遼州戦記 司法局実働部隊の戦い 別名『特殊な部隊』の夏休み

橋本 直

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第五章 『特殊な部隊』の出発

第14話 夏の始まりと、絶対に一緒に行きたくない奴

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「良い天気!」 

 ハンガーの前で両手を横に広げて部隊の唯一の医務室勤務の看護師神前ひよこ軍曹が青い空を見上げた。彼女と言うとおり合宿への出発の日は晴天だった。

「ひよこちゃん!そこにバス停めるからどいてね!」

 紺色の髪をなびかせいつものようにどこで買ったかわからない仏像がプリントされたTシャツを着ているアメリアがそう叫んだ。その声に驚いたひよこは飛びのくようにして向かってくるバスの車線から飛びのいた。

「班長!そのまま!ハンドル切らずにまっすぐで!そのまままっすぐでお願いします!」

 そう叫んでいるのは青いTシャツを着た整備班の最年少の西高志だった。いつもこう言うときに気を利かせる彼の機転に誠は感心しながらその後姿を眺めていた。

「西!もっとでかい声出せよ!真っ直ぐで良いんだな!本当にそれでいいんだな!」

 サングラスをかけてバスの運転席から顔を出しているのは島田だった。電気式の大型車らしく静かに西の誘導でバックを続けている。

「随分本格的ですねえ……レンタルしたんですか?その金は……良いです。後ろ暗い金の話は忘れましょう」

 エメラルドグリーンの髪に合わせたような緑色のキャミソール姿のカウラに誠は声をかけた。

「野球部専用の移動用のバスなんて備品には出来る値段じゃないだろ?去年は三台バスを借り切ったが、今年は一台で済んだな」

 あっさりとそう言うカウラの横顔を見つめて目を見開いて誠は驚いた。

「去年は三台も借りたんですか?それってほとんど隊が空っぽになるんじゃないですか!聞いた話では去年はまだ発足間もなくて準備段階で今より人数も少なかったって話ですし……」

 誠は驚いて見せるがかなめもカウラも当然と言うような顔をしていた。

「まあ、うちは当時クバルカ中佐によるランニングメニューをこなすためだけに存在する部隊だった」

 カウラの言葉に誠は言葉を失った。

「それだけじゃねえ!銃の訓練も立派な仕事だ」

 いつも走らされてばかりいる誠の愚痴にかなめはそうツッコミを入れた。

「うちは年中すること無いけど」

「そんなこと自慢になるか」

 アメリアとカウラはそんなことを話していた。

 天気のように『特殊な部隊』の面々は能天気だった。

「遅れてごめんなさいね……って皆さん何を話してたのかしら?」

 ちょうどそこに現れたのは月島屋の女将、家村春子と娘の小夏だった。春子は浴衣姿、小夏はノースリーブ。二人とも夏にふさわしい服装だった。

「いや、去年の夏にうちが空になっても誰も困らなかったって話。ああ、その頃でしたっけ、月島屋がオープンしたのは」

 アメリアが強い日差しを気にしながら、日傘を持った春子のそばまで歩いていく。

「そうね……ちょっとした事情があって店を東都から移転したのよ。そしたらここの皆さんが常連になっていただいて……本当にありがとうございます」

 なぜ客の多そうな東都からこんな田舎の豊川に移転したのか誠は不思議に思いながら春子の言葉を聞いていた。

「でも、良い店ができたからって誘ったのは……叔父貴だったっけ?というか、その『ちょっとした事情』って叔父貴がこの東和に帰って来たってわけじゃないでしょうね」

 かなめはにやにやと笑いながら春子の顔を見つめた。

「新さんねえ……確かにそれも有るかも。新さんには私は一生かけても返せない恩があるから……」

 そう言って春子は頬を赤らめながら隊舎の隊長室のある付近を見上げた。

「一生かけても返せない恩?なんですそれ?あの『駄目人間』が人に感謝されるようなことをする事ってあるんですか?」

 誠は意外な月島屋の発見者を聞いて驚いてそう言った。

「おい、童貞。オメエにゃ分からねえ話も有るって話だよ。男と女だ。オメエにゃしばらく理解できない世界もあるってことだ」

 かなめはあざけるような笑みを誠に向けるとそう言った。

『その割には自分のボトルまで持ち込んで月島屋には一番お世話になっているんじゃないですか』

 誠はそうかなめを問い詰めようと思ってやめた。かなめが相変わらず着ているタンクトップの上に付けているホルスターに入っている銃がその原因だった。

「去年は機体も無い、機材も無い。することも無いって有様だったからな。それに今回の整備班の参加者が少ないのは第二小隊の噂が本当みたいだからな。その準備とか色々あんだろ?」

 かなめがポツリとつぶやいた。

「第二小隊?」

 聞き慣れないかなめの言葉に誠はオウム返しでそうつぶやいた。 

「うちの運用艦『ふさ』は重巡洋艦だ。本来アサルト・モジュールを最大二十機積めるからな。他にも機体を積む余裕はある。まだ正式発表にならないのは第二小隊はパイロットの選抜は終わったが、同盟会議の決済がまだ下りないそうだ」

 カウラは穏やかに答える。目の前ではバスの止める位置をめぐり西がもう少し寄せろと言い出して島田と揉め始めていた。

「そうなんですか?……でもなんで第二小隊の増設が出来ないんですか?『近藤事件』の時に間に合えば……僕は楽ができたのに。まあ確かに機動部隊の詰め所が四人しか隊員が居ない割に広すぎるから部隊拡張を前提としてあの部屋が詰め所になったというのは予想がつくんですが……」

 そんな誠の疑問だが、かなめもカウラも逆に不思議そうに誠を見つめてきた。 

「あんまり叔父貴に力が集まるのが面白くねえんだろうな、同盟機構の連中は。遼州同盟なんて所詮は地球圏に対抗するという利害関係だけで集まった寄せ集めの国々の同盟だ。加盟国にはそれぞれに思惑がある。それを超えて武力を行使する組織であるうちには加盟国の中には面白く思ってない国もあるってことだ。それに第二小隊の隊長は……予定ではあのかえでだからな。それに法術捜査局が来月立ち上げだ。その主席捜査官が嵯峨茜。叔父貴の一人娘だ」

 そこまで言うとかなめは難しい表情を浮かべた。

「全部隊長の親戚ばかりですね。ほかに居ないんですか?法術師って」

 誠の間抜けな問いにかなめはあきれたような顔で話し始めた。

「あのなあ、叔父貴の評判。上では最悪なの。そんな使える人材うちに回ってくると思うか?法術の事を自由に話せる世の中が来たんだ。どこの実力組織も法術師は喉から手が出るほど欲しい。かえでは『問題行動』があるからうちに飛ばされてきて、茜は叔父貴の娘ってことでうちの管轄下の『法術特捜』に志願したんだ。まあ茜としても叔父貴の監視ができるんで一石二鳥って訳だ」

 かなめの説明の通り法術師が公になってから誠の古巣の東和宇宙軍では大規模な人事異動があったらしいことは噂では聞いていた。おそらくそれが法術師を中心とした人事だろうということは社会常識の無い誠にも容易に想像がついた。

「でもかえでさんの『問題行動』って何ですか?隊長の話だと、西園寺さんの妹さんは優秀な甲武海軍軍人だと聞いているんですが……」

 誠が自分の妹の事を知っていることに驚いてかなめは思わず銃に手をやるところだった。

「アタシから言わせる気か?言いたくねえ!アイツは見た目からしてイカレてる。第二小隊とやらが出来れば嫌でも顔を合わせるんだ。それまで忘れてろ」

 かなめは誠から見ても明らかに不機嫌になった。

「その言い方、気になるじゃないですか。隊長も詳しく教えてくれなかったんで……」

 誠はかなめの喉に魚の小骨が引っかかったような言い方が気になった。

「言うよ。……苗字は日野。日野かえで。西園寺家の家風は合わねえから絶家になっていた伯爵家の日野家を継いで家を興した訳。爵位は伯爵、官位は弾正尹だんじょうのかみ。気取って『斬弾正ざんだんじょう』とか名乗ってんだよ。アイツは居合が得意でね。それ以外は……あんま言いたくねえ」

 かなめは吐き捨てるようにそう言った。誠は一人っ子だからわからないが、なぜかかなめの表情が急に曇ったことを不思議に思いながら島田達の騒動をただ眺めていた。

「西園寺さんの妹ですよね。なんでそんな嫌うんですか?西園寺さんは隠し事が苦手ですから嫌いだってのが見え見えですよ」

 誠はサイボーグで女王様気質のかなめの妹の姿を想像しようとした。

 かなめの頭の先からつま先までじっと眺めるが、どうにもサイボーグの姉を持つ彼女の妹がどんな人物か……誠にはまったく想像がつかなかった。

「日野少佐はここに西園寺が配属になるって聞いた時から転属願いを所属する甲武海軍上層部に出してたからな。確かもうすでに甲武海軍の許可も下りてもうすでにこの豊川市に来ているはずだぞ……私もこの前隊長に案内されて小隊長同士と言うことで会ったが……本当に妹なのか?弟の間違いじゃないのか?」

 いぶかしげにかなめの顔を眺めるカウラを見て、誠は意味も分からず呆然と立ち尽くしていた。

「アタシが前見たときは妹だった。今のところ弟になったという報告は無いから妹だな。それにアイツは男もいける口だから性転換手術をするとは思えねえ……だから妹だろう」

「弟になった?男もいける口?」

 再び誠の疑問形に火が付く形となった。

「かえでちゃんの話?」

 三人で話しているところに、ちょうどアメリアが通りかかった。

「ええ、西園寺さんの妹の話なんですけど……アメリアさん知ってます?」

 誠の問いにアメリアは少し戸惑ったような顔をした。

「一応……私は部長級だから、カウラちゃんと一緒に隊長が設けた席で会ったわよ。あれよ、男装が好きだから変な風に言われるだけで、それほど変わった人じゃないわよ。まあ大正ロマン風に『少女歌劇』の男役って感じよね。本当に凛々しくてたくましくて……私も見てて一目ぼれしちゃうくらい。ああ、私にその気は無いから安心していいわよ、誠ちゃん」

「男装!?保守的な甲武国でそんなの許されるんですか?」

 アメリアがあっさり言ってのけるが、『大正ロマンあふれる国』の甲武国で『男装』をしていることの意味を察して誠は叫んでいた。

「甲武国の貴族はそれこそ何をしても許されるのよ。いいじゃないの。『男装の麗人』なんて、絵になるわよ。かなめちゃんと違ってたれ目じゃないし。髪を金髪に染めているところなんて少女漫画の主人公があこがれるエリート軍人みたい。まあ本当にエリートなんだけど」

 まるでかえでに惚れているかのような表情でアメリアはそう言った。

「うるせえ!アイツの話はするな!思い出すだけで身の毛がよだつ!あいつにかけられた苦労はオメエ等にはいくら言っても分からねえだろうな!アイツが近寄って来るのを想像するとそれだけで面倒が起きそうでおっかなくてならねえ!それにアイツの『マリア・テレジア計画』についてオメエ等が知ったら……」

 かなめはそこまで言って自分の口が滑ったことに気が付いて押し黙った。

「『マリア・テレジア計画』ってなんです?」

 歴史知識ゼロの誠は純粋に好奇心からかなめに尋ねた。

「17世紀のヨーロッパにマリア・テレジアと言う政治家がいた。そいつは自分が産んだ娘を多くの国の王室に嫁がせることで自分の国オーストリアの利権の拡大を狙ったんだ。それと同じことをかえではやろうとしている」

 かなめは苦々しげにそう言うと禁煙所でもないのにタバコに火をつけて吸い始めた。

「でもその為には結婚しないといけないですよね。かえでさんってもう結婚して子供もいるんですか?」

 間の抜けた誠の質問にかなめはあきれ果てて言葉がないというように天を見上げた後話を続けた。

「アイツが狙うのは既婚の高級貴族の若い奥方だ。しかも婿養子を迎えたとか言う旦那の立場の弱い家を狙う。社交界とかに顔を出しては旦那に内緒で誘惑して手練手管でその奥方を自分に惚れさせる」

「女同士でですか?レズビアン……ああ、さっき男もいける口とか言ってましたからバイセクシャルですね。でも、不倫ですよね、それって」

 誠はかなめの言い出したことの突拍子の無さに呆れ果てて大きくため息をついた。

「そうだ、そこで自分のクローンを惚れた女に孕ませる。色々相手の女を言いくるめてその女の卵子に自分の卵子を融合させたものを子宮に着床させるという手口だ。アイツの副官にはその専門家の産婦人科の専門医の資格を持つ女までいる。これまでに24人孕ませたそうだ……アイツの手の早さは病気だな」

 とんでもない事実をかなめは口にした。

 誠はあまりのかえでの狂気の沙汰に顎が外れ膝から崩れ落ちるところだった。

「ちょっと待ってくださいよ!……24人!……どんなにしたらそんな数の女性に惚れられるんですか?話が大きくなり過ぎて……僕にはとてもついて行けないです!嘘ですよね!そんなこと有る訳ないですよね?嘘って言ってくださいよ!西園寺さん!そうじゃ無きゃこの年で童貞の僕が浮かばれないじゃないですか!」

 二股三股くらいなら誠も聞いたことがあるがその数が24人となると誠の頭の中はこんがらがって混乱に導かれるように絶叫した。同時に彼女一人で来たことが無い誠にはかえでに彼女の作り方を教えてもらいたくなった。

「その自分に惚れた高級貴族の女に産ませた自分のクローンの娘に自分の理想とする思想を植え付けて甲武を親父の理想の国にする。それが『マリア・テレジア計画』とかえでが名付けた作戦の全貌だ……作戦と言うか……ただの風紀の乱れにしか見えねえけどな、アタシには」

 かなめが珍しくまともな感想を言うので誠はそれにも驚かされた。

「確かに常識を超えるというか……理解不能と言うか……そんな人には来てほしくないというか……でもそんなこと甲武で問題にならなかったんですか?」

「最初は上手いこと行ってた。だが、生まれた娘を自分の子供だと信じてた馬鹿な貴族の旦那達の中にとりわけ疑り深いのが一人いたんだ。そいつが生まれた子供にDNA鑑定をしたらかえでのDNAと完全に一致した。それですべてがバレたんだ。結果、かえでは海軍上層部に呼び出されて軍法裁判にかけられた。それはそれは得意げに自分の行った所業をペラペラ話したらしいわ。甲武の貴族の妊娠中絶は違法だからな。だからその24人が次々生まれてきた。しかもその全員がその家の嫡子だ。かえでによる名門乗っ取り計画は一応の成功を見たわけだ」

 あまりのかえでの狡猾な作戦に誠は言葉が無かった。

「でも同じ顔が24人もいるの?ラスト・バタリオンだって遺伝子いじって顔には差をつけてるのに?ちょっと気持ち悪いわね、それ」

 アメリアは先ほどかえでに惚れかけた自分がその毒牙にかかるかもしれないと少しおびえた表情でそう言った。

「オメエの糸目はその結果か?確かに個性的だな、オメエの顔は」

 かなめはアメリアの糸目をからかうがアメリアは胸を張って言い返す。

「これは整形。本当は目はパッチリだったの。でもそれじゃあ笑いが取れないから東和に来た時に整形したのよ」

「無意味なことをするなあ……理解不能だ」

 かなめが勝ち誇ったような態度のアメリアに膝カックンを仕掛ける。長身のアメリアはあっさり引っかかってそのままずっこけた。

「まあ……うちは『特殊な部隊』だからな。第二小隊も当然メンバーは特殊になるだろう。バイセクシャルの男装の麗人くらいかわいいものじゃないか」

 カウラはそう言って苦笑いを浮かべた。

 第一小隊の小隊長として誠達『特殊な』部隊員を預かっている彼女の苦労を察して誠は愛想笑いを浮かべるしかなかった。

「じゃあ荷物を積み込むぞ!」

 かなめはそう言って手にした重そうなバッグをバスのトランクを開けて放り込んだ。


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