【R15】ネクロマンサー風太 ~異世界転生 死霊術師のチート~

ぺまぺ

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1章 王国編

九話 不運のカード

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「あの子は何者だったんだ?」
 風太の見知らぬメイドに銃を向けられたのだ。
 恨まれるような事をした覚えもない。
「見習いとして入った素直な子でした。
魔族崇拝者のようで、内通していたようです」
「自滅するなんて、なんであんな道具に頼ったんだろう。
壁には剣だってあったのに」
「あの訪問事件の後、遠見の目と言う道具を使用して、
部屋内を監視していました」
 映像だけを見て、銃の真偽を判断したのだろう。
 報奨が支払われたことで、偽物を本物と断定した。
 それで自滅とは運のない奴だ。
「えっ、まさか全部見られていたのか?」
「はい、予備を無断で持ち出し利用して覗き見していたようです。
恐らくですが訪問も彼女が行い、銃の威力を身を持って知ったのでしょう」
 扉を貫通し傷を負わせた。
 それ程の破壊力があれば直撃できれば致命傷は間違いない。
「傷跡が見つかったのか?」
「いいえ、治療薬を使えば完治するほどの時が過ぎています。
ですから解りません」
 安心をとって、一人を生贄にした結果だ。
 犯人を逃し再び犯行の機会を作った。
「あのじじい……、レレゲナは責任を取るべきだ」
「いいえ、この件は私達の責任です。
処分が決まるまでは待機しなければなりません」
 風太は誰を信じれば良いのか解らなく成りつつあった。
 歓迎されていると信じて全力を出して頑張った結果がこの扱いだ。
 

 
 迎えの馬車が到着したのは、それから数刻後である。
 黒塗りの高級そうな馬車に風太は乗り込もうとする。
「待ってください。
その隣です」
 布で雨除けをしただけのボロい馬車だ。
 馬も一頭しかついてなくて頼りない。
「待遇が悪くないか」
「敵の目を欺くためです。
辛抱してください」
「解ったよ。
リアハ、待っているからな」
 信じられるるのは彼女ぐらいしか居ない。
 他の人達は怪しく見えてしまう。
 リアハは微笑みをうかべて風太の手を握る。
「はい、必ず向かいますので待っていてください」
 そしてナイフを風太に渡す。
「これは?」
「護身用です。
もしもの時に使ってください」
 殆ど魔法の訓練しか行っていない。
 ナイフを渡されても、まともに扱える自信はない。
「ありがとう」
 殆どお守り同然で、気休めにしか成らない。
 それでも好意だと思うと気分は良くなる。 

 
 馬車に乗り込むと、フードを被ったローブ姿の怪しい奴が座っている。
「私は護衛のゼラです」
 細身の剣が側においてある。
 紐で封印されており鞘から抜けないようになっている代物だ。
「そんな状態で大丈夫なのか?」
「城内に武器の持ち込みは禁止されています。
外に出るまでの処置です」
 謎の決まり事なのだろう。
 護身用に受け取ったナイフにはそんな封印はない。
 もしかすると戦闘用では無いのか。
「顔を隠している奴は怪しく見える。
問題なければ素顔を見せてくれないか?」
 茶色と黒色のまだらな髪に、猫のような耳が生えている。
 短い髪と中性的な顔つきは、黙っていれば男だと勘違いしただろう。
「これでいいかい?
あまりジロジロと見ないでほしい」
「獣人か。
獣耳を触っても良い?」
 ゼラはムッとした顔で睨む。
 やはり耳を触られるのは嫌なのだろう。
 でも本物かどうか知りたいと言う欲望も解って欲しい。
「獣人と言うは、獣の顔を持っている野蛮な樹族です。
四つ耳族と言ってください。
あと、触ってもいいけど優しく」
「はい!」
 確かに人間の耳と獣耳がそれぞれ2つある。
 もしかすると差別用語だったのかもしれない。
 人に向かって猿というようなものだろうか。
 獣耳をさわると暖かく、ピクピクと動いて可愛い。
「ニュヒッ!」
「あっ……ごめん」
 本な声を出して顔を赤くするゼラは風太の肩を掴む。
「そろそろ出発するから、座りなさい」
 クッションを用意してくれていた。
 座り心地はふわふわで気持ちいい。
 馬車が動き出すとガタガタと振動し揺れが激しい。
 クッションが無ければ、尻が痛いことになっていただろう。
「どれぐらいで着く予定なんだ」
「北の森を経由する迂回経路を通り、
2日程で到着する予定です」
 馬は全力で走るわけではなく歩いている。
 ゆっくりと移動ししばし休憩が入る。
 それ程遠い距離ではない。
 だが風太は車で移動を想像しかなり遠いと思い込んだ。
「移動の間は退屈だな」
 魔法が使えれば、多少の暇つぶしが出来ただろう。
 せめて封印するのは移動後にしてくれればと不満に思う。
「荷物に数字札があります」
 風太は木箱から数字の書かれた札を取り出す。
 0から13までの数字が書かれてあるのが四組ある。
「ババ抜きが出来るな」
「はい」
 ジョーカーに当たるものがないので、0を代用することに。
 勝負が始まるとゼラの獣耳がピクピクとよく動く。
「護衛に選ばれたのは、剣術が優れているからなのか?」
 ゼラは0を引当て、獣耳がへなっとしぼむ。
「第一王子様が私達の名誉を回復させる機会を与えてくれたのです」
 ゼラは解りやすく、ニコニコするのでそれを手に取る。
 0が再び戻って来る。
 単純なやつだ。
「なにか失敗でもしたのか?」
「四つ耳族は、元々は人間でした。
勇敢な戦士であり幾多の戦いで魔族と対峙してきました」
 何故かゼラはやたらと0を引く。
 掴んだ時に風太は言う。
「おっと、良いのかそれは0だ」
「私は脅しに屈しません」
 ゼラがションボリしたのは言うまでもない。
「人間だったって、その獣耳は?」
「魔族の呪い。
呪いを恐れた人々から疎まれるように成り迫害されてきた歴史があるのです」
「それで城内には四つ耳族が居なかっただな」
「これは最後の二択、絶対に外せませんね」
 そこを外すのが彼女だ。
 0を引く。
 余り故意に0を引き戻していると気づかれるかもしれない。
 だが揃えてしまうと勝ってしまう。
「さて難しいな」
 0を引き戻す。
 そしてゼラは微笑む。
「ニャフフフ~」
 どんな勝負でも勝たないと気がすまない人もいるが、これは暇つぶしだ。
 彼女に花を持たせて遊ぶのもありだろう。
「あちゃー」
「私の勝ちね。
ニャフ」
 馬車が止まり、門番らしい人の声が聞こえる。
「街の外にやっと出たんだ」
「ん?
城外に出るのよ」
「えっ?」
「ニャヒッ。
外を囲う幕壁の中はすべて城なのよ」
「そうなんだ」
 城下町も城の一部らしい。
 知っていれば一度、街をじっくりと散歩も考えていただろう。
 
 
 馬車が進み出すと、ゼラは剣の封印を解く。
「此処から先は私の指示に従ってください」
「解った」
「では、これを渡しておきます」
 迷彩柄の布だ。
 全身を覆うほどの大きさがある。
「服でも作るのか?」
「逃げる時は、それを被って隠れます。
森の中でじっとしてしていれば敵が去るはずです」
 運頼みの作戦に絶句した。
 本当に護衛なのだろうかと疑問すら湧いてくる。
「魔法に対しての対策はしてあるのか?」
「そういうのは考えていませんでした」
「敵が匂いや、熱で場所を特定するなら、
色で誤魔化しても意味はないだろう」
「ハッハイ。
そんな事を考えたこともなかったです」
 本当に大丈夫なのか不安しか無い護衛だ。
 風太もなにか考えがあるわけでもない。
 もし魔法が使えれば色々と対策を考えられたと悔やむことしか出来ずに居た。
「そうだ。
このカードに術を付与できないか?」
「法術師なら可能ですが、私には出来ません。
身体能力を向上するぐらいです」
「俺に掛けてくれば、何かしら手助けできるかもしれない」
「えっと、自分にしか掛けられないです。
法術を万能な道具みたいな考えは止めてください」
「ごめん、師匠は色々と教えてくれるから」
 遊ぶことにしか使えないポケットにカードをしまう。



「そういえば、君は炎魔将を討ち取ったて聞きましたよ」
 話題を逸したのは、色々とガバガバなのが露見するのを恐れたのだろう。
 すでに手遅れなのだが、彼女を責めても得るものはない。
「あんまし実感が沸かないな」
 やったのは怪獣である。
 制御できたわけでもなく、殆ど暴走状態で勝手に行ったのだ。
 それを実績と誇れるはずもない。
「炎魔将は南のラ・メ国を滅ぼし、
我が国の領土を半分近く侵略していたのです」
 劣勢だったから召喚したのは理解できるが、それを撃退したら用済みとするのは頂けない。
「魔王を撃退しなくて良いのか?」
「はい、今は迎え撃つだけで十分です。
魔族の狙いは北にある帝国ですから」
「えっ?」
「残念ながら、魔族にとってはここは通り道に過ぎないのです」
「なんでそう思うんだ?」
「帝国を包囲するように、進軍しています。
ですから不用意に刺激しないことが得策らしいです」
 撤退させることが目的だったとすれば、全滅はやり過ぎだ。
 だったらそれを早く伝えてくれていれば別の手を使っただろう。
「はあ……、秘密主義はこまる」
「ハニャッ!?
ラ・メ国の策略で炎魔将を孤立させ五千の兵で討ち取ろうとしたことがあるのです。
ですが全滅し炎魔将の怖さを世に広めただけでした」
「意外と少ないんだな」
 怪獣が首都に現れた時は、十数万のも犠牲者が出た。
 それに比べれば五千なんて微妙な数だ。
 それよりも弱い兵士って、もしかするとかなりへっぽこなのではと思うほどだ。
「少ないって、兵の半数で挑むのは愚かですよね。
全軍で戦っていれば勝てたかもしれないです」
「そうだよ」
 もう興味が薄れて適当に返事を返していた。
 過度に危険視して不安がるよりも、大した事ないと思うほうが気が楽だ。
 特に居もしない敵が襲ってくると怯えるのは滑稽でしか無い。

 

 順調に進んで居たかに見えたが、数度目の休憩の時だ。
 ゼラはこわばった顔で事態が悪化したことを伝えた。
「後を付けている者が数人居ます。
恐らく暗殺者です」
「森に逃げるのか?」
「はい、布を被りましょう」
 二人は前から外に出ると茂みに隠れる。
 迷彩布を被り、移動を始める。
 一枚の布に二人が入るのだから密接にならざる得ない。
 背中に柔らかく温かい感触がある。
 だが声出せば、敵に気づかれるかもしれない。
 ここは黙して忍び足で移動する。
 歩くたびにムチムチの膨らみに押される。
 暗殺者に狙われて怖いはずなのに、興奮してしまう。

 突如、口を手で抑えつつ抱きしめられ足を止める。
「逃げ切るのは無理のようです。
しゃがんで居てください」
 ゼラは布を払い、反転して剣を抜く。

 木の陰から様子を見る。

 暗殺者は三人のようで、すぐにゼラを取り囲む。
 手に持ったナイフで牽制しつつ間合いを詰めてくる。
 ゼラは独特の足さばきで、円を描くように動く。
 剣を相手に向けて牽制しつつ、左へ回り込もうと足を運ぶ。

 暗殺者の斬撃を足の動きで避け、反撃を繰り出す形で腕に絡めるように剣を回す。
 聞き手を出血し暗殺者の一人が離脱。
 一対一ならゼラの勝利は間違いないだろう。
 ただ相手は複数だ。
 背後を取った暗殺者がナイフを投げようと構えている。
 殺されると風太はとっさに動いていた。
 ポケットに入っていたカードを投げつけ叫んだ。
「0のジョーカーだ!」
 暗殺者は防御の姿勢を取る。
 カードに秘められた術を警戒したのだろう。
 その隙だけで十分だった。
 ゼラの剣が舞い、手首が切れ血が滴り落ちる。
 
 暗殺者達が逃げていく。
 楽勝だと思った瞬間だ。
 ゼラの太ももに矢が突き刺さった。
「伏兵よ!
危ないから隠れて」
 隠れていた暗殺者が姿を表す。
 それも5人だ。
 
 もう切り札は切ってしまった。
 引きの悪いのが彼女だった。
「俺を護衛すると言ってた割に弱い。
見本を見せてやるからじっとしてるんだ」
 風太は右手を暗殺者に向ける。
 ハッタリだと気づかれれば終わるだろう。
 炎魔将を撃退した噂が広がっていれば、魔法が使えると誤認しても不思議じゃない。
 封印された事を知っているのは一部の者だけで情報が漏れていない事も。
 その賭けにに勝った。

 暗殺者達は後退りし怯えたのだ。
「来たニャッ!」
 振り返ると巨大な骨の龍が口を開いていた。
 食われる!
 ゼラが咄嗟に動き、風太を抱きしめその口の中へと飛び込んだ。


 
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