遼州戦記 司法局実働部隊の戦い 別名『特殊な部隊』の夏休み

橋本 直

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第七章 『特殊な部隊』の特殊な移動事情

第16話 『もんじゃ焼き製造マシン』始動す!

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「それじゃあ、特訓合宿、出発しまーす!ちなみにポロリもあるよ!……って付け加えとくけど、そこ!期待するのは誠ちゃんだけにして!他の人は変な妄想すんなー!」

 全員がバスに乗り込んだのを見届けて、幹事役のアメリアが車内マイクを握って宣言する。ノリノリで運転席に座る島田の後頭部を、軽くペチリと叩くのも忘れない。

 だが誠にとってその一言は、ただの冗談ではなく『死刑宣告』のように聞こえた。

「はいよー、出発しまーす……っと」

 島田は拗ねたように口を尖らせながらバスをバックさせた。子供扱いされたのが不満らしい。

「神前、大丈夫か?」

 隣に座ったカウラが、なぜか既に自分のカバンから取り出していたエチケット袋を差し出しつつ、心配そうに覗き込んでくる。

「まだ吐きませんよ……多分。でも、僕の分……ですよね、それ?」

「当然だ。上官としての配慮だ。それに……貴様には今後もいろいろ頼むことになる。これくらいは当然だ」

 言葉はぶっきらぼうだが、視線を合わせずに少し頬を染めるカウラ。その様子に誠が思わず微笑むと、さらに赤くなる。

「なんだよ、二人でいい雰囲気になりやがって。まさか神前が吐いたもん片付けるのが趣味なのか?カウラ、変態か?」

 後ろの席からかなめのヤジが飛んできた。明らかに焼き餅まじりである。

「あっ、かなめちゃんが妬いてるー!」

 その様子に、隣のサラが嬉しそうに声を上げた。最近ずっと島田とのラブラブをからかわれていた彼女にとっては、ここぞとばかりの反撃チャンスだ。

「違ぇよ!ここは『愛のない国』遼州だ!職場恋愛なんて百年早えんだよ!……って、おちびの姐御から釘刺されたことねえのか?それよりサラ、オメエこそ島田と進展ゼロの中学生ラブごっこやってんじゃねえよ!」

 かなめの返しに、サラは「な、何よそれ!」とむくれる。バス内の空気は早くも騒がしく、だが不思議と心地よい。

「でも、カウラさん。合宿場までどれくらいかかるんですか?その間、僕は我慢できますかね」

 長時間のバス旅行では必ず吐くことが、前回の『近藤事件』での運用艦『ふさ』までのバス移動で証明されていたので、誠は恐る恐るカウラに尋ねた。

「今日は土曜日でしかも今は海水浴のシーズンだ。高速道路やその先の国道は渋滞する。揺れることはあまりないからお前の体質でも耐えられると思う。それに貴様の体質を配慮したアメリアが全てのパーキングエリアで休憩を取るとか言っていた。だが、この季節の東和の渋滞は年中行事だ。到着までには日中一杯かかるだろうな」

 カウラの言葉は誠にとってはあまりに残酷な事実を示していた。

「日中一杯……死んじゃいますよ、僕」

 カウラの言葉に『もんじゃ焼き製造マシン』の異名を持つ誠は冷や汗を流した。

「こんだけの人数なら電車の方が良かったんじゃないの?神前君も電車ならさすがにあんなに吐かないでしょうし」

 サラの隣に座っていた『特殊な部隊』の数少ない常識人であるパーラが気を利かせてそう言った。

「僕、電車でも駄目なんです。あれもバスほどじゃないけど揺れるでしょ?30分も乗ると気持ち悪くなってきて……」

 さすがのパーラも電車に酔う誠の体質までは予想がつかなかった。

「全く気合が足りねえ証拠だな。オメエの車酔いは気合が足りねえからだ。シュツルム・パンツァーのシミュレータの訓練を続けて気合が身に着けば自然に治る」

 弱音を吐く誠に向けてかなめは無茶な注文をつけた。

「そんな……無理ですよ。小さいころは慣れるように母さんがよくバス旅行に連れて行ってくれましたけど、結局この体質は治らなかったですから」

 誠はすでに胃の当たりに違和感を感じながらそう反論した。

 島田の運転でバスはそのまま菱川重工豊川の敷地を出て国道を走り、高速道路の料金所を抜けた。

「大丈夫ですか?誠さん。車酔いくらいの軽い症状だと私の『力』はあまり役に立たないんです。すみません」

 誠とカウラの前の席に座って本を読んでいたひよこが心配そうに振り向いてきた。

「ひよこちゃん。まだ大丈夫だよ……これから先はどうなるか分からないけど」

 強がってそう言う誠だが、流れる脂汗はもうすでに誠の『もんじゃ焼き製造マシン』としての機能が発動していることを示していた。

「つまらねえな……ギター持ってきてねえからアタシは歌わねえが……誰かカラオケでも歌えよ。付いてんだろ?このバスにもカラオケ。アメリアには付いてる奴を借りろって言っといたはずだぞ」

 退屈しているかなめはそう言ってバスガイドを気取って運転席の隣で立っているアメリアをにらみつけた。

「カラオケならあるわよ。でもかなめちゃんは中島みゆきの歌しか聞かないじゃない。どうせ歌なんて聞かずに酒を飲むか寝るかするんでしょ?まあいいか、じゃあマイクを回すわね。まずは一番近くのひよこちゃんから」

 アメリアはバスの前部に設置された引き出しからカラオケ用の無線マイクを取り出すと戸惑った表情を浮かべているひよこに手渡した。

 なぜかアメリアの気まぐれでカラオケの先頭バッターを任せられたひよこはマイクを握ると照れながら立ち上がった。

「私からですか……じゃあ失礼して……『千の風になって』をお願いします」

 ポエマーひよこの選曲に一同はげんなりした表情を浮かべた。

「ひよこちゃんもなんでいきなりそんな歌唄うのよ。人が死ぬ歌なんて縁起が悪いわよ。でもまあ、仕方がないわね……ああ、あったちょっと待っててね」

 ポエマーひよこの渋い選曲にアメリアは白けながらもカラオケの機械を操作した。

「そう言えばさっきから寒気が……普段は吐くことは有っても寒気がするなんてことは無いんですけど……」

 両手にマイクを持って歌いだしたひよこを見ながら誠はカウラにそう言った。

「寒気か……バスに乗る前には風邪をひいているような様子は見えなかったが……」

 心配そうな表情でカウラは誠の青ざめた顔を見つめている。

「そりゃあアイツ等のせいだ。あんだけ気持ち悪い視線を浴びたらアタシも体調が悪くなる。ぺったん胸のカウラを神とあがめる狂信者共……この部隊で一番ヤバい連中だぞ」

 誠の寒気の原因は分かりきっているという調子でかなめはバスの後部座席に座る一団を指さした。

 その指の指しているのは菰田邦弘主計曹長だった。その嫉妬に狂ったような怒りの表情と同じ表情を浮かべる整備班員数名が誠を呪うような視線でにらみつけている。かなめの指につられて振り返った誠は今見た異様な光景を見なかったことにしようと首を激しく振った。

「菰田の奴は何を怒ってるんだ?」

 カウラは不思議そうに周りを見渡す。かなめもパーラもサラもカウラの鈍感さに少し呆れながらため息をついた。

「『ヒンヌー教団』だ。奴等はカウラが奴等の天敵の神前の隣に座っていることが我慢ならねえんだ。だからこのバスが合宿場に到着するまで神前の寒気はおさまらねえ」

 かなめは誠の不幸を笑い飛ばすようにそう言うと手荷物のバッグの中を漁り始め、おそらくラム酒が入っているだろうフラスコを取り出した。

「西園寺さんひどいこと言わないでくださいよ。あの視線……今日一日続くんですか?勘弁してくださいよ」

 だんだん上がってくる吐き気に加えて呪いのもたらす寒気にまで襲われることを決定事項として宣言された誠は力なくうなだれた。

「歌い終わりましたよ!次の方!」

 ほとんど棒読みであまり上手いとは言えない調子で『千の風になって』を歌い終えたひよこがマイクを掲げると、カウラはそのマイクを静かに受け取った。

「カウラさんが歌うんですか?何を歌うんです?」

 次第に吐き気に支配されつつある思考を何とかとどめようとしながら誠は絞り出すようにそう言った。

 カウラが歌を歌う。どんな選曲なのか。誠が想像するとすればカウラの趣味のパチンコの台になっているアイドル歌手のヒット曲かアニメの主題歌だった。

「歌うのは貴様だ。神前。バスの中でじっとしているから酔うんだ。歌でも歌って気分を変えればきっと酔わないに違いない」

 そう言ってカウラはすでに食道近くまで上がってきた胃液を押し戻そうと必死になっている誠にマイクを押し付けた。

「そうだな。カウラにしちゃあ良い考えだ。何歌う……ってオメエの歌うのはアニソンだろ?オメエはオタクだけどアイドルにはあんまり関心がねえって話だからな……あれだ、カウラ。最近パチンコで当たった台にアニメの台があるんじゃねえか?それを上官命令で歌わせろ」

 カウラとかなめの提案に確かにバスに対する恐怖心から車内でのカラオケなどしたことが無い誠はカウラが差し出すマイクを受取った。

「確かにそうかもしれませんね。じゃあ『マジカル美少女戦士パールちゃん』の第一期オープニングの『願いを込めて』お願いします!実は僕は魔法少女アニメが好きなんで……こう見えても、小さいころからずっと観てたんですよ!あのシリーズ、今期で何期目でしたっけ。それだけ少女たちの支持を集めるってことはそれだけ凄い作品だってことです!僕でもこの歌だけは歌えるんですよ」

 あまり歌は歌わない誠だが、この歌だけはテンポが遅くて歌いやすいので歌うことができた。

「そのアニメの台は私が得意な台だ。『願いを込めて』は確変リーチの1回目に必ず流れる」

 誰が見ても明らかに弱っている誠の突拍子もない選曲に車内のアメリア以外の面々はあきれ果てた表情を浮かべた。ただ、その曲をテレビではなくパチンコ屋で覚えたカウラだけはいかにも楽しそうに手拍子をするために両手を顔の前に掲げた。

「そのアニメってアタシでも知ってるけど小学校の女の子向けのアニメじゃなかったっけ?そんなののパチンコ台もあるんだ……パチンコメーカーもよほどネタに困ってるんだな」

 本当にあきれ果てたという表情を浮かべてかなめはそう言ってカバンからラム酒の入ったフラスコを口にあてがう。

「かなめちゃんはやっぱり世間知らずのお姫様ね。あのキャラデザイナーは他の人気作も手がけていて、『大きなお友達』の間でも人気があるの。だからきっと、そういうパチンコ好き層を狙って作られた台なのよ。当然そんな中のパチンコ好きを狙って台を作ったのよきっと。それに魔法少女好きな誠ちゃんならその曲で来るんじゃないかと思ってたわよ、私は。入れたわよ!」

 こちらもアニメには詳しいアメリアがカラオケの機械を操作する。

「じゃあ、皆さんは知らないかもしれないですけど僕の十八番なんで!」

 気が紛れてきて吐き気になんとか打ち勝った誠はそう言うと立ち上がって明るい曲調のイントロに合わせて身体を動かした。

「やっぱり元気になってきたな」

 カウラは満足げにそう言うといきなり酒を飲み始めたかなめをとがめるような視線でにらみつけた。

「なんだよカウラ。文句あんのか?どうせアタシの歌える曲はカラオケに入ってねえんだから退屈しのぎだよ。それに神前が歌ったらたぶんアメリアが暴走してアニソンを連続して歌い始めるぞ。去年もそうだったじゃねえか。そんな退屈な時間、酒でも飲まずに過ごせって言うのか?」

 ラムの小瓶を片手にかなめは吐き捨てるようにそう言った。

「『ラブリー♪ラブリー♪チェンジ!マジカルチェンジ!』」

 誠はアメリア以外の知らないアニソンを声高らかに歌い始めた。誠は歌はあまり得意ではない。さらに声があまり高くないので、女性声優が歌い上げる高音にはついていけず、音痴丸出しで歌い始めた。

「下手だな」

 かなめはあっさりそう言うと手持ちのバッグを再び漁ってつまみのビーフジャーキーを取り出して口に運んだ。

「仕方がない。これで神前の気がまぎれるなら私はそれでいい」

 けなすかなめと自分を納得させるように囁くカウラはノリノリの誠の歌に合わせるように手拍子を打った。

「じゃあ私は何にしようかしら……。言っとくけど誠ちゃんの為だからね、私が連続で歌うのは」

 誠の調子はずれの歌を無視しながらアメリアは自分が歌う気満々だった。

「アメリアずるい!私も歌いたいのに!」

 選曲画面に映るアニソンを物色するアメリアにサラが抗議するように叫んだ。

「サラはデュエット曲しか歌わないじゃない。その相手の島田君は運転中よ。サラはカラオケ禁止!分かった?」

 月島屋に行くたびに嫌がる島田と一緒にカラオケでデュエットしているのが事実だけにサラは諦める。アメリアはそう踏んでいた。しかし、サラは諦めなかった。

「じゃあ、男性パートはパーラが歌って。パーラの声って結構ハスキーだから似合うと思うの」

 サラの突然の提案に話題の中心にされたパーラが慌てたように首を横に振る。

「そんなの嫌よ!アメリアが歌いたいって言うんだから歌わせればいいじゃないの!」

 おそらくパーラはサラとデュエットすればアメリアからこのことを理由に仕事中に色々面倒を押し付けられることの予想がついたのでそう言って断った。

「じゃあ、他の男子!それか特別ゲストの家村親子のデュエットで!」

 諦めの悪いサラはそう言ってバスの後方に目をやった。

 アメリアが自分のリサイタルを邪魔されれば何をされるかわからない。それを知っている野球部の面々はサラの言葉に沈黙で答えた。

「私達はゲストですもの。出しゃばったら悪いわ」

 春子もあっさりと断り、その隣の小夏はすでに寝息を立てていた。

「残念ね、サラ。じゃあこの曲が終わったら私が歌うから。誠ちゃん期待してていいわよ。私って結構歌には自信があるんだから」

 まだ歌い終わっていない誠に向けてアメリアがそう言って笑いかける。

「こんなことになるんなら耳栓持ってくれば良かったかな……ああ、耳栓は道路交通法違反か……俺の運転は神前の野郎が酔わないよう祈るだけの簡単なお仕事です……ってわけか?アイツを酔わせない運転手ってどんな運転手だよ」

 誠の熱唱を迷惑そうな顔で聞いていた島田はそう言いながら渋滞の中、前のワゴン車の後ろをゆっくりとバスを走らせた。

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