和の国から訳あって引っ越してきました。

尾道小町

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ウジンバラ国は大都会で私は、お上りさんです。

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私の一張羅いの着物は友禅染で花を色彩豊な絵柄で優美で華やかに画かれてる。

派手で綺麗なのが珍しいのか、ウジンバラ国の片方に見られています少し怖くなってきました。

一反木綿の銀白は移動飛行用、猫又の菊江は私の侍女そして妖狐の碧衣は執事と警護を兼ねていて皆、信頼できる仲間です。

「まずは何処か安い土地を買い屋敷を建てないとね、碧衣様地図を出してくれますか?」

舗装工事されていない道に地図を広げ、恵美は呪文を口ずさみ人差し指で地図を差すと其所だけが光った。

その場所はここから3日はかかるが銀白に乗れば1時間で着くだろう銀白は元の身体に戻ると何時ものサイズより大きく変化した。

この大きさなら恵美様が馬車に乗ったままで飛べる。

「行くぞ」



私の祖父、天神圭吾は怪しが見えて、とても強い霊力を持った人間で怪しより強く有名だった。

祖父の嫁になる鬼族の優美との出会いは、従兄弟の鬼が暴れていたのを止めに入ったのだが、話を訊かないので殴っていたら圭吾が、あっという間に鬼2人を制圧していた。

鬼の姫である優美は力で負けた事が無く人間に負けたのがショックだが、結婚を申し込んだ。

(鬼は喧嘩に負けると相手に結婚を申し込む掟がある)

鬼の種族は男女問わず美男美女で圭吾は面食いだったので了承して結婚し子供は2人兄優吾と妹里子。

兄は(叔父)10歳の時誘拐されて未だに見付かっていない、里子が私の母なんだけど重い病気で亡くなっています。

色々考えてたら到着した、馬車から降りるとそこは森、近くには池があります。

「昔からここに住んでる精霊に御挨拶を致します精霊王様いらっしゃいますか?」

恵美以外皆が思った精霊王が現れるわけがないと。

恵美は今度はブツブツ呪文を唱え始めると。

周りにいた精霊達が思った魔方陣を描いてないのに現れる訳ないと。


森がさっきより明るくなり木々に花が咲き実が実り恵美の前に光り輝きながらその光が人の形になり現れた。

「俺を呼んだのはお前か?」

「はい、天神恵美です宜しくお願い致します今日から私達、人間と怪しがこの土地で暮らす許可を下さいませ」


「そうか遠路はるばるようきたな、許可しても良いがただではなぁ」

クッキーの詰め合わせを渡した。
「これをどうぞ」

「おおっ、これはクッキーだな旨い」

「許可はどうでしょうか?」

「ああ勿論許可するぞ、1ヶ月に1度クッキーを持ってきてくれ」

「はい、勿論ですありがとうございます」

木々に赦しをもらい伐採許可された物を使い皆で屋敷を建て完成するのも普通より早く怪し達が頑張ったお陰だと感謝した。

1週間後完成パーティーを開き精霊王や他の精霊達この国の王様、王太子にも招待状を送った。

この国の王太子は25歳なのに未だ婚約者も居ないので呪われているのかと噂されている。

後は普通王族は早いうちから婚約者を決めて17歳18歳位で結婚するのだが噂さ話から男色、身分差の愛人、不倫、王族になると色々、言われる。



パーティーの前日、私は菊江、碧衣、銀白と出かける。

馬車で1時間程、着いて馬車から降りて王宮の玄関ホールから庭園まで歩いて30分広すぎて疲れた。

精霊王が私に話かけてきた。

「精霊王様も呼ばれたのですか?」

「いいや、普通の人間が俺を見える者はいない」

「そうでしたね失礼しました」

「王と謁見なのか?」

「そうです、何の話なのか訊かされておりません?」

「俺はお前の屋敷で待ってるから、クッキーは置いてるか?」

「勿論、置いてあります」

訊いたらスーット消えていた。




謁見の間で王様と色々話をして渋くて見目麗しく優しい方です。

明日のパーティーにプレゼントを持って行くので楽しみにしてくれと言われました。












    
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