遼州戦記 司法局実働部隊の戦い 別名『特殊な部隊』の夏休み

橋本 直

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第十四章 『特殊な部隊』の昼食

第36話 平和な空と継ぎ目の左腕

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 誠が堤防の階段を登るとそこでは、島田と遅れて来た菰田が怒鳴りあっている光景が目に飛び込んできた。ワゴン車を返却した菰田は一直線にバーベキュー場を目指してきたらしく誠達より先にその近くまで来ていた。

「うるせえ!魔法使い!そんなだから彼女も出来ねえんだよ!そんなに俺とサラが一緒に居るのが気に入らねえか?だったらオメエも彼女の一人ぐらい作れ!ああ、オメエは遼州人の中でも特に弱者男性に属する存在だったな!無茶いって済まねえな!だったらカウラさんみたいな高嶺の花に目を向けるのをやめろ!見苦しい!」 

 島田が菰田にタンカを吐き捨てた。島田の傍ではサラがいつもの能天気な笑みを浮かべて島田を見つめていた。

「馬鹿野郎!俺はまだ30超えてねえんだ!それに俺の堅実かつ有能なところは誰もが認めるところだ!きっと……そのうちベルガー大尉も気づいてくださる!」

 菰田はムキになったように頬を赤らめつつそう叫んだ。 

「あと4年だろ?いい加減テメエも典型的な遼州人なんだって気付けよ!遼州人の7割は童貞処女で生涯を終える。その7割にテメエも入ってんの!ああ、俺は彼女いるから。その点の心配いらないから。オメエにどうこう言う権利はねえんだよ!」 

 島田が優勢に口げんかを続ける。二人が犬猿の仲だと分かっている部隊員達は静かに動静を見守っていた。

「神前の兄貴!こっちですよ!」

 堤防の外から聞こえる少女の声は小夏の物だった。誠達はそのまま堤防の階段を駆け下り、煙がたなびくバーベキュー場にたどり着いた。

「誠君。ごめんね、お腹空いたでしょ?」 

 笑いながら小夏の母、家村春子が誠に笑いかけた。

「大丈夫ですか?あの二人」 

 誠はやんやと煽り立てる隊員達を見守っているただ一人冷静そうな春子に尋ねた。

「大丈夫よ。二人とも本当に手を出したらかなめさんに何をされるか分からないことくらい分かってるから。どうせ口だけよ」

 ほとんど月島屋には顔を出さない菰田の事も店に通う隊員達ので知っているらしい。春子は言い争う二人を見ながら落ち着いてそう笑いかけた。

「だと良いんですけどね……」 

 春子は落ち着いていた。その落ち着きぶりに感心しながら誠はまだ煙の上がらない『特殊な部隊』のバーベキューのコンロに目をやった。

「それより昼飯は……ってその様子だとまだそうですね」

 バーベキュー場の『特殊な部隊』の鉄の網の上にはまだ生の肉の塊や野菜が並べられていた。空腹に耐えながら誠はがっかりした様子でつぶやいた。

「こっちも色々と事情が有ってね。それにおなかが空いた方がおいしいわよ、バーベキュー」

 それだけ言って春子はその『バーベキュー』の準備の為に待機組の差し出す具材を慣れた調子で網の上に並べていった。

「それじゃあ、着替えてきます」

「はい、そうしなさいよ」

 バーベキューの準備をする春子と待機組の隊員を置いて誠は海の家を目指した。

「バーベキューか……僕ってほとんど旅行の経験が無いからやったこと無いんだよな、バーベキュー……炭を使うんだよな。しかも強力な火力で……家のコンロで焼いた肉とは違う味がするのかな?わくわくするな……」

 誠は浮かれる心を抑えながら島田が入っていった海の家の更衣室に足を向けた。

「砂まみれだな……」

 初めての海の家の更衣室の汚さに戸惑いながら荷物を置くと誠は着替え始める。

「なんだ、まだ着替えてねえのか?」

 もうすでに海パン一丁の姿の島田が誠の背後から声をかけてくる。島田はジャージの下に海パンを履いていたらしくもうすでに海水浴の準備を済ませていた。誠は半分呆れながら島田に彼の荷物を手渡した。

「仕方が無いじゃないですか。島田先輩の荷物を運んで来たのは僕ですよ。疲れてるんです」

「疲れてるんなら泳げないよな。寝てれば」

 島田の残酷な言葉を聞きながら誠は急いで服を脱いで海パンを履く。

「はい着替えました!行きましょう」

 そう言うと島田を置いて誠は急いで歩き始めた。

「バーベキューか……一年ぶりだな」

 島田の言葉から察するにバーベキューは合宿の年中行事らしかった。

「僕も初めてです、バーベキュー。でも色々あってまだできていないみたいで」

 誠の言葉に島田はがっかりしたようにうなだれる。

「あんだけ動いて腹減ってるって言うのに飯はまだなのか?神前、五円やるからそのバーベキューを何とかしろ。時間は十秒やる」

 いつもの島田のいじめの手口だが、ひと月も毎日のように同じことを言われれば気の弱い誠にも通用しなくなっていた。

「だから、何度言わせるんですか!そんなの無理です」

 いつもの島田の冗談に反論しながら誠達は『特殊な部隊』のバーベキューの会場にたどり着いた。

 そこでは西が大汗をかいて大の字になって倒れていた。

「西君どうしたんですか」

 バーベキューのコンロで肉を焼いている春子に誠は尋ねた。

「火を起こすのに手間取っちゃってね。着火剤忘れたんですって。それで新聞紙で何とか火をつけようと西君が必死になって仰いだり息を吹きかけたりして格闘して何とか火が付いたところなのよ」

 褒められても当然の西だが、気の付く西が自分で面倒ごとを抱え込むのは見慣れた光景なので、留守番組に彼をねぎらう様子は無かった。

「それで遅れたんですか。西君もかわいそうに。誰か手伝ってあげればよかったのに」

 誠は昼飯の準備が遅れた理由を知って納得したように頷いた。

 先に着替えを済ませていたかなめは砂の上に胡坐をかいてビールを飲んでいた。

「いやあ、これなら打撃練習もしとくんだったかな」

「次に練習する高校生の邪魔になるじゃないですか。それと……」

 誠はかなめのビールを持つ右手の反対の左手にあるタバコを指さした。

「ちゃんと携帯灰皿は持ってるよ。良いだろアタシ一人くらい」

「良くないです!」

 マナー違反のお手本のようなかなめの姿に呆れながら誠はかなめをにらみ付けていた。

「はいはい、タバコは消しますよーだ。しかし、遅いな他の連中。まあ昼飯の準備ができていない以上、早めに来ても意味なかったわけだが。

「確かに……おなかが空きました」

 誠は苦笑いを浮かべながらかなめの言うことに同意した。

「もう少しだから。待っててね」

 今度は野菜を焼き始めた春子はそう言ってよだれを垂らしかねない勢いの誠達三人を見つめていた。

「かなめちゃん!置いて行くなんてひどいじゃないの」

 ようやく着替えを済ませて現れたアメリアは彼女の紺色の髪に合わせたような紺色のビキニ姿だつた。

「アメリアさん素敵ですねその水着。似合ってますよ」

 誠はアメリアのスタイルの良さに惹かれて目線を逸らすのが遅れた。確かにアメリアのそのスタイルはグラビアクイーンのそれと比較しても引けを取らないものだった。アメリアも自分の胸を凝視した誠のぎこちない動きに満足したように伝説の流し目で誠を見つめた。

「そう?褒めても何にも出ないわよ。じゃあカウラ達も集まったことだし、お昼の準備みんなで手伝いましょうね!」 

 島田に置いてけぼりにされて半分頭に来ているのが顔に出ている野球部の面々が並べられた火の起きたコンロの周りに集合した。

「じゃあ荷物番は神前と西園寺で。神前は新入りだから当然として……西園寺。貴様は何も仕事をしていない。食事をするのは我々が済ませてからで良いだろう?」 

 そう言うとカウラはかなめを悪意を込めた目でにらみつける。

「なんでアタシなんだよ?今回の旅行での一番の功労者はアタシだろ?先に食うのが当然じゃねえか!」

 カウラに荷物番を命じられたことに腹を立ててかなめがそう叫んだ。

「ピッチングマシンは役に立たない、ノックの際はふざけた大飛球ばかり打ち上げる。それ以前に昨日の晩餐と言い貴様のわがままに付き合わされて皆うんざりしてるんだ。しばらくは荷物と一緒におとなしくしていろ」

 そう言うとカウラはかなめと誠にここから立ち去るようにと手を振った。

「仕方ないですよ。誰かが見てないと荷物を盗られたら大変ですから。じゃあ行ってきます!」

 誠はそう言うと納得のいっていない表情のかなめを連れてバーベキュー場を後にした。

「しかしなんだ。オメエと二人っきりになれるってのは……悪くないかもな」

 小声でかなめがそうささやくのが波の音に紛れて誠の耳に入った。

「今何か言いました?」

「いいや、なんでもねえよ」

 この暑いのに黒い薄手のジャンパーを水着の上に着ているかなめはそう言って足を『特殊な部隊』のパラソルのある浜辺に向けた。

 浜辺は相変わらずの足の踏み場もない混雑具合だったが、かなめは到着するとすぐに荷物のわきに敷かれたビニールシートの上に横になった。

「平和だねえ」 

 かなめは半身を起こしタバコをくわえながら、海水浴客の群がる海辺を眺めていた。

「海水浴場は……」

「禁煙だって言いてえんだろ?くわえてるだけだ!火は付けてねえ」

 駄々っ子のように誠の注意にかなめは反論する。

「でも、こう言うのんびりした時間もたまにはいいですね。お腹は空きますけど」 

 誠もその様子を見ながら砂浜に腰掛けて呆然と海を眺めていた。

「アタシはさあ。どうもこういう状況には慣れてねえんだな」 

 ささやくように海風に髪をなびかせながらかなめはそう言った。

「嫌いなんですか?静かなのは」

 覗き込むようにサングラスをかけたかなめを誠は見つめる。だがそこには穏やかな笑顔が浮かんでいるだけだった。 

「嫌いなわけ無いだろ?だけど、アタシの家ってのは……昨日の夕食でも見てわかるだろ?他人と会うときは格式ばって仮面をかぶらなきゃ気がすまねえ。今日だってホテルの支配人の奴、プライベートビーチを作るべきだったと説教してきやがる」 

 かなめは口元をゆがめて携帯灰皿に吸殻を押し付ける。

「そんな暮らしにあこがれる人がいるのも事実ですし」

 確かに少し誠も金に不自由したことが無いかなめの境遇に憧れないこともない。 

「まあな。だけど、それが当たり前じゃないことはアタシの体が良く分かってるんだ。アタシが平民に産まれていればこんな体にならなかった。爺さんが大物政治家じゃなけりゃああのアタシの身体の九割を奪ったあのテロは無かった」 

 そう言うとかなめは左腕を眺めた。人工皮膚の継ぎ目がはっきりと誠にも見える。テロで体の九割以上を生体部品に交換することを迫られた三歳の少女。その複雑な胸中を思うと誠の胸は締め付けられる。

「それは、かなめさんのせいじゃないんでしょ」 

 誠はそう声をかける。その声にかなめは誠の方を一瞥したあと、天を仰いだ。

「オメエ、アホだけどいい奴だな」 

 まるで感情がこもっていない。こういう時のかなめの典型的な抑揚の無い言葉。誠はいつものようにわざとむきになったように語気を荒げる。

「アホはいりません」 

 誠のその言葉を聴くと、かなめは微笑みながら誠の方を見てサングラスを下ろした。

「よく見ると、うぶな割には男前だな、オメエ」 

「は?」 

 その反応はいつもとはまるで違った。誠は正直状況がつかめずにいた。前回の出動の時の言葉は要するに釣り橋効果だ、そんなことは分かっていた。かなめの励ましが力になったのは事実だし、それが励まし以上の意味を持たないことも分かっていた。

 しかし、今こうしてかなめに見つめられるのは、どこと無く恥ずかしい。女性にこんな目で見られるのは高校三年の卒業式で、二年生のマネージャーに学ランの第二ボタンを渡したとき以来だ。ちなみにその少女からその後、連絡が来たことは無かったが。

「まあいいか、こうして平和な空を見上げてるとなんかどうでもよくなって来るねえ」 

 その言葉に、誠はそんな昔のマネージャーを思い出して苦笑した。

「おい!神前!交代だ」 

 海をぼんやりと眺めて優雅な時間を過ごしていた誠とかなめに向って島田がそう言って誠の頭をたたく。そしてそのまま置いてあったバッグからスポーツ飲料のボトルを取り出して一口飲むと、遅れてやってきたサラに手渡した。

「ああ、すいませんね気が利かなくて。西園寺さん、気を悪くしないですよ。肉は十分残ってますから。女将さんが上手に焼いてくれたんで結構旨かった」 

 起き上がろうとしたかなめににやけた笑みを浮かべながら島田がそうへりくだって言って見せたのは、怒るとすぐに銃を持ち出すかなめを恐れての事だろうと誠はすぐに察知した。

「神前、行くぞ。ようやく昼飯だ」

 かなめはそう言って起き上がる。誠も遅れるまいと飛び起きて急ぎ足でバーベキュー場に向かうかなめに続いた。

「じゃあお前等、荷物番よろしく」 

 サングラスを傾けて振り返るとかなめは島田とサラに軽く手を振った。

「じゃあ神前。女将さん達の邪魔でもしにいくか」 

 かなめはそのまま当然と言うように堤防の階段を上りバーベキュー場の方に歩き出す。

「アイツら大丈夫かな……他の奴の荷物はどうでもいいがアタシの荷物は盗まれるとヤベえんだ」

 そう言ってかなめは背後を振り返る。誠はその様子を見ながらなんでかなめがこの暑いのに水着の上に薄手のジャンパーを羽織っているのか気になっていた。

「西園寺さんの荷物って……何か高価なものなんですか?」 

 かなめが高貴なお姫様であることは昨日今日の二日でよくわかっていたので、誠はきっとかなめのカバンの中には相当高価な品物が入っているに違いないと推察した。

「そんなんじゃねえよ。島田の奴は飯食った後に優雅にラブラブデートか!全くいい身分だな!」 

 そう言うとかなめはサングラスを額に載せて歩き出した。

「それじゃあ、僕もたくさん食べよう」

 おなかの空いた誠は黙って歩くかなめの後ろについてバーベキュー場を目指した。

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