あの日約束した事実(こと)は忘れない

スナイパー

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綺麗なのは明けの明星?宵の明星?

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「あの…ホントに…すみません…最上さんのようにかわいかったら覚えてるはずなのにな…」
 俺は落ち込んだ最上さんに謝った。
 すると最上さんは少し顔が火照っていた。恐らくかわいいと言われて照れてるんだろう。でも、言われ慣れてるんじゃないのか?あの有名な会社なら。
「謝らなくても大丈夫ですよ」
 と言った最上さんはまだ耳が赤かった。
「あの…俺これから講義があるんでそろそろ行っていいでしょうか?」
 講義が始まるまで後20分だった。
 ここから走って行けばまだ間に合うはずだ。
「…あ…はい」
 意外にも止められなかったので、走ろうとした。
「それじゃあ、また」
 俺がお別れの挨拶をして大学へ向かおうと一歩足を踏み出した時だった。
「待ってくれませんか…」
 最上さんが俺の手を掴んだのだ。
「え?なんで?」
 俺は講義に間に合いたいあまり、少し素っ気ない態度をとってしまった。
「すみません…連絡先交換してもらえませんか?」
 俺はなにも考えず、ただ早く終わらそうとしてさっさと連絡先を交換した。
「ごめん、もう行かないと間に合わないから!」
 俺は半ば強引に話を終わらせ大学へと走った。

「ふぅ~なんとか間に合った…」
 俺は講義始まりギリギリで間に合うことに成功した。しかし、今日は結局講義には集中することが出来なかった。

 俺は今日の講義を終えて帰宅しようと思っていた。ふと携帯を開いてみると最上さんからメールが届いていた。
【夜7時会えませんか?】
 う~ん、7時か…今6時ぐらいだから間に合うだろうけど、今日は疲れたから正直行きたくねぇな。とにかく最上さんには悪いけど断るか…
【すみません…今、金欠なんで】
 するとすぐに既読がつき返信がきた。
【大丈夫ですよ、私の家なんでお金は一切掛かりませんよ】
 しまった…どっかの店で飯でも食うのかと思っていたが、まさか最上さんの家で会うなんて思ってもいなかった。
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