遼州戦記 司法局実働部隊の戦い 別名『特殊な部隊』の夏休み

橋本 直

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第十章 『特殊な部隊』のお姫様のお国事情

第26話 それでも僕はここにいる

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「もう西園寺さんの国の話は僕には理解できそうにありません。そう言えば……野球の練習っていつやるんですか?」

 誠の問いは自分ではもっともな話と思っていたが三人の女性上司にとってはあまりに間抜けな話のようだった。

「そんなもん午前中の涼しいうちだけに決まってんだろ。あのなあ……アタシ等は楽しみで野球をやってるの。この夏の暑い中練習してどうすんだ?熱中症になるぞ」

 相変わらずの見事なフォークさばきを見せながらかなめはそう言って誠をにらみつけた。

「まあここは海に近いから午前中は気温があんまり上がらないから野球の練習にはぴったりの場所なのよ。まあ午後になると熱中症で倒れる人が出そうだから午後は海で海水浴……いいアイデアでしょ」

 この合宿を企画したアメリアは得意げにそう言って笑った。

「なんでもピッチングマシンまで借りたらしい。グラウンドもこの辺りはこの前の市町村合併で良いグラウンドがあちこちで余っているからな。使う球場は照明付きだから今日も本当は夜間練習がしたかったんだが……」

 真面目なカウラは相当野球の練習がしたいらしい。

「そんなこと車酔いでヘロヘロの神前にやらせるのか?ベルガーはこいつを殺す気か?しかし、残念なお知らせがある」

 誠をかばってくれていたかなめの表情が曇った。

「残念なお知らせ?なんですそれ」

 口ごもるかなめに誠は尋ねた。

「そのピッチングマシンなんだがな。この時期この付近で夏合宿をしようなんて連中は山ほどいるんだ。だから旧式のマシンしか借りられなかった」

 かなめは残念そうにそう言った。

「えー!最新式の三軸式とかじゃないの!菱川重工豊川のフォークピッチャー対策が必要だっていつも言ってるのはかなめちゃんじゃないの!」

 アメリアは心底がっかりしたようにそう言ってかなめの不手際を責めた。

「そんな、マシンが借りられただけでも良いじゃないですか。まさかアーム式って訳でもあるまいし」

 冗談半分に誠がそう言った瞬間、かなめの口元が引きつった。その表情を見て誠もマシンの古さの見当がついた。

「もしかして図星ですか?どこかの古いバッティングセンターから運んで来たんですか?東都に行けばそんなの貸し出してる業者はごまんとあるでしょうに」

 誠は自分が冗談で言ったスプリングの力で腕のような部品を使ってボールを投げてくるピッチングマシンをかなめが抑えたと聞いて半分あきれ果てた。

「呆れた。それじゃあカーブとシュートを打つ練習くらいしかできないじゃないの。それに旧式のアーム式のマシンはコントロールが悪いから下手すると怪我人がでるわよ」

 こちらもあきれ果てたようにアメリアはそう言って嘆いてみせる。

「いいじゃねえか!カーブとシュートだけであのリーグじゃ十分通用する。フォークやスライダーやナックルを投げてくるのは菱川重工豊川の投手陣位だ。うちのリーグじゃ十分通用する!」

 かなめは苦し紛れにそう言ってごまかしにかかった。

「それにしてもうちのリーグっていつ始まるんですか?僕が入ってから試合があるなんて話聞いたことが無いんですけど」

 誠は野球部の存在を聞かされた時からの疑問を口にした。

「あれよ、九月になったら後期リーグが始まるから。菱川重工豊川の野球部OBなんてみんなおじさんなんだから。夏に試合なんかしたら死人が出るわよ」

 アメリアの言う通りリーグで常勝を誇る菱川重工豊川チームはかつて菱川重工豊川の野球部が都市対抗野球の常連だった時代のOBで構成されたチームだった。当然、平均年齢は『特殊な部隊』のそれとは比較にならないほど高くなる。

「なるほど」

 アメリアの説明に誠は納得するように頷くしかなかった。しかし、誠としてもこんな暑い中に先発完投させられると考えるとリーグに夏休みが有るのはありがたかった。

「皆さんフランス料理とか食べ慣れてます?」

 誠はテーブルの上を見回すとずっと気になっていた疑問を口にした。三人ともフォークとナイフの扱いはこなれていて悪戦苦闘する誠は完全に置いてけぼりを食っていた。

「逆に聞くけどさ。オメエの親父は私立高の教師だろ?そんなに給料安いのか?フランス料理位食ったことあるだろ?」

 こういう料理には慣れているかなめにとって東和の庶民の食生活がどのようなものか想像するような力は無かった。

「いや……うちの父は全寮制の高校の寮に住んでいて年末ぐらいしか帰ってこないんですよ。それに僕は乗り物に弱いんで旅行とかほとんどしたことが無くて……修学旅行も行ってませんし。それに高校教師の給料ってそんなに高くないですよ。僕だって大学は奨学金で行ったくらいですから」

 仕方なく誠は自分のあまり知られたくない事実を吐露した。

「でも、校外学習とかは?修学旅行とかもあるんじゃないの?」

「それも……僕はその日は休みました。本当に乗り物に弱いんで」

 アメリアの問いに答えつつ、誠はある事実に気づいた。

 自分が『パイロット』と言う乗り物の操縦を仕事にしているという事実である。

「でも今日は吐かなかったじゃないか」

「いえ、途中のパーキングエリアで吐いてました」

 カウラのフォローにそう答えざるを得ない自分を情けなく思いながら誠は不器用に白身魚の肉片を口に運んだ。

「吐いたの吐かないだの……食事中に言うことでもないでしょうに」

 アメリアはそう言いながら苦笑いを浮かべる。

 誠も自分が間を考えずに答えていたことに恥じて頭を掻いた。

「アタシの話はこれくらいにして……実は、カウラには秘密があるんだぞ」

 ニヤニヤ笑いながらかなめはたれ目で誠に目を向ける。

「それは言うなって!」

 カウラは少し戸惑いながらかなめにつぶやく。

「なんです?秘密って?パチンコ以外にも何かギャンブルをやってるんですか?お金が足りなくなりますよ」

 パチンコと言えばカウラ、カウラと言えばパチンコ。誠にはそんな印象が有り、ランにパチンコを制限されているカウラがその腹いせに他のギャンブルに手を染めることは十分考えられる話だった。

「そんなんじゃねえよ。あのなあ……実は、こいつ8歳なんだ」

 誠はかなめの言うことの意味がよく分からなかった。

 カウラの身分証は以前見たことがあったが、25歳の年齢になっていたはずである。

「そんな……嘘ばっかり。年齢が嘘なのは隊長とクバルカ中佐だけで十分ですよ。あの人たちは『不死人』だから見た目が変わらない。カウラさんは法術師じゃないでしょ?そんな嘘で僕を騙そうとしても無駄ですよ」

 そう言って誠は不器用に口の中に魚の脇に添えられた根菜を放り込む。

「それ本当よ。カウラちゃんは最終期の『ラスト・バタリオン』だから。私達『ラスト・バタリオン』はその設定年齢に応じた形で製造されるの。私は30歳と言う年齢設定で製造されたから死ぬまで年齢は30歳。カウラちゃんは東和共和国で8年前にロールアウトしたのよ。カウラちゃんは年齢設定25歳と言う形で製造されたから永遠に25歳。だから、普通の人間的に年齢を数えると8歳ってことね」

 あっさりとアメリアがそう言った。

「それって……そう言えばアメリアさんは初対面でも30歳って言ってましたけど製造されてから何年たってるんですか?」

 誠は頭の中で整理を試みたが、結局『よくわからないけど、8歳ってことらしい』と半ば諦めた。そしてアメリアの年齢の事を考えるとさらに混乱してきた。そして運航部の『ラスト・バタリオン』の女性陣。誠は混乱する頭を収拾することが出来ないでいた。

「身分証なんてみんな嘘だよ、うちの『ラスト・バタリオン』の連中のは。考えてもみろ!ちっちゃい姐御なんて何歳だよ、実際は……聞いてんだろ?あの奇妙奇天烈な昔話」

 誠はそこで思い出した。

 何度か話したところによるとランはかつて地球に行ったことがあると言っていた。しかもそれはデボン紀と言う地質学の歴史のレベルの昔の話だと言っていた。誠も理系なので地質年代には多少の知識があり、ランは少なくとも3億7千万年は生きていることを意味していた。

 ところが身分証では34歳である。そして見た目がどう見ても8歳児である。

 誠はそのまま目を白黒させて固まった。

「あ、誠ちゃんが混乱してる……」

 アメリアはそう言ってほほ笑んだ。

「書類なんていくらでも偽造できるんだよ……いつも姐御が言ってんだろ?『目で見たリアルだけが真実』だって。この遼州人の不死人の多く住む国東和はそれをごまかすために戸籍のデータ化をしてこなかったんだ。他国から何百歳とか言うバケモンみたいな年齢の人間がゴロゴロいるってバレたら面倒だろ?そう言うわけだ」

 かなめはそう言うと上品そうにナプキンで口の周りを拭った。

「目で見たものだけがリアル……でも……」

 デザートのアイスクリームが運ばれてきたときに、誠は周りの女性上司を見守っていた。カウラは普通にそれを受取ると静かにさじを動かす。

 アメリアもまたその様子を一瞥した後、何事も無かったかのようにそれを口に運んだ。

「でもなあ……神前よ」

 手つきは上品だが、かなめの口調は相変わらずぞんざいだった。

「少しは自分の話をした方が良いな……それがマナーと言うものだ。西園寺は話した。私も話した。アメリアは……くだらないことしか言わないから聞く必要はない」

 カウラは自分が8年しか生きていない事実を知られるのはあまり快く思っていないらしいことは誠にも彼女の口調で分かった。

「カウラちゃんひどいこと言うわね!アタシにだって秘密くらいたくさんあるのよ」

「くだらないことだろ?聞きたくない」

 カウラはそう言いながらエメラルドグリーンの瞳で誠を見つめた。

「僕ですか?僕は……」

 誠は戸惑いながら三人をまねて不器用にさじを容器に向けた。

「誠ちゃんって……今、彼女いるの?」

 突然のアメリアの問いに誠は思わず吹き出しかけた。

「いませんよ!僕は……その……胃腸が弱いんで……デートとか行くとすぐ吐くし……緊張すると……また吐くし……」

 好奇の視線を浴びせてくるアメリアに耐えながら誠はなんとかアイスクリームを口に運んだ。

「その程度で付き合いをやめるような女なら付き合わない方が良いな……私なら耐えられる」

 突如、カウラが自信をもってそう言ってのけた。

「本当?……まあ、確かに誠ちゃんが吐くたびにかたずけてるのカウラちゃんだもんね……もしかして変態?」

「違う!小隊長として、先輩として世話をしているんだ!」

 アメリアの冷やかしにカウラが顔を朱に染めてそう抗議した。

「まあ……猫とかよく毛玉を吐くじゃん。そんな感じかな……」

 かなめの言葉に誠はなんだか複雑な心境でアイスクリームのさじを口にくわえた。

「僕は猫扱いですか……」

 猫扱いされた誠は苦笑いを浮かべてそう言った。

『……それでも僕はパイロットとしてここにいる。『近藤事件』……これによって僕は一人前のパイロットになれたんだ」
 
 確かに近藤事件で近藤の乗艦『那珂』を撃沈した時も吐いた。これからも出動はあるだろう。ぐるぐるしても、それでもこの『特殊な部隊』の隊員として任務には就く。
 
 誠は猫扱いされる自分に、誇れるものがまだ重巡洋艦を一撃で沈めた『光のつるぎ』とかなめを身を挺して守ることに成功したすべての攻撃を無効化する『干渉空間』しかないことにまだ自分には求められている力が有るのではないかと思って部長待遇で自分より誠の能力に詳しいらしいアメリアの顔を見た。

 アメリアはそんな複雑な心境の誠の事など我関せずと言うように相変わらずのアルカイックスマイルを浮かべていた。

「おいしかったわねえ……まあ、誠ちゃんはあんまり乗り気じゃないみたいだけど」

 アメリアはそう言ってかなめに目をやった。テーブルの上のデザートのケーキもいつの間にか消えていた。誠は一人取り残されたようにその最後のひとかけらを口に運ぶ。

「まあ……しゃあねえだろうな。何事も経験だ」

 かなめがどうやら誠の表情が気に入らないことは分かった。そのはけ口がどこに向かうか、それは考えるまでも無く自分だろう。覚悟を決めて顔を上げた誠だったが、その視線の正面にはいつの間にか島田達が立っていた。

 どこか借りてきた猫のような表情を浮かべる島田達。黄色いワンピース姿のひよこは緊張したような表情を浮かべていた。

「うーん……俺さあ、根が庶民だからよくわかんねえけど……いいんじゃねえかな……旨かったし……それとフォークとナイフで食うの……俺とひよこは慣れてねえからめんどくさくて……」 

 頭を掻きながら島田はそう言ってサラとパーラに目をやった。

「確かにおいしかったわねえ……正人は『なんで肉じゃねえんだよ!』とか言ってたけど」

 サラは島田が料理に文句をつけていたことをこの晩餐会の主催者であるかなめに暴露した。かなめの冷たい視線が島田に向けられる。

「馬鹿!魚は魚なりの旨さがある……ってことにしておいてもらえます?西園寺さん」

 島田もかなめを怒らせるとろくなことにならないことは経験上知っているのでなんとかその場を切り抜けようと、そう心にもないことを言った。

「そうですね!釣りでよく見るお魚がこんなに美味しくなるなんて……素敵です!釣り部の人達にも作り方教えてあげたいですね!」

 ひよこのそんな微笑みが場の雰囲気を一気に和ませ島田を安堵させた。さすがに腕っぷしには自信がありそうな島田でも軍用サイボーグを怒らすほど無謀では無かった。

「まあ、島田君には他の連中みたいにバーベキューの方がお似合いよね」

 パーラはさらりとそう言って笑った。パーラはと言えばそれなりにこの雰囲気を楽しんでいたようで、いつもにはない笑顔を浮かべていた。

「けどな……ここではアタシはこのコースを食わねえといけねえんだよ……支配人が『何か粗相でもあったんですか!』とか聞いてくるから」

 ここのオーナーが頭が上がらない領主であるかなめにもそれなりに悩みはある。その事実を知って誠は少しかなめに同情した。

「それならかなめちゃんだけが食べればいいじゃないの……私も宴会場の方がリラックスできていいわよ」

 アメリアにまでそう言われてかなめは少しばかり不機嫌そうな表情を浮かべた。

「仕方が無いな……神前と私が付き合う」

「カウラちゃん無理しちゃって……それに誠ちゃんまで引っ張り込むこと無いじゃないの」

 気を利かせたカウラの言葉に誠は静かに同意するように頷いた。

「はいはい、だから貴族なんぞに生まれると面倒なんだ」

 かなめはそう言うと苦笑いを浮かべて先頭に立って桔梗の間を後にした。

『たとえ吐いても、乗り物に酔っても。僕はこの奇妙で温かい部隊の一員として、生きていく。それが、今の僕にできる『誇り』の形なのだから』

 そんな思いが誠の心の中に残っていた。


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