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2・転生令嬢は創作に励みます 後
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◆◇◆
それから三年が経ち、ミレーヌは十六歳になっていた。おしゃれや社交よりも本が好きで、暇さえあれば詩など(と家族は思っている)書いている。ちょっと変わった娘に育った私を、お母さまは少し心配しているらしい。
「あなたもそろそろ年頃なのだから……」
そう言ってあちこちのお宅のお茶会に、私を連れて行こうとする。でも私はオルタンスさまのところを除いては、何かと理由をつけてお断りしていた。だってシャルル以外興味ないんだから、仕方ないじゃない?
そんな暇があるなら、部屋で小説を書いていたほうがよっぽどいい。
そう、私はミレーヌになっても創作を止められなかった。お母さまがもしご覧になったらひっくり返るに違いない。恋も知らない伯爵令嬢が際どいシーンつきの恋愛小説を書いているなんて、まさか想像もつかないだろう。
当たり前だがこの世界にはパソコンなどない。だから、ノートにペンとインクで書くしかないのはちょっと辛かった。けれど物書きの執念おそるべし。私がこれまでどれだけ書いたか、お見せしたいくらいだ。
だって、推しが同じ世界にいるのだ。萌え滾り、妄想が泉のごとく湧き上がってくるのも当然というもの。しかも前世では想像するしかできなかった、ストーリー以前のシャルルなのだ。私が何度天を仰いで鼻血を堪えたか……は、言わぬが花というものだろう。
その日もまた、お母さまのお供でオルタンスさまのところへ伺った。今年のドレスの流行の話になって、従姉妹たちは目の色を変えている。
でもそういうことに興味のない私は、ラボルジェ家の図書室をお借りして、執筆に励んでいたのだった。
ラボルジェ家の図書室は広くて、とても静かだ。遠い記憶にある大学の図書館を思い出させ、自室で書くよりはるかに捗る。没頭していた私は、誰かが入ってきたのに気づかなかった。
「へえ、それは小説?」
「ひゃっ!?」
突然の声に驚いて、ペン先が引っかかる。跳ねたインクがノートに染みをつくった。
慌てて顔を上げると、切れ長の瞳が私の手元をのぞき込んでいる。
「ごめん、驚かせたかい?」
「え、シャルルさま!?」
お茶会で見なかったから、てっきり今日はいないのだと思い込んでいた。着ているものからして、王宮から下がってきたところかもしれない。銀糸の縫取りをした淡い水色の上着が怖いくらい似合って、思わずうっとり見とれてしまう。
するとシャルルは無造作に手を伸ばして、ノートを取り上げた。
「え……? やだシャルルさま、返して!」
伸ばした手を軽く交わし、シャルルはノートの一番前から読んでいく。私の背中を冷たい汗が伝った。
ラッキーなことに、今書いているのはシャルルの話ではない。架空のヒロインがリュシアン王子と出会う話だ。これまた幸いと言おうか、まだ序盤なのでそれらしいシーンもない。そこに安心しつつも、私はおろおろとシャルルを見守った。やはりこの世界においては実在の、しかも王子を主人公に書いているのだから。
「……うん、良く書けてるじゃないか」
半分くらい読んだところで、シャルルが顔をあげた。私を見る目に怒りは感じられず、思わずほっと息を吐く。
「実在の人物をモデルにするのは僕はあまり好きじゃないけど、よく特徴をとらえてることは認めるよ。それに、文章もなかなか上手い」
「……本当?」
まさか褒められると思っていなかった私は、ノートを取り返すことも忘れて聞き返してしまった。
「ああ。失礼な言い方だけど、君にこんな才能があるとは思わなかった。それにしても……」
シャルルは不思議そうに私を見つめる。私はその瞳にまた吸い込まれそうになったけれど、今はそんな場合ではない。
「君はまだ社交の場へ出てもいないのに、どうしてこんなに詳しいんだ? 王宮の中のことも。それに……まるで、王子に会ったことがあるみたいだ」
「……あ、ええと」
咄嗟にどう答えていいか分からなかった。そう、「ミレーヌ」はまだリュシアンや他のキャラに会ったことはない。この小説は、すべて前世でプレイした「ヒミツの恋愛遊戯」の記憶をもとに書いている。とはいえ正直に言ったところで、信じてもらえるわけがない。
でもシャルルは生真面目な顔で、私の答えを待っている。頭の良い彼に、迂闊なことは言えない。
「……お姉さまや、従姉妹たちに教えていただいたんです。リュシアン殿下は素敵な方だから、皆が噂しているの」
「ああ、なるほどね」
合点がいったように頷きかけたシャルルは、途中でまた首をかしげた。
「でも、王子の私室に入ったことのある令嬢なんて、いたかな……?」
「そっ、それは!」
私は慌てて手を振った。
――しまった、まさかお部屋までゲームと同じとは思わなかった……!
どうしよう、さすがにシャルルを納得させる弁解なんてできそうにない。私はやけくそで笑った。
「あは、それは……。私の想像です! 王子さまならきっとこんなお部屋じゃないか……って。じゃあ、私の想像と同じなのね? うわあ、私ってすごいわあ!」
我ながら、わざとらしいことこの上ない。本当に信じてくれたのか甚だ怪しいところだけれど、シャルルはそれ以上追及してこなかった。
何とか関心をそらそうと、私は必死で話題を変える。
「それにしても、シャルルさま。貴方、読むの早いのね。もしかして、すごく本を読まれるの?」
「ヒミツの恋愛遊戯」のシャルルは読書好きということになっていて、スチルでも本を抱えていたりする。果たしてシャルルは嬉しそうに頷いた。
「ああ、時間があればたいてい本を読むことにしてるよ。……もしかして君も、本を読むのかい?」
「ええ、本は好きよ」
内心ほっとしながら、いくつかタイトルを挙げてみる。
シャルルはかなり驚いたようだ。実際この世界の貴族のご令嬢は、花嫁修業に忙しくてあまり本など読まないものだから無理もない。まあ、だからこそお母さまは、私を心配するのだけれど。
「意外だな。そんなに本を読む女の子がいるとは思わなかった。そうか、だからあれだけの文章が書けるんだね」
「え……本当にそう思う、シャルルさま?」
そういえばこの世界に来て、誰かに書いたものを読んでもらったのは初めてだ。この世界には当然ながら同人誌も投稿サイトもない。正直に言うと、私は誰かに読んでもらいたかった。感想が欲しかったのだ。
話題をそらそうとしたことも忘れ、私は胸をどきどきさせてシャルルに聞いた。
するとシャルルはにっこり笑った。額にかかったプラチナブロンドが揺れる。
「ああ、とても面白いよ」
――ああ、出た! スチルと同じ笑顔!
ゲームではヒロインにしか見せない、屈託のない笑顔だ。スチルになかったシャルルの笑顔が見られるなんて、役得と言っていいかしら。しかも生だ。さすが三次元は威力が違う……!
おまけに私の小説を「面白い」って言ってくれた!
思わず蕩けかけた私は、シャルルの次の一言ではっと我にかえった。
「続きを読んでいい? それにもし、他にも書いたものがあるのなら……」
「ないです!」
私は間髪入れずに首を振った。
言えない。三冊組のシャルル本があるなんて。しかもどえろいシーンもあるなんて、絶対に、口が裂けても言えるわけがない。
シャルルは訝しげに首をかしげたけれど、それでもノートを最後まで読んだ。念のためヒーローの名は変えるよう薦められたけれど、書くなとも言わなかった。
それからこれまで読んだ本の感想を聞かれた。シャルルは当然私よりたくさんの本を読んでいて、次に何を読んだらいいか教えてくれる。
さすが本の虫同士だ。夢中になって話しているうちに、いつの間にかすっかり日が暮れていた。私を探しに来たオルタンスさまが、二人の様子を見て驚いていた。
それから三年が経ち、ミレーヌは十六歳になっていた。おしゃれや社交よりも本が好きで、暇さえあれば詩など(と家族は思っている)書いている。ちょっと変わった娘に育った私を、お母さまは少し心配しているらしい。
「あなたもそろそろ年頃なのだから……」
そう言ってあちこちのお宅のお茶会に、私を連れて行こうとする。でも私はオルタンスさまのところを除いては、何かと理由をつけてお断りしていた。だってシャルル以外興味ないんだから、仕方ないじゃない?
そんな暇があるなら、部屋で小説を書いていたほうがよっぽどいい。
そう、私はミレーヌになっても創作を止められなかった。お母さまがもしご覧になったらひっくり返るに違いない。恋も知らない伯爵令嬢が際どいシーンつきの恋愛小説を書いているなんて、まさか想像もつかないだろう。
当たり前だがこの世界にはパソコンなどない。だから、ノートにペンとインクで書くしかないのはちょっと辛かった。けれど物書きの執念おそるべし。私がこれまでどれだけ書いたか、お見せしたいくらいだ。
だって、推しが同じ世界にいるのだ。萌え滾り、妄想が泉のごとく湧き上がってくるのも当然というもの。しかも前世では想像するしかできなかった、ストーリー以前のシャルルなのだ。私が何度天を仰いで鼻血を堪えたか……は、言わぬが花というものだろう。
その日もまた、お母さまのお供でオルタンスさまのところへ伺った。今年のドレスの流行の話になって、従姉妹たちは目の色を変えている。
でもそういうことに興味のない私は、ラボルジェ家の図書室をお借りして、執筆に励んでいたのだった。
ラボルジェ家の図書室は広くて、とても静かだ。遠い記憶にある大学の図書館を思い出させ、自室で書くよりはるかに捗る。没頭していた私は、誰かが入ってきたのに気づかなかった。
「へえ、それは小説?」
「ひゃっ!?」
突然の声に驚いて、ペン先が引っかかる。跳ねたインクがノートに染みをつくった。
慌てて顔を上げると、切れ長の瞳が私の手元をのぞき込んでいる。
「ごめん、驚かせたかい?」
「え、シャルルさま!?」
お茶会で見なかったから、てっきり今日はいないのだと思い込んでいた。着ているものからして、王宮から下がってきたところかもしれない。銀糸の縫取りをした淡い水色の上着が怖いくらい似合って、思わずうっとり見とれてしまう。
するとシャルルは無造作に手を伸ばして、ノートを取り上げた。
「え……? やだシャルルさま、返して!」
伸ばした手を軽く交わし、シャルルはノートの一番前から読んでいく。私の背中を冷たい汗が伝った。
ラッキーなことに、今書いているのはシャルルの話ではない。架空のヒロインがリュシアン王子と出会う話だ。これまた幸いと言おうか、まだ序盤なのでそれらしいシーンもない。そこに安心しつつも、私はおろおろとシャルルを見守った。やはりこの世界においては実在の、しかも王子を主人公に書いているのだから。
「……うん、良く書けてるじゃないか」
半分くらい読んだところで、シャルルが顔をあげた。私を見る目に怒りは感じられず、思わずほっと息を吐く。
「実在の人物をモデルにするのは僕はあまり好きじゃないけど、よく特徴をとらえてることは認めるよ。それに、文章もなかなか上手い」
「……本当?」
まさか褒められると思っていなかった私は、ノートを取り返すことも忘れて聞き返してしまった。
「ああ。失礼な言い方だけど、君にこんな才能があるとは思わなかった。それにしても……」
シャルルは不思議そうに私を見つめる。私はその瞳にまた吸い込まれそうになったけれど、今はそんな場合ではない。
「君はまだ社交の場へ出てもいないのに、どうしてこんなに詳しいんだ? 王宮の中のことも。それに……まるで、王子に会ったことがあるみたいだ」
「……あ、ええと」
咄嗟にどう答えていいか分からなかった。そう、「ミレーヌ」はまだリュシアンや他のキャラに会ったことはない。この小説は、すべて前世でプレイした「ヒミツの恋愛遊戯」の記憶をもとに書いている。とはいえ正直に言ったところで、信じてもらえるわけがない。
でもシャルルは生真面目な顔で、私の答えを待っている。頭の良い彼に、迂闊なことは言えない。
「……お姉さまや、従姉妹たちに教えていただいたんです。リュシアン殿下は素敵な方だから、皆が噂しているの」
「ああ、なるほどね」
合点がいったように頷きかけたシャルルは、途中でまた首をかしげた。
「でも、王子の私室に入ったことのある令嬢なんて、いたかな……?」
「そっ、それは!」
私は慌てて手を振った。
――しまった、まさかお部屋までゲームと同じとは思わなかった……!
どうしよう、さすがにシャルルを納得させる弁解なんてできそうにない。私はやけくそで笑った。
「あは、それは……。私の想像です! 王子さまならきっとこんなお部屋じゃないか……って。じゃあ、私の想像と同じなのね? うわあ、私ってすごいわあ!」
我ながら、わざとらしいことこの上ない。本当に信じてくれたのか甚だ怪しいところだけれど、シャルルはそれ以上追及してこなかった。
何とか関心をそらそうと、私は必死で話題を変える。
「それにしても、シャルルさま。貴方、読むの早いのね。もしかして、すごく本を読まれるの?」
「ヒミツの恋愛遊戯」のシャルルは読書好きということになっていて、スチルでも本を抱えていたりする。果たしてシャルルは嬉しそうに頷いた。
「ああ、時間があればたいてい本を読むことにしてるよ。……もしかして君も、本を読むのかい?」
「ええ、本は好きよ」
内心ほっとしながら、いくつかタイトルを挙げてみる。
シャルルはかなり驚いたようだ。実際この世界の貴族のご令嬢は、花嫁修業に忙しくてあまり本など読まないものだから無理もない。まあ、だからこそお母さまは、私を心配するのだけれど。
「意外だな。そんなに本を読む女の子がいるとは思わなかった。そうか、だからあれだけの文章が書けるんだね」
「え……本当にそう思う、シャルルさま?」
そういえばこの世界に来て、誰かに書いたものを読んでもらったのは初めてだ。この世界には当然ながら同人誌も投稿サイトもない。正直に言うと、私は誰かに読んでもらいたかった。感想が欲しかったのだ。
話題をそらそうとしたことも忘れ、私は胸をどきどきさせてシャルルに聞いた。
するとシャルルはにっこり笑った。額にかかったプラチナブロンドが揺れる。
「ああ、とても面白いよ」
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おまけに私の小説を「面白い」って言ってくれた!
思わず蕩けかけた私は、シャルルの次の一言ではっと我にかえった。
「続きを読んでいい? それにもし、他にも書いたものがあるのなら……」
「ないです!」
私は間髪入れずに首を振った。
言えない。三冊組のシャルル本があるなんて。しかもどえろいシーンもあるなんて、絶対に、口が裂けても言えるわけがない。
シャルルは訝しげに首をかしげたけれど、それでもノートを最後まで読んだ。念のためヒーローの名は変えるよう薦められたけれど、書くなとも言わなかった。
それからこれまで読んだ本の感想を聞かれた。シャルルは当然私よりたくさんの本を読んでいて、次に何を読んだらいいか教えてくれる。
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