月と影と愛する人

バナナ

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4月も半ば

龍二は会議室の蛍光灯を取り替えていた。
雑務は新人の仕事だ。
龍二「だりぃ…」
デスクワークが好きということもあり、経理を志望したのに…。と心の中で愚痴る。

田中「おっ!深澤くーん!」

田中さんだな。すぐにわかる。
龍二「はーい??」
田中「今日もクールだなー。お疲れ様ー。」
こいつも新人なのに…。と少し思ったりする。まあ仕方ない。
いつの間にか田中さんとは少し打ち解け、会話をするようになっていた。
というよりかは、一方的に懐かれている。
仕方なくといったところだ。
龍二「よし。」
田中「終わった??」
田中さんが顔を覗き込んでくる。
龍二「うん。この蛍光灯どこに捨てるか知ってる??」
田中「あー、これ営業の人が知ってるよ!」
龍二「なるほどね。サンキュ。」

営業のフロアへと降りていく。
龍二「失礼しまーす。」
電話が鳴り響く。
忙しそうだ。他部署の雰囲気に飲まれそうだ。
「どうかしましたか??」
突然背後から声をかけられる。
聞き覚えのある声だった。
振り返ると女性が立っていた。
胸が高鳴った。
ブラウンのロングヘアー、細くて綺麗な脚。
あの人だ…。
あの時は顔はきちんと見れなかった。
正直すごく美人というわけではない。
しかし、すごく魅了される。
女性「あの??」
龍二「あっ!!!」
女性「今年入ってきた子だよね??どうしたー??」
龍二「あっ、えっと。この蛍光灯って…。」
女性「あー、それね!こっちでやっときますよー!ありがとね!」
女性へ手渡す。
手が触れそうになる。心臓の鼓動が聞こえてしまうんじゃないかと不安なくらいだった。
龍二「では、お願いします。」
そそくさと自分の席へと戻る。
名前なんていうのかな。
女性のことを考えていた。
正面からきちんと見たのは初めてだった。
ぷりんとした唇、セクシーな首筋、そして豊満なバスト。
引き裂きたい。あのブラウスを、あの透明な肌を。
そして四つん這いにさせ自分のものを咥えさせたい…。
気がつけば龍二の下半身は反応していた。
龍二「!!」
どうしたんだ、俺は。あの女性に出会ってからだ。
おかしい。クールに。俺はもっとクールなはずだ。

時間が経過し、龍二の下半身は落ち着いた。
龍二「ふぅ…。」
時間は17時50分。
4月いっぱいは定時で上がらせてもらうことになっていた。
あと10分だ。帰る支度を始める。
定時のチャイムが鳴り、主任に挨拶をする。
龍二「お先に失礼します!」


電車の中。
音楽を聞きながら女性のことを考えていた。
また声が聞きたい。
閑散とした車内で龍二は1人、ただただ女性のことを考えていた。


1時間後。自宅の最寄りの駅へと到着する。
千葉の田舎の駅だ。家賃が安いからここにした。
自宅につき、すぐさまシャワーを浴びる。
シャワーが床を叩く音、愛用のジャスミンのシャンプーの香り。なぜかまた女性を思い出していた。
龍二「はぁ…はぁ…。」
あのバスト…脱がしたい。引き裂きたい。血が出るほどに。
首すじ…吸い付きたい。跡が消えないほどに。
龍二は気がつくと下半身に手を伸ばしていた。
龍二「あっ、ああ…!」
すぐに龍二は果てた。

虜になっている。龍二は気づいた。
しばらく、放心状態だった。


風呂から上がり、ベッドに倒れ込むように眠りについた。
すごく疲れた1日だった。
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