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03.パートナー
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慎也のげんなりした表情を見ると、本当に面倒臭いみたいだ。
触らぬ神に祟りなし。怒りに触れないよう気を付けようと誓った。
「じゃあ、そろそろ教室に戻った方が良さそうだな。始業のチャイムがもうすぐ鳴る頃だ」
瑞稀が手のひらを上に向けて、空間に握りこぶし程の球体を出現させる。
それは青色で透き通っていて、時計の文字盤で、指針は始業3分前を指していた。
「危ない、時間忘れてた! 戻ろうか。…それにしても変わった魔術だな」
慎也も初めて見る魔法に興味深々だ。
立ち上がり、教室まで歩きながら話すことにした。
「これは無属性の魔術だから、誰にでも出来るよ。応用出来れば、細かい所を組み替えて何にでも使える」
例えば、と手のひらを一度握って時計を消し、もう一度開くと学校の半透明のミニチュアが現れた。
色は青色。
「俺は青が好きだから、この色にしたんだ。半透明にしたのは、その方が幻想的にみえるから」
そう言って、ニイと笑った。
無属性の魔術は誰にでも使う事が出来る。
この世界には5つの属性があり(闇属性は除いて)、それぞれ生まれ持った一つの属性がある。
火の魔術は火属性、風の魔術は風属性の者だけが使えるのだが、無属性の魔術も無数存在する。
例えば瑞稀が使っていた、「浄化」や、詠唱こそしていないが、違う場所に一瞬で移動出来る「転移」という術もこれに当たる。
「瑞稀、色々知ってるんだな」
関心したように慎也が言うと、瑞稀は自重した笑みを見せた。
「小さい頃から本を読むことしかしなかった。魔法書や伝記や小説、暇だったら図書館に行ってたからね。新しい物は何でも試したし、出来ないことは悔しくて何度も挑戦した」
「…聞いてると、総帥が言ってたように、今まで小さな町に潜んでたのが不思議だよ」
「そんな事ないよ。目立つの苦手だし」
慎也は認めざるを得ないと感じた。
瑞稀は組み替えると簡単に言ったが、そう易々と魔術をいじれる人は見た事がない。
真の意味で魔術を理解しなければならないからだ。
触らぬ神に祟りなし。怒りに触れないよう気を付けようと誓った。
「じゃあ、そろそろ教室に戻った方が良さそうだな。始業のチャイムがもうすぐ鳴る頃だ」
瑞稀が手のひらを上に向けて、空間に握りこぶし程の球体を出現させる。
それは青色で透き通っていて、時計の文字盤で、指針は始業3分前を指していた。
「危ない、時間忘れてた! 戻ろうか。…それにしても変わった魔術だな」
慎也も初めて見る魔法に興味深々だ。
立ち上がり、教室まで歩きながら話すことにした。
「これは無属性の魔術だから、誰にでも出来るよ。応用出来れば、細かい所を組み替えて何にでも使える」
例えば、と手のひらを一度握って時計を消し、もう一度開くと学校の半透明のミニチュアが現れた。
色は青色。
「俺は青が好きだから、この色にしたんだ。半透明にしたのは、その方が幻想的にみえるから」
そう言って、ニイと笑った。
無属性の魔術は誰にでも使う事が出来る。
この世界には5つの属性があり(闇属性は除いて)、それぞれ生まれ持った一つの属性がある。
火の魔術は火属性、風の魔術は風属性の者だけが使えるのだが、無属性の魔術も無数存在する。
例えば瑞稀が使っていた、「浄化」や、詠唱こそしていないが、違う場所に一瞬で移動出来る「転移」という術もこれに当たる。
「瑞稀、色々知ってるんだな」
関心したように慎也が言うと、瑞稀は自重した笑みを見せた。
「小さい頃から本を読むことしかしなかった。魔法書や伝記や小説、暇だったら図書館に行ってたからね。新しい物は何でも試したし、出来ないことは悔しくて何度も挑戦した」
「…聞いてると、総帥が言ってたように、今まで小さな町に潜んでたのが不思議だよ」
「そんな事ないよ。目立つの苦手だし」
慎也は認めざるを得ないと感じた。
瑞稀は組み替えると簡単に言ったが、そう易々と魔術をいじれる人は見た事がない。
真の意味で魔術を理解しなければならないからだ。
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