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12.灯りの途絶えぬ一夜 2
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「…慎也、納涼祭の見回りしてるWG団員ってどのくらいいる?」
「確か…20人くらいだったと聞いてるけど」
「その中に、火属性の魔術に詳しい人いる?」
「あ、ああ。呼ぶか?」
瑞稀は慎也の方を見て頷いた。
すぐに慎也は精神感応を使った。
提灯は一定の光を発している。その光源は火ではなく、電気の明るさだと町の住民に聞いていた。
それなのに、この提灯からは微かに火の気配を感じる。
何が仕込まれているのかは分からない。
そして、何がトリガーになるかも不明なので、迂闊に触る事も得策ではない。
慎也と瑞稀は、そう話しながらWGのローブを羽織った。
丁度、その直後に2つの影が現れた。
「千里くん! …と、白虎様だっ!」
小さい方の影は、片手を挙げて近付く。
その斜め後ろには、長身の人物がついていた。
「鬼灯さん、それに飛鳥さん。
お疲れさまです。ーー鬼灯さん、早速ですがこの提灯を」
「了解!」
2人が白虎に会釈をした後、鬼灯は千里に言われた通りに、提灯に向き合った。
「白虎様、どうしてこれに気付いたんです?」
鬼灯とは対極な性格の飛鳥は、愛想のない言い方で白虎に尋ねた。
飛鳥の鋭い視線が白虎に刺さる。
慎也から見ると、それは背筋が凍りそうなものだった。
「リュストルの一員と接触しました。彼の仲間が何かを仕掛けたと教えてくれた」
千里や、提灯を検見する鬼灯も聞いている。
今の説明を聞いて、疑問に思わない筈はなかった。
白虎と言えど、まだ就任して長くはない。
手放しで信用出来るほど、信頼関係は培われてはいないのだ。
「リュストル自ら、情報を?」
「ええ。彼はとても幼稚だ。慌てふためく大人を高みの見物、といったところだと思います」
ーー僕は理解してあげられる。
ヒカリの言っていた言葉が頭をよぎる。
脳をぐちゃぐちゃに掻き回されたような、嫌な気分だ。
リュストルに誘われている事を言わなかったのは、疑われるような不利になる事柄を、敢えて言うべきではないと選択した結果だった。
「それで、相手を見たのですか?」
聞きたいことは山程あるだろう。
前代 白虎殺しの犯人がそこにいる。それも、不老不死という禁忌である身を持って。
その時、話を割って鬼灯が口を開いた。
提灯に翳していた両手を離し、3人の方へ向き直る。
「ーー話の途中でごめんね。分かったよ、中身」
「確か…20人くらいだったと聞いてるけど」
「その中に、火属性の魔術に詳しい人いる?」
「あ、ああ。呼ぶか?」
瑞稀は慎也の方を見て頷いた。
すぐに慎也は精神感応を使った。
提灯は一定の光を発している。その光源は火ではなく、電気の明るさだと町の住民に聞いていた。
それなのに、この提灯からは微かに火の気配を感じる。
何が仕込まれているのかは分からない。
そして、何がトリガーになるかも不明なので、迂闊に触る事も得策ではない。
慎也と瑞稀は、そう話しながらWGのローブを羽織った。
丁度、その直後に2つの影が現れた。
「千里くん! …と、白虎様だっ!」
小さい方の影は、片手を挙げて近付く。
その斜め後ろには、長身の人物がついていた。
「鬼灯さん、それに飛鳥さん。
お疲れさまです。ーー鬼灯さん、早速ですがこの提灯を」
「了解!」
2人が白虎に会釈をした後、鬼灯は千里に言われた通りに、提灯に向き合った。
「白虎様、どうしてこれに気付いたんです?」
鬼灯とは対極な性格の飛鳥は、愛想のない言い方で白虎に尋ねた。
飛鳥の鋭い視線が白虎に刺さる。
慎也から見ると、それは背筋が凍りそうなものだった。
「リュストルの一員と接触しました。彼の仲間が何かを仕掛けたと教えてくれた」
千里や、提灯を検見する鬼灯も聞いている。
今の説明を聞いて、疑問に思わない筈はなかった。
白虎と言えど、まだ就任して長くはない。
手放しで信用出来るほど、信頼関係は培われてはいないのだ。
「リュストル自ら、情報を?」
「ええ。彼はとても幼稚だ。慌てふためく大人を高みの見物、といったところだと思います」
ーー僕は理解してあげられる。
ヒカリの言っていた言葉が頭をよぎる。
脳をぐちゃぐちゃに掻き回されたような、嫌な気分だ。
リュストルに誘われている事を言わなかったのは、疑われるような不利になる事柄を、敢えて言うべきではないと選択した結果だった。
「それで、相手を見たのですか?」
聞きたいことは山程あるだろう。
前代 白虎殺しの犯人がそこにいる。それも、不老不死という禁忌である身を持って。
その時、話を割って鬼灯が口を開いた。
提灯に翳していた両手を離し、3人の方へ向き直る。
「ーー話の途中でごめんね。分かったよ、中身」
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