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彼の元婚約者が現れた。 5
しおりを挟む朝からサリーに腰のマッサージをしてもらい体力回復ドリンク飲んで、シェーン樣と2人で朝食を頂いてると彼の元婚約者アンジェイ樣がいきなり現れて下品な笑みを浮かべてます。
俺はシェーン・ロングベルク大公爵、妻のヴィヴィアンと朝食を食べてると元婚約者アンジェイ・ドルバン伯爵令嬢が勝手に入ってきた。
婚約していた頃は品があり美しく見えたが今、現れた女は下品な喋り方で下品なドレスを着こなしている婚約破棄して良かったと改めて実感していた。
私はアンジェイ伯爵令嬢この女がヴィヴィアン公爵夫人なの?思っていたより綺麗で若い10代位よね?イライラしてきて立っていられなくて、カウチに座り紅茶で喉を潤わせていた。
シェーンが話し始めていました。
「何しに来たんだ?この前も話したが、お前と結婚するつもりは無いぞ、もうヴィヴィアンと結婚しているからな帰ってくれ」
ヴィヴィアンとシェーンは手を繋ぎ見つめ合っている、それを眺めていたら顔色が青くなりアンジェイは意識を失っていた。
思っていたより、この2人のイチャイチャが気に障って、ムカついたので、気を失う不利をしたのだ。
ふりをしてたら寝てしまって、ここは何処なの?
屋敷のゲストルームかしら?
侍女が看病してくれたのね。
「お目覚めですか?」
「ありがとう、私の屋敷ではないわね?」
起き上がり髪を耳にかけて侍女から渡されたホットチョコを飲みながら彼女を眺めていると。
「はい大公爵様の、お屋敷です貴女は倒れてしまいゲストルームで、お医者様に診てもらいますと貧血と診断されました」
仮病がバレないなんて、やぶ医者ね。
「お世話になりました。ありがとう」
あの女とシェーンの見つめ合う姿を見て、気分が悪くなり気を失っていた事にしとこうかしら。
彼の部屋にでも行ってみようかしら、ふふふ。
記憶をたよりにシェーンの部屋を探していると
廊下の突き当たり確かここがシェーンの部屋のはず。
カチャ
中に入るとベッドに人の気配がしていた。
ベッドの中に滑り込み抱き付いたらシェーンが話し始めた。
「ここまでするとは思わなかったよ」
シェーンの胸板だと思い込んでキスをして下着を脱がして・・・・・・。
「貴方がいけないのよ、あんな女と結婚するから」
「こんなことした理由がそれか?」
下半身に手をやると反応はあった。
「もう一度やり直したいからよ!」
誰かが羽毛布団を、はねのけて。
「アンジェイ、これでお前は、おしまいだ連れて行け」
私がキスした相手はシェーンとは違う男だった。
「いやぁー何で私が?」
裸のまま連れて行かれたアンジェイは泣き叫び暴言をはいていた。
ヴィヴィアンは能天気に俺の元婚約者の心配をしている。
「アンジェイさんは、どうなるんですか?」
「有罪は当然だからな、懲役刑か国外追放だろうな貴族ではいられない自業自得だ」
「お綺麗なのに他の殿方なら結婚相手くらい幾らでもいるでしょうに・・・・・・」
「哀れだよな」
アンジェイも結局は俺を愛していたわけではない己れの欲のまま行動して罪をおかしたんだ。
風の便りで国外追放に、なったと訊いたアンジェイさんですが他国の平民だが商人ギルドのトップと、知り合い結婚したらしいです。
性格は最悪ですが美人で元貴族のご令嬢ですから結婚できたのですね。
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