82 / 437
『冬原の罪悪感と背徳感』
しおりを挟む
『冬原の罪悪感と背徳感』
部屋に入ってまず、先生からは処女ではないがずいぶんと久しぶりだからゆっくりしたい、とお願いされた。
夏木さんとの付き合いで忘れがちだが、この世界は女性主体。
女性がリードするのが当然の世界なので、こういうお願いをする事もけっこう恥ずかしいらしい。
もちろんオレは構わない。
女教師にされるがままとか、どんなご褒美だろうか。
「先生のお好きなようにしてもらっていいですよ」
「そ、そうか」
「ちなみに制服は脱ぎますか?」
オレは学生服のまま、この部屋、つまり先生の部屋にお邪魔していた。
食事のあとてっきりホテルかと思ったら、先生のマンションへ連れ込まれたのだ。
確かに制服でラブホテルは無理だから納得だ。
先生の部屋は、ものすごく綺麗だった。
オシャレでありつつもシックな感じの色調で家具でまとまっている部屋が、これでもかといわんばかりに掃除されており、いたるところピカピカだ。
昨日のムダ毛処理うんぬんは実はウソで、部屋の掃除をしていたんじゃなかろうかと思うほどに。
オレは学生服をなかばまで脱ぎながら、先生の答えを待っている。
「シワになるだろう。脱いだ方がいい」
即答だった。
「着衣エッチとか興味ないんですね? 背徳感がクセになりませんか?」
「いや、罪悪感の方が勝る」
「失礼しました」
むしろ、だからこそ、とオレなら思うんだが。やはり先生は真面目だな。
「じゃあ、先生とも呼ばない方がいいですか?」
学生服を脱ぎながら問いかける。
美少年DKのナマ脱衣をチラチラと見ないフリでシッカリ見ていた先生は、うおっほんっ! と咳払いをした後。
「う……そ、そうだな、今はお姉さんだからな。名前で呼んでくれ」
姉活モードか。
いや、一瞬迷った素振りがあったような?
とりあえず先生の要望に沿う事にしよう。
「なら、美雪さん、でいいですか?」
もしかして下の名で呼ぶこともあるかもと夏木さんの時に学んだので冬原先生の名前も再確認しておいてよかった。
好きだなんだと言っておいて相手の名前も知らないでは話にならない。
「うっ……うお」
オレに名前を呼ばれた先生だが様子がおかしかった。
「おうっ……う、おっ……」
両手で自分を抱きしめて、体の震えをおさえているように見える。
「先生? じゃない、美雪さん? 大丈夫ですか?」
「おっ、おおっ、おふっ……す、すごいな。半裸の教え子から下の名前で呼ばれるというのは、とてもすごいな」
背徳感、バッチリ楽しんでますね。
「でしたら半裸の教え子から全裸の教え子になりましょうか? それとも先生が脱がせますか?」
「お前、本当にどこでそういう事を覚えてくるんだ」
などと言いながら、黒のボクサー一枚になってベッドの前に立っているオレにゆっくりと近づく先生であった。
部屋に入ってまず、先生からは処女ではないがずいぶんと久しぶりだからゆっくりしたい、とお願いされた。
夏木さんとの付き合いで忘れがちだが、この世界は女性主体。
女性がリードするのが当然の世界なので、こういうお願いをする事もけっこう恥ずかしいらしい。
もちろんオレは構わない。
女教師にされるがままとか、どんなご褒美だろうか。
「先生のお好きなようにしてもらっていいですよ」
「そ、そうか」
「ちなみに制服は脱ぎますか?」
オレは学生服のまま、この部屋、つまり先生の部屋にお邪魔していた。
食事のあとてっきりホテルかと思ったら、先生のマンションへ連れ込まれたのだ。
確かに制服でラブホテルは無理だから納得だ。
先生の部屋は、ものすごく綺麗だった。
オシャレでありつつもシックな感じの色調で家具でまとまっている部屋が、これでもかといわんばかりに掃除されており、いたるところピカピカだ。
昨日のムダ毛処理うんぬんは実はウソで、部屋の掃除をしていたんじゃなかろうかと思うほどに。
オレは学生服をなかばまで脱ぎながら、先生の答えを待っている。
「シワになるだろう。脱いだ方がいい」
即答だった。
「着衣エッチとか興味ないんですね? 背徳感がクセになりませんか?」
「いや、罪悪感の方が勝る」
「失礼しました」
むしろ、だからこそ、とオレなら思うんだが。やはり先生は真面目だな。
「じゃあ、先生とも呼ばない方がいいですか?」
学生服を脱ぎながら問いかける。
美少年DKのナマ脱衣をチラチラと見ないフリでシッカリ見ていた先生は、うおっほんっ! と咳払いをした後。
「う……そ、そうだな、今はお姉さんだからな。名前で呼んでくれ」
姉活モードか。
いや、一瞬迷った素振りがあったような?
とりあえず先生の要望に沿う事にしよう。
「なら、美雪さん、でいいですか?」
もしかして下の名で呼ぶこともあるかもと夏木さんの時に学んだので冬原先生の名前も再確認しておいてよかった。
好きだなんだと言っておいて相手の名前も知らないでは話にならない。
「うっ……うお」
オレに名前を呼ばれた先生だが様子がおかしかった。
「おうっ……う、おっ……」
両手で自分を抱きしめて、体の震えをおさえているように見える。
「先生? じゃない、美雪さん? 大丈夫ですか?」
「おっ、おおっ、おふっ……す、すごいな。半裸の教え子から下の名前で呼ばれるというのは、とてもすごいな」
背徳感、バッチリ楽しんでますね。
「でしたら半裸の教え子から全裸の教え子になりましょうか? それとも先生が脱がせますか?」
「お前、本当にどこでそういう事を覚えてくるんだ」
などと言いながら、黒のボクサー一枚になってベッドの前に立っているオレにゆっくりと近づく先生であった。
45
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
貞操逆転世界で出会い系アプリをしたら
普通
恋愛
男性は弱く、女性は強い。この世界ではそれが当たり前。性被害を受けるのは男。そんな世界に生を受けた葉山優は普通に生きてきたが、ある日前世の記憶取り戻す。そこで前世ではこんな風に男女比の偏りもなく、普通に男女が一緒に生活できたことを思い出し、もう一度女性と関わってみようと決意する。
そこで会うのにまだ抵抗がある、優は出会い系アプリを見つける。まずはここでメッセージのやり取りだけでも女性としてから会うことしようと試みるのだった。
少しの間、家から追い出されたら芸能界デビューしてハーレム作ってました。コスプレのせいで。
昼寝部
キャラ文芸
俺、日向真白は義妹と幼馴染の策略により、10月31日のハロウィンの日にコスプレをすることとなった。
その日、コスプレの格好をしたまま少しの間、家を追い出された俺は、仕方なく街を歩いていると読者モデルの出版社で働く人に声をかけられる。
とても困っているようだったので、俺の写真を一枚だけ『読者モデル』に掲載することを了承する。
まさか、その写真がキッカケで芸能界デビューすることになるとは思いもせず……。
これは真白が芸能活動をしながら、義妹や幼馴染、アイドル、女優etcからモテモテとなり、全国の女性たちを魅了するだけのお話し。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について
沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。
かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。
しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。
現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。
その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。
「今日から私、あなたのメイドになります!」
なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!?
謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける!
カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる