遼州戦記 司法局実働部隊の戦い 別名『特殊な部隊』の夏休み

橋本 直

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第七章 『特殊な部隊』の特殊な移動事情

第17話 ようこそ、領主様の荘園ホテルへ

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 続く緑の松の並木。瓦屋根の張り出すみやげ屋が続く海沿いの道を抜けてバスは進む。誠は逆流する胃液を腹の中に押し戻した。

 あれからアメリアのアニソンワンマンショーは続いた。

 誠の乗り物酔いを危惧してアメリアが気を利かせてプランニングしたパーキングに必ず止まる度に、カウラ達の誰かがアメリアからマイクを奪おうとするのだが、アメリアは誰よりも早くマイクを取り、次々とアニソンの洪水を流し込む。まるで歌が切れるたびに『新たな波動砲』を撃ち出すかのように、三年分のオープニング、エンディング、挿入歌、果てはキャラソンまで、誠すら知らない領域に突入していった。

「全くオメエはだらしねえなあ!もうすぐ着くんだから大丈夫だよ。それにしてもアメリアの奴。よく喉が持つな。もう六時間は歌ってるぞ。まあ、運航部の作るエロゲの声優はアイツが一人で何役もこなしてるからな。喉はそれで鍛えてるのか」

 かなめは青ざめた誠を見ながらフラスコに入ったラムをあおりながら、まだ熱唱を続けているアメリアに感心していた。

 アメリアのアニソンリサイタルが始まると、彼女のアニソンを聞き飽きた隊員達の間で酒の瓶が車内に回された。ハイテンションな歌ばかりが流れるバスの中はもはや無法地帯状態になっていた。

 昼飯時には、しらふなのは運転していた島田、黙ってウーロン茶を飲みながら通信タブレットでスロットに夢中だったカウラ、そして給仕に明け暮れる家村親子と周りの景色に見とれていたひよこだけだった。ドライブインでアメリアのアニソンの嵐にすっかりやられていた島田に代わり午後は金の動かない携帯端末でのスロットに飽きたカウラが運転を続けている。

 誠はアメリアの独壇場を阻止するものだと思っていたかなめはと言えば、サイボーグの利点を生かして一人脳内に響くお気に入りの歌声を聞きながらラムをラッパ飲みしていた。

「もうすぐ着くから大丈夫よ」

 脂汗を流している誠にようやく知っている限りのアニソンを歌い尽くしたアメリアがいたわりの声をかける。繁華街を抜けたところで街道を外れ、バスはどこまでも続く平野に入り込んだ。

 ブロック作りの道のもたらす振動で、誠はまた胃袋がひっくり返るような感覚に包まれる。

「吐く時はこれにお願いね」

 また酔い始めた誠を見て気を利かせたパーラがカウラが用意してきたエチケット袋を誠に手渡す。

「大丈夫ですよ。これくらい……前回の『ふさ』の母港への移動の時に比べたらバスにはかなり慣れてきました」

 とりあえず強がっている誠だが、口の中は胃液の酸が充満し、舌が苦味で一杯になるのを感じていた。

「見えたぞ!」

 運転を代わってもらったとたんに飲み始めてかなり酒に酔っている島田がよたよたと起き上がって外を指差す。

 なんとか食道を逆流してくる胃液を押し戻すことに集中していた誠がその先を見ると瀟洒しょうしゃな建物が目に入った。海岸沿いの断崖絶壁の上に、赤いレンガ調の建物は背後の海の青を背景として圧倒的な迫力で誠達の前に現れた。誠がイメージしているビジネスホテルに毛が生えたようなホテルとは違う高級感漂うその姿に誠は痛めた胃の違和感も忘れてその建物を見入った。

「結構、凄いホテルですね。僕がイメージしてたのとはかなりかけ離れた……本当に僕たちなんかが泊っていいんですか?」

 その遠くから見てもわかる荘厳な雰囲気に誠は後ろで平然とラム酒を飲んでいるかなめに尋ねた。誠が想像していたのはテレビでCMをやっているようなコンクリート造りの庶民的な観光ホテルであって、目の前のレンガ造りのそれは誠達が泊るにはあまりに豪華すぎた。

「そんなのアタシが泊るんだ。こんくらいのホテルでなくてどうするよ。ここはアタシの被官ひかん筋が経営してるからな……無理も効くわけだ。このホテルは東和のお金持ちの多くが定宿にしてるホテルで結構儲かってるんだ。そこの売り上げは主君であるアタシの懐に入る。甲武ではそういう仕組みになっている。今回もアタシが泊りたいって言ったらタダで良いって言ってきた。感謝しろよ、アタシに」

 かなめはそう言って胸を張ってみせる。誠はこんなホテルにタダで泊まれるということが信じられないと同時に、自分がその体質のせいでホテルに泊まったことが無いことを思い出した。

「いつも夏と冬の合宿の旅にかなめちゃんのおかげで宿の心配しなくて済むから感謝してるのよ。別に民宿で雑魚寝って言う方が私の性にはあってるんだけど、たまには最上級のベッドで寝るのも良いものよ。誠ちゃんもそんな機会は滅多にないんだから楽しみなさいな」

 相変わらずバスガイドを気取って立っているアメリアがそう言って笑う。誠は民宿はおろかホテル自体に泊まったことが無いのでアメリアの言っていることがあまり理解できなかった。

「それにしても西園寺さん。『被官』ってなんです?」

 バスの酔いから気を紛らわせようと誠は疑問を口にした。

「甲武国は貴族主義の国だ。偉い貴族には家来がいる。それを甲武では『被官』と呼ぶんだ。被官は主君に所有する財産を上納して庇護を求める。通称『荘園制度』って奴だ。まあ、庶民しかいねえ東和では関係ねえ話だがな」

 ラム酒の酔いの上機嫌からかなめは軽口をたたく調子でそう言った。

「じゃあ、このホテルって西園寺さんの家の所有物なんですか?」

 誠は目の前の豪華なホテルがいつも銃を持ち歩いている女ガンマンの私有物とはとても思えなかった。

「そこが荘園制度の難しいところだ。所有権は確かに被官のものだ。でも、荘園である以上、その収益の大半はアタシの手元に入ってくる仕組みになっている。言っとくけど今は親父が西園寺家の家督をアタシに譲っているから、西園寺家の当主はアタシだからな!位階は『正一位』、『官位』は『検非違使別当けびいしのべっとう』。官位に着いちゃあ本来『関白太政大臣』に就くのがあるべき姿なんだが、甲武の貴族の正式会議の『殿上会でんじょうえ』の許可が出てねえからアタシはまだ関白にはなれねえんだ。関白になったら甲武ではやりたい放題だぜ……良いだろ?」

 得意げにかなめは酔いに耐えている誠に語り掛けてくる。

「西園寺さんがやりたい放題って……甲武国はそれで大丈夫なんですか?かなめさんは無駄遣いばっかりしてるじゃないですか。それこそお父さんの理想の社会なんて甲武には来ませんよ」

 かなめの浪費癖は知っているので誠は甲武国の事を心配してそう言った。

「親父は親父。アタシはアタシ。関白は宰相の任命権を握っている。アタシが関白になったら親父を宰相の地位から引きずりおろしてやる。それでアタシの言うことなら何でも聞く馬鹿な政治家を宰相に据えれば本当にやりたい放題だ」

 かなめの野望に誠はただ呆れ果てていた。

「だから関白になれないんですよ。たぶん甲武国の偉い人もそれがわかってて西園寺さんを関白にしないんですよ」

 誠は調子に乗って暴言を吐くかなめの笑顔を見ながら心から甲武の行く末が心配になった。

 カウラは慎重にバスを運転して静かに正面玄関に乗り入れた。

「ハイ! 到着」

 アメリアの言葉で半分死にかけていた乗員は息を吹き返した。小夏が素早くバスの窓から飛び降りる。誠もようやく振動が収まった事もあって、ゆっくり立ち上がると通路を歩き始めた。

「肩貸そうか?」

 かなめがそう言うが無理やり余裕の笑みを作った誠は首を横に振ってそのまま歩き続けた。

「お疲れ様です、カウラさん」

 目の前のホテルの荘厳さに圧倒されて乗り物酔いを忘れていた誠だが、再びこみ上げてくる吐き気を堪えながらカウラに向けてそう言った。

「貴様よりはましだ。でも前回多賀港に行った時よりは良くなったみたいだな。エチケット袋が余ってしまった」

 同情するような目で誠を眺めてカウラはそう言った。誠は彼女に見えているだろう青い顔を想像して一人で笑顔を浮かべていた。

「いらっしゃいませ」

 誠がようやく地面の感覚を掴んだ目の前で、支配人と思しき恰幅のいい老人が頭を下げていた。さらにその後ろには従業員らしい二十人余りの人垣が一斉に頭を下げる。その一糸乱れぬ頭の下げ方の見事さに誠は思わず息をのんだ。

「おう、稼ぎ時に無理を言ってすまんな。また世話になるぜ」

 かなめの声に合わせるように従業員達は一斉に頭を下げる。従業員達はおそらく東和の人間なのだが、元々東和の上流階級相手の商売をするように徹底的に教育されているせいか誠にはここがまるで貴族制度の甲武国のように感じられた。

「行くぞ、神前。吐きそうになったら言え。カウラのエチケット袋を使うから」

 誠の手を引いてかなめはぞんざいにその前を通過しようとする。こういうことには慣れているのだろう、かなめは支配人をはじめとする従業員達の存在など別に何も思っていないというように建物の中に入る。そこにはロビーの豪華な装飾を見上げて黙って立ち尽くすサラと小夏の姿があった。

「おい、外道!お前……」

 小夏はこのホテルの荘厳さと先ほどの従業員達の息のそろった一礼を見て、焼鳥屋の一人娘である自分と甲武国一のお姫様であるかなめとの格の違いを思い知ったようで、しばらく言葉をかみ締めてうつむく。かなめはめんどくさそうに小夏の前で立ち止まった。

「実はお前、結構凄い奴なんだな。店では馬鹿やってものを壊したり平気でするのにここの人、かなりお前を尊敬しているみたいだったぞ」

 小夏は感心したようにそうつぶやいた。

「当然だ。アタシはここでは『領主様』。荘園領主が敬われるのは義務であり、伝統であり、至福なんだよ。それとも何か?これまでアタシをただの暴力馬鹿だと思ってたのか?」

 そう言い放った時のかなめは、焼き鳥屋でラム酒をラッパ飲みする暴力ガールとは思えなかった。

「ただの危ない奴だと思ってた」

 正直な感想を小夏は口にした。かなめも中学生をまともに相手するつもりは無いと言うように、小夏を無視してロビーを歩き続けた。誠は、今までかなめを小夏と同じように思っていたので、かなめの偉大な領主のような風格を込めた歩みを見てただひたすら引き込まれるばかりだった。

 かなめが珍しく感情を爆発させなかったことに誠が不思議そうな視線を送っていると、かなめはそのままカウンターに向かおうとする。

「ちょっと待ってなアタシの部屋の鍵……。ああ、神前。このホテルにはアタシ専用の部屋があるんだ。そこは他の客には絶対使わせないこのホテル一番の部屋だ。行くぞ」

 そう言ってなんとか乗り物酔いの克服に成功してきたばかりの誠の手をかなめは強引に引っ張った。誠はさすがにこれだけ豪華なホテルに自分専用の部屋があると言うかなめの言葉を鵜呑みには出来なかった。 

『西園寺さんの本気の表情はどこか怖い。でも、時折見せる領主としての風格。いつものガサツ女の典型みたいなのとちがって格好よかったなあ』

 誠は風格のあるかなめの姿を見ながらそんなことを考えていた。

「待ったー!」

 突然観葉植物の陰からアメリア乱入である。そしてフロントから持ってきたらしい手にしたキーを誠に渡す。

「ドサクサまぎれに誠ちゃんと同衾どうきんして誠ちゃんの童貞を奪おうなんて不埒な考えは持たない事ね!」

 しばらくぽかんとかなめはアメリアを見つめる。そして彼女は自分の手が誠の左手を握っていることに気づく。かなめは無言で誠の手を離し、その場でほんの一歩だけ後ずさる。小さく口を動かしながら『同衾…って…ちが…』と呟く姿は、まるで間違ってラブレターを読まれた中学生のようだった。

 瞬時にかなめの顔が赤くなっていく。

「だっだっだ!……誰が同衾だ!誰が!あそこは良い部屋だから旅行なんてものとは無縁な神前に世の中の見聞を広めてもらおうとだな……」

 タレ目を吊り上げてかなめが抗議する。その表情にはいつものかなめの殺人マシンの面影はどこにもなくまるで何も知らない少女の様に誠には見えた。

「同衾?何?」

 ひよこと小夏はじっとかなめの顔をのぞき込む。二人とも『同衾』と言う言葉の意味を理解していないことに気づいてカウラは苦笑いを浮かべた。

「そう言いつつどさくさにまぎれて自分専用の部屋に誠ちゃんを連れ込もうとしたのは誰かしらね?本当に見せるだけだったの?その後の続きまで考えていたんじゃないの?」

 得意げに自分の指摘したことに満足するようにアメリアは腕を組む。彼女の手には誠のに渡された大きな文鎮のようなものが付いた鍵とは違う小さな鍵が握られている。 

「その言い方ねえだろ?アタシの部屋がこのホテルじゃ一番眺めがいいんだ。もうそろそろ夕陽も沈むころだしな……」

 かなめはそう言ってようやく自分のしようとしていたことがわかったと言うようにうつむいた。誠にはそんないつもは見ない照れたかなめを見ることが出来ただけで今回の合宿に参加した甲斐があったような気がした。

「そう思って部屋割りは私とカウラちゃんがかなめちゃんの部屋に泊まる事にしたの」

 一応この合宿の幹事であるアメリアが得意げに言い放つ。そのアメリアの『伝説の流し目』が誠に向けられ、誠の心は一瞬揺さぶられた。さすがにこれにはかなめも言葉を荒げた。

「勝手に決めるな!馬鹿野郎!あれはアタシのための部屋だ!他の誰にも使わせねえ!」

 アメリアの決定に明らかに不満だというように、かなめは声を荒げた。かなめは時折誠の方に視線を向け自分に同調するように誘ったが小心者の誠にはそんな度胸は無かった。

「上官命令よ! 部下のものは私のもの! 私のものは……もっと私のもの!」
 
「独裁かよ!どこの暴君だよ!」

 いかにもアメリアらしい自己中心的な発言にかなめがツッコミを入れた。誠もアメリアの部屋割りの方が後々問題が起きないだろうと察して怒り狂うかなめの隣で黙っていた。

「やるか!テメエ!ここはアタシのホームだ!アタシが自分の好きにして何が悪い!」

 かなめとアメリアはお互いに顔を寄せ合いにらみ合った。ひよこと小夏は既にアメリアから鍵を受け取って、春子と共にエレベータールームに消えていった。他のメンバーも隣で仕切っているサラとパーラから鍵を受け取って順次、奥へ歩いていく。

「二人とも大人気ないですよ……」

 こわごわ誠が話しかける。すぐにかなめとアメリアの怒りは見事にそちらに飛び火した。

「オメエがしっかりしねえのが悪いんだよ!」

「誠ちゃん!言ってやりなさいよ!暴力女は嫌いだって!」

 誠は二人の前で立ち尽くすだけだった。誠と同部屋に割り振られて鍵がないと部屋に入れない島田と菰田がその有様を遠巻きに見ている。助けを求めるように誠が二人を見る。

「しかし……あれだな……ロダン、か?」

「ロダンじゃねえかな……」

「オレら今、文化人っぽいぞ」

「ああ。女の修羅場に巻き込まれないためには、それが唯一の防衛線だ」

 誠から見ても芸術とは縁の無さそうな犬猿の仲の二人は、ロビーに飾られた彫刻の下でぼそぼそとガラにもない芸術談義を始めて女の戦いに巻き込まれまいと必死だった。その二人の背中は哀れを通り越して同情に値するように誠に見えた。

「わかりましたよ。幹事さんには逆らえませんよ」

 明らかに不服そうにアメリアから鍵を受け取ったかなめが去っていく。

「このままで済むかねえ」

「済まんだろうな」

 島田と菰田がこそこそと話し合っているのを眺めながら、誠は島田が持ってきた荷物を受け取ると、大理石の彫刻が並べられたエレベータルームに入った。


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