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ふぇあとれーど?
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荒野が夕陽に照らされる頃、鳥が待ち合わせのモミの木に姿を現した。
「やあ、待ったかい?」
鳥は陽気な様子だ。
「別にそんなに待ってないよ」
兎は生返事に近い返事をすると、例の箱を取り出した。
すると、鳥も箱を取り出し、それぞれ交換した。
「今日はありがとうな。また今度」
もはやおきまりとも言える挨拶で、兎は足早にその場を去った。
兎は家に帰ると、早速箱を開けてエメラルドを飾ろうと考えた。さっきまで感じていた罪悪感はもうすっかり消えていた。
包みを開けた兎は、一瞬時が止まったように静止した。
「同じ穴のムジナ……か…」
兎は苦笑した。
「やあ、待ったかい?」
鳥は陽気な様子だ。
「別にそんなに待ってないよ」
兎は生返事に近い返事をすると、例の箱を取り出した。
すると、鳥も箱を取り出し、それぞれ交換した。
「今日はありがとうな。また今度」
もはやおきまりとも言える挨拶で、兎は足早にその場を去った。
兎は家に帰ると、早速箱を開けてエメラルドを飾ろうと考えた。さっきまで感じていた罪悪感はもうすっかり消えていた。
包みを開けた兎は、一瞬時が止まったように静止した。
「同じ穴のムジナ……か…」
兎は苦笑した。
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