「はじまりの村」はってんのすすめ

つんこ

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野々村

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俺は昨日のことなどなかったかのように、ウェイトレスの目の前に座った。
「今日の夕飯は何だろうな~?ここの食事は美味しいからなぁ~。待ちきれないぜまったく」
「・・・・」
「きっとご飯を作る人が綺麗だから、ご飯も美味しくなるんだろうな~」
「・・・・・」
「うん!きっと顔だけじゃなくて心も綺麗だ!きっとそうだ!だからあんなに美味いんだ!」
「・・・・・・」
「あれ?ナナちゃんなんか変わった?髪型じゃないし、化粧はしてないし、なんだか昨日より綺麗になった気がする」
「・・・・・・・」
「あっ!分かった!おっぱいおっきくn」
「う、うるさーい!」
「ようやく話してくれる気になったかい?」
「もう!なんなんですか!」
「いやぁ。昨日の事を謝りたくてね」
「昨日の事って何の事ですか?」
ぐっ、こいつぁマジだ。マジで怒ってらっしゃる。
「え、え~っとぉ。ほらぁ。お酒を飲んじゃって..」
「お酒を飲みましたね。6も!」
「そ、そうだね」
「それで!ですか!?」
「いやその...昨日は、君に大変失礼な事を..」
「さっきもおっぱいの話したでしょ!全然反省してないじゃないですか!私まだセブンティーン17ですよセブンティーン!そんな幼気な女の子に何してくれてるんですか!この変態!」
変態..変態..変態..変態..変態..変態..
頭の中でその言葉が反響した。
辛い...年下に怒られることがこれほど辛いとは...。
「ぐ、ぐうぅぅ」
「”大人”でしょ?ちゃんと謝辞くらいできますよね?」
「ぐうううぅぅぅぅぅぅ」
彼女は足と腕を組み、俺の謝罪を待っている。
”大人”であることを建前に取られると、こうまで追い込まれるとは...
「・・・・・」

「大人の社会人として、ご指摘を真摯に受け止めて、エー、私としては、アノー、どこかで折り合いをつけなければ、アノー、大人じゃないと思うんですよ。ですから、アノー、私はソノ、冒険者並びに大人であるというズズッ、立場でありながらハ、クッ、17歳の少女に対して大変しつムフゥ、失礼な事をしてしまって、ズズッ、セクハラセフッムフゥカハツドホフィの、報告のホホ、ネェ、折り合いをつけるっていうハァハァことで、もう一生懸命ホントにハァハァ…この村の少子化問題・高齢ヘヘヘハハハハアアアア!!↑↑高齢者問題はぁ…グズッ…はじまりの村ニートゥッハッハッハッハッハアアアアァァ↑はじまりの村のみンゥッハー↑ グズッはじまりの村のみな らずぅう!!…世界の問題やないですか!! …そういう問題ホォホッホー!  解決シタイガ為ニィ! 俺ハネェ! ウハハハハァァァ! 誰がネェ! 「ダデニ転生シデモ! オンナジヤオンナジヤ」オモテェー! ンァッ↑ハッハッハッハーwwwwwwア゛ン!! ズゥーット投ヒョーシテ来タンですわ! せやけど変ワレヘンカラァ、ソレヤッタラァ私ガァッ!! …ハァハァ…ハァッ、立候補してぇ、文字通りぃ! ゥンハハァン!!↑↑ 命がけでッヘッヘエエェエェエエイ↑↑↑↑ア゛ァアン!!!」

「何言ってるのか全っ全分からん」

「ナナちゃんァ、アダダニハワカランデショウネエ! …平々凡々としたぁ、レストランを経営してぇ、本当に、「誰が転生しても一緒や。誰が、転生しても」じゃあ、俺がぁ! 立候補してぇ! 「この世の中をォンフンフンッハ、コノ、コノヨァアアアアアアアアア↑↑↑アァン!!!!!! アゥッアゥオゥウア゛アアアアアアアアアアアアアーーーゥアン! コノニホォァゥァゥ……ア゛ー! コノヨノナカヲ… ウッ…ガエダイ!」コノ一心デェ …ハァハァ…一生懸命訴えてぇ、…縁もゆかりも無いこの地で、やっと!冒険者に!!なったんですぅ!!!」
(バンバンバン←机を叩く音)

「…ですからナナちゃんのぉ、ご指摘ヲォ、ナナちゃんの、ご指摘トォ、受け止めてヘハッハァハアアアッアハァアアアア…アハァア゙ア゙ア゙ア゙アアァアァアァ…、ご指テギドォ受け止めデェ、ズズッ…アアアアハハアアハアアご指摘と、受け止めてぇ」

「わーかった!分からんけど分かったからもう辞めて!!こっちが!こっちが恥ずかしくて堪らないから!!!」

「ほ、ホントゥ?」

「何も意味理解できなかったけど許すから!昨日の事は許すからバンバン机叩きながら喚くの辞めて!オーナーめっちゃこっち見てるじゃん!」

「ア、ありがとヘッヘエエェエェエエイ↑↑↑↑」

「辞めてってばーーーー><」

『敗戦国の末路じゃな』
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