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第三十七章 『特殊な部隊』の辛い飲み会
第74話 焼鳥とワインの文化衝突
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「よし、始めようか……遅れてきた連中も揃ったことだしな」
月島屋の二階席。場が一巡し、酒がひと通り回ったのを見計らって、嵯峨が静かに日本酒のグラスを掲げた。
「これが東和の庶民的な『焼鳥屋』……もっと油と煙にまみれた、荒んだ場所だとばかり……意外と整っているのですね」
初めて足を踏み入れた庶民の生活圏に、かえでは興味と戸惑いがないまぜになった表情を浮かべていた。
「かえで、お前どんな店を想像してたんだ?甲武の平民目当ての岡場所にある場末の酒場でも思い浮かべてたのか?あんな掃きだめ、東和じゃ三谷のドヤ街でも行かなきゃ見つかんねえぞ」
妹の言葉に明らかに不機嫌になったかなめは、乾杯も待たずに愛飲するラム『レモンハート』を口に運んでいた。
「ささ、焼鳥盛り合わせが着きましたよ!」
今にもかなめとかえでが口喧嘩を始めそうな勢いだったので、誠はそう言うとこの店の看板娘の家村小夏が運んできた盆から焼鳥盛り合わせを取り、まずは嵯峨の座る上座のテーブルに置いた。そして順に配り始めた。
「これが焼鳥……甲武では、これほど贅沢な料理は相当な荘園持ちの貴族でもなければ口にできません」
かえでは目の前に回って来た焼鳥を見て思わずそう言葉が漏れた。
「あそこは貧乏人は肉と言えば合成肉ばかりだからな。本物の肉なんてそれこそ貴族の下っ端がようやく食えるくらいだ。まあ、アタシ等くらいの上流階級になると鶏肉なんてあまり口にしねえがな」
いつものように貴族風を吹かせつつかなめはトリ皮串に手を伸ばした。
「西園寺家は『質素倹約』が売りなんだろ?お前さん、唐揚げを喜んで食ってただろうが」
そうツッコミを入れたのは嵯峨だった。
「西園寺さんは鶏のから揚げが好物なんですか?」
誠の言葉にかなめの表情が怒りの色に染まるのを見て誠はそれ以上の追及をやめた。
「でもまあ、おいしいですよ。この肉は。鶏肉はあまり口にしたことは無いのですが、リン。これからは我が家でも鶏肉をたくさん食べることにしよう」
かえでは焼鳥が大層気に入ったようで、一気に一串平らげて次のネギまに手を伸ばした。
「承知いたしました。早速手配させるようにいたします」
かえでとリンが東和に来て何を食べていたのか不思議に思いながら誠はビールを傾けた。
「そう言えば、かえでちゃんは以前からこちらの屋敷に住んでるのよね?あれ?例の『マリア・テレジア計画』がバレて甲武がごたごたしてたから?」
不用意にそんなことを聞いてくるのはデリカシーと言う物の持ち合わせの無いアメリア以外に居なかった。
「はい、この半年ほど近くに屋敷を購入いたしましてそこで暮らしています。まあ、クラウゼ中佐の指摘の通り、父から『今は身を隠しておけ』と言われまして」
かえでは焼鳥がたいそう気に入った様子でネギまを食べ終えて、次はレバーに手を伸ばしていた。
「じゃあ、あれ?こっちに来てからは何を食べてたのかしら?外食とかしないの?」
フランクな調子で語り掛けるアメリアと堅苦しく話すかえでを見比べながら誠はアメリアの度胸に感心していた。
「僕が目を付けた女性を銀座で修業させていました。今ではそこのシェフにも認められるようになって、自宅で主にフランス料理をいただいています。外食もしますよ。大使館付きの知人の武官の紹介で、地元のレストランに通っています」
さすがに貴族趣味のかえでらしい答えに誠は言葉が無かった。
「おいおいおい、食いもんの話をアタシ抜きでしようってのか?」
そこに入ってきたのは『特殊な部隊』では一番の食通として知られるランだった。彼女も豊川市近郊にいくつもの隠れた名店を知っている根っからの食道楽の人だった。
「日野、お前に良い店を教えてやる。フランス料理はちと苦手だが、寿司、蕎麦、うどん……東都まで出なくても千要にも名店は山ほどある。全部、アタシの奢りだ。好きなだけ食ってけ」
ランは慣れた日本酒を飲みながら上機嫌でそう言った。
「ありがとうございます。ここまで気を使っていただけるとは、僕は幸せ者です。良かったな、リン」
「はい、かえで様」
二人は自分達の幸福を喜び合うようにそうささやきあった。
「日野よ。アタシと一緒でビールはあまり飲まねーのか?一口、口をつけただけじゃねーか」
この店にはこういう歓迎会の時にしか来ないランがいつも通り日本酒を飲みながらかえでに尋ねた。
「ビールもたまには良いものだとは思うのですが……僕はワインが好きなんです。この肉はワインにも合いそうだ……女将!ワインはあるかな?」
かえではそう言うと追加の注文を取りに来たこの店の主である家村春子に声をかけた。
和服の襟を正すとかえでの凛とした顔に笑顔を送った後、春子は静かに首を横に振った。
「そうか……ワインは無いのか。それは残念だ。この肉の油の具合と言い、まるで高級なフォアグラを食べているような感じがする。きっと赤ワインとかと一緒にすると楽しい夕べを迎えられると思うよ」
かえではいかにも残念そうにねぎまを口に運んだ。
「でも、ラム酒がある焼鳥屋の方が珍しいわよね。東都に行けば焼鳥屋でも高級なところはワインくらい出すわよ。東和海軍時代に艦船運航幹部連中で行った結構有名なこぎれいなお店にはワインとかカクテルとかあったもの」
そのアメリアの言葉にかなめが明らかに嫌な顔をする。
「これはアタシの自腹で取り寄せてるヤツだ!アタシはラムしか飲まねぇって決めてんの!クバルカ中佐がみんなの酒代は出してくれてるけど、アタシの分は別会計。しかもこの店、カード使えねぇしな……マジで困ったもんだ」
そう言いながらかなめは静かにラムを口にした。
「お姉さまも苦労されているのですね。では、僕もこの店に来るときはワインを持って来よう。そうすればきっとこの店をより好きになれる」
かえでの奇妙な提案に春子は困ったような顔をする。
「ラムだのワインだの……高い酒ばっかり飲みやがって。俺なんか小遣い3万だぞ?そんな身じゃ、そうそうこの店にも来られんわ」
日本酒を飲むことがすでに贅沢になっている嵯峨は、ひがんだようにそう言いながら春子に日本酒のお代わりを頼んだ。
「確かに新さんはあまりこの店では見かけないわね。クバルカさん。新さんにも飲ませてあげればいいのに」
いつも隊の飲み会の勘定をツケで払ってくれているランに春子はそう言って頼み込んだ。
「いくら女将さんの頼みでもそれは無理だ。茜からきつく止められてる。コイツに贅沢をさせると金を節約するという思考が停止する。そうなると今の小遣いじゃ足りなくなる。小遣いが足りなくなったコイツがどんな違法行為に走るか……隊長が一番の問題児という評判が司法局の本局に広まるのはアタシには受け入れらんねー」
「そうです。お父様に足りないのは経済観念です。ちゃんと小遣いの中で暮らしてください」
ランと茜に責められて嵯峨は肩をすぼめて日本酒を飲んだ。
「それにしてもアメリア。大人しいじゃねえか。いつもはこういう時に一番はっちゃけるおめえがよ」
かなめもやけに静かにボンジリを食べているアメリアにラムを飲みながら絡んだ。
「いやね、かえでちゃんの反応が新鮮で……焼鳥ひとつであんなに感動されると、昔この国に来たばかりの頃の自分を思い出すのよ」
アメリアは珍しくしみじみとした調子でそうつぶやいた。
「右も左も分からないまま箸の使い方を覚えて、気づけば焼鳥屋で『鳥レバー』に怯えてたっけね……ゲルパルトじゃ『レバー』と言えば豚だもの。ゲルパルトと言えば肉は豚。そう相場は決まってるのよ」
そう言いながらアメリアはビールに手を伸ばした。
「そうだったな。オメエは戦後すぐにゲルパルトでロールアウトした『ラスト・バタリオン』だったな。で、そん時はどう思った?焼鳥屋とか……驚いたか?」
自分は最上級の貴族だとか言っておきながらかなめにはこの店のメニューは驚くものでは無かったらしい。誠はそれを察して西園寺家が相当に庶民的な家風の家なのだと悟った。
「まあね、最初は箸を使うのが一苦労。それを覚えたらいきなり串に刺したこんなのが出てきて……」
「こんなのとはなんだ。これはこれで旨いぞ」
アメリアと同じ『ラスト・バタリオン』ながら東和でロールアウトしたカウラにとってこう言った店は当たり前のものだった。
「それはカウラちゃんが異文化交流したこと無いからでしょ?たぶん司法局の任務でいろんなところに行くことになると思うからちゃんと勉強しなさいね」
稼働時間が長いだけにカウラにとってアメリアの言葉は説得力があった。
「その『異文化交流』の成果がそれか……まるで『成人指定の文化交流』だな」
カウラは時々頬を赤らめてかえでを見つめるリンとかえでの視線のやり取りを見ながら皮肉めいた笑みを浮かべてアメリアを見つめた。
「カウラちゃんも目を覚ました方がいいわ。パチンコって、あれこそ店の『法術』じゃない?吸い込まれていくのはコインじゃなくて人生よ?」
誠は人の事は言えないながらも、どちらも同じようなものだと思いながら黙って二人の様子を観察していた。
月島屋の二階席。場が一巡し、酒がひと通り回ったのを見計らって、嵯峨が静かに日本酒のグラスを掲げた。
「これが東和の庶民的な『焼鳥屋』……もっと油と煙にまみれた、荒んだ場所だとばかり……意外と整っているのですね」
初めて足を踏み入れた庶民の生活圏に、かえでは興味と戸惑いがないまぜになった表情を浮かべていた。
「かえで、お前どんな店を想像してたんだ?甲武の平民目当ての岡場所にある場末の酒場でも思い浮かべてたのか?あんな掃きだめ、東和じゃ三谷のドヤ街でも行かなきゃ見つかんねえぞ」
妹の言葉に明らかに不機嫌になったかなめは、乾杯も待たずに愛飲するラム『レモンハート』を口に運んでいた。
「ささ、焼鳥盛り合わせが着きましたよ!」
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「これが焼鳥……甲武では、これほど贅沢な料理は相当な荘園持ちの貴族でもなければ口にできません」
かえでは目の前に回って来た焼鳥を見て思わずそう言葉が漏れた。
「あそこは貧乏人は肉と言えば合成肉ばかりだからな。本物の肉なんてそれこそ貴族の下っ端がようやく食えるくらいだ。まあ、アタシ等くらいの上流階級になると鶏肉なんてあまり口にしねえがな」
いつものように貴族風を吹かせつつかなめはトリ皮串に手を伸ばした。
「西園寺家は『質素倹約』が売りなんだろ?お前さん、唐揚げを喜んで食ってただろうが」
そうツッコミを入れたのは嵯峨だった。
「西園寺さんは鶏のから揚げが好物なんですか?」
誠の言葉にかなめの表情が怒りの色に染まるのを見て誠はそれ以上の追及をやめた。
「でもまあ、おいしいですよ。この肉は。鶏肉はあまり口にしたことは無いのですが、リン。これからは我が家でも鶏肉をたくさん食べることにしよう」
かえでは焼鳥が大層気に入ったようで、一気に一串平らげて次のネギまに手を伸ばした。
「承知いたしました。早速手配させるようにいたします」
かえでとリンが東和に来て何を食べていたのか不思議に思いながら誠はビールを傾けた。
「そう言えば、かえでちゃんは以前からこちらの屋敷に住んでるのよね?あれ?例の『マリア・テレジア計画』がバレて甲武がごたごたしてたから?」
不用意にそんなことを聞いてくるのはデリカシーと言う物の持ち合わせの無いアメリア以外に居なかった。
「はい、この半年ほど近くに屋敷を購入いたしましてそこで暮らしています。まあ、クラウゼ中佐の指摘の通り、父から『今は身を隠しておけ』と言われまして」
かえでは焼鳥がたいそう気に入った様子でネギまを食べ終えて、次はレバーに手を伸ばしていた。
「じゃあ、あれ?こっちに来てからは何を食べてたのかしら?外食とかしないの?」
フランクな調子で語り掛けるアメリアと堅苦しく話すかえでを見比べながら誠はアメリアの度胸に感心していた。
「僕が目を付けた女性を銀座で修業させていました。今ではそこのシェフにも認められるようになって、自宅で主にフランス料理をいただいています。外食もしますよ。大使館付きの知人の武官の紹介で、地元のレストランに通っています」
さすがに貴族趣味のかえでらしい答えに誠は言葉が無かった。
「おいおいおい、食いもんの話をアタシ抜きでしようってのか?」
そこに入ってきたのは『特殊な部隊』では一番の食通として知られるランだった。彼女も豊川市近郊にいくつもの隠れた名店を知っている根っからの食道楽の人だった。
「日野、お前に良い店を教えてやる。フランス料理はちと苦手だが、寿司、蕎麦、うどん……東都まで出なくても千要にも名店は山ほどある。全部、アタシの奢りだ。好きなだけ食ってけ」
ランは慣れた日本酒を飲みながら上機嫌でそう言った。
「ありがとうございます。ここまで気を使っていただけるとは、僕は幸せ者です。良かったな、リン」
「はい、かえで様」
二人は自分達の幸福を喜び合うようにそうささやきあった。
「日野よ。アタシと一緒でビールはあまり飲まねーのか?一口、口をつけただけじゃねーか」
この店にはこういう歓迎会の時にしか来ないランがいつも通り日本酒を飲みながらかえでに尋ねた。
「ビールもたまには良いものだとは思うのですが……僕はワインが好きなんです。この肉はワインにも合いそうだ……女将!ワインはあるかな?」
かえではそう言うと追加の注文を取りに来たこの店の主である家村春子に声をかけた。
和服の襟を正すとかえでの凛とした顔に笑顔を送った後、春子は静かに首を横に振った。
「そうか……ワインは無いのか。それは残念だ。この肉の油の具合と言い、まるで高級なフォアグラを食べているような感じがする。きっと赤ワインとかと一緒にすると楽しい夕べを迎えられると思うよ」
かえではいかにも残念そうにねぎまを口に運んだ。
「でも、ラム酒がある焼鳥屋の方が珍しいわよね。東都に行けば焼鳥屋でも高級なところはワインくらい出すわよ。東和海軍時代に艦船運航幹部連中で行った結構有名なこぎれいなお店にはワインとかカクテルとかあったもの」
そのアメリアの言葉にかなめが明らかに嫌な顔をする。
「これはアタシの自腹で取り寄せてるヤツだ!アタシはラムしか飲まねぇって決めてんの!クバルカ中佐がみんなの酒代は出してくれてるけど、アタシの分は別会計。しかもこの店、カード使えねぇしな……マジで困ったもんだ」
そう言いながらかなめは静かにラムを口にした。
「お姉さまも苦労されているのですね。では、僕もこの店に来るときはワインを持って来よう。そうすればきっとこの店をより好きになれる」
かえでの奇妙な提案に春子は困ったような顔をする。
「ラムだのワインだの……高い酒ばっかり飲みやがって。俺なんか小遣い3万だぞ?そんな身じゃ、そうそうこの店にも来られんわ」
日本酒を飲むことがすでに贅沢になっている嵯峨は、ひがんだようにそう言いながら春子に日本酒のお代わりを頼んだ。
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いつも隊の飲み会の勘定をツケで払ってくれているランに春子はそう言って頼み込んだ。
「いくら女将さんの頼みでもそれは無理だ。茜からきつく止められてる。コイツに贅沢をさせると金を節約するという思考が停止する。そうなると今の小遣いじゃ足りなくなる。小遣いが足りなくなったコイツがどんな違法行為に走るか……隊長が一番の問題児という評判が司法局の本局に広まるのはアタシには受け入れらんねー」
「そうです。お父様に足りないのは経済観念です。ちゃんと小遣いの中で暮らしてください」
ランと茜に責められて嵯峨は肩をすぼめて日本酒を飲んだ。
「それにしてもアメリア。大人しいじゃねえか。いつもはこういう時に一番はっちゃけるおめえがよ」
かなめもやけに静かにボンジリを食べているアメリアにラムを飲みながら絡んだ。
「いやね、かえでちゃんの反応が新鮮で……焼鳥ひとつであんなに感動されると、昔この国に来たばかりの頃の自分を思い出すのよ」
アメリアは珍しくしみじみとした調子でそうつぶやいた。
「右も左も分からないまま箸の使い方を覚えて、気づけば焼鳥屋で『鳥レバー』に怯えてたっけね……ゲルパルトじゃ『レバー』と言えば豚だもの。ゲルパルトと言えば肉は豚。そう相場は決まってるのよ」
そう言いながらアメリアはビールに手を伸ばした。
「そうだったな。オメエは戦後すぐにゲルパルトでロールアウトした『ラスト・バタリオン』だったな。で、そん時はどう思った?焼鳥屋とか……驚いたか?」
自分は最上級の貴族だとか言っておきながらかなめにはこの店のメニューは驚くものでは無かったらしい。誠はそれを察して西園寺家が相当に庶民的な家風の家なのだと悟った。
「まあね、最初は箸を使うのが一苦労。それを覚えたらいきなり串に刺したこんなのが出てきて……」
「こんなのとはなんだ。これはこれで旨いぞ」
アメリアと同じ『ラスト・バタリオン』ながら東和でロールアウトしたカウラにとってこう言った店は当たり前のものだった。
「それはカウラちゃんが異文化交流したこと無いからでしょ?たぶん司法局の任務でいろんなところに行くことになると思うからちゃんと勉強しなさいね」
稼働時間が長いだけにカウラにとってアメリアの言葉は説得力があった。
「その『異文化交流』の成果がそれか……まるで『成人指定の文化交流』だな」
カウラは時々頬を赤らめてかえでを見つめるリンとかえでの視線のやり取りを見ながら皮肉めいた笑みを浮かべてアメリアを見つめた。
「カウラちゃんも目を覚ました方がいいわ。パチンコって、あれこそ店の『法術』じゃない?吸い込まれていくのはコインじゃなくて人生よ?」
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