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▼スプラッタ有り系
改造扇風機自殺
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最近、世間では変わった死に方が流行っている。
扇風機の羽を、それと同じくらい大きな刃に取り替えた“改造扇風機”で死ぬ方法だ。
ビルの屋上等の、とにかく高い所でその“改造扇風機”を<強>で回し、その中に突っ込んでいく……そんな死に方だ。
頭から突っ込んでいっても良し。手からいっても良し。足からいったっていい。
もちろん、遺体はとても悲惨な状態になる……かと思いきや、案外そうでもない。
……綺麗なのだ。
回る刃に跡形もなく細切れにされた人体は、とても美しい。
ニュース番組でちらほらその光景を目にするが、私は「キレイだ」としか思わない。空中を舞い落ちて辺り一面に飛び散る血粉は、まるで粉雪のよう、だと思う。
………すいません。綺麗だと思っているのは極少数の私のようなキチガイです。
辺りに飛び散った ソ レ を見た者は、ほぼ悲鳴を上げる。
運の悪い者は、その血粉を全身に浴びてしまったりする。そうなるともう、悲鳴どころではない。
発 狂 である。
そんな可哀想な人達の為に国が用意した制度が「血粉被害補償」である。
“傷付いた心を金で癒やす”という、とてもわかりやすい制度だ。
この制度を利用して、わざと血粉を浴びて補償金をせしめる図太い猛者もいる。
とりあえず今、私は通学途中でその血粉被害者になってしまった。
マンション近くを歩いていたら、血粉がぶわぁっ、と私に降りかかってきたのだ。
びしゃびしゃびしゃ……生温かい血が私の全身に降り注ぐ。少しばかり、目と口の中にも入ってしまった。
………ゴトッ。
改造扇風機の速度が足りなかったらしく、細切れにならなかった肉片も近くに落ちてきた。辺りに、鉄臭い匂いがたちこめる。
このくらいの被害で、一体いくらもらえるのだろう、と冷静に思った。
というか、学校どうしよう。あああ。
また電車に乗って家に帰るのも面倒くさいので、もう、そのまま登校する事にした。
学校近くのコンビニ辺りで、私と同じく血まみれびしょびしょの男性とすれ違った。男はショックで放心状態だった。
バカみたいに天を見上げて立ち尽くしていた。道行く人が哀れむように男と私を見ていく。
学校に着くと友人が、きゃあああと悲鳴を上げ、慌ててタオルを持ってきて、体を拭いてくれた。
「ちょっとアンタ、どうしたの、まさかコレ、血粉……!」
「うん、そうなんだ。朝くらっちゃって。でも引き返すのは面倒くさいから、そのまま来ちゃった★」
「うああああバカ。バカバカバカバカ!」
至極怒鳴られた。いい友達である。
私が友達に怒鳴られている間、クラスメイトはじろじろとこちらを見ながら、ざわめいていた。
なんか、気分がいい。
あれだ。骨折してギプスをはめて登校すると、皆の視線を独り占めできるではないか。
あんな感じの、気分の良さだ。
ジャージ姿で1日を過ごし、そのまま下校した。
帰宅すると机の上に置き手紙があり、それを読んでみると、父親の字で
“事業に失敗して借金に苦しんでいて、だから、死にますごめんなさいさようなら”
とあり、更に
“血粉被害補償金を受け取ってくれ”
とあった。
父親の部屋を漁ると「絶対即死!! 鋼鉄刃扇風機!!」と趣味の悪い、派手なデザインの空箱が転がっていた。
……通販でこんなもんを買う金はあるのかよ、オイオイ。
深く考えるのは面倒くさいので、とりあえず、モンハンをやる事にした。
扇風機の羽を、それと同じくらい大きな刃に取り替えた“改造扇風機”で死ぬ方法だ。
ビルの屋上等の、とにかく高い所でその“改造扇風機”を<強>で回し、その中に突っ込んでいく……そんな死に方だ。
頭から突っ込んでいっても良し。手からいっても良し。足からいったっていい。
もちろん、遺体はとても悲惨な状態になる……かと思いきや、案外そうでもない。
……綺麗なのだ。
回る刃に跡形もなく細切れにされた人体は、とても美しい。
ニュース番組でちらほらその光景を目にするが、私は「キレイだ」としか思わない。空中を舞い落ちて辺り一面に飛び散る血粉は、まるで粉雪のよう、だと思う。
………すいません。綺麗だと思っているのは極少数の私のようなキチガイです。
辺りに飛び散った ソ レ を見た者は、ほぼ悲鳴を上げる。
運の悪い者は、その血粉を全身に浴びてしまったりする。そうなるともう、悲鳴どころではない。
発 狂 である。
そんな可哀想な人達の為に国が用意した制度が「血粉被害補償」である。
“傷付いた心を金で癒やす”という、とてもわかりやすい制度だ。
この制度を利用して、わざと血粉を浴びて補償金をせしめる図太い猛者もいる。
とりあえず今、私は通学途中でその血粉被害者になってしまった。
マンション近くを歩いていたら、血粉がぶわぁっ、と私に降りかかってきたのだ。
びしゃびしゃびしゃ……生温かい血が私の全身に降り注ぐ。少しばかり、目と口の中にも入ってしまった。
………ゴトッ。
改造扇風機の速度が足りなかったらしく、細切れにならなかった肉片も近くに落ちてきた。辺りに、鉄臭い匂いがたちこめる。
このくらいの被害で、一体いくらもらえるのだろう、と冷静に思った。
というか、学校どうしよう。あああ。
また電車に乗って家に帰るのも面倒くさいので、もう、そのまま登校する事にした。
学校近くのコンビニ辺りで、私と同じく血まみれびしょびしょの男性とすれ違った。男はショックで放心状態だった。
バカみたいに天を見上げて立ち尽くしていた。道行く人が哀れむように男と私を見ていく。
学校に着くと友人が、きゃあああと悲鳴を上げ、慌ててタオルを持ってきて、体を拭いてくれた。
「ちょっとアンタ、どうしたの、まさかコレ、血粉……!」
「うん、そうなんだ。朝くらっちゃって。でも引き返すのは面倒くさいから、そのまま来ちゃった★」
「うああああバカ。バカバカバカバカ!」
至極怒鳴られた。いい友達である。
私が友達に怒鳴られている間、クラスメイトはじろじろとこちらを見ながら、ざわめいていた。
なんか、気分がいい。
あれだ。骨折してギプスをはめて登校すると、皆の視線を独り占めできるではないか。
あんな感じの、気分の良さだ。
ジャージ姿で1日を過ごし、そのまま下校した。
帰宅すると机の上に置き手紙があり、それを読んでみると、父親の字で
“事業に失敗して借金に苦しんでいて、だから、死にますごめんなさいさようなら”
とあり、更に
“血粉被害補償金を受け取ってくれ”
とあった。
父親の部屋を漁ると「絶対即死!! 鋼鉄刃扇風機!!」と趣味の悪い、派手なデザインの空箱が転がっていた。
……通販でこんなもんを買う金はあるのかよ、オイオイ。
深く考えるのは面倒くさいので、とりあえず、モンハンをやる事にした。
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