラレルワールドでの記憶を補ってやろう!」
得意のパターン、指パッチンで女神(おれのマイハニー)の記憶を補完してやる。
「どうだ?思い出したか?」
「わ、私は……別の時間軸の私はなんて屑を転移させてしまったの!?」
で、出たー!名言!いつものやつだぁー!
「ハハハハハハ!それでこそマイハニーたぜ!よし、魔王。こいつを倒すのがゲームね」
「ほう?こやつを倒せばいいわけだな?」
「あ、あれだぞ【絶対死亡魔法】は無しにし......」
「【絶対死亡魔法】」
ひ、人の話を聞け!
「いぐ......んうぁ.....あっ.....」
「あっ馬鹿.....あー死んじゃった......」
かわいそうなマイハニーは地面に力無く倒れこむ。
「あちゃあ.....」
「なに?我、なんかまずいことしたか?」
「言わんこっちゃない......もうそれ禁止ね!」
「ええ!?」
「ああ、かわいそうに」
女神は死んでもかわいい顔をしている。なんてもったいないことを......。
「まあ、生き返るからいいんだけどね」
でも、ただ生き返らせるんじゃあ、意味がないからなぁ.......。
「ん?なんだこのボード」
これは以前女神が持っていたボードではないか。なんだかタブレットみたいなやつ。
えーと何?このボードは神である印で.......ほほう、なるほど。
「【コピー】」
早速俺の分を作る。
『アナタハ カミトシテ ニンシキ サレマシタ』
「よし、これでよしと。じゃあ、マイハニー悪いけどお前の分はぶっ壊させてもらうぜ」
女神が持っていたボードを足でへし折る。すると女神が羽織っていた天の羽衣っぽいやつが消えた。
「あ、これで神様じゃなくなっちゃったわけだ。いやぁ、悪いことしたかな?」
全くそうは思わない。
「んじゃ、生き返ってもらうか」
手を叩くと女神が昼寝でもしてたかのように、違和感なく目を開ける。
「あれ.....ここは.....。あれ!?羽衣が無い!私の羽衣!羽衣!!」
「あー、それね。もう君神様じゃ無いんだってさ。俺がこのボードぶっ壊しちゃったから」
「そ.......そん.......な......ひどい、ひどすぎます......」
凛々しい態度はどこにいったのか、女神は子供のように泣き出した。
「私.....これからどうしていけばいいんですかぁ......!もう神様じゃないなんてぇ.....!」
泣いたら、かわいい顔が台無しだろう。
「あーもう泣かんでくれよ。ほら、まだステッキは残ってるだろ?」
「.......あ、ほんとだ」
ザコいけどね、そのステッキ。
「あ、そういやぁパン屋はどこいった?」
「ここです!王子さま!」
「よし、よしボードだせ!」
「わかりました!王子さま!」
ペキッ。青いほうも羽衣が消えた。
「はっ......なんか力が衰えたような......」
「ほらお前にはこのステッキ(ザコ)があるだろう?」
「おお!なんですかこれは!すごいですね!力がみなぎってくるような気がします!」
「はあ、それは結構。で、マイハニーは泣き止んでくれた?」
「その.....呼び方、やめてくれませんか......」
「へえ、じゃあなんて呼べばいいわけ?」
「ベ.....ベリザーナ......」
「ベリザーナぁ?ッハハハハハハハ!変な名前!」
「ひ、ひどい......!」
「で、これからどうするわけ?お前もう神じゃ無いんだろ?」
「......わからないです。姉さんもそんな感じですし......」
「まあいいや、俺チーターだし、お前がこのチートくれたわけだし、とりあえず姉と一緒に城でパンでも作っとけ」
「ええ......はあ.....」
まあ、好きにするがいいさ。
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