18 / 51
Chapter 18 騎士道
しおりを挟む
ダンジョンから出た私たちは外にいた騎士たちに事情を話して美味屋へと戻って来た。やっぱりアナスタシアの予想した通り黒い玉は騎士に証拠品として取られてしまった。なんか納得いかないよな。なんで戦利品を取られなきゃいかんのだ。結局は銅貨7枚しか稼いでないし。今日はもうダンジョン行かないから完全な赤字だよな。うーむ、困った。アナスタシアと2人で生活するのには困らないけどハーレム拡張するのには絶対困るぞ。この国で家を買うとしたらいくらかかるかもわからんし。やっぱ男は稼がないといかんな。明日は気合い入れてダンジョン攻略しよう。
「おう、リンちゃん!アナスタシアちゃん!無事だったかい!?」
美味屋に入った俺たちを店主のオッさんが出迎えてくれる。だけどなんだかやたら心配してる風だな。俺の実力を知ってるオッさんがそんな態度を取るなんて妙だな。
「特に問題無かったですよ。ね、アナスタシア。」
「リンちゃんが強いから大丈夫でした…!」
「それなら良かった!リンちゃんたちが行ったエアストダンジョンでアクシデントが起こったって聞いたから心配になっちゃってな。なにやら未確認のモンスターが出て転送役の騎士たちがやられちまったらしいんだよ。」
おい。なんでこんなに情報出回るの早いんだよ。俺たちは騎士たちに報告して真っ直ぐここに来たのにそれより拡散が早いってどういう事。異世界の情報伝達スピード速すぎだろ。
「あ…それはリンちゃんです。」
「え?」
「リンちゃんが未確認のモンスターを倒したんです…!」
アナスタシア、余計な事を言うな。この話が拡散されると結構面倒くさい事になるぞ。俺はあんまり目立ちたくはないんだ。男に戻ってから目立つなら俺の勇姿に心を奪われた美女たちが『キャー!!抱いてリン様ー!!』ってな感じで大挙して押し寄せれば片っ端から俺の女にしてやるけど、今の俺じゃ野郎が大挙して押し寄せかねん。そんな事になったら地獄だぞ。臭い男なんかに近寄られたくもない。
「あの話のハンターってのはリンちゃんの事だったのか!?いや…リンちゃんの強さならおかしくない。流石じゃねぇか!!」
おい、オッさん。その話を拡散するなよ。お前がインフルエンサーになりそうだから嫌なんだけど。
「私だけの力じゃないよ。アナスタシアがいてくれたからだよ。」
「そうなのかい?でも…こう言う言い方は気を悪くさせちゃうかもしれないがアナスタシアちゃんは僧侶だろ?それじゃあ何も貢献出来ないんじゃないかい?」
「アナスタシアが補助魔法で私の攻撃力を上げてくれたから勝てたんだよ。みんな勘違いしてるみたいだけど僧侶は優秀なジョブだよ。それを理解出来てないだけ。」
私は少しイラっとしたような口調でオッさんに答える。俺のアナスタシアが有能じゃないわけがない。
「俺にはジョブの事はよくわからないが、リンちゃんが言うならそうなのかもしれないな。嫌な言い方してごめんな、アナスタシアちゃん。」
「い、いえっ…!?大丈夫です…!私はリンちゃんが必要としてくれるだけで大丈夫ですので…。」
当たり前だろ。アナスタシアが必要じゃないわけがない。男に戻ったら毎日可愛がってやるからな。
「お詫びといっちゃなんだがコレ食ってくれ!新作デザートのジェリジェリベリリだ!」
そう言ってオッさんが出して来たのはイチゴのゼリーっぽい物だ。ゼリーの中にナタデココみたいなのも入ってやがる。俺も食いたいな。
「うわぁ…!綺麗なジェリジェリ…!い、いいんですか…!?」
「おう!」
「あ、ありがとうございます…!では…いただきます…!くぅーっ…美味しい…!!」
アナスタシアも美味しそうだよ。もう我慢できないよ。
アナスタシアがイチゴゼリーを食べてるのを眺めていると店の外が騒がしい事に気付く。何だろうと思って入口の方に視線をやると店のドアが開き、外から甲冑を身につけた騎士たちが10数名なだれ込んで来る。そしてカウンター席に腰掛けている俺たちの周りを取り囲むように包囲された。
「なんだなんだぁ!?イキナリ人の店に押し入って来やがってよ!!」
オッさんが声を荒げて騎士たちに怒りを露わにする。
「店主、悪いが少し黙っていろ。」
騎士たちの背後から甲冑を着けていない偉そうな男が現れる。
「チッ…白騎士マティスか…」
その男を見るとオッさんは急に諦めたようななんとも言えない表情に変わる。
「ナーシセス隊隊長アナスタシア・ナーシセスと隊員のワタナベ・リンだな?」
メガネ野郎が今度は私とアナスタシアに話しかけて来る。なんだこいつ。気安く話しかけんじゃねーよ。男に興味は無い。そのメガネをブチ破られたくなかったら失せろ。
「は、はい…!」
律儀に返事などするなアナスタシア。
「私はヴィルトシュヴァイン王国王国騎士団第一警備隊副隊長マティス・ハイペリカムだ。エアストダンジョンでの一件について聞きたい事がある。騎士団詰所へと来てもらおうか。尚、貴様らに拒否権は無い。」
はぁ?なんなのコイツ。その態度なんなんだよ。あ、思い出した!!コイツ、ジュノーと一緒にいた奴だ。この野郎、俺のジュノーとヨロシクやってんじゃねぇよ。
「れ、連行するって事ですか…!?」
「そうだ。未確認のモンスター…本当にそんなモノがいたのか?」
「どういう意味ですか…?」
「エアストダンジョン程度でそんなモノが出るなど信じられん。そもそもあそこはクリア済みだ。」
「私たちは嘘を吐いていません…!!」
「少し調べさせてもらったが、随分と羽振りが良いみたいだな。」
「はい…?」
コイツ、ストーカーかよ。
「つい先日まで貴様は食うのにも困っていた程のハンターだったはず。それが美味屋で食事をし、御洒落屋で服を揃え、安眠屋で寝る。これはどういう事だ?そこの女から莫大な報酬を得たからではないか?我がヴィルトシュヴァイン王国の情報を教える事によって。」
「な、何を言っているんですか…?」
「黙っていないで何とか言ったらどうだ?ワタナベ・リン。貴様は帝国の間者であろう?」
美味屋内に集まる騎士たちや客がざわめき立つ。俺が間者ってなんだよ。何言ってんだコイツ。つーか俺のアナスタシアを何イジメてんだよ。
「リンちゃんが間者なわけありません…!!撤回して下さい…!!」
「取り調べをすればすぐにわかる。徹底的にやってやるからな。覚悟しておけ。」
クソメガネがアナスタシアの腕を強引に掴もうとする。だが、
ーーパァン
俺がその手を払い、アナスタシアを俺の所まで引き寄せる。
「リンちゃん…!?」
「貴様…私に逆らう気か?」
「どうでもいいけどさ、私が知ってる騎士ってのは女に暴力を振るうようなクズはいないんだよね。それともこれがこの国の騎士な訳?程度が知れるよね。」
「我が王国だけでは無く、我ら騎士団まで愚弄するつもりか?」
「少なくともアンタみたいなのは騎士じゃない。」
「貴様…」
クソメガネが腰に差す鞘から剣を引き抜く。その光景に店内が更にどよめき立つ。
「力づくで連行させてもらう。俺は女だという理由で手を抜いたりはせぬぞ。」
悪いが男に負ける訳にはいかねぇ。元の世界では男からは散々イジメられ、パシらされ、ストレス発散の捌け口にされて来たが異世界では絶対に逃げねぇ。ここでは俺は男には負けられねぇんだ。それに、アナスタシアに暴力振るおうとする野郎は絶対に許さねぇ。
「やれるもんならやってみな。」
俺も腰に差す鞘から剣を引き抜く。
「アナスタシアに手を出す奴は誰であろうと許さない。私が騎士道ってやつを教えてあげるよ。」
********************
かつしげです。こちらの更新は少しお休みします。要望があれば早めに更新します。
「おう、リンちゃん!アナスタシアちゃん!無事だったかい!?」
美味屋に入った俺たちを店主のオッさんが出迎えてくれる。だけどなんだかやたら心配してる風だな。俺の実力を知ってるオッさんがそんな態度を取るなんて妙だな。
「特に問題無かったですよ。ね、アナスタシア。」
「リンちゃんが強いから大丈夫でした…!」
「それなら良かった!リンちゃんたちが行ったエアストダンジョンでアクシデントが起こったって聞いたから心配になっちゃってな。なにやら未確認のモンスターが出て転送役の騎士たちがやられちまったらしいんだよ。」
おい。なんでこんなに情報出回るの早いんだよ。俺たちは騎士たちに報告して真っ直ぐここに来たのにそれより拡散が早いってどういう事。異世界の情報伝達スピード速すぎだろ。
「あ…それはリンちゃんです。」
「え?」
「リンちゃんが未確認のモンスターを倒したんです…!」
アナスタシア、余計な事を言うな。この話が拡散されると結構面倒くさい事になるぞ。俺はあんまり目立ちたくはないんだ。男に戻ってから目立つなら俺の勇姿に心を奪われた美女たちが『キャー!!抱いてリン様ー!!』ってな感じで大挙して押し寄せれば片っ端から俺の女にしてやるけど、今の俺じゃ野郎が大挙して押し寄せかねん。そんな事になったら地獄だぞ。臭い男なんかに近寄られたくもない。
「あの話のハンターってのはリンちゃんの事だったのか!?いや…リンちゃんの強さならおかしくない。流石じゃねぇか!!」
おい、オッさん。その話を拡散するなよ。お前がインフルエンサーになりそうだから嫌なんだけど。
「私だけの力じゃないよ。アナスタシアがいてくれたからだよ。」
「そうなのかい?でも…こう言う言い方は気を悪くさせちゃうかもしれないがアナスタシアちゃんは僧侶だろ?それじゃあ何も貢献出来ないんじゃないかい?」
「アナスタシアが補助魔法で私の攻撃力を上げてくれたから勝てたんだよ。みんな勘違いしてるみたいだけど僧侶は優秀なジョブだよ。それを理解出来てないだけ。」
私は少しイラっとしたような口調でオッさんに答える。俺のアナスタシアが有能じゃないわけがない。
「俺にはジョブの事はよくわからないが、リンちゃんが言うならそうなのかもしれないな。嫌な言い方してごめんな、アナスタシアちゃん。」
「い、いえっ…!?大丈夫です…!私はリンちゃんが必要としてくれるだけで大丈夫ですので…。」
当たり前だろ。アナスタシアが必要じゃないわけがない。男に戻ったら毎日可愛がってやるからな。
「お詫びといっちゃなんだがコレ食ってくれ!新作デザートのジェリジェリベリリだ!」
そう言ってオッさんが出して来たのはイチゴのゼリーっぽい物だ。ゼリーの中にナタデココみたいなのも入ってやがる。俺も食いたいな。
「うわぁ…!綺麗なジェリジェリ…!い、いいんですか…!?」
「おう!」
「あ、ありがとうございます…!では…いただきます…!くぅーっ…美味しい…!!」
アナスタシアも美味しそうだよ。もう我慢できないよ。
アナスタシアがイチゴゼリーを食べてるのを眺めていると店の外が騒がしい事に気付く。何だろうと思って入口の方に視線をやると店のドアが開き、外から甲冑を身につけた騎士たちが10数名なだれ込んで来る。そしてカウンター席に腰掛けている俺たちの周りを取り囲むように包囲された。
「なんだなんだぁ!?イキナリ人の店に押し入って来やがってよ!!」
オッさんが声を荒げて騎士たちに怒りを露わにする。
「店主、悪いが少し黙っていろ。」
騎士たちの背後から甲冑を着けていない偉そうな男が現れる。
「チッ…白騎士マティスか…」
その男を見るとオッさんは急に諦めたようななんとも言えない表情に変わる。
「ナーシセス隊隊長アナスタシア・ナーシセスと隊員のワタナベ・リンだな?」
メガネ野郎が今度は私とアナスタシアに話しかけて来る。なんだこいつ。気安く話しかけんじゃねーよ。男に興味は無い。そのメガネをブチ破られたくなかったら失せろ。
「は、はい…!」
律儀に返事などするなアナスタシア。
「私はヴィルトシュヴァイン王国王国騎士団第一警備隊副隊長マティス・ハイペリカムだ。エアストダンジョンでの一件について聞きたい事がある。騎士団詰所へと来てもらおうか。尚、貴様らに拒否権は無い。」
はぁ?なんなのコイツ。その態度なんなんだよ。あ、思い出した!!コイツ、ジュノーと一緒にいた奴だ。この野郎、俺のジュノーとヨロシクやってんじゃねぇよ。
「れ、連行するって事ですか…!?」
「そうだ。未確認のモンスター…本当にそんなモノがいたのか?」
「どういう意味ですか…?」
「エアストダンジョン程度でそんなモノが出るなど信じられん。そもそもあそこはクリア済みだ。」
「私たちは嘘を吐いていません…!!」
「少し調べさせてもらったが、随分と羽振りが良いみたいだな。」
「はい…?」
コイツ、ストーカーかよ。
「つい先日まで貴様は食うのにも困っていた程のハンターだったはず。それが美味屋で食事をし、御洒落屋で服を揃え、安眠屋で寝る。これはどういう事だ?そこの女から莫大な報酬を得たからではないか?我がヴィルトシュヴァイン王国の情報を教える事によって。」
「な、何を言っているんですか…?」
「黙っていないで何とか言ったらどうだ?ワタナベ・リン。貴様は帝国の間者であろう?」
美味屋内に集まる騎士たちや客がざわめき立つ。俺が間者ってなんだよ。何言ってんだコイツ。つーか俺のアナスタシアを何イジメてんだよ。
「リンちゃんが間者なわけありません…!!撤回して下さい…!!」
「取り調べをすればすぐにわかる。徹底的にやってやるからな。覚悟しておけ。」
クソメガネがアナスタシアの腕を強引に掴もうとする。だが、
ーーパァン
俺がその手を払い、アナスタシアを俺の所まで引き寄せる。
「リンちゃん…!?」
「貴様…私に逆らう気か?」
「どうでもいいけどさ、私が知ってる騎士ってのは女に暴力を振るうようなクズはいないんだよね。それともこれがこの国の騎士な訳?程度が知れるよね。」
「我が王国だけでは無く、我ら騎士団まで愚弄するつもりか?」
「少なくともアンタみたいなのは騎士じゃない。」
「貴様…」
クソメガネが腰に差す鞘から剣を引き抜く。その光景に店内が更にどよめき立つ。
「力づくで連行させてもらう。俺は女だという理由で手を抜いたりはせぬぞ。」
悪いが男に負ける訳にはいかねぇ。元の世界では男からは散々イジメられ、パシらされ、ストレス発散の捌け口にされて来たが異世界では絶対に逃げねぇ。ここでは俺は男には負けられねぇんだ。それに、アナスタシアに暴力振るおうとする野郎は絶対に許さねぇ。
「やれるもんならやってみな。」
俺も腰に差す鞘から剣を引き抜く。
「アナスタシアに手を出す奴は誰であろうと許さない。私が騎士道ってやつを教えてあげるよ。」
********************
かつしげです。こちらの更新は少しお休みします。要望があれば早めに更新します。
0
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
異世界転生してしまった。どうせ死ぬのに。
あんど もあ
ファンタジー
好きな人と結婚して初めてのクリスマスに事故で亡くなった私。異世界に転生したけど、どうせ死ぬなら幸せになんてなりたくない。そう思って生きてきたのだけど……。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
社会の底辺に落ちたオレが、国王に転生した異世界で、経済の知識を活かして富国強兵する、冒険コメディ
のらねこま(駒田 朗)
ファンタジー
リーマンショックで会社が倒産し、コンビニのバイトでなんとか今まで生きながらえてきた俺。いつものように眠りについた俺が目覚めた場所は異世界だった。俺は中世時代の若き国王アルフレッドとして目が覚めたのだ。ここは斜陽国家のアルカナ王国。産業は衰退し、国家財政は火の車。国外では敵対国家による侵略の危機にさらされ、国内では政権転覆を企む貴族から命を狙われる。
目覚めてすぐに俺の目の前に現れたのは、金髪美少女の妹姫キャサリン。天使のような姿に反して、実はとんでもなく騒がしいS属性の妹だった。やがて脳筋女戦士のレイラ、エルフ、すけべなドワーフも登場。そんな連中とバカ騒ぎしつつも、俺は魔法を習得し、内政を立て直し、徐々に無双国家への道を突き進むのだった。
子供にしかモテない私が異世界転移したら、子連れイケメンに囲まれて逆ハーレム始まりました
もちもちのごはん
恋愛
地味で恋愛経験ゼロの29歳OL・春野こはるは、なぜか子供にだけ異常に懐かれる特異体質。ある日突然異世界に転移した彼女は、育児に手を焼くイケメンシングルファザーたちと出会う。泣き虫姫や暴れん坊、野生児たちに「おねえしゃん大好き!!」とモテモテなこはるに、彼らのパパたちも次第に惹かれはじめて……!? 逆ハーレム? ざまぁ? そんなの知らない!私はただ、子供たちと平和に暮らしたいだけなのに――!
聖女を追放した国は、私が祈らなくなった理由を最後まで知りませんでした
藤原遊
ファンタジー
この国では、人の悪意や欲望、嘘が積み重なると
土地を蝕む邪気となって現れる。
それを祈りによって浄化してきたのが、聖女である私だった。
派手な奇跡は起こらない。
けれど、私が祈るたびに国は荒廃を免れてきた。
――その役目を、誰一人として理解しないまま。
奇跡が少なくなった。
役に立たない聖女はいらない。
そう言われ、私は静かに国を追放された。
もう、祈る理由はない。
邪気を生み出す原因に目を向けず、
後始末だけを押し付ける国を守る理由も。
聖女がいなくなった国で、
少しずつ異変が起こり始める。
けれど彼らは、最後まで気づかなかった。
私がなぜ祈らなくなったのかを。
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる