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『夏木とスクールデイズ?』
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『夏木とスクールデイズ?』
「どうしたの? どこか痛い?」
ムリな姿勢で色々としていたからか?
いや、もしかして。
「実は……ボクなんかとするのイヤだった?」
「ち、ちがうっ、そうじゃない! ……ワリィ、泣くつもりなんて……ぐすっ……」
良かった、そうじゃなかったみたいだ。
しかし涙は止まらない。
「お、落ち着いて? ゆっくり……深呼吸……と、ちょっと場所、変えようか?」
トイレの中で深呼吸もないだろう。
「行こう」
「う、うん」
オレは夏木さんに制服を渡し、着替えるのを待ってトイレから出た。
とはいえ他にいい場所にもないし、閉門時間もせまっている。
校門前まで来て、さて、どうしたものかと考えていたら。
「宮城」
「ん?」
手をひかれるままだった夏木さんが声をかけてきた。
「今日、時間まだあるか?」
「ボクは帰ってもする事ないから、ぜんぜん大丈夫だけど?」
前世なら、帰宅後は夜のオナニーの為にネットをかけずりまわっていただろう。
だがあの頃の飢えた戦士だったオレはもう死んだ。
なんて郷愁にふけっていると夏木さんがオレの手に触れる。
「なら……アタシの家にこないか?」
「え?」
「アタシの家、この近くなんだ。今日は母さんもいない」
自宅へのお誘い。
そして親御さんもいない。
と、くると?
「さっき言ってた事、本気なら……今夜抱いてくれよ」
「……」
この世界において男は少ない。
それはつまり政治や社会的立場においても女性主体、女性主導だという事は、こっちの世界に来て日は短いながらもニュースなどで感じていた。
もちろん性的関係も女性上位だし、それは夏木さんのこれまでの会話や態度でわかっている。
しかも硬派を謳っている夏木さんであれば、それはますます顕著だろう。
そんな夏木さんが。
「抱いて欲しい? 夏木さんがボクを抱く、じゃなくて?」
あえて確認してみる。
ここは女が男を抱く世界だ。
「お前が上でいい、いや、お前が上がいい。アタシは……自分でもどうにかなっちまったのかしらねぇけど……お前のモノになりたいんだ」
スカートを握るようにして手を固くしている夏木さんは、それだけを言ってうつむいてしまった。
「夏木さん……」
一週間と変わらず、この変わりよう。
エッチな魔眼と『絶頂吐精』のコンボの結果だろう。
「これからはなんだってお前の言う事に従うし……その、もっと、おとなしくしろって言うんなら……そうするから。髪とか黒い方がいいなら……そうする」
不良引退宣言までさせてしまった。
恐ろしいまでの効果だが、豹変と言えるほど変化したキッカケはなんだ?
「夏木さん、どうしたの。そんな急に?」
「お前……さっきアタシとするっていったろ?」
「うん」
オレの即答に夏木さんが体を振るわせた。
「いつかそうなると思ってたけどよ……いつもお前は口だけで終わっちまうし……」
「あ、ごめんね」
「い、いや、いいんだ、責めてるとかじゃねぇんだ。だいたいお前のいう事なんでも聞くって言ったのはアタシだし。それによ……」
モジモジと言いにくそうになんる夏木さん。
「アタシも……口でされるのクセになっちまったみたいでさ……」
「うん。それは見ればわかるよ。なんかもうすごいエッチな顔になってるから」
「ッ!? と、ともかく!」
ダンっと足を踏み鳴らす夏木さん。
「とにかく。お前はアタシとする気はないのかなって思ってたんだよ。やっぱりアタシなんて、って気もあったけど……お前は毎日呼び出してくるからワケがわかんなくなってきてさ」
うーん。
……なんか話が重くなってない?
この流れって大丈夫?
オレが望んでるのはお気楽ビッチハーレム生活だよ?
後ろから刺されたりとか、そういう展開はNGだからね?
「どうしたの? どこか痛い?」
ムリな姿勢で色々としていたからか?
いや、もしかして。
「実は……ボクなんかとするのイヤだった?」
「ち、ちがうっ、そうじゃない! ……ワリィ、泣くつもりなんて……ぐすっ……」
良かった、そうじゃなかったみたいだ。
しかし涙は止まらない。
「お、落ち着いて? ゆっくり……深呼吸……と、ちょっと場所、変えようか?」
トイレの中で深呼吸もないだろう。
「行こう」
「う、うん」
オレは夏木さんに制服を渡し、着替えるのを待ってトイレから出た。
とはいえ他にいい場所にもないし、閉門時間もせまっている。
校門前まで来て、さて、どうしたものかと考えていたら。
「宮城」
「ん?」
手をひかれるままだった夏木さんが声をかけてきた。
「今日、時間まだあるか?」
「ボクは帰ってもする事ないから、ぜんぜん大丈夫だけど?」
前世なら、帰宅後は夜のオナニーの為にネットをかけずりまわっていただろう。
だがあの頃の飢えた戦士だったオレはもう死んだ。
なんて郷愁にふけっていると夏木さんがオレの手に触れる。
「なら……アタシの家にこないか?」
「え?」
「アタシの家、この近くなんだ。今日は母さんもいない」
自宅へのお誘い。
そして親御さんもいない。
と、くると?
「さっき言ってた事、本気なら……今夜抱いてくれよ」
「……」
この世界において男は少ない。
それはつまり政治や社会的立場においても女性主体、女性主導だという事は、こっちの世界に来て日は短いながらもニュースなどで感じていた。
もちろん性的関係も女性上位だし、それは夏木さんのこれまでの会話や態度でわかっている。
しかも硬派を謳っている夏木さんであれば、それはますます顕著だろう。
そんな夏木さんが。
「抱いて欲しい? 夏木さんがボクを抱く、じゃなくて?」
あえて確認してみる。
ここは女が男を抱く世界だ。
「お前が上でいい、いや、お前が上がいい。アタシは……自分でもどうにかなっちまったのかしらねぇけど……お前のモノになりたいんだ」
スカートを握るようにして手を固くしている夏木さんは、それだけを言ってうつむいてしまった。
「夏木さん……」
一週間と変わらず、この変わりよう。
エッチな魔眼と『絶頂吐精』のコンボの結果だろう。
「これからはなんだってお前の言う事に従うし……その、もっと、おとなしくしろって言うんなら……そうするから。髪とか黒い方がいいなら……そうする」
不良引退宣言までさせてしまった。
恐ろしいまでの効果だが、豹変と言えるほど変化したキッカケはなんだ?
「夏木さん、どうしたの。そんな急に?」
「お前……さっきアタシとするっていったろ?」
「うん」
オレの即答に夏木さんが体を振るわせた。
「いつかそうなると思ってたけどよ……いつもお前は口だけで終わっちまうし……」
「あ、ごめんね」
「い、いや、いいんだ、責めてるとかじゃねぇんだ。だいたいお前のいう事なんでも聞くって言ったのはアタシだし。それによ……」
モジモジと言いにくそうになんる夏木さん。
「アタシも……口でされるのクセになっちまったみたいでさ……」
「うん。それは見ればわかるよ。なんかもうすごいエッチな顔になってるから」
「ッ!? と、ともかく!」
ダンっと足を踏み鳴らす夏木さん。
「とにかく。お前はアタシとする気はないのかなって思ってたんだよ。やっぱりアタシなんて、って気もあったけど……お前は毎日呼び出してくるからワケがわかんなくなってきてさ」
うーん。
……なんか話が重くなってない?
この流れって大丈夫?
オレが望んでるのはお気楽ビッチハーレム生活だよ?
後ろから刺されたりとか、そういう展開はNGだからね?
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