1,141 / 1,557
第5章 ハイカラなホテル
バス旅終了
しおりを挟む
続く緑の松の並木。瓦屋根の張り出すみやげ屋が続く海べりの道を抜けてバスは進む。誠は逆流する胃液を腹の中に押し戻した。
「だらしねえなあ!もうすぐ着くんだから大丈夫だよ」
かなめは青ざめた誠を見ながらジンの瓶をあおる。
出発してすぐにアメリアの電波歌リサイタルが始まると、彼女の電波歌で頭をやられないように酒の瓶が車内に回された。意味不明な歌が流れるバスの中はもはや無法地帯状態になっていた。
昼飯時には、しらふなのは運転していた島田、黙ってウーロン茶を飲みながら通信タブレットでスロットに夢中だったカウラ、そして給仕に明け暮れる家村親子と周りの景色に見とれていたひよこだけだった。ドライブインで電波歌にすっかりやられていた島田に代わり午後はカウラが運転を続けている。
誠はアメリアの独壇場を阻止するものだと思っていたかなめはと言えば、サイボーグの利点を生かして一人脳内に響くお気に入りの歌声を聞きながらドライジンをラッパ飲みしていた。
「もうすぐ着くから大丈夫よ」
脂汗を流している誠にアメリアがいたわりの声をかける。繁華街を抜けたところで街道を外れ、バスはどこまでも続く平野に入り込んだ。
ブロック作りの道のもたらす振動で、誠はまた胃袋がひっくり返るような感覚に包まれる。
「吐く時はこれにお願いね」
パーラがエチケット袋を誠に手渡す。
「大丈夫ですよ。これくらい」
とりあえず強がっている誠だが、口の中は胃液の酸が充満し、舌が苦味で一杯になる。
「見えたぞ!」
よたよたと起き上がった島田が外を指差す。瀟洒な建物が誠の目に入った。海岸沿いの断崖絶壁の上に、赤いレンガ調の建物は背後の海の青を背景として圧倒的な迫力で誠達の前に現れた。
「結構、凄いホテルですね」
「アタシの被官筋が経営してるからな……無理も効くわけだ」
気取った姿のホテルを見上げるよれよれの誠にかなめはポツリとつぶやいた。
「いつもかなめちゃんのおかげで宿の心配しなくて済むから感謝してるのよ」
言葉に重みが感じられない口調でそう言ってアメリアが立ち上がる。バスが静かに正面玄関に乗り入れた。
「ハイ! 到着」
そのアメリアの言葉で半分死にかけていた乗員は息を吹き返した。小夏が素早くバスの窓から飛び降りる。誠もようやく振動が収まった事もあって、ゆっくり立ち上がると通路を歩き始めた。
「肩貸そうか?」
かなめがそう言うが無理やり余裕の笑みを作った誠は首を横に振ってそのまま歩き続けた。
「お疲れ様です、カウラさん」
「貴様よりはましだ」
同情するような目で誠を眺めてカウラはそう言った。誠は彼女に見えているだろう青い顔を想像して一人で笑顔を浮かべていた。
「いらっしゃいませ」
誠がようやく地面の感覚を掴んだ目の前で、支配人と思しき恰幅のいい老人が頭を下げていた。さらにその後ろには従業員らしい二十人余りの人垣が一斉に頭を下げる。
「また世話になるぜ」
かなめの声に合わせるように従業員達は一斉に頭を下げる。
「行くぞ、神前」
誠の手を引いてかなめはぞんざいにその前を通過しようとする。こういうことには慣れているのだろう、かなめは支配人をはじめとする従業員達の存在など別に何も思っていないというように建物の中に入る。そこにはロビーの豪華な装飾を見上げて黙って立ち尽くすサラと小夏の姿があった。
「おい、外道!お前……」
小夏はしばらく言葉をかみ締めてうつむく。かなめはめんどくさそうに小夏の前で立ち止まる。
「実はお前、結構凄い奴なんだな」
小夏は感心したようにそうつぶやいた。それに誠が不思議そうな視線を送っていると、かなめはそのままカウンターに向かおうとする。
「ちょっと待ってなアタシの部屋の鍵……」
「待ったー!」
突然観葉植物の陰からアメリア乱入である。手にしたキーを誠に渡す。
「ドサクサまぎれに誠ちゃんと同衾しようなんて不埒な考えは持たない事ね!」
しばらくぽかんとかなめはアメリアを見つめる。そして彼女は自分の手が誠の左手を握っていることに気づく。ゆっくり手を離す。そしてアメリアが言った言葉をもぐもぐと小さく反芻しているのが誠にも見えた。
瞬時にかなめの顔が赤くなっていく。
「だっだっだ!……誰が同衾だ!誰が!」
タレ目を吊り上げてかなめが抗議する。
「同衾?何?」
ひよこと小夏はじっとかなめの顔を覗き込む。二人とも『同衾』と言う言葉の意味を理解していないことに気づいてカウラは苦笑いを浮かべた。
「そう言いつつどさくさにまぎれて自分専用の部屋に誠ちゃんを連れ込もうとしたのは誰かしらね?」
得意げに自分の指摘したことに満足するようにアメリアは腕を組む。彼女の手には誠のに渡された大きな文鎮のようなものが付いた鍵とは違う小さな鍵が握られている。
「その言い方ねえだろ?アタシの部屋がこのホテルじゃ一番眺めがいいんだ。もうそろそろ夕陽も沈むころだしな……」
かなめはそう言ってようやく自分のしようとしていたことがわかったと言うようにうつむく。
「そう思って部屋割りは私とカウラちゃんがかなめちゃんの部屋に泊まる事にしたの」
アメリアが得意げに言い放つ。さすがにこれにはかなめも言葉を荒げた。
「勝手に決めるな!馬鹿野郎!あれはアタシのための部屋だ!」
「上官命令よ!部下のものは私のもの、私のものは私のものよ!」
「やるか!テメエ!」
かなめとアメリアはお互いに顔を寄せ合いにらみ合った。ひよこと小夏は既にアメリアから鍵を受け取って、春子と共にエレベータールームに消えていった。他のメンバーも隣で仕切っているサラとパーラから鍵を受け取って順次、奥へ歩いていく。
「二人とも大人気ないですよ……」
こわごわ誠が話しかける。すぐにかなめとアメリアの怒りは見事にそちらに飛び火した。
「オメエがしっかりしねえのが悪いんだよ!」
「誠ちゃん!言ってやりなさいよ!暴力女は嫌いだって!」
誠は二人の前で立ち尽くすだけだった。誠と同部屋に割り振られて鍵がないと部屋に入れない島田と菰田がその有様を遠巻きに見ている。助けを求めるように誠が二人を見る。
「しかしあれだな……これはロダンだっけ?」
「オレに聞くなよ島田。でもまあいい彫像だな」
二人はロビーに飾られた彫刻の下でぼそぼそとガラにもない芸術談義を始めるだけだった。
「わかりましたよ。幹事さんには逆らえませんよ」
明らかに不服そうにアメリアから鍵を受け取ったかなめが去っていく。
「このままで済むかねえ」
「済まんだろうな」
島田と菰田がこそこそと話し合っているのを眺めながら、誠は島田が持ってきた荷物を受け取ると、大理石の彫刻が並べられたエレベータルームに入った。
「だらしねえなあ!もうすぐ着くんだから大丈夫だよ」
かなめは青ざめた誠を見ながらジンの瓶をあおる。
出発してすぐにアメリアの電波歌リサイタルが始まると、彼女の電波歌で頭をやられないように酒の瓶が車内に回された。意味不明な歌が流れるバスの中はもはや無法地帯状態になっていた。
昼飯時には、しらふなのは運転していた島田、黙ってウーロン茶を飲みながら通信タブレットでスロットに夢中だったカウラ、そして給仕に明け暮れる家村親子と周りの景色に見とれていたひよこだけだった。ドライブインで電波歌にすっかりやられていた島田に代わり午後はカウラが運転を続けている。
誠はアメリアの独壇場を阻止するものだと思っていたかなめはと言えば、サイボーグの利点を生かして一人脳内に響くお気に入りの歌声を聞きながらドライジンをラッパ飲みしていた。
「もうすぐ着くから大丈夫よ」
脂汗を流している誠にアメリアがいたわりの声をかける。繁華街を抜けたところで街道を外れ、バスはどこまでも続く平野に入り込んだ。
ブロック作りの道のもたらす振動で、誠はまた胃袋がひっくり返るような感覚に包まれる。
「吐く時はこれにお願いね」
パーラがエチケット袋を誠に手渡す。
「大丈夫ですよ。これくらい」
とりあえず強がっている誠だが、口の中は胃液の酸が充満し、舌が苦味で一杯になる。
「見えたぞ!」
よたよたと起き上がった島田が外を指差す。瀟洒な建物が誠の目に入った。海岸沿いの断崖絶壁の上に、赤いレンガ調の建物は背後の海の青を背景として圧倒的な迫力で誠達の前に現れた。
「結構、凄いホテルですね」
「アタシの被官筋が経営してるからな……無理も効くわけだ」
気取った姿のホテルを見上げるよれよれの誠にかなめはポツリとつぶやいた。
「いつもかなめちゃんのおかげで宿の心配しなくて済むから感謝してるのよ」
言葉に重みが感じられない口調でそう言ってアメリアが立ち上がる。バスが静かに正面玄関に乗り入れた。
「ハイ! 到着」
そのアメリアの言葉で半分死にかけていた乗員は息を吹き返した。小夏が素早くバスの窓から飛び降りる。誠もようやく振動が収まった事もあって、ゆっくり立ち上がると通路を歩き始めた。
「肩貸そうか?」
かなめがそう言うが無理やり余裕の笑みを作った誠は首を横に振ってそのまま歩き続けた。
「お疲れ様です、カウラさん」
「貴様よりはましだ」
同情するような目で誠を眺めてカウラはそう言った。誠は彼女に見えているだろう青い顔を想像して一人で笑顔を浮かべていた。
「いらっしゃいませ」
誠がようやく地面の感覚を掴んだ目の前で、支配人と思しき恰幅のいい老人が頭を下げていた。さらにその後ろには従業員らしい二十人余りの人垣が一斉に頭を下げる。
「また世話になるぜ」
かなめの声に合わせるように従業員達は一斉に頭を下げる。
「行くぞ、神前」
誠の手を引いてかなめはぞんざいにその前を通過しようとする。こういうことには慣れているのだろう、かなめは支配人をはじめとする従業員達の存在など別に何も思っていないというように建物の中に入る。そこにはロビーの豪華な装飾を見上げて黙って立ち尽くすサラと小夏の姿があった。
「おい、外道!お前……」
小夏はしばらく言葉をかみ締めてうつむく。かなめはめんどくさそうに小夏の前で立ち止まる。
「実はお前、結構凄い奴なんだな」
小夏は感心したようにそうつぶやいた。それに誠が不思議そうな視線を送っていると、かなめはそのままカウンターに向かおうとする。
「ちょっと待ってなアタシの部屋の鍵……」
「待ったー!」
突然観葉植物の陰からアメリア乱入である。手にしたキーを誠に渡す。
「ドサクサまぎれに誠ちゃんと同衾しようなんて不埒な考えは持たない事ね!」
しばらくぽかんとかなめはアメリアを見つめる。そして彼女は自分の手が誠の左手を握っていることに気づく。ゆっくり手を離す。そしてアメリアが言った言葉をもぐもぐと小さく反芻しているのが誠にも見えた。
瞬時にかなめの顔が赤くなっていく。
「だっだっだ!……誰が同衾だ!誰が!」
タレ目を吊り上げてかなめが抗議する。
「同衾?何?」
ひよこと小夏はじっとかなめの顔を覗き込む。二人とも『同衾』と言う言葉の意味を理解していないことに気づいてカウラは苦笑いを浮かべた。
「そう言いつつどさくさにまぎれて自分専用の部屋に誠ちゃんを連れ込もうとしたのは誰かしらね?」
得意げに自分の指摘したことに満足するようにアメリアは腕を組む。彼女の手には誠のに渡された大きな文鎮のようなものが付いた鍵とは違う小さな鍵が握られている。
「その言い方ねえだろ?アタシの部屋がこのホテルじゃ一番眺めがいいんだ。もうそろそろ夕陽も沈むころだしな……」
かなめはそう言ってようやく自分のしようとしていたことがわかったと言うようにうつむく。
「そう思って部屋割りは私とカウラちゃんがかなめちゃんの部屋に泊まる事にしたの」
アメリアが得意げに言い放つ。さすがにこれにはかなめも言葉を荒げた。
「勝手に決めるな!馬鹿野郎!あれはアタシのための部屋だ!」
「上官命令よ!部下のものは私のもの、私のものは私のものよ!」
「やるか!テメエ!」
かなめとアメリアはお互いに顔を寄せ合いにらみ合った。ひよこと小夏は既にアメリアから鍵を受け取って、春子と共にエレベータールームに消えていった。他のメンバーも隣で仕切っているサラとパーラから鍵を受け取って順次、奥へ歩いていく。
「二人とも大人気ないですよ……」
こわごわ誠が話しかける。すぐにかなめとアメリアの怒りは見事にそちらに飛び火した。
「オメエがしっかりしねえのが悪いんだよ!」
「誠ちゃん!言ってやりなさいよ!暴力女は嫌いだって!」
誠は二人の前で立ち尽くすだけだった。誠と同部屋に割り振られて鍵がないと部屋に入れない島田と菰田がその有様を遠巻きに見ている。助けを求めるように誠が二人を見る。
「しかしあれだな……これはロダンだっけ?」
「オレに聞くなよ島田。でもまあいい彫像だな」
二人はロビーに飾られた彫刻の下でぼそぼそとガラにもない芸術談義を始めるだけだった。
「わかりましたよ。幹事さんには逆らえませんよ」
明らかに不服そうにアメリアから鍵を受け取ったかなめが去っていく。
「このままで済むかねえ」
「済まんだろうな」
島田と菰田がこそこそと話し合っているのを眺めながら、誠は島田が持ってきた荷物を受け取ると、大理石の彫刻が並べられたエレベータルームに入った。
10
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
織田信長 -尾州払暁-
藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。
守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。
織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。
そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。
毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。
スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。
(2022.04.04)
※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。
※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。
時き継幻想フララジカ
日奈 うさぎ
ファンタジー
少年はひたすら逃げた。突如変わり果てた街で、死を振り撒く異形から。そして逃げた先に待っていたのは絶望では無く、一振りの希望――魔剣――だった。 逃げた先で出会った大男からその希望を託された時、特別ではなかった少年の運命は世界の命運を懸ける程に大きくなっていく。
なれば〝ヒト〟よ知れ、少年の掴む世界の運命を。
銘無き少年は今より、現想神話を紡ぐ英雄とならん。
時き継幻想(ときつげんそう)フララジカ―――世界は緩やかに混ざり合う。
【概要】
主人公・藤咲勇が少女・田中茶奈と出会い、更に多くの人々とも心を交わして成長し、世界を救うまでに至る現代ファンタジー群像劇です。
現代を舞台にしながらも出てくる新しい現象や文化を彼等の目を通してご覧ください。
滝川家の人びと
卯花月影
歴史・時代
勝利のために走るのではない。
生きるために走る者は、
傷を負いながらも、歩みを止めない。
戦国という時代の只中で、
彼らは何を失い、
走り続けたのか。
滝川一益と、その郎党。
これは、勝者の物語ではない。
生き延びた者たちの記録である。
英雄召喚〜帝国貴族の異世界統一戦記〜
駄作ハル
ファンタジー
異世界の大貴族レオ=ウィルフリードとして転生した平凡サラリーマン。
しかし、待っていたのは平和な日常などではなかった。急速な領土拡大を目論む帝国の貴族としての日々は、戦いの連続であった───
そんなレオに与えられたスキル『英雄召喚』。それは現世で英雄と呼ばれる人々を呼び出す能力。『鬼の副長』土方歳三、『臥龍』所轄孔明、『空の魔王』ハンス=ウルリッヒ・ルーデル、『革命の申し子』ナポレオン・ボナパルト、『万能人』レオナルド・ダ・ヴィンチ。
前世からの知識と英雄たちの逸話にまつわる能力を使い、大切な人を守るべく争いにまみれた異世界に平和をもたらす為の戦いが幕を開ける!
完結まで毎日投稿!
蒼穹の裏方
Flight_kj
SF
日本海軍のエンジンを中心とする航空技術開発のやり直し
未来の知識を有する主人公が、海軍機の開発のメッカ、空技廠でエンジンを中心として、武装や防弾にも口出しして航空機の開発をやり直す。性能の良いエンジンができれば、必然的に航空機も優れた機体となる。加えて、日本が遅れていた電子機器も知識を生かして開発を加速してゆく。それらを利用して如何に海軍は戦ってゆくのか?未来の知識を基にして、どのような戦いが可能になるのか?航空機に関連する開発を中心とした物語。カクヨムにも投稿しています。
女神の白刃
玉椿 沢
ファンタジー
どこかの世界の、いつかの時代。
その世界の戦争は、ある遺跡群から出現した剣により、大きく姿を変えた。
女の身体を鞘とする剣は、魔力を収束、発振する兵器。
剣は瞬く間に戦を大戦へ進歩させた。数々の大戦を経た世界は、権威を西の皇帝が、権力を東の大帝が握る世になり、終息した。
大戦より数年後、まだ治まったとはいえない世界で、未だ剣士は剣を求め、奪い合っていた。
魔物が出ようと、町も村も知った事かと剣を求める愚かな世界で、赤茶けた大地を畑や町に、煤けた顔を笑顔に変えたいという脳天気な一団が現れる。
*表紙絵は五月七日ヤマネコさん(@yamanekolynx_2)の作品です*
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる