1度だけだ。これ以上、閨をともにするつもりは無いと旦那さまに告げられました。

尾道小町

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友達レイモンド。 6

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旦那樣にも、友達がおられるのですが、レイモンド・ロレンツィ侯爵令息24歳、この方の知り合いに頼まれて侍女を雇う事にしたようです。


ダイアナ・マルツィーニ男爵令嬢20歳この方、見目麗しい令嬢で、そんな方がなぜ家の侍女になりたいのか、私は嫌な予感を想像していました。


侍女頭のアンが私に紹介します。
「こちらが、今日から貴女のご主人様ですよ、ご挨拶しなさい」

なぜ私が、旦那様の美貌と爵位に財産狙いの、あっ財産は無く、借金で破産寸前だったと訊いたけど、爵位は、公爵樣だから、あの性悪女は爵位を狙ってるんだわ。

なぜ、挨拶しないといけないのよ、冗談は止めて欲しいわ!
「私の、ご主人樣は、シェーン・ロングベルク公爵様です、この方は爵位に目が眩んで、札束をばら蒔いて嫁いで来られた方だとか、訊いておりますが?」


侍女頭のアンは顔を真っ赤にして怒り出した。
「な、何を言い出すの?ダイアナ!侍女が奥様に暴言を、吐いたりして」


私は、喧嘩を売られのは、初めてで正直ビックリしました。

ここは、私が上手く対処しないとね。
「私の父が支払ったのは持参金ですよ、爵位はダイアナ貴女の家より私の方が上です、喧嘩腰ですけど首になりたくて故意に話されたなら構わないわね?」

えっ持参金って?
私が聞いた話しと違うわ・・・・・・?

私は、ダイアナ・マルツィーニ男爵令嬢20歳です、爵位は男爵ですが父が貿易商を営んでますから、財産は有ります。

兄はすでに結婚していて私は肩身が狭く、兄の知り合いに住み込みで侍女の仕事があると聞いて申し込んだのです。

その時、聞いた話しでは旦那樣は美丈夫、爵位もあるから今の奥様は愛情がなく爵位目的で、お金をばら蒔いて嫁いだと聞いたのに話が違うわ。

あの方は私に嘘の情報を教えて何か得することが、あるのかしら?
「申し訳ないです、お許しください」

お辞儀をしてあやまったが、たぶん、私は首になるわ。

あら、自分の非を認めて謝るなんて結構良い子ね。
「ダイアナ、貴女誰かに私の、イメージを悪く聞いていたの?」

本当のこと話さないと首になってしまうわ。
「はい、そうです」

「レイモンド・エルゼベルト侯爵令息様の妹で、モンロー・エルゼベルト侯爵令嬢樣です」

私は、知らない令嬢です、なぜモンロー侯爵令嬢が、私を貶める言葉を侍女ダイアナに、話したのか心当たりがありませんでした。


わたしを落とし込むため、侍女ダイアナに悪評を吹き込んだに違いない、それしか考えられないわ!


侍女ダイアナとは仲良くなるため、お茶を頂くことにして詳しい内容を聞くことにしました。

ダイアナが、言うにはレイモンド侯爵の妹モンロー樣は、シェーン公爵様のことを好ましく思っていたら、自分より爵位の引い、ヴィヴィアン伯爵令嬢が、いつの間にか公爵夫人になっていたから、ショックで最近まで、寝込んでいたらしたと聞いたのです。

気持ちは、分からなくもないけど私には、関係ないは、まあこれ以上、何かされたら対策を考えないと、いけないわね。






静かな午後に  
 思い出をひとつ  
かごに入れて  
そっとしまう



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