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彼女は求婚されたと気づかず返事をしてしまった。
しおりを挟む登場人物紹介
シルビア・ビンセント公爵令嬢18歳無限の魔力持ち
ルーベンス・ドルチェ王太子20歳
アンナ・ルトガール伯爵令嬢20歳
****
何かルーベンス王太子が変なの?ニコニコ笑ってるし側近のアランも私を見てニコニコしてるし。
最近お城でも皆ニコニコしてる何で?
そんな事考えていたら侍女のメイが慌ててノックして。
ココン
「どうぞ」
「王様と王妃様がお会いしたいと仰っています」
「ありがとう、メイ承知しましたと伝えてね」
「はい」
***
王様と王妃様が仰いました。
「「結婚するんだって、おめでとう」」
結婚て何?まあいっか後でルーベンス王太子に訊いとこう。
「「ありがとうございます」」
曖昧な返事をしていました、この後とんでもない方向に話が進んでしまい面倒臭い目にあいます。
ルーベンス王太子の顔を見たら何か凄く幸せそうに微笑んでいます、こんな顔見たら何も言えない結婚って私とルーベンスの事かしら本気なの?
簡素な作りのテーブルと椅子だが名匠が作った物で高額なのは解ります。
そこで紅茶を頂いていたら。
薄桃色の髪に紫水晶色の瞳、色白、の美人が当たり前のように貴賓室の扉をノック無しでいきなり開けていた。
バン
「こんにちはお久し振りです、叔母様、叔父様」
「あら、アンナ久し振りね元気だったの?」
「私ね婚約解消しましたのルーベンスと婚約します」
「「「「・・・・・・」」」」
ガチャン
私はティーカップを落として、床に紅茶とカップの割れた破片が飛び散っていた。
王妃様が冷たい瞳で、アンナが普通に王太子との婚約を勝手に決める発言をすると、イラついていましたが、表にその素振りは出さず話されました。
「残念ですね、ルーベンスはシルビア公爵令嬢と婚約することに決定しました、それとアンナ嬢はルーベンスとは関係無いので、これからは私と主人の事は王様に王妃様、ルーベンスにはルーベンス王太子様と仰いね」
「あっ、それと城に勝手に途上は赦しません、アンナ嬢がお帰りよ連れて行きなさい」
アンナは今まで途上は出入り自由だし王様、王妃様の呼び方は叔父様、叔母様で普通にルーベンスと呼んでいたのに何故?
「何故ですか?今まで咎め立てされたこと1度もなかったのに」
「アンナ嬢とルーベンスが婚約したのに解消してくれと貴女が言い出したのよ婚約者ではないのに可笑しいはもう王室と貴女は関係ないのよ」
「ルーベンスもう1度考えてみてください」
アンナ嬢は罵詈雑言、叫びだして暫くの間、投獄されることになったようです。
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