1度だけだ。これ以上、閨をともにするつもりは無いと旦那さまに告げられました。

尾道小町

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この年で腰痛で悩むなんて。 4

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俺は、こんな女を婚約者にしていたのか!

「婚約破棄はアンジェイ、君の不貞が発覚したからだ新しく結婚相手を探すのが普通だ、まあ君の名前を呼ぶのも、これが最後で話は終わりだ2度と呼び出したりするな!」



やっぱり怒ってるのね、脈はありそうだは無かったら怒らないはずだわ。 

「あれは、誤解よ!」と、言いながらシェーン公爵の膝に手を置いて嘘泣きをしていた。 

「止めろ」
言いながら手を払いのけた。 

ユリシリーズ補佐官に命令をする。 

昔から自分本位に物を考える女だったが何が誤解よ、だ意味が解らない。 

「ユリシリーズ補佐官、玄関まで案内頼む放り出せ!」 

「私は今でも愛してるのよ!だから絶対、邪魔しに行くから!」 
悔しくて叫んでいました。 

今さら元に戻れるはずが無いだろう、もうすぐ21歳だから行き遅れて焦っているのか?








コンコン 

「奥さま、もうお昼ですよ」
お返事ありませんね。


「奥さま、起きてください」



身体中が痛いのを我慢して起き上がり返事をしました。
「おはよう、サリー話し訊いてくれる?」

昨日のべットの話を事細かく訊いてもらいました。


「ええー旦那さま、そんなこと宣言しといて朝までなさったんですか?」


サリーに腰をマッサージしてもらいながら。
「身体中痛くて寝不足で起きれなくて、酷いよね?」


可哀想な奥さま、わたしが付いておりますから。
「体力回復ドリンクありますから奥さま、これ飲んでみてください元気になりますから」


良い侍女なのよね、サリー大好きよ。
「ありがとうサリー」



夜になってサリーに湯浴みで綺麗にしてもらい香油でマッサージしてもらって艶々にしてもらうのはいいけど憂鬱だわ。


サリーが、旦那さまが選んだ透け透けの寝間着を私に見せてくれています。
「・・・・・・!?」


わたしに、これを着ろと言ったの?


「今日の寝間着は旦那さまが選んだ物ですよ、着た姿見たら喜びますよ」


「えっ こ、これって透け透けじゃん本当にこれを着ろと言ったの?」


「はい、不気味なくらい真面目な顔で、『これ着せとけって!』旦那様は、むっつり助平ですね、これ凄い高級品ですよ絹ですし手触りで解ります刺繍も昨日の寝間着より良い物です旦那さま、自信が選んで買ったはずですよ」

サリーは、ニコニコしながら説明してくれた。


凄く高額そうな透け透け寝間着です、そして、わたしの脳内で思い考えるとイラついて、この寝間着わたしの持参金で買った?
「私に、買ってくれたのね信じられないは、でも嬉しいかも」



サリーは旦那さまと奥さまが仲良くしているのが嬉しかった。

「着たら寝台に座って待っててくださいね旦那さま、今日は鼻歌、歌いながら書類にサインしていたようですよ」


この透け透け着てベッドに横たわるとか?
それとも普通に座って待ってる?
鼻歌って!?
「分かったわ恥ずかしいけど着て待ってるから」


彼の気配を感じていたら無言でドアを開けて部屋に入ってきました。

ガチャ

寝台の前で私を見ています、透け透けが気になるようで「凄く似合ってる」と呟いたのです。


何となく恥ずかしくて頬が赤くなり熱くなっていました。


キスされてなぜか、それだけでポーとして後は朝まで寝かせて貰えませんでした。


この年で腰痛に悩まされるとは思いませんでしたが悪い気はしません。






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