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『春日井の羨望』
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『春日井の羨望』
「自分の机でオナニーをする女のおしっこを片付けてくれる男の人なんて、私のこれからの人生で絶対に現れない」
「ま、まぁ、そうかも、ね?」
オレみたいな逆転世界出身でもない限り、女性不信者の多いこの世界では可能性は限りなく低いだろうけども。
「こんな私を気持ち悪いとも言わず、黙っていてくれる宮城君になら私は何でもするわ」
「な、なんでも……」
「ええ、何でも」
何でもする、というあらゆる防御を貫通する言葉をなげかけられ、事の推移の疑問を全て吹き飛ばされそうになる。
とまどっているオレの手をとると、自分のふとももの奥へ奥へといざないオレの右手は春日井さんのふとももの間に強く挟まれた。
すべすべで柔らかい感触と、温かいぬくもりに包まれる。
しかしこの世界で女性が男性に対して色仕掛けというのは基本成り立たない。
つまりこれ。
体で誘惑されてるんじゃなくて、逃がさないようにされてるわけですね。
「私は何でもするセックスフレンドになるから、宮城君にも少しだけ私のお願いを聞いて欲しいの」
「お、お願い?」
まだオレは春日井さんをセフレにする事を承諾していないが、話が先に進んでしまう。
と、とりあえず話だけも聞いておこう
「私、さっき男性とおつきあいする資格がないって言ったでしょう?」
「あ、うん」
「もっと正確に言うと……宮城君に合わせる顔もない女なの」
「だ、だから、昨日の事はもう」
「ごめんなさい。もう一つ謝らなくちゃいけないの」
気にしないで、と言おうとした時、春日井さんは大きくあいたタンクトップの胸元をガバっと下げた。
ほどよいふくらみを包んだハーフカップの黒いブラ。見えている上半球には。
「……あ」
「あの日のアレ、私なの」
そこには三角形をかたどる三つのホクロがあった。
かつて駅からの帰り道でオレに下着姿をサービスしてくれた路上の女神の印がそこにはあった。
しかし以前、コーヒーショップでさりげなく確認した時はなかったはずだ。
「ごめんなさい。宮城君にホクロを見られた後、ずっとファンデーションで隠していたの」
「え、ええと」
急展開の事態に頭が落ち着かない。
「でも……お前みたいな気持ち悪い女、二度と顔を見せるな。そう言ってくれれば、私、すぐに消えるから。学校も辞めるから……」
その一方で春日井さんはオレを涙をためながらそう語る。
学校を辞める、と言われて正気に戻る。
「ま、待って、待って。どういう事なのか聞いてもいい?」
「……聞いてくれるの?」
あまり聞きたくないが、ここで聞かないなんて言えるはずもない。
あの露出狂が春日井さんだったという事も驚きだが、そうなった経緯がわからない。
「……私。変態なの」
教室でカドオナ、お漏らし、そして露出狂。
確かにそうだね、と言いそうになるがぐっとこらえる。
「男の人に見られたくて仕方ないの」
なるほど、無差別に露出する系ではないらしい。
いや、なるほどもへったくれもないが。
「男の人に……興味をもってもらいたかったの。好きになって欲しいなんて望まない、ただ、見てくれる、ただ気にしてくれる、時々でいいから声をかけてくれる。それだけでいいから男の人に見て欲しかったの」
一瞬、方向性はややアブノーマルだがエッチな方面に話が進んだと多期待したのに、やっぱり重い話になりそうな予感がしますね。
などとプレッシャーを感じつつも、オレは真剣な表情を作って真摯に耳をかたむける。
太ももにはさまれたオレの手にはさらにぎゅうぎゅうと力をこめられていたが、それはオレを逃がさないというよりも、これから話す事への覚悟や決心といったものを感じた。
「私……お父さんがいる子がうらやましかった」
春日井さんはぽつりとそう呟いた。
「自分の机でオナニーをする女のおしっこを片付けてくれる男の人なんて、私のこれからの人生で絶対に現れない」
「ま、まぁ、そうかも、ね?」
オレみたいな逆転世界出身でもない限り、女性不信者の多いこの世界では可能性は限りなく低いだろうけども。
「こんな私を気持ち悪いとも言わず、黙っていてくれる宮城君になら私は何でもするわ」
「な、なんでも……」
「ええ、何でも」
何でもする、というあらゆる防御を貫通する言葉をなげかけられ、事の推移の疑問を全て吹き飛ばされそうになる。
とまどっているオレの手をとると、自分のふとももの奥へ奥へといざないオレの右手は春日井さんのふとももの間に強く挟まれた。
すべすべで柔らかい感触と、温かいぬくもりに包まれる。
しかしこの世界で女性が男性に対して色仕掛けというのは基本成り立たない。
つまりこれ。
体で誘惑されてるんじゃなくて、逃がさないようにされてるわけですね。
「私は何でもするセックスフレンドになるから、宮城君にも少しだけ私のお願いを聞いて欲しいの」
「お、お願い?」
まだオレは春日井さんをセフレにする事を承諾していないが、話が先に進んでしまう。
と、とりあえず話だけも聞いておこう
「私、さっき男性とおつきあいする資格がないって言ったでしょう?」
「あ、うん」
「もっと正確に言うと……宮城君に合わせる顔もない女なの」
「だ、だから、昨日の事はもう」
「ごめんなさい。もう一つ謝らなくちゃいけないの」
気にしないで、と言おうとした時、春日井さんは大きくあいたタンクトップの胸元をガバっと下げた。
ほどよいふくらみを包んだハーフカップの黒いブラ。見えている上半球には。
「……あ」
「あの日のアレ、私なの」
そこには三角形をかたどる三つのホクロがあった。
かつて駅からの帰り道でオレに下着姿をサービスしてくれた路上の女神の印がそこにはあった。
しかし以前、コーヒーショップでさりげなく確認した時はなかったはずだ。
「ごめんなさい。宮城君にホクロを見られた後、ずっとファンデーションで隠していたの」
「え、ええと」
急展開の事態に頭が落ち着かない。
「でも……お前みたいな気持ち悪い女、二度と顔を見せるな。そう言ってくれれば、私、すぐに消えるから。学校も辞めるから……」
その一方で春日井さんはオレを涙をためながらそう語る。
学校を辞める、と言われて正気に戻る。
「ま、待って、待って。どういう事なのか聞いてもいい?」
「……聞いてくれるの?」
あまり聞きたくないが、ここで聞かないなんて言えるはずもない。
あの露出狂が春日井さんだったという事も驚きだが、そうなった経緯がわからない。
「……私。変態なの」
教室でカドオナ、お漏らし、そして露出狂。
確かにそうだね、と言いそうになるがぐっとこらえる。
「男の人に見られたくて仕方ないの」
なるほど、無差別に露出する系ではないらしい。
いや、なるほどもへったくれもないが。
「男の人に……興味をもってもらいたかったの。好きになって欲しいなんて望まない、ただ、見てくれる、ただ気にしてくれる、時々でいいから声をかけてくれる。それだけでいいから男の人に見て欲しかったの」
一瞬、方向性はややアブノーマルだがエッチな方面に話が進んだと多期待したのに、やっぱり重い話になりそうな予感がしますね。
などとプレッシャーを感じつつも、オレは真剣な表情を作って真摯に耳をかたむける。
太ももにはさまれたオレの手にはさらにぎゅうぎゅうと力をこめられていたが、それはオレを逃がさないというよりも、これから話す事への覚悟や決心といったものを感じた。
「私……お父さんがいる子がうらやましかった」
春日井さんはぽつりとそう呟いた。
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