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幼年期
#9 教師生活…
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「「「「「よろしくお願いします!!」」」」」
俺の授業はその言葉から始まる。
そして、俺は兄さんからもらったニム式指導書に書いてあることの表現を少し変えながら、土人《ドワーフ》族の方々に教えていく。
起きて、学校に行って、帰り道にここによって、教えて、部屋に帰って、晩飯食って、ニム式指導書に目を通して、寝る。
というような生活を続けてこれで4日連続だ。
「……(あのクソ兄…どんだけ働いてなかったんだよ…ッ!!)」
俺がイライラしている理由は5日前の兄さんの発言にある。
それでは時間軸を5日前に遡らせよう。
____________________________________
「…なんで俺が」
「良いだろ~ほら、教わるより教える方が身に付くって言うじゃん?それだよそれ」
「いやいや、そもそも俺教えれるほどの知識ないんだけど!?」
「それなら大丈夫!」
そう言うと兄さんは胸元からある一冊の本を取り出した。
「ニム兄さん直伝!!ニム式指導書~!!」
なんか出し方が某青ダヌキみたいだなと、そんなことを考えていると兄さんがすかさず指導書の話をし始めた。
この人こうなったら止まらないからなぁ~やだなぁ…聞いてるフリして無視するか~
そして、それから10分間も熱弁し続け、俺に「わかったか?」といつもの調子で問い掛けてきた。
その問いかけにあたかも感動したかのように、俺は返事を返した。
つまりあの本は、父さんから教えてもらったものを自分なりに分かりやすく書き起こした物らしい。
そんでそれ使って俺に指導者役をしろ、とそういうことらしい。
ん?待てよ?普通なら毎日ここに来れるはずだよな?これまでそれが出来てたから、ここはあるわけだし…嫌な予感がしてきたぞ…
「兄さん、一つ良い?」
「ん?なんだ?弟よ」
「なんで急に俺が教えなきゃいけない状況になったの?」
瞬間、兄さんの動きが止まった。
あぁ…やっぱりか…
「やってないんですね?学校の仕事」
「そそそそ、そんなこここ、ことあるはずがないじゃ、じゃないか!!に、兄さんはお前にきょ、教育力をの、伸ばして欲しいからでな!!」
あ~マジで大当たりだったか~
そして俺は満面の笑みの中に殺気を込め、もう一度さっきの言葉を発する。
「やってないんですね?学校の仕事」
「は、はい…やってないです…」
ここまでこの人のやる気が無いとは思わなかった…
「はぁぁ…わかったよ、受ける、だけど俺が出るのは最大5日間だけ、それ以上は自分でなんとかして…」
「ホントか!?ありがとう…流石は我が弟だ…」
「5日間だけだからね!!俺に甘えないでよ?!」
______________________________________
そして、今の四日目に至るというわけだ、しかも連続…あの人は…ッ!!
「どうしたものだろうか…」
と頭を抱えると、ドアが開く音がした、兄さんがやっと来たか、と思い、耳を澄ましてみると、またすぐにドアが開く音がした、なんだ?と思い工房の外に出てみる。
するとそこにはクルーゼとターシャが居た。
「なんでお前らここに居るんだよ」
俺の問いかけにクルーゼが慌てた口調で答える。
「ターシャから最近レイの帰りが遅いって聞いたからな、変なやつと絡んでないか確かめに来てやったンだよ、でお前がここに入って行くのが見えたから…」
「ゴメンね…レイくん、ちょっと心配で…」
「はぁ…まぁ大丈夫だよ、中…見ていくか?」
俺の提案に、二人は物凄い嫌そうな顔をする。
「どうしたんだ?そんな嫌そうな顔して」
「いや…暑すぎるよ…中」
「…そうなんだよねぇ」
なるほど、だから一回入ってからすぐに出たのか。
「それは大丈夫、魔法でちょっとコーティングすれば暑さなんて気になんなくなるから」
「あ~そういうことね~なるほど」
お、流石首席さっきの言葉だけでわかったか。
そして、ターシャは俺がかけた魔法と全く同じものをかけ、自分をコーティングしてみせた。
あれ?でも、コーティング用の魔法の中には俺がちょっと手を加えた術式の魔法があったはずじゃ…まぁ良いか
そして、クルーゼが少し困ったようすでターシャに話し掛ける。
「え?ターシャわかったの?おれっち全然わかんねぇンだけど」
「まぁまだ習ってない魔法の重複使用だからね、テクニックが必要だし、魔力もそれなりの量無いと出来ないよ」
ターシャが俺に代わり説明をしてくれる。
頼もしいな~やっぱり。
「お前らはそうやっておれっちを置いていくんだな…」
「すまんな…」
______________________________________
とりあえずお二人さんにはお帰り頂き、俺は工房に戻った。
「…それで、この行程はこうやった方がやりやすいです…あぁもうこんな時間ですか、今日はこれぐらいにしておきましょう」
これで終わります、と言い今日の講義を終了する。
すると、土人族の一人が近寄ってきた。
「カーンさんどうしましたか?」
「えっとあの、夕食一緒にどうですか?」
「え?はい、大丈夫ですけど」
「そうですか!ならこのあと四爪の狼というお店で食事にしましょう!!」
「わかりました、準備が出来たらすぐに向かいますね、寮で色々手続きしないと夜は出歩けないので」
「了解です!!」
そうして、俺は今夜、土人族のカーンさんと食事をすることになったのだった。
______________________________________
寮に外出届を提出し、四爪の狼という店に向かう。
「ここ…か」
そこは綺麗でもなければ特段古いわけでもない、本当に普通の飲食店だった。
そして、ドアを開け、店の中に入るとすぐにカーンさんが手を挙げて、ここです~、と俺を呼んだ。
「こんばんは、カーンさん、待ちましたか?」
「こんばんは、いえ、大丈夫ですよ、これメニューです」
「ありがとうございます、どれどれ…」
そこには前世の世界の洋食に良く似た…というかそのまんまのメニューの絵が載っていた。
この世界の料理は多少は洋食に似ている節があるが、見た目はほぼ別物だと言っていい、しかし、ここの料理はそのまんまなのだ、味はどうかわからないが。
俺が目を白黒させていると、カーンさんが説明してくれた。
「見たこともない料理ばかりでしょう?なんたってここでしか食べられない料理ばかりですからね、ここの前店主のえっと…名前は、ヨツメ=マエダでしたかね…」
「ヨツメ=マエダ…ッ?!」
俺はその名前に聞き覚えがあった、確か…有名な一流シェフの名前だった筈だ。
前田四爪、突然新星のように料理界に登場し、その料理の味、見た目、コストパフォーマンスで一世を風靡し、数年で一流シェフに登り詰めた天才だ。
しかし、その5年後急に消息が掴めなくなり、行方不明となっていた男だ。
でも…なんでこの世界に…?
「…イ……レ…さ……レイさん?」
「は、ハイ!」
「うわっ!ビックリした、大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫です、じゃあ僕はこのお子様セットで」
少しカーンさんが俺の注文を聞いてビックリしたしたようすだった。
少しくらい子供らしくしないとおかしいからね、しょうがないね。
しばらく待つと料理が運ばれてきた。
エビフライを一口食べ、ふと疑問に思っていたことを口にする。
「そういえば、なんでカーンさん達は兄さんのもとで鍛冶を…?」
「あ~それはですね、私達は拾われたんです」
「拾われた?兄さんにですか?」
「ええ、あれは…もう3年ほど前になりますか…村を山賊の人間達に焼かれたんですよ」
「焼かれた?」
「はい、私達が作った建造物、家族全てです、偶然私達は木こりに出掛けていたので生き残りました、そして、他の土人族の村を転々としていたんですが、長く滞在するお金も無かったので、ほぼじり貧でした、そして、その途中でニム先生と出会いました、ニム先生は差別なく心優しく私達を受け入れてくださり、それに加え、鍛冶を教えてくださるとおっしゃいました、我々土人族は物を作る知識には目がないですから、すぐに承諾しました、まさかそれがレイさんの為だとは思いませんでしたが…ハハハ、そして、今に至るというわけです」
「なるほど、あの兄さんにそんな一面が…」
かっこいいじゃん、と小さく呟く。
気づくともう皿の上には何も乗っていなかった、味なんて全くわからなかった。
勿体ないことをしたな…、と少し残念に思った。
またターシャやクルーゼを連れて来よう。
「おや、もうこんな時間ですか、それではレイさん、ここらでお開きにしましょう」
時計にチラッと目をやるともう数十分で宿がしまる時間だった。
「そうですね、今日はありがとうございました」
「いえいえ、こちらこそ急にお誘いして申し訳ありませんでした、お代は私が出しますから、もう今日はお帰りになってください、時間、危ないでしょう?」
「それでは、お言葉に甘えて…さようなら!!」
店を出る瞬間、強い視線を感じ、少し寒気が背筋を伝ったが、その時の俺は気にしなかった。
きっとどこか浮かれていたのだと思う。
5日目、俺の最後の講義の日
そこに、カーンさんの姿は無かった。
俺の授業はその言葉から始まる。
そして、俺は兄さんからもらったニム式指導書に書いてあることの表現を少し変えながら、土人《ドワーフ》族の方々に教えていく。
起きて、学校に行って、帰り道にここによって、教えて、部屋に帰って、晩飯食って、ニム式指導書に目を通して、寝る。
というような生活を続けてこれで4日連続だ。
「……(あのクソ兄…どんだけ働いてなかったんだよ…ッ!!)」
俺がイライラしている理由は5日前の兄さんの発言にある。
それでは時間軸を5日前に遡らせよう。
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「…なんで俺が」
「良いだろ~ほら、教わるより教える方が身に付くって言うじゃん?それだよそれ」
「いやいや、そもそも俺教えれるほどの知識ないんだけど!?」
「それなら大丈夫!」
そう言うと兄さんは胸元からある一冊の本を取り出した。
「ニム兄さん直伝!!ニム式指導書~!!」
なんか出し方が某青ダヌキみたいだなと、そんなことを考えていると兄さんがすかさず指導書の話をし始めた。
この人こうなったら止まらないからなぁ~やだなぁ…聞いてるフリして無視するか~
そして、それから10分間も熱弁し続け、俺に「わかったか?」といつもの調子で問い掛けてきた。
その問いかけにあたかも感動したかのように、俺は返事を返した。
つまりあの本は、父さんから教えてもらったものを自分なりに分かりやすく書き起こした物らしい。
そんでそれ使って俺に指導者役をしろ、とそういうことらしい。
ん?待てよ?普通なら毎日ここに来れるはずだよな?これまでそれが出来てたから、ここはあるわけだし…嫌な予感がしてきたぞ…
「兄さん、一つ良い?」
「ん?なんだ?弟よ」
「なんで急に俺が教えなきゃいけない状況になったの?」
瞬間、兄さんの動きが止まった。
あぁ…やっぱりか…
「やってないんですね?学校の仕事」
「そそそそ、そんなこここ、ことあるはずがないじゃ、じゃないか!!に、兄さんはお前にきょ、教育力をの、伸ばして欲しいからでな!!」
あ~マジで大当たりだったか~
そして俺は満面の笑みの中に殺気を込め、もう一度さっきの言葉を発する。
「やってないんですね?学校の仕事」
「は、はい…やってないです…」
ここまでこの人のやる気が無いとは思わなかった…
「はぁぁ…わかったよ、受ける、だけど俺が出るのは最大5日間だけ、それ以上は自分でなんとかして…」
「ホントか!?ありがとう…流石は我が弟だ…」
「5日間だけだからね!!俺に甘えないでよ?!」
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そして、今の四日目に至るというわけだ、しかも連続…あの人は…ッ!!
「どうしたものだろうか…」
と頭を抱えると、ドアが開く音がした、兄さんがやっと来たか、と思い、耳を澄ましてみると、またすぐにドアが開く音がした、なんだ?と思い工房の外に出てみる。
するとそこにはクルーゼとターシャが居た。
「なんでお前らここに居るんだよ」
俺の問いかけにクルーゼが慌てた口調で答える。
「ターシャから最近レイの帰りが遅いって聞いたからな、変なやつと絡んでないか確かめに来てやったンだよ、でお前がここに入って行くのが見えたから…」
「ゴメンね…レイくん、ちょっと心配で…」
「はぁ…まぁ大丈夫だよ、中…見ていくか?」
俺の提案に、二人は物凄い嫌そうな顔をする。
「どうしたんだ?そんな嫌そうな顔して」
「いや…暑すぎるよ…中」
「…そうなんだよねぇ」
なるほど、だから一回入ってからすぐに出たのか。
「それは大丈夫、魔法でちょっとコーティングすれば暑さなんて気になんなくなるから」
「あ~そういうことね~なるほど」
お、流石首席さっきの言葉だけでわかったか。
そして、ターシャは俺がかけた魔法と全く同じものをかけ、自分をコーティングしてみせた。
あれ?でも、コーティング用の魔法の中には俺がちょっと手を加えた術式の魔法があったはずじゃ…まぁ良いか
そして、クルーゼが少し困ったようすでターシャに話し掛ける。
「え?ターシャわかったの?おれっち全然わかんねぇンだけど」
「まぁまだ習ってない魔法の重複使用だからね、テクニックが必要だし、魔力もそれなりの量無いと出来ないよ」
ターシャが俺に代わり説明をしてくれる。
頼もしいな~やっぱり。
「お前らはそうやっておれっちを置いていくんだな…」
「すまんな…」
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とりあえずお二人さんにはお帰り頂き、俺は工房に戻った。
「…それで、この行程はこうやった方がやりやすいです…あぁもうこんな時間ですか、今日はこれぐらいにしておきましょう」
これで終わります、と言い今日の講義を終了する。
すると、土人族の一人が近寄ってきた。
「カーンさんどうしましたか?」
「えっとあの、夕食一緒にどうですか?」
「え?はい、大丈夫ですけど」
「そうですか!ならこのあと四爪の狼というお店で食事にしましょう!!」
「わかりました、準備が出来たらすぐに向かいますね、寮で色々手続きしないと夜は出歩けないので」
「了解です!!」
そうして、俺は今夜、土人族のカーンさんと食事をすることになったのだった。
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寮に外出届を提出し、四爪の狼という店に向かう。
「ここ…か」
そこは綺麗でもなければ特段古いわけでもない、本当に普通の飲食店だった。
そして、ドアを開け、店の中に入るとすぐにカーンさんが手を挙げて、ここです~、と俺を呼んだ。
「こんばんは、カーンさん、待ちましたか?」
「こんばんは、いえ、大丈夫ですよ、これメニューです」
「ありがとうございます、どれどれ…」
そこには前世の世界の洋食に良く似た…というかそのまんまのメニューの絵が載っていた。
この世界の料理は多少は洋食に似ている節があるが、見た目はほぼ別物だと言っていい、しかし、ここの料理はそのまんまなのだ、味はどうかわからないが。
俺が目を白黒させていると、カーンさんが説明してくれた。
「見たこともない料理ばかりでしょう?なんたってここでしか食べられない料理ばかりですからね、ここの前店主のえっと…名前は、ヨツメ=マエダでしたかね…」
「ヨツメ=マエダ…ッ?!」
俺はその名前に聞き覚えがあった、確か…有名な一流シェフの名前だった筈だ。
前田四爪、突然新星のように料理界に登場し、その料理の味、見た目、コストパフォーマンスで一世を風靡し、数年で一流シェフに登り詰めた天才だ。
しかし、その5年後急に消息が掴めなくなり、行方不明となっていた男だ。
でも…なんでこの世界に…?
「…イ……レ…さ……レイさん?」
「は、ハイ!」
「うわっ!ビックリした、大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫です、じゃあ僕はこのお子様セットで」
少しカーンさんが俺の注文を聞いてビックリしたしたようすだった。
少しくらい子供らしくしないとおかしいからね、しょうがないね。
しばらく待つと料理が運ばれてきた。
エビフライを一口食べ、ふと疑問に思っていたことを口にする。
「そういえば、なんでカーンさん達は兄さんのもとで鍛冶を…?」
「あ~それはですね、私達は拾われたんです」
「拾われた?兄さんにですか?」
「ええ、あれは…もう3年ほど前になりますか…村を山賊の人間達に焼かれたんですよ」
「焼かれた?」
「はい、私達が作った建造物、家族全てです、偶然私達は木こりに出掛けていたので生き残りました、そして、他の土人族の村を転々としていたんですが、長く滞在するお金も無かったので、ほぼじり貧でした、そして、その途中でニム先生と出会いました、ニム先生は差別なく心優しく私達を受け入れてくださり、それに加え、鍛冶を教えてくださるとおっしゃいました、我々土人族は物を作る知識には目がないですから、すぐに承諾しました、まさかそれがレイさんの為だとは思いませんでしたが…ハハハ、そして、今に至るというわけです」
「なるほど、あの兄さんにそんな一面が…」
かっこいいじゃん、と小さく呟く。
気づくともう皿の上には何も乗っていなかった、味なんて全くわからなかった。
勿体ないことをしたな…、と少し残念に思った。
またターシャやクルーゼを連れて来よう。
「おや、もうこんな時間ですか、それではレイさん、ここらでお開きにしましょう」
時計にチラッと目をやるともう数十分で宿がしまる時間だった。
「そうですね、今日はありがとうございました」
「いえいえ、こちらこそ急にお誘いして申し訳ありませんでした、お代は私が出しますから、もう今日はお帰りになってください、時間、危ないでしょう?」
「それでは、お言葉に甘えて…さようなら!!」
店を出る瞬間、強い視線を感じ、少し寒気が背筋を伝ったが、その時の俺は気にしなかった。
きっとどこか浮かれていたのだと思う。
5日目、俺の最後の講義の日
そこに、カーンさんの姿は無かった。
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