1 / 1
ウジンバラ国は大都会で私は、お上りさんです。
しおりを挟む私の一張羅いの着物は友禅染で花を色彩豊な絵柄で優美で華やかに画かれてる。
派手で綺麗なのが珍しいのか、ウジンバラ国の片方に見られています少し怖くなってきました。
一反木綿の銀白は移動飛行用、猫又の菊江は私の侍女そして妖狐の碧衣は執事と警護を兼ねていて皆、信頼できる仲間です。
「まずは何処か安い土地を買い屋敷を建てないとね、碧衣様地図を出してくれますか?」
舗装工事されていない道に地図を広げ、恵美は呪文を口ずさみ人差し指で地図を差すと其所だけが光った。
その場所はここから3日はかかるが銀白に乗れば1時間で着くだろう銀白は元の身体に戻ると何時ものサイズより大きく変化した。
この大きさなら恵美様が馬車に乗ったままで飛べる。
「行くぞ」
私の祖父、天神圭吾は怪しが見えて、とても強い霊力を持った人間で怪しより強く有名だった。
祖父の嫁になる鬼族の優美との出会いは、従兄弟の鬼が暴れていたのを止めに入ったのだが、話を訊かないので殴っていたら圭吾が、あっという間に鬼2人を制圧していた。
鬼の姫である優美は力で負けた事が無く人間に負けたのがショックだが、結婚を申し込んだ。
(鬼は喧嘩に負けると相手に結婚を申し込む掟がある)
鬼の種族は男女問わず美男美女で圭吾は面食いだったので了承して結婚し子供は2人兄優吾と妹里子。
兄は(叔父)10歳の時誘拐されて未だに見付かっていない、里子が私の母なんだけど重い病気で亡くなっています。
色々考えてたら到着した、馬車から降りるとそこは森、近くには池があります。
「昔からここに住んでる精霊に御挨拶を致します精霊王様いらっしゃいますか?」
恵美以外皆が思った精霊王が現れるわけがないと。
恵美は今度はブツブツ呪文を唱え始めると。
周りにいた精霊達が思った魔方陣を描いてないのに現れる訳ないと。
森がさっきより明るくなり木々に花が咲き実が実り恵美の前に光り輝きながらその光が人の形になり現れた。
「俺を呼んだのはお前か?」
「はい、天神恵美です宜しくお願い致します今日から私達、人間と怪しがこの土地で暮らす許可を下さいませ」
「そうか遠路はるばるようきたな、許可しても良いがただではなぁ」
クッキーの詰め合わせを渡した。
「これをどうぞ」
「おおっ、これはクッキーだな旨い」
「許可はどうでしょうか?」
「ああ勿論許可するぞ、1ヶ月に1度クッキーを持ってきてくれ」
「はい、勿論ですありがとうございます」
木々に赦しをもらい伐採許可された物を使い皆で屋敷を建て完成するのも普通より早く怪し達が頑張ったお陰だと感謝した。
1週間後完成パーティーを開き精霊王や他の精霊達この国の王様、王太子にも招待状を送った。
この国の王太子は25歳なのに未だ婚約者も居ないので呪われているのかと噂されている。
後は普通王族は早いうちから婚約者を決めて17歳18歳位で結婚するのだが噂さ話から男色、身分差の愛人、不倫、王族になると色々、言われる。
パーティーの前日、私は菊江、碧衣、銀白と出かける。
馬車で1時間程、着いて馬車から降りて王宮の玄関ホールから庭園まで歩いて30分広すぎて疲れた。
精霊王が私に話かけてきた。
「精霊王様も呼ばれたのですか?」
「いいや、普通の人間が俺を見える者はいない」
「そうでしたね失礼しました」
「王と謁見なのか?」
「そうです、何の話なのか訊かされておりません?」
「俺はお前の屋敷で待ってるから、クッキーは置いてるか?」
「勿論、置いてあります」
訊いたらスーット消えていた。
謁見の間で王様と色々話をして渋くて見目麗しく優しい方です。
明日のパーティーにプレゼントを持って行くので楽しみにしてくれと言われました。
0
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
【完結】追放された子爵令嬢は実力で這い上がる〜家に帰ってこい?いえ、そんなのお断りです〜
Nekoyama
ファンタジー
魔法が優れた強い者が家督を継ぐ。そんな実力主義の子爵家の養女に入って4年、マリーナは魔法もマナーも勉学も頑張り、貴族令嬢にふさわしい教養を身に付けた。来年に魔法学園への入学をひかえ、期待に胸を膨らませていた矢先、家を追放されてしまう。放り出されたマリーナは怒りを胸に立ち上がり、幸せを掴んでいく。
悪役令嬢が処刑されたあとの世界で
重田いの
ファンタジー
悪役令嬢が処刑されたあとの世界で、人々の間に静かな困惑が広がる。
魔術師は事態を把握するため使用人に聞き取りを始める。
案外、普段踏まれている側の人々の方が真実を理解しているものである。
【完結】政略婚約された令嬢ですが、記録と魔法で頑張って、現世と違って人生好転させます
なみゆき
ファンタジー
典子、アラフィフ独身女性。 結婚も恋愛も経験せず、気づけば父の介護と職場の理不尽に追われる日々。 兄姉からは、都合よく扱われ、父からは暴言を浴びせられ、職場では責任を押しつけられる。 人生のほとんどを“搾取される側”として生きてきた。
過労で倒れた彼女が目を覚ますと、そこは異世界。 7歳の伯爵令嬢セレナとして転生していた。 前世の記憶を持つ彼女は、今度こそ“誰かの犠牲”ではなく、“誰かの支え”として生きることを決意する。
魔法と貴族社会が息づくこの世界で、セレナは前世の知識を活かし、友人達と交流を深める。
そこに割り込む怪しい聖女ー語彙力もなく、ワンパターンの行動なのに攻略対象ぽい人たちは次々と籠絡されていく。
これはシナリオなのかバグなのか?
その原因を突き止めるため、全ての証拠を記録し始めた。
【☆応援やブクマありがとうございます☆大変励みになりますm(_ _)m】
婚約者を奪った妹と縁を切ったので、家から離れ“辺境領”を継ぎました。 すると勇者一行までついてきたので、領地が最強になったようです
藤原遊
ファンタジー
婚約発表の場で、妹に婚約者を奪われた。
家族にも教会にも見放され、聖女である私・エリシアは “不要” と切り捨てられる。
その“褒賞”として押しつけられたのは――
魔物と瘴気に覆われた、滅びかけの辺境領だった。
けれど私は、絶望しなかった。
むしろ、生まれて初めて「自由」になれたのだ。
そして、予想外の出来事が起きる。
――かつて共に魔王を倒した“勇者一行”が、次々と押しかけてきた。
「君をひとりで行かせるわけがない」
そう言って微笑む勇者レオン。
村を守るため剣を抜く騎士。
魔導具を抱えて駆けつける天才魔法使い。
物陰から見守る斥候は、相変わらず不器用で優しい。
彼らと力を合わせ、私は土地を浄化し、村を癒し、辺境の地に息を吹き返す。
気づけば、魔物巣窟は制圧され、泉は澄み渡り、鉱山もダンジョンも豊かに開き――
いつの間にか領地は、“どの国よりも最強の地”になっていた。
もう、誰にも振り回されない。
ここが私の新しい居場所。
そして、隣には――かつての仲間たちがいる。
捨てられた聖女が、仲間と共に辺境を立て直す。
これは、そんな私の第二の人生の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる