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変わり果てたあなたへ
熱を出したあの日の思い出
しおりを挟む「咳がけっこうひどいねぇ」
「うん、薬も飲んだのに」
「辛いから小学校はお休みしようかね?」
「うん」
わたしがまだ小学校に入学したばかりのことだったと思う。
お母さんが私の熱いおでこに手を当てて困ったように微笑む。
お母さんの手は、幼いわたしの小さなおでこをすっぽりと包み込んでしまう。
「お母さん。アイスたべたい」
風邪で休むくせにわがままを言ってみる。
部屋を出て行く後ろ姿のままでお母さんは、「はいはい」と返事をした。
そしてすぐにコンビニで甘いバニラのアイスを買ってきてくれたようで、「特別だよ。早く風邪治るといいね」と言って
私のベッドのそばに腰掛けながら、ゆっくりと食べさせてくれたんだ。
他にもあったようなきがするけれど
今、思い出せる、これが私の1番幸せだったときの思い出。
fin
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