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第一章 ユースとエリー
第十七話 氷結王
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突如として起こったブリデラント王室プライベートジェットハッキング事件。
その事件はユースの登場によって進展を迎えた。
今エウロピアのどこか(多分フランク共和国あたりか)の上空で、ブリデラント王国国王ヘンリー・スチュアーテラートが、飛行機をハイジャックした十人の自然戦士に対峙していた。
そのそばにはエリーをお姫様抱っこしたユースがいた。
「ユース君、君はエリーをブリデラント王国に連れて帰ってほしい。この不届き者どもは私が成敗する。」
「しかし、一人で自然戦士十人を相手にするなんて……」
「忘れたかね? 氷結王というのは、男性氷結戦士最強の称号なのだよ。」
ヘンリーは静かに笑みを浮かべた。
十人分の銃撃がヘンリーを襲った。
ユースとエリー、ヘンリーは離散してこれを避けた。
銃弾はヘンリーのいる方向に向かっていた。
ヘンリーはそれを軽くかわしていた。
いや、ユースの目には軽くどころか、ほとんど動かずに銃弾を避けているように見えていたのだ。
いや、まさか陛下の体はホログラフで、銃弾は貫通しているんじゃ……?
そんなことを考えていると、流れ弾が飛んで来た。
ユースはそれをかわしたが、ヘンリーのように華麗に避けられなくて不満だった。
ハイジャック犯のほうは、いつまでも銃弾が当たらないことにしびれを切らしたのか、一人が接近しようとした。
「あ、あいつ死んだわね。」エリーが笑った。「え?」ユースが疑問を呈した。
ヘンリーに近づこうとした自然戦士は凍っていた。そして高度八千メートルから落下していった。
ユースには何が起こったのかよくわからなかった。
「おのれぇぇぇぇぇぇ!!」さらに一人が近づいてきた。
ユースはヘンリーの動きを注意深く見ていた。
そして分かったのは、ヘンリーは目に留まらないほどの速度で銃を発射し、敵の鎧の隙間を狙って何十発もの氷結弾を撃ち込んでいたということだった。
銃弾が飛んだ先を見ると、近づいた敵はすでに凍っていた。
(これが男性最強の氷結戦士の力……!!)ユースはヘンリーに対し、尊敬というより恐怖を覚えていた。
「ちょっとユース? 何してんの? 早くブリデラントに連れてってよ!」「……うん。」
ユースはエリーをお姫様抱っこしたまま、機動力にポイントを割り振らずにブリデラント王国の方角へ飛んだ。
(音速を簡単に超える形態では、生身のエリーの体がもたない。)ユースはそう思った。
「あっまずいぞ! 王女を追え!!」リーダー格の男が号令し、三人の自然戦士がユースを追い始めた。
三人の自然戦士がユースに向かって銃を乱射した。
・持久力 10
・攻撃力 10
・防御力 10
・想像力 30
・抵抗力 10
・機動力 30
ユースは機動力の上がった状態で銃弾をあちらにこちらに避ける。
そして敵に正面を向けると、エリーを片手で抱いた状態で手のひらを敵に向けた。
「炎波!」
想像力が上がっているのもあり、通常の炎波よりも、まっすぐ鋭く炎が飛び出した。
しかし、空を飛んでいる相手には当てにくいのか、関係ない方角に飛んで行ってしまった。
また銃弾が飛んでくる。
「やれやれ……下手な鉄砲も……」ユースは逃げながら、空中にいくつもの炎の球を作り出していた。
「……数撃ちゃ当たるか!?」炎の球の数は百を超えた。
「『炎弾連打』!!」ユースが指を鳴らす。
無数の炎の球は三人の自然戦士にとびかかった。
大半は避けられてしまうが、そのうちいくつかが相手の顔面に当たったり、ジェットパックに当たったり、脚に当たったりしたので、動きが鈍ったようだ。
「今だ!」ユースは今のうちに逃げた。エリーの体に負担をかけないようにゆっくり加速しながら。
一方、ヘンリー対七人の自然戦士の戦いは、既に四人が凍り付いて落下していた。
だが、残った三人の自然戦士は、さっきまで何もできずに凍り付かせられていたような雑魚自然戦士とは違っていた。
「おのれヘンリーめ……このままやられっぱなしだと思うなよ!!」
三人の自然戦士は武器を剣に持ち替えると、ヘンリーに向かって突撃した。
ヘンリーは迷わず氷結銃を乱射した。
しかし、自然戦士の一人は太陽戦士であり、炎で氷結弾を溶かした。
もう一人は砂塵戦士のようで、岩盤を作り出して氷結弾を防いだ。
氷結弾自体の威力はそれほど高くないので、物理的に防ぐのがいい手である。
三人目、リーダー格の自然戦士はヘンリーと同じ氷結戦士だった。
彼は氷で壁を作ると、それで氷結弾を防いだ。
「しかし、自然戦士ともあろうものが、なぜクーデターなど起こす!」ヘンリーが叫んだ。銃を乱射しながら言うセリフではない。
「俺はなぁ! ヘンリー、お前に恨みがあるんだよ!」リーダー格の男が叫んだ。
「俺は元々、ドギット族の長だった!」
「ドギット!? 北海の民族ドギットか!」
「そうだ!そして俺は十年前まで、『世界最強の氷結戦士』と呼ばれていたんだ!!」
「何!?」
ヘンリーの脳裏によみがえったのは、長剣と銃を使い分け、ヘンリーと互角以上に闘った氷結戦士の姿。
「お前まさか、ショーンか!」
「ハハハ! その通りだ!! まさか今更になって因縁の相手を思い出すとはなぁ!」
「お前が勝手に因縁をつけているんだろうが!」
自然界では、五年に一度に自然戦士の大会が行われる。
その名は「自然戦士ワールドチャンピオンシップ」。
内容はそのまま、最強の自然戦士を決める大会である。
だが、その道のりは険しく遠い。
まず最初に筆記試験が行われるのだ。
最強の自然戦士の称号を手に入れるためには頭脳もよくなければならないという理念からだ。
その次に地形走破試験。仮想空間の中を、決められた位置から位置へ最速で移動する試験だ。
そして対ギート戦闘試験。これも仮想空間で、数百体のギートを倒す試験である。
そして三つの試験の合計点の高い上位百二十八人が、決勝トーナメントに進むことができる。
そんなハードな自然戦士ワールドチャンピオンシップ、略してNWWCSだが、毎回七万人以上の自然戦士が参加する。これは自然戦士の人口の一割弱に当たる。
さて、事件は十年前、NWWCSの地形走破試験で起こった。
そこにいたのはブリデラント王国の国王に即位したばかりのヘンリーと、当時の「氷結王」ショーンだった。
すでにヘンリーの自然戦士としての知名度はある程度広がっており、人々は氷結戦士の中でもヘンリーに期待していた。
また、前回大会で決勝トーナメントに進出したショーンもまた、優勝候補として挙げられていた。
試験がスタートした。ちなみに移動方法は何でも構わない上に、相手の妨害も可能である。
卑劣な妨害合戦を繰り広げている連中もいたが、ヘンリーとショーンは正々堂々とトップに躍り出た。
ジェットパックでビルとビルの間の隙間を縫うように飛んでいるが、全くスピードは落ちない。
この二人は決勝確実かと思われたその時。
突然、ショーンの体が空中で分離した。
分離した、というと何を言ってるんだ、と思うかもしれないが、右肩から右足までがスッパリと切れていた。
そのダメージは大きく、ショーンはビルに突っ込んで止まってしまった。
「グハッ……いったい何が……?」仮想空間なので死ぬことはない。
ショーンは空に良ーく目を凝らす。すると……
空中にキラキラ光る線があった。
「何、ワイヤーか!?」それは氷でできたワイヤーだった。
ヘンリーが雲から地面に氷の極細線を張ったものだった。
先ほども言った通り、妨害は原則有りなので、ヘンリーのとった行動はルール違反ではない。
どこのメディアもそれを責めることはなかった。
しかし、ショーンはこの地形走破試験を棄権せざるを得ず、決勝進出もかなわなかった。
一方ヘンリーは決勝トーナメントに進出し、ベスト16に選ばれるという快挙を成し遂げた。
ショーンの予選敗退に世界中からブーイングが巻き起こった。
新聞はこぞってこの件をスクープした。
「氷結王ショーン、NWWCSで決勝進出ならず無様な姿」
「ショーン氏NWWCSで敗北、ドギットは『失望』」
「ショーン氏簡単な罠であえなくNWWCS敗退……『氷結王』称号はく奪か」
ショーンは地元ドギット族の長の称号をはく奪され、「海八分」となった。
その次の王・女王任命の儀にて、氷結王に選ばれたのはヘンリーだった。
「あれから俺は地獄のような生活を送り続け、氷結王で族長だった俺はついに海賊にまで身を落とした!!!」
「それで私を逆恨みしているのか?」
「うるさい! ここでお前を切り刻んでやる!!」
「私への復習が目的ならば、なぜブリデラント王国の王座に加えてエリーの命も狙う!?」
「お前にとてつもない苦しみを与えるためさ! 十年前の俺のようになああああああ!!!」
既にショーン達の間合いだった。
ショーン達は剣を何のためらいもなくヘンリーの脳天にたたき落とした。
しかし、ヘンリーの腕から伸びていた氷の刃が、三本の剣を防いでいた。
「ショーン! 貴様の歪んでしまった精神、今こそ無に帰してやろうぞ!!!」
「面白い! 十年前の屈辱を晴らしてやるわああああ!!!」
第十八話 決着、そして惜別 に続く
その事件はユースの登場によって進展を迎えた。
今エウロピアのどこか(多分フランク共和国あたりか)の上空で、ブリデラント王国国王ヘンリー・スチュアーテラートが、飛行機をハイジャックした十人の自然戦士に対峙していた。
そのそばにはエリーをお姫様抱っこしたユースがいた。
「ユース君、君はエリーをブリデラント王国に連れて帰ってほしい。この不届き者どもは私が成敗する。」
「しかし、一人で自然戦士十人を相手にするなんて……」
「忘れたかね? 氷結王というのは、男性氷結戦士最強の称号なのだよ。」
ヘンリーは静かに笑みを浮かべた。
十人分の銃撃がヘンリーを襲った。
ユースとエリー、ヘンリーは離散してこれを避けた。
銃弾はヘンリーのいる方向に向かっていた。
ヘンリーはそれを軽くかわしていた。
いや、ユースの目には軽くどころか、ほとんど動かずに銃弾を避けているように見えていたのだ。
いや、まさか陛下の体はホログラフで、銃弾は貫通しているんじゃ……?
そんなことを考えていると、流れ弾が飛んで来た。
ユースはそれをかわしたが、ヘンリーのように華麗に避けられなくて不満だった。
ハイジャック犯のほうは、いつまでも銃弾が当たらないことにしびれを切らしたのか、一人が接近しようとした。
「あ、あいつ死んだわね。」エリーが笑った。「え?」ユースが疑問を呈した。
ヘンリーに近づこうとした自然戦士は凍っていた。そして高度八千メートルから落下していった。
ユースには何が起こったのかよくわからなかった。
「おのれぇぇぇぇぇぇ!!」さらに一人が近づいてきた。
ユースはヘンリーの動きを注意深く見ていた。
そして分かったのは、ヘンリーは目に留まらないほどの速度で銃を発射し、敵の鎧の隙間を狙って何十発もの氷結弾を撃ち込んでいたということだった。
銃弾が飛んだ先を見ると、近づいた敵はすでに凍っていた。
(これが男性最強の氷結戦士の力……!!)ユースはヘンリーに対し、尊敬というより恐怖を覚えていた。
「ちょっとユース? 何してんの? 早くブリデラントに連れてってよ!」「……うん。」
ユースはエリーをお姫様抱っこしたまま、機動力にポイントを割り振らずにブリデラント王国の方角へ飛んだ。
(音速を簡単に超える形態では、生身のエリーの体がもたない。)ユースはそう思った。
「あっまずいぞ! 王女を追え!!」リーダー格の男が号令し、三人の自然戦士がユースを追い始めた。
三人の自然戦士がユースに向かって銃を乱射した。
・持久力 10
・攻撃力 10
・防御力 10
・想像力 30
・抵抗力 10
・機動力 30
ユースは機動力の上がった状態で銃弾をあちらにこちらに避ける。
そして敵に正面を向けると、エリーを片手で抱いた状態で手のひらを敵に向けた。
「炎波!」
想像力が上がっているのもあり、通常の炎波よりも、まっすぐ鋭く炎が飛び出した。
しかし、空を飛んでいる相手には当てにくいのか、関係ない方角に飛んで行ってしまった。
また銃弾が飛んでくる。
「やれやれ……下手な鉄砲も……」ユースは逃げながら、空中にいくつもの炎の球を作り出していた。
「……数撃ちゃ当たるか!?」炎の球の数は百を超えた。
「『炎弾連打』!!」ユースが指を鳴らす。
無数の炎の球は三人の自然戦士にとびかかった。
大半は避けられてしまうが、そのうちいくつかが相手の顔面に当たったり、ジェットパックに当たったり、脚に当たったりしたので、動きが鈍ったようだ。
「今だ!」ユースは今のうちに逃げた。エリーの体に負担をかけないようにゆっくり加速しながら。
一方、ヘンリー対七人の自然戦士の戦いは、既に四人が凍り付いて落下していた。
だが、残った三人の自然戦士は、さっきまで何もできずに凍り付かせられていたような雑魚自然戦士とは違っていた。
「おのれヘンリーめ……このままやられっぱなしだと思うなよ!!」
三人の自然戦士は武器を剣に持ち替えると、ヘンリーに向かって突撃した。
ヘンリーは迷わず氷結銃を乱射した。
しかし、自然戦士の一人は太陽戦士であり、炎で氷結弾を溶かした。
もう一人は砂塵戦士のようで、岩盤を作り出して氷結弾を防いだ。
氷結弾自体の威力はそれほど高くないので、物理的に防ぐのがいい手である。
三人目、リーダー格の自然戦士はヘンリーと同じ氷結戦士だった。
彼は氷で壁を作ると、それで氷結弾を防いだ。
「しかし、自然戦士ともあろうものが、なぜクーデターなど起こす!」ヘンリーが叫んだ。銃を乱射しながら言うセリフではない。
「俺はなぁ! ヘンリー、お前に恨みがあるんだよ!」リーダー格の男が叫んだ。
「俺は元々、ドギット族の長だった!」
「ドギット!? 北海の民族ドギットか!」
「そうだ!そして俺は十年前まで、『世界最強の氷結戦士』と呼ばれていたんだ!!」
「何!?」
ヘンリーの脳裏によみがえったのは、長剣と銃を使い分け、ヘンリーと互角以上に闘った氷結戦士の姿。
「お前まさか、ショーンか!」
「ハハハ! その通りだ!! まさか今更になって因縁の相手を思い出すとはなぁ!」
「お前が勝手に因縁をつけているんだろうが!」
自然界では、五年に一度に自然戦士の大会が行われる。
その名は「自然戦士ワールドチャンピオンシップ」。
内容はそのまま、最強の自然戦士を決める大会である。
だが、その道のりは険しく遠い。
まず最初に筆記試験が行われるのだ。
最強の自然戦士の称号を手に入れるためには頭脳もよくなければならないという理念からだ。
その次に地形走破試験。仮想空間の中を、決められた位置から位置へ最速で移動する試験だ。
そして対ギート戦闘試験。これも仮想空間で、数百体のギートを倒す試験である。
そして三つの試験の合計点の高い上位百二十八人が、決勝トーナメントに進むことができる。
そんなハードな自然戦士ワールドチャンピオンシップ、略してNWWCSだが、毎回七万人以上の自然戦士が参加する。これは自然戦士の人口の一割弱に当たる。
さて、事件は十年前、NWWCSの地形走破試験で起こった。
そこにいたのはブリデラント王国の国王に即位したばかりのヘンリーと、当時の「氷結王」ショーンだった。
すでにヘンリーの自然戦士としての知名度はある程度広がっており、人々は氷結戦士の中でもヘンリーに期待していた。
また、前回大会で決勝トーナメントに進出したショーンもまた、優勝候補として挙げられていた。
試験がスタートした。ちなみに移動方法は何でも構わない上に、相手の妨害も可能である。
卑劣な妨害合戦を繰り広げている連中もいたが、ヘンリーとショーンは正々堂々とトップに躍り出た。
ジェットパックでビルとビルの間の隙間を縫うように飛んでいるが、全くスピードは落ちない。
この二人は決勝確実かと思われたその時。
突然、ショーンの体が空中で分離した。
分離した、というと何を言ってるんだ、と思うかもしれないが、右肩から右足までがスッパリと切れていた。
そのダメージは大きく、ショーンはビルに突っ込んで止まってしまった。
「グハッ……いったい何が……?」仮想空間なので死ぬことはない。
ショーンは空に良ーく目を凝らす。すると……
空中にキラキラ光る線があった。
「何、ワイヤーか!?」それは氷でできたワイヤーだった。
ヘンリーが雲から地面に氷の極細線を張ったものだった。
先ほども言った通り、妨害は原則有りなので、ヘンリーのとった行動はルール違反ではない。
どこのメディアもそれを責めることはなかった。
しかし、ショーンはこの地形走破試験を棄権せざるを得ず、決勝進出もかなわなかった。
一方ヘンリーは決勝トーナメントに進出し、ベスト16に選ばれるという快挙を成し遂げた。
ショーンの予選敗退に世界中からブーイングが巻き起こった。
新聞はこぞってこの件をスクープした。
「氷結王ショーン、NWWCSで決勝進出ならず無様な姿」
「ショーン氏NWWCSで敗北、ドギットは『失望』」
「ショーン氏簡単な罠であえなくNWWCS敗退……『氷結王』称号はく奪か」
ショーンは地元ドギット族の長の称号をはく奪され、「海八分」となった。
その次の王・女王任命の儀にて、氷結王に選ばれたのはヘンリーだった。
「あれから俺は地獄のような生活を送り続け、氷結王で族長だった俺はついに海賊にまで身を落とした!!!」
「それで私を逆恨みしているのか?」
「うるさい! ここでお前を切り刻んでやる!!」
「私への復習が目的ならば、なぜブリデラント王国の王座に加えてエリーの命も狙う!?」
「お前にとてつもない苦しみを与えるためさ! 十年前の俺のようになああああああ!!!」
既にショーン達の間合いだった。
ショーン達は剣を何のためらいもなくヘンリーの脳天にたたき落とした。
しかし、ヘンリーの腕から伸びていた氷の刃が、三本の剣を防いでいた。
「ショーン! 貴様の歪んでしまった精神、今こそ無に帰してやろうぞ!!!」
「面白い! 十年前の屈辱を晴らしてやるわああああ!!!」
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