君をそこまで愛してたい

しのはら

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1話 唐突な再会【続き】

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 あいつの夢を見るようになったのは、この学校で寮生活を始めてからすぐのことだった。
 昔のことを懐かしく思っているのか、それとも別の何かがあるのか自分でもよく分からない。

 授業が終わり、白鳥を部活に見届けたあと、急いで委員会室の鍵を開けにいこうとした、その時だった
「野村ー!今少し時間あるか?」
「は、はい!どうかしたんですか?寺内てらうち先生,,?」
俺のクラスの担任の寺内先生が廊下で声をかけてきた
「お前と一個学年違うんだけど、明日から転校してくる奴がいて、」
「は,はい?」
「その、そいつαなんだけど、αようの寮の部屋が今不足してて、そのな、お前と同じ部屋n」
「先生。俺、絶対嫌ですよ。」
寺内先生の目を泳がす動作に少し、いや、大分不安を感じ始めその場できっぱりと断ると
寺内先生は手を合わせて、

「お願いだ!野村!もう決定しちまったんだ!」
「はぁ?!拒否権ないんですか?!」
「頼む!バース性が今どちらか確定していないお前にしか頼めないんだ!」
祐介はその言葉にビクついた。そして小さな声で、
「寺内先生、声の大きさ落としてよ。俺、書類上じゃαなんだから、」
「そうだったすまない、、。だけど、お前にしか頼めないんだ、」
「。。。。」
先生の顔をチラッと見ると、こちらの顔をガン見していた。
正直、怖い。寺内先生の圧だけじゃない、見知らぬαと一緒に生活することもだ。先ほど言った通り、俺は「α」ということになっている。だけどΩかもしれんと他の医者からは言われている。
だけど、一個学年違うってもしかしたら、、

「わかり、ました。」
「本当か?!」
先生は顔をキラキラしながら喜んだ。寺内先生にしては珍しい表情だ。
「それじゃ、早速なんだがもうそいつお前の部屋にいるから、そこまで行って校内案内しといて欲しい。」
「え」
「あ、あと、部屋片付けるのも手伝ってやってくれ。」
「これから委員k(」
「あとは頼むぞ~野村ー」

仕事,絶対丸投げされました。
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