14 / 51
Chapter 14 初めてのモンスター
しおりを挟む
通路の角からモンスターが現れる。現れたのはミノタウロスだ。頭が牛で首から下が人の体をしている完璧なミノタウロスだ。リアルでミノタウロスを見るとは流石に思ってなかった。ちょっと感動。
「ミノタウロス…!?地下1階で出るモンスターじゃないのに…!?」
アナスタシアがめっちゃビビってる。なんだ、やっぱり強いのかアレ。ゲームでも結構強かったような気がするぞ。
「アレ強いの?」
「強いです…普通は地下20階以降に出てくる攻撃型のモンスターです…マーカスたちでも3人がかりじゃないと苦戦する程です…」
また昔の男の話をしやがった。もう怒ったぞ。絶対お仕置きしてやる。アナスタシアには俺の怖さを教え込んでやるからな。ホテル戻ったら覚悟しておけよ。
「ふーん。ま、私がやってみるよ。アナスタシアは離れてて。」
とりあえずは俺のストレスをこの牛男で発散しよう。俺は基本的に動物が好きだから本当はちょっと微妙な気分だが、牛を冒涜したようなコイツならまあいいだろう。
「き、気をつけて下さいねリンちゃん…!!」
「うん、大丈夫だよ。」
アナスタシアを少し下がらせ俺はミノタウロスと一騎打ちの様相を見せる。ミノタウロスが持っている得物は斧。パワータイプのコイツの一撃を受けたらきっと押し込まれてやられる。受けないでスピードで翻弄するしかないだろうな。どこまで俺が動けるかの実験。初陣と決め込みますか。
俺が腰に差す神魔の剣を鞘から引き抜き戦闘態勢に移ると同時にミノタウロスが襲い掛かって来る。その体躯に見合わないスピードで俺との距離を一気に詰め、手にしている斧を振り被る。出遅れた俺が一撃を躱そうと後方に移動しようとした時、下がろうとした足が前に進み、すれ違いざまに神魔の剣をミノタウロスの胴へと叩き込む。すると、それを喰らったミノタウロスの身体が上半身と下半身で綺麗に分かれ、接合部から離れたそれぞれのパーツが力無く床へと崩れ落ちる。一撃だ。たったの一撃で、強モンスター設定のミノタウロスが俺の前に沈黙した。
「つ…強い…」
少し後ろにいるアナスタシアの呟きが聞こえる。美少女にそういう風に言われるのは気分が良い。でも今更そんな事を言ったってお仕置きする事には変わりないからな。アナスタシアが悪いんだぞ。
しかしそれにしても俺の強さには驚きだな。強モンスターっぽいミノタウロスが一撃で俺の前に屈してしまった。これはちょっと想定外だな。もっと苦戦すると思ったもん。何より戦闘時の俺の身体がセミオートで動いてくれるのがありがたい。当然ながら俺は戦闘なんて未だかつてした事が無い。喧嘩ですら一度も無い。そんな俺なんだからいくら強くてもマニュアル操作だと死ぬ確率が高まってしまう。これは非常にありがたいオプションだ。神に感謝しよう。
「そうかな?」
俺は当たり前のようにアナスタシアに答える。こうやってクールに答えるのが女は好きなんだろ?ネットや雑誌で散々書いてあったからな。但し、イケメンに限るという極悪残虐設定ではあるがな。
「リンちゃんは強すぎますよ…」
「強いならアナスタシアをちゃんと守れるから安心したよ。」
「私がする事なんて何も無さそうですね…」
「そんな事ないよ。『索敵の加護』でモンスターがいるのを教えてくれるんだから奇襲を受ける事も無いし。アナスタシアの役割は凄く大事だよ。」
「リンちゃん…」
そうだ。そんな事あるはずがない。アナスタシアは俺の夜伽担当なんだからホテルに戻ってからが活躍の場なんだぞ。こんな所で活躍する必要なんて無いんだ。回復担当なわけだし。俺の回復をしてればそれでいい。
「そう言えば聞いてなかったけどアナスタシアってどんな魔法が使えるの?」
すっかり聞くのを忘れていたけど確認はしておいた方がいい。こんなに上手くいく事ばっかりでは無いだろうから仲間の出来る事を把握しておくのは必須だ。
「えっと…私が使える魔法は『エアホールング』という回復魔法と、『マハトシュタイガーン』という攻撃力上昇魔法、『マハトフェアミンダーン』という攻撃力低下魔法です。」
やっぱり有能じゃねぇかよ。味方の攻撃力上昇、敵の攻撃力低下。これだけの事が出来るのに何で冷遇されてんだ?いくらなんでも無能過ぎだろ異世界住民。
「凄い魔法じゃん。流石はアナスタシア。」
「そ、そうですか…?そんな事言われた事ないです…いつも役立たずって言われてたので…」
「私にはアナスタシアが必要だから昔の事なんて気にするのやめなよ。大事なのは今でしょ?」
「リンちゃん…優しいね…」
「事実を言っただけだよ。」
俺がそう言うとアナスタシアは嬉しそうな顔をして笑う。可愛い。
「あれ?そう言えばさ、モンスター倒したらどうなるの?アイテムとか出ないの?それとも今から持ち物物色したりするの?」
「あ、違います。多分もう少しするとわかると思います」
アナスタシアの言葉に頭の中が疑問符で埋め尽くされていると突如、ミノタウロスの身体が煙を出し始める。その光景に驚いているとあっという間にミノタウロスの身体が消え、跡には角が残されていた。
「何これ…?」
「それがアイテムです。モンスターを倒すと一定確率でアイテムを落とします。ミノタウロスが落とすのはミノタウロスの角です。道具屋で買い取ってもらえば銅貨5枚になります。」
「へぇ。こういうシステムなんだね。でもミノタウロスって結構強いモンスターなんでしょ?それなのに銅貨5枚にしかならないんだね。」
「リンちゃんがお金持ち過ぎるんですよ。普通はミノタウロスの角を手に入れたら1日の稼ぎとしては上出来です。」
「そんなもんか。」
「金貨なんて貴族の方しか持ってないですよ普通。だから外では金貨は出さない方が良いと思います。美味屋とか安眠屋、御洒落屋なら平気ですけどそれ以外だと強盗に遭う可能性や、何かのトラブルに巻き込まれるかもしれません。」
「そっか、わかった。私はこの国のルールに疎いからこれからも教えてね。」
「はい!」
「ところでさ、この角があるなら一回ダンジョンから出ないといけないよね。」
そう、これが結構厄介だ。ミノタウロスの角は50cmはある。それに持ってみると10kgはあるであろう重さだ。こんなのを持って歩くと疲れて仕方ない。入ったばっかりでなんだが一旦外に出よう。あ、これを持って町まで戻るのか。うわぁ…大変だなぁ。
「あ、それなら大丈夫です。『ラウム』に入れておきますので。」
「ラウム?」
「僧侶が使えるアイテムボックスです。こことは違う別の空間にアイテムを入れておいて使う時にはまた出せるんです。だから戻らなくてもラウムに入れておけばいつでも出し入れ出来ます。」
「なにそれ凄い。やっぱりアナスタシアって超有能じゃん。」
「そ、そうでしょうか…?私の役割って荷物持ちだったのでこれだけしか取り柄なくって…」
「私にとっては取り柄だらけだよ。やっぱりアナスタシアを嫁…じゃなくて仲間にして良かった。」
「リンちゃん…」
「じゃあラウムっていうのに入れてもらってもいいかな?」
「任せて下さい!!」
********************
ミノタウロスを倒した俺たちはフロアの探索を再開する。どうやらこのダンジョンは入る度にマップが変化する不思議のダンジョンタイプらしい。だから経験者であるアナスタシアでもマップはわからないので俺たちは下へ続く階段をしらみつぶしに探している途中だ。
「思ったよりもモンスターと出くわさないね。もっとバンバンエンカウントするかと思ったよ。」
「でも今日は少ないと思います。いつもならもっとモンスターと戦っていましたので。地下1階にミノタウロスなんかが出て来るから他のモンスターが逃げちゃったのかもしれませんね。」
それだとしたらどっちの方がお得なんだろうか。俺なら連戦よりもボスとだけ戦う方が楽でいいな。
暫くフロアを探索していると地下2階へと続く階段を発見した。宝箱は見つけていないが下に降りられるなら降りるべきだと俺は思う。だが俺だけの意見では決めてはいけない。ちゃんとアナスタシアの意見も聞いた上で判断を下そう。
「階段見つけちゃったね。どうする?このまま降りる?それとも宝箱回収する?」
「1階ならレアアイテムがある事はほとんど無いと思います。下に降りていいんじゃないでしょうか。」
「わかった。それじゃあ降りよう。」
アナスタシアの了解も得たので俺たちは地下2階層へと向かう事にした。
「ミノタウロス…!?地下1階で出るモンスターじゃないのに…!?」
アナスタシアがめっちゃビビってる。なんだ、やっぱり強いのかアレ。ゲームでも結構強かったような気がするぞ。
「アレ強いの?」
「強いです…普通は地下20階以降に出てくる攻撃型のモンスターです…マーカスたちでも3人がかりじゃないと苦戦する程です…」
また昔の男の話をしやがった。もう怒ったぞ。絶対お仕置きしてやる。アナスタシアには俺の怖さを教え込んでやるからな。ホテル戻ったら覚悟しておけよ。
「ふーん。ま、私がやってみるよ。アナスタシアは離れてて。」
とりあえずは俺のストレスをこの牛男で発散しよう。俺は基本的に動物が好きだから本当はちょっと微妙な気分だが、牛を冒涜したようなコイツならまあいいだろう。
「き、気をつけて下さいねリンちゃん…!!」
「うん、大丈夫だよ。」
アナスタシアを少し下がらせ俺はミノタウロスと一騎打ちの様相を見せる。ミノタウロスが持っている得物は斧。パワータイプのコイツの一撃を受けたらきっと押し込まれてやられる。受けないでスピードで翻弄するしかないだろうな。どこまで俺が動けるかの実験。初陣と決め込みますか。
俺が腰に差す神魔の剣を鞘から引き抜き戦闘態勢に移ると同時にミノタウロスが襲い掛かって来る。その体躯に見合わないスピードで俺との距離を一気に詰め、手にしている斧を振り被る。出遅れた俺が一撃を躱そうと後方に移動しようとした時、下がろうとした足が前に進み、すれ違いざまに神魔の剣をミノタウロスの胴へと叩き込む。すると、それを喰らったミノタウロスの身体が上半身と下半身で綺麗に分かれ、接合部から離れたそれぞれのパーツが力無く床へと崩れ落ちる。一撃だ。たったの一撃で、強モンスター設定のミノタウロスが俺の前に沈黙した。
「つ…強い…」
少し後ろにいるアナスタシアの呟きが聞こえる。美少女にそういう風に言われるのは気分が良い。でも今更そんな事を言ったってお仕置きする事には変わりないからな。アナスタシアが悪いんだぞ。
しかしそれにしても俺の強さには驚きだな。強モンスターっぽいミノタウロスが一撃で俺の前に屈してしまった。これはちょっと想定外だな。もっと苦戦すると思ったもん。何より戦闘時の俺の身体がセミオートで動いてくれるのがありがたい。当然ながら俺は戦闘なんて未だかつてした事が無い。喧嘩ですら一度も無い。そんな俺なんだからいくら強くてもマニュアル操作だと死ぬ確率が高まってしまう。これは非常にありがたいオプションだ。神に感謝しよう。
「そうかな?」
俺は当たり前のようにアナスタシアに答える。こうやってクールに答えるのが女は好きなんだろ?ネットや雑誌で散々書いてあったからな。但し、イケメンに限るという極悪残虐設定ではあるがな。
「リンちゃんは強すぎますよ…」
「強いならアナスタシアをちゃんと守れるから安心したよ。」
「私がする事なんて何も無さそうですね…」
「そんな事ないよ。『索敵の加護』でモンスターがいるのを教えてくれるんだから奇襲を受ける事も無いし。アナスタシアの役割は凄く大事だよ。」
「リンちゃん…」
そうだ。そんな事あるはずがない。アナスタシアは俺の夜伽担当なんだからホテルに戻ってからが活躍の場なんだぞ。こんな所で活躍する必要なんて無いんだ。回復担当なわけだし。俺の回復をしてればそれでいい。
「そう言えば聞いてなかったけどアナスタシアってどんな魔法が使えるの?」
すっかり聞くのを忘れていたけど確認はしておいた方がいい。こんなに上手くいく事ばっかりでは無いだろうから仲間の出来る事を把握しておくのは必須だ。
「えっと…私が使える魔法は『エアホールング』という回復魔法と、『マハトシュタイガーン』という攻撃力上昇魔法、『マハトフェアミンダーン』という攻撃力低下魔法です。」
やっぱり有能じゃねぇかよ。味方の攻撃力上昇、敵の攻撃力低下。これだけの事が出来るのに何で冷遇されてんだ?いくらなんでも無能過ぎだろ異世界住民。
「凄い魔法じゃん。流石はアナスタシア。」
「そ、そうですか…?そんな事言われた事ないです…いつも役立たずって言われてたので…」
「私にはアナスタシアが必要だから昔の事なんて気にするのやめなよ。大事なのは今でしょ?」
「リンちゃん…優しいね…」
「事実を言っただけだよ。」
俺がそう言うとアナスタシアは嬉しそうな顔をして笑う。可愛い。
「あれ?そう言えばさ、モンスター倒したらどうなるの?アイテムとか出ないの?それとも今から持ち物物色したりするの?」
「あ、違います。多分もう少しするとわかると思います」
アナスタシアの言葉に頭の中が疑問符で埋め尽くされていると突如、ミノタウロスの身体が煙を出し始める。その光景に驚いているとあっという間にミノタウロスの身体が消え、跡には角が残されていた。
「何これ…?」
「それがアイテムです。モンスターを倒すと一定確率でアイテムを落とします。ミノタウロスが落とすのはミノタウロスの角です。道具屋で買い取ってもらえば銅貨5枚になります。」
「へぇ。こういうシステムなんだね。でもミノタウロスって結構強いモンスターなんでしょ?それなのに銅貨5枚にしかならないんだね。」
「リンちゃんがお金持ち過ぎるんですよ。普通はミノタウロスの角を手に入れたら1日の稼ぎとしては上出来です。」
「そんなもんか。」
「金貨なんて貴族の方しか持ってないですよ普通。だから外では金貨は出さない方が良いと思います。美味屋とか安眠屋、御洒落屋なら平気ですけどそれ以外だと強盗に遭う可能性や、何かのトラブルに巻き込まれるかもしれません。」
「そっか、わかった。私はこの国のルールに疎いからこれからも教えてね。」
「はい!」
「ところでさ、この角があるなら一回ダンジョンから出ないといけないよね。」
そう、これが結構厄介だ。ミノタウロスの角は50cmはある。それに持ってみると10kgはあるであろう重さだ。こんなのを持って歩くと疲れて仕方ない。入ったばっかりでなんだが一旦外に出よう。あ、これを持って町まで戻るのか。うわぁ…大変だなぁ。
「あ、それなら大丈夫です。『ラウム』に入れておきますので。」
「ラウム?」
「僧侶が使えるアイテムボックスです。こことは違う別の空間にアイテムを入れておいて使う時にはまた出せるんです。だから戻らなくてもラウムに入れておけばいつでも出し入れ出来ます。」
「なにそれ凄い。やっぱりアナスタシアって超有能じゃん。」
「そ、そうでしょうか…?私の役割って荷物持ちだったのでこれだけしか取り柄なくって…」
「私にとっては取り柄だらけだよ。やっぱりアナスタシアを嫁…じゃなくて仲間にして良かった。」
「リンちゃん…」
「じゃあラウムっていうのに入れてもらってもいいかな?」
「任せて下さい!!」
********************
ミノタウロスを倒した俺たちはフロアの探索を再開する。どうやらこのダンジョンは入る度にマップが変化する不思議のダンジョンタイプらしい。だから経験者であるアナスタシアでもマップはわからないので俺たちは下へ続く階段をしらみつぶしに探している途中だ。
「思ったよりもモンスターと出くわさないね。もっとバンバンエンカウントするかと思ったよ。」
「でも今日は少ないと思います。いつもならもっとモンスターと戦っていましたので。地下1階にミノタウロスなんかが出て来るから他のモンスターが逃げちゃったのかもしれませんね。」
それだとしたらどっちの方がお得なんだろうか。俺なら連戦よりもボスとだけ戦う方が楽でいいな。
暫くフロアを探索していると地下2階へと続く階段を発見した。宝箱は見つけていないが下に降りられるなら降りるべきだと俺は思う。だが俺だけの意見では決めてはいけない。ちゃんとアナスタシアの意見も聞いた上で判断を下そう。
「階段見つけちゃったね。どうする?このまま降りる?それとも宝箱回収する?」
「1階ならレアアイテムがある事はほとんど無いと思います。下に降りていいんじゃないでしょうか。」
「わかった。それじゃあ降りよう。」
アナスタシアの了解も得たので俺たちは地下2階層へと向かう事にした。
0
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
異世界転生してしまった。どうせ死ぬのに。
あんど もあ
ファンタジー
好きな人と結婚して初めてのクリスマスに事故で亡くなった私。異世界に転生したけど、どうせ死ぬなら幸せになんてなりたくない。そう思って生きてきたのだけど……。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
社会の底辺に落ちたオレが、国王に転生した異世界で、経済の知識を活かして富国強兵する、冒険コメディ
のらねこま(駒田 朗)
ファンタジー
リーマンショックで会社が倒産し、コンビニのバイトでなんとか今まで生きながらえてきた俺。いつものように眠りについた俺が目覚めた場所は異世界だった。俺は中世時代の若き国王アルフレッドとして目が覚めたのだ。ここは斜陽国家のアルカナ王国。産業は衰退し、国家財政は火の車。国外では敵対国家による侵略の危機にさらされ、国内では政権転覆を企む貴族から命を狙われる。
目覚めてすぐに俺の目の前に現れたのは、金髪美少女の妹姫キャサリン。天使のような姿に反して、実はとんでもなく騒がしいS属性の妹だった。やがて脳筋女戦士のレイラ、エルフ、すけべなドワーフも登場。そんな連中とバカ騒ぎしつつも、俺は魔法を習得し、内政を立て直し、徐々に無双国家への道を突き進むのだった。
子供にしかモテない私が異世界転移したら、子連れイケメンに囲まれて逆ハーレム始まりました
もちもちのごはん
恋愛
地味で恋愛経験ゼロの29歳OL・春野こはるは、なぜか子供にだけ異常に懐かれる特異体質。ある日突然異世界に転移した彼女は、育児に手を焼くイケメンシングルファザーたちと出会う。泣き虫姫や暴れん坊、野生児たちに「おねえしゃん大好き!!」とモテモテなこはるに、彼らのパパたちも次第に惹かれはじめて……!? 逆ハーレム? ざまぁ? そんなの知らない!私はただ、子供たちと平和に暮らしたいだけなのに――!
聖女を追放した国は、私が祈らなくなった理由を最後まで知りませんでした
藤原遊
ファンタジー
この国では、人の悪意や欲望、嘘が積み重なると
土地を蝕む邪気となって現れる。
それを祈りによって浄化してきたのが、聖女である私だった。
派手な奇跡は起こらない。
けれど、私が祈るたびに国は荒廃を免れてきた。
――その役目を、誰一人として理解しないまま。
奇跡が少なくなった。
役に立たない聖女はいらない。
そう言われ、私は静かに国を追放された。
もう、祈る理由はない。
邪気を生み出す原因に目を向けず、
後始末だけを押し付ける国を守る理由も。
聖女がいなくなった国で、
少しずつ異変が起こり始める。
けれど彼らは、最後まで気づかなかった。
私がなぜ祈らなくなったのかを。
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる