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第23章 ふたつ目の仕置き
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赤坂にある議員宿舎界隈は停電となり、防犯カメラが一時停止となっていた。宿舎の一室では、暗闇の中、六十半ば過ぎの男と三十過ぎと見られる女が同じベッドの上で鼾をかいて寝ていた。
ベッドの横では、六十前の軍服を着た男が、二人のあられのない姿をじっと立ちながら見ていた。
この半目で寝ている男、私より若く見えるが年上らしい…。21世紀は若返るすべがあるのか。それともこの男は年相応の年輪を刻めないのであろうか…。
隣で寝ている女は中央国の諜報員であることは(天皇陛下の)忍びより聞いていたが、この男は仔細を知っていながら男女関係を続けている、この非国民で馬鹿なやつ(男)は、この国の外務大臣だと言う。私が生きている時代では国を売るようなことは絶対に有り得ないことだ。
この男には天誅をくだすべきと存ずる。
「てんちゅう。」と東郷平八郎大将が小声で言葉を発すると、「駆除してたもれぇ。」と言う言葉と同時に議員宿舎界隈が2回目の停電となり、それと同時に黒ずくめの忍び達がどこからか現れ、東郷や、この馬鹿な男はベッドから消えていった。
その日の朝、ベッドから起きた女が、「いしやんさん、夕べは、頑張りました・あ・る・よ。」と言い、隣で寝ている男の頑張った股ぐらを触ったら…。えっ。一物がない、なぁい。
「いしやんさぁん、ないあるよ。」
女が焦り驚き、石谷を揺り起こし、また、言った。「な・いー。あるよ。」
「美蘭(めいらん)、無いのか有るのかどっちなんだい。」
石谷が眠い目をこすりながら女(美蘭)へ聞いてきた。
「いしやんさぁん、あなたの、大切なこ・か・んのものが。無いあるよー。」
「なぁに、馬鹿なことを言ってるんだ。」
石谷がベッドから起きて自身のパジャマのズボンの上から右手を股間に当ててみた。
無い、無い。突起物が無い。
石谷は焦り、美蘭が居るのに構わずズボンやパンツを下した…。
六十数年間、喜怒哀楽を共にした一物が綺麗に無くなり見事な縫合手術がされていた。
「アイヤー。いやあー。」
石谷の股間を見て美蘭の泣き叫ぶ声が響いた。
「…。んぁん、んぁん。ちきしょう(畜生)。誰がやったんだぁ。俺のものを返せー。」
石谷は右拳で右腿を叩きながら怒りまくり泣き叫んでいた。俺の大切な青春(一物)の1ページ(歴史)…が。
ベッドの横では、六十前の軍服を着た男が、二人のあられのない姿をじっと立ちながら見ていた。
この半目で寝ている男、私より若く見えるが年上らしい…。21世紀は若返るすべがあるのか。それともこの男は年相応の年輪を刻めないのであろうか…。
隣で寝ている女は中央国の諜報員であることは(天皇陛下の)忍びより聞いていたが、この男は仔細を知っていながら男女関係を続けている、この非国民で馬鹿なやつ(男)は、この国の外務大臣だと言う。私が生きている時代では国を売るようなことは絶対に有り得ないことだ。
この男には天誅をくだすべきと存ずる。
「てんちゅう。」と東郷平八郎大将が小声で言葉を発すると、「駆除してたもれぇ。」と言う言葉と同時に議員宿舎界隈が2回目の停電となり、それと同時に黒ずくめの忍び達がどこからか現れ、東郷や、この馬鹿な男はベッドから消えていった。
その日の朝、ベッドから起きた女が、「いしやんさん、夕べは、頑張りました・あ・る・よ。」と言い、隣で寝ている男の頑張った股ぐらを触ったら…。えっ。一物がない、なぁい。
「いしやんさぁん、ないあるよ。」
女が焦り驚き、石谷を揺り起こし、また、言った。「な・いー。あるよ。」
「美蘭(めいらん)、無いのか有るのかどっちなんだい。」
石谷が眠い目をこすりながら女(美蘭)へ聞いてきた。
「いしやんさぁん、あなたの、大切なこ・か・んのものが。無いあるよー。」
「なぁに、馬鹿なことを言ってるんだ。」
石谷がベッドから起きて自身のパジャマのズボンの上から右手を股間に当ててみた。
無い、無い。突起物が無い。
石谷は焦り、美蘭が居るのに構わずズボンやパンツを下した…。
六十数年間、喜怒哀楽を共にした一物が綺麗に無くなり見事な縫合手術がされていた。
「アイヤー。いやあー。」
石谷の股間を見て美蘭の泣き叫ぶ声が響いた。
「…。んぁん、んぁん。ちきしょう(畜生)。誰がやったんだぁ。俺のものを返せー。」
石谷は右拳で右腿を叩きながら怒りまくり泣き叫んでいた。俺の大切な青春(一物)の1ページ(歴史)…が。
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