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独眼竜と三春の姫
愛の決意と政宗の牽制
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愛の決意と政宗の牽制
それから数日もたたないうちに愛は京へと発つ。愛は懐に忍ばせた匕首を握りしめつつ、政宗との約束を思い出していた。
『天下は未だ定まっておりませぬ。
藤次郎様は天地の大義に従って去就をお決めください。
私の身はお案じなさいますな。
匕首を常に懐に持っております。
誓って辱めは受けませぬ。』
そう手紙にしたため、笑顔を残した。その手紙を見た時の政宗の顔を思い出すと胸が締め付けられる。出立する直前、政宗に強く抱きしめられ幸福を感じ、この愛してやまぬ夫の為に生涯をささげると改めて誓ったのだった。そうして、到着した聚楽第の伊達屋敷だったが、情勢は一気に変わる。
甥の秀次に関白の座を譲り、『太閤』と称した秀吉が朝鮮への出兵を決めたのだ。それに伴い政宗も上洛。政宗は伊達家を印象付けるために兵たちに絢爛豪華な装いを纏わせる。京の民は度肝を抜かれこれ以降、派手好きな者を『伊達者』と呼ぶようになったのだった。
さて、政宗の上洛で二人は伊達屋敷で今までにないほど穏やかな生活が始まる。そんなある夏の日、政宗は四条の市で新鮮な瓜やら愛に似合いそうな櫛やらを買い込んだ。実は愛が夏風邪で床に伏せっているからだ。
「愛、入るぞ。」
政宗は返事を待たずに戸を開ける。部屋に入ると、布団からもぞもぞと起き上がる愛。政宗が両手に持った品を見て困った顔をしていた。
「殿、何も…。」
「藤次郎だ。」
「もう…。」
政宗は不機嫌そうに口を尖らせ胡坐をかいて座る。愛は苦笑せざるを得なかった。
「藤次郎様、そのように大量に買い込まなくても…。」
「こうでもせねば、あの女たらしの爺の牽制にならん。」
「前にも申し上げましたが…。」
「ならん!」
「え?」
「俺の子を産む前に死を選ぶなど許さぬ。」
「藤次郎様…。」
政宗の射竦めるような視線に愛はため息をつく。愛の『夏風邪で伏せっている』というのは、太閤からの茶席への招待を断るための仮病。狭い茶室に二人だけでとの誘いは明らかに愛の体目当てであることは明白だった。とはいえ、時の天下人の誘いを断るにもそれなりの理由がなくてはならない。苦肉の策で『夏風邪で伏せっており、床から起き上がれぬ』としたのだった。
ただ、太閤には切れ者の知恵袋・石田治部がいる。仮病と見破らるかもしれないと考えた政宗は傅役であり近習の小十郎に相談し、結果甲斐甲斐しく世話を焼くようにと助言されたのだ。それなのに愛から『そこまでしなくてよい』と言われては政宗が不機嫌になるのは当然だった。死を覚悟してこの屋敷に入ったことを知っているから…。
政宗はもはや堪えることができず、抱き寄せ唇を重ねてる。
「んん…。」
貪るような荒々しい口付けに愛のくぐもった喘ぎが漏れる。だが、政宗は構うことなくその手を不埒に這わせ、寝間着の帯を解きにかかる。それに驚き、愛は体を捩るが如何せん鍛え上げられた政宗に敵うはずもない。胸元を肌蹴られ、その下に隠れた双丘を揉みしだかれる。不意に唇が離れたかと思うと、二人の間を銀の糸が名残惜しげに繋がっている。
「そなたを抱きたい。」
「藤次郎様。」
「ダメか?」
「そのような顔をなさらないでください。」
「?」
「そんな傷ついた顔をなされては拒めるわけないでしょ?」
「愛!!」
「きゃっ!」
愛を押し倒すと、政宗は自身の着物を乱暴に脱ぎ捨て、覆い被さり再び唇を重ねた。そのまま舌を割り込ませ、歯列をなぞり口腔内を蹂躙し愛の舌を絡めとる。観念したのか愛もそれに答え始める。室内には隠微な水音が響く。政宗の手は既に潤い始めた秘所をその骨ばった指で上下になぞる。更にその奥に隠された花芯を探り当て、親指の腹でグリグリと擦る。たまらず愛はビクビクと体を震わせ、政宗の背中を掻き抱き達した。その様子に政宗は満足し目を細める。
朦朧とした中、徐々に焦点が合い始め見えたのは自分を見下ろす欲情に満ちた政宗の瞳だった。愛は両手を伸ばし、右目の眼帯を外すとそこに口づける。それは愛からの最大の愛情表現。普段気にしてない風を装いながらも、母親のお東の方から病で失った右目をまるで化け物でも見るかのように忌み嫌われ、その度に傷ついているのを知っていたから。
【私はそんなことはしない。どんな姿であってもあなたを愛しています。】
そんな思いを込めての口づけ。それは政宗にも伝わっており、優しい微笑みを返してくれる。
「愛…。」
「藤次郎様…。」
「もう我慢できぬ。」
「きて…。」
政宗は一気に押し入った。愛のナカはいつにも増して熱く、そして奥に誘うように蠢き締め付ける。政宗は腹に力を入れながら、ゆるゆると抽挿を始めた。昼間ということもあり、愛は手で口を押え声が漏れぬようにする。その手を政宗は引き剥がし、頭上で縫い止める。
「愛、声を殺すな。」
「で、ですが…。」
「案ずるな。 ここには誰も近づかぬ。」
「え?」
「先ほど、人払いをして俺が呼ぶまで決して近づくなと言ってある。」
「藤次郎様?!」
「其方との房事を誰にも邪魔させぬ、たとえ太閤の命であっても、な。
まして、治部の呼び出しなど歯牙にもかけぬわ。」
政宗の不敵な笑みに愛は目を丸くし、思わず吹き出す。体を繋げているのも忘れて笑い出した愛に政宗は眉を顰める。馬鹿にされたと思ったのか、政宗は一際強く奥を穿った。
「ひゃっ!!」
「俺を笑った罰だ!」
「あぁん…。」
「こうなったら足腰立たぬようにしてくれるわ。」
「そ、それは…。」
政宗は激しく抽挿を繰り返した。その有無を言わせぬ抽挿に愛は翻弄される。最早、その口を突いて出るのは淫らな喘ぎだけ。
そして、肉のぶつかる音に政宗の荒い息遣い、そして、二人の繋がった場所から聞こえる卑猥な水音。それらの全てが愛の官能を引き出す。愛はあっという間に高みへと押し上げられた。だが、政宗は許さなかった。一度、自身を引き抜くと愛の体を反転させ、うつ伏せにする。腰だけを突き出すような格好にすると、後ろから押し入った。
「あぁぁぁぁぁ!!!」
「俺の気が済むまで付き合ってもらうぞ。」
「と、とう、じろ、う、さま…。」
「ふん、俺がどれほど其方を愛してやまぬか教えてやる。」
政宗は愛の腰をしっかりと掴み、逃がすものかと奥を穿つ。久々に味わうその感覚に愛は甲高く啼くしかなかった。与えられる快感を脱がすように敷布を強く握りしめる。そこへ政宗が覆いかぶさり、耳元で囁く。
「愛、もっと乱れていいぞ。」
政宗がフッと笑ったのを感じ取る。きっと、その顔には黒い笑みが浮かんでるに違いない。だが、それを止める術を愛は持ち合わせていない。故にただ啼くことしかできなかった。深く繋がったまま後ろから胸の頂の赤い実を摘ままれ嬲られ、更には蜜に濡れた花芯を弄られる。瞼の裏は白い火花が散り、翻弄される。すぐに高みへと押し上げられ、意識を失う。だが、すぐに揺さぶられ現実へ引き戻されては高みへと押し上げられる。それを何度繰り返したのだろう。漸く政宗がその熱を奥へと解き放った。
「「はぁ、はぁ、はぁ…。」」
室内に乱れた息を整える二人の息遣いが響く。息が整ったところで政宗は愛のナカから力を失った逸物を引き抜く。愛はその感覚に身震いする。政宗は愛の隣に横たわると、右手で抱き寄せた。愛はされるがまま政宗の胸に頭を預ける。
「うぅぅぅ…。」
「大事ないか?」
「起き上がれません。」
「だろうな。 起き上がれぬように抱き潰した。」
「酷い…。」
「其方が悪い。」
「私が?」
「そうだ。」
「俺は其方が赤子を抱く姿を見たい。」
「藤次郎様?」
「だから、死ぬことは許さぬ。」
「で、ですが…。」
愛は不安そうに顔を上げる。だが、政宗の左の瞳は強い決意が見て取れる。政宗の本心を垣間見て愛は嬉しく思いそっと抱きしめる。その日は夕餉も取らずにそのまま泥のように眠ったのだった。
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お読みいただきありがとうございます。
それから数日もたたないうちに愛は京へと発つ。愛は懐に忍ばせた匕首を握りしめつつ、政宗との約束を思い出していた。
『天下は未だ定まっておりませぬ。
藤次郎様は天地の大義に従って去就をお決めください。
私の身はお案じなさいますな。
匕首を常に懐に持っております。
誓って辱めは受けませぬ。』
そう手紙にしたため、笑顔を残した。その手紙を見た時の政宗の顔を思い出すと胸が締め付けられる。出立する直前、政宗に強く抱きしめられ幸福を感じ、この愛してやまぬ夫の為に生涯をささげると改めて誓ったのだった。そうして、到着した聚楽第の伊達屋敷だったが、情勢は一気に変わる。
甥の秀次に関白の座を譲り、『太閤』と称した秀吉が朝鮮への出兵を決めたのだ。それに伴い政宗も上洛。政宗は伊達家を印象付けるために兵たちに絢爛豪華な装いを纏わせる。京の民は度肝を抜かれこれ以降、派手好きな者を『伊達者』と呼ぶようになったのだった。
さて、政宗の上洛で二人は伊達屋敷で今までにないほど穏やかな生活が始まる。そんなある夏の日、政宗は四条の市で新鮮な瓜やら愛に似合いそうな櫛やらを買い込んだ。実は愛が夏風邪で床に伏せっているからだ。
「愛、入るぞ。」
政宗は返事を待たずに戸を開ける。部屋に入ると、布団からもぞもぞと起き上がる愛。政宗が両手に持った品を見て困った顔をしていた。
「殿、何も…。」
「藤次郎だ。」
「もう…。」
政宗は不機嫌そうに口を尖らせ胡坐をかいて座る。愛は苦笑せざるを得なかった。
「藤次郎様、そのように大量に買い込まなくても…。」
「こうでもせねば、あの女たらしの爺の牽制にならん。」
「前にも申し上げましたが…。」
「ならん!」
「え?」
「俺の子を産む前に死を選ぶなど許さぬ。」
「藤次郎様…。」
政宗の射竦めるような視線に愛はため息をつく。愛の『夏風邪で伏せっている』というのは、太閤からの茶席への招待を断るための仮病。狭い茶室に二人だけでとの誘いは明らかに愛の体目当てであることは明白だった。とはいえ、時の天下人の誘いを断るにもそれなりの理由がなくてはならない。苦肉の策で『夏風邪で伏せっており、床から起き上がれぬ』としたのだった。
ただ、太閤には切れ者の知恵袋・石田治部がいる。仮病と見破らるかもしれないと考えた政宗は傅役であり近習の小十郎に相談し、結果甲斐甲斐しく世話を焼くようにと助言されたのだ。それなのに愛から『そこまでしなくてよい』と言われては政宗が不機嫌になるのは当然だった。死を覚悟してこの屋敷に入ったことを知っているから…。
政宗はもはや堪えることができず、抱き寄せ唇を重ねてる。
「んん…。」
貪るような荒々しい口付けに愛のくぐもった喘ぎが漏れる。だが、政宗は構うことなくその手を不埒に這わせ、寝間着の帯を解きにかかる。それに驚き、愛は体を捩るが如何せん鍛え上げられた政宗に敵うはずもない。胸元を肌蹴られ、その下に隠れた双丘を揉みしだかれる。不意に唇が離れたかと思うと、二人の間を銀の糸が名残惜しげに繋がっている。
「そなたを抱きたい。」
「藤次郎様。」
「ダメか?」
「そのような顔をなさらないでください。」
「?」
「そんな傷ついた顔をなされては拒めるわけないでしょ?」
「愛!!」
「きゃっ!」
愛を押し倒すと、政宗は自身の着物を乱暴に脱ぎ捨て、覆い被さり再び唇を重ねた。そのまま舌を割り込ませ、歯列をなぞり口腔内を蹂躙し愛の舌を絡めとる。観念したのか愛もそれに答え始める。室内には隠微な水音が響く。政宗の手は既に潤い始めた秘所をその骨ばった指で上下になぞる。更にその奥に隠された花芯を探り当て、親指の腹でグリグリと擦る。たまらず愛はビクビクと体を震わせ、政宗の背中を掻き抱き達した。その様子に政宗は満足し目を細める。
朦朧とした中、徐々に焦点が合い始め見えたのは自分を見下ろす欲情に満ちた政宗の瞳だった。愛は両手を伸ばし、右目の眼帯を外すとそこに口づける。それは愛からの最大の愛情表現。普段気にしてない風を装いながらも、母親のお東の方から病で失った右目をまるで化け物でも見るかのように忌み嫌われ、その度に傷ついているのを知っていたから。
【私はそんなことはしない。どんな姿であってもあなたを愛しています。】
そんな思いを込めての口づけ。それは政宗にも伝わっており、優しい微笑みを返してくれる。
「愛…。」
「藤次郎様…。」
「もう我慢できぬ。」
「きて…。」
政宗は一気に押し入った。愛のナカはいつにも増して熱く、そして奥に誘うように蠢き締め付ける。政宗は腹に力を入れながら、ゆるゆると抽挿を始めた。昼間ということもあり、愛は手で口を押え声が漏れぬようにする。その手を政宗は引き剥がし、頭上で縫い止める。
「愛、声を殺すな。」
「で、ですが…。」
「案ずるな。 ここには誰も近づかぬ。」
「え?」
「先ほど、人払いをして俺が呼ぶまで決して近づくなと言ってある。」
「藤次郎様?!」
「其方との房事を誰にも邪魔させぬ、たとえ太閤の命であっても、な。
まして、治部の呼び出しなど歯牙にもかけぬわ。」
政宗の不敵な笑みに愛は目を丸くし、思わず吹き出す。体を繋げているのも忘れて笑い出した愛に政宗は眉を顰める。馬鹿にされたと思ったのか、政宗は一際強く奥を穿った。
「ひゃっ!!」
「俺を笑った罰だ!」
「あぁん…。」
「こうなったら足腰立たぬようにしてくれるわ。」
「そ、それは…。」
政宗は激しく抽挿を繰り返した。その有無を言わせぬ抽挿に愛は翻弄される。最早、その口を突いて出るのは淫らな喘ぎだけ。
そして、肉のぶつかる音に政宗の荒い息遣い、そして、二人の繋がった場所から聞こえる卑猥な水音。それらの全てが愛の官能を引き出す。愛はあっという間に高みへと押し上げられた。だが、政宗は許さなかった。一度、自身を引き抜くと愛の体を反転させ、うつ伏せにする。腰だけを突き出すような格好にすると、後ろから押し入った。
「あぁぁぁぁぁ!!!」
「俺の気が済むまで付き合ってもらうぞ。」
「と、とう、じろ、う、さま…。」
「ふん、俺がどれほど其方を愛してやまぬか教えてやる。」
政宗は愛の腰をしっかりと掴み、逃がすものかと奥を穿つ。久々に味わうその感覚に愛は甲高く啼くしかなかった。与えられる快感を脱がすように敷布を強く握りしめる。そこへ政宗が覆いかぶさり、耳元で囁く。
「愛、もっと乱れていいぞ。」
政宗がフッと笑ったのを感じ取る。きっと、その顔には黒い笑みが浮かんでるに違いない。だが、それを止める術を愛は持ち合わせていない。故にただ啼くことしかできなかった。深く繋がったまま後ろから胸の頂の赤い実を摘ままれ嬲られ、更には蜜に濡れた花芯を弄られる。瞼の裏は白い火花が散り、翻弄される。すぐに高みへと押し上げられ、意識を失う。だが、すぐに揺さぶられ現実へ引き戻されては高みへと押し上げられる。それを何度繰り返したのだろう。漸く政宗がその熱を奥へと解き放った。
「「はぁ、はぁ、はぁ…。」」
室内に乱れた息を整える二人の息遣いが響く。息が整ったところで政宗は愛のナカから力を失った逸物を引き抜く。愛はその感覚に身震いする。政宗は愛の隣に横たわると、右手で抱き寄せた。愛はされるがまま政宗の胸に頭を預ける。
「うぅぅぅ…。」
「大事ないか?」
「起き上がれません。」
「だろうな。 起き上がれぬように抱き潰した。」
「酷い…。」
「其方が悪い。」
「私が?」
「そうだ。」
「俺は其方が赤子を抱く姿を見たい。」
「藤次郎様?」
「だから、死ぬことは許さぬ。」
「で、ですが…。」
愛は不安そうに顔を上げる。だが、政宗の左の瞳は強い決意が見て取れる。政宗の本心を垣間見て愛は嬉しく思いそっと抱きしめる。その日は夕餉も取らずにそのまま泥のように眠ったのだった。
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お読みいただきありがとうございます。
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