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1話『ペンギンに出会った日』
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ピピピ、ピピピ
目覚まし時計の音は毎朝私を絶望させる。
鳴って欲しくなくても鳴ってしまう。
希望にあふれていた高校生活が始まり早1年、友達も作らず平凡な日常を過ごしていたら2年生になっていた。
アニメや漫画で観たような青春なんて現実じゃ起きることはない。そんなことは分かっていた。
私の家は曾祖父から続く、かまぼこ屋で父はその3代目だ。
母は私が小さい頃に病気で亡くなったと聞いている。私は覚えていないがどうやら母はペンギンについて研究をする仕事をしていたらしい。
「行ってきます」
「いってらっしゃい。車には気を付けるんだよ」
「うん...」
父は私の性格を理解してくれているが、今のままではダメだと分かっている。
学校は電車と徒歩で30分ぐらいのところにあり、基本1人で登校している。
席に着いたら予鈴が鳴るまで本を読むか寝たフリで時間を潰すのが日課だ。
そう、去年までは...。
「茅野さん。おっはよう!」
「ビクッ! 」
いきなり声をかけられたことによる驚きと緊張で声が出なかったがなんとか軽い会釈はすることができた。
彼女は同じクラスの七瀬姫奈さん、明るく元気でクラスの中心的人物と、私とは正反対みたいな人だ。
「今の挨拶、流石に暗すぎたかな。あぁ...人と話すと、いつも後悔しているなぁ。」
考えても変わらないのに頭の中に残ってしまう。
放課後、私は自宅から少し離れたところの砂浜に向かった。
海に沈む夕日を見ると少し心が落ち着く事できるから落ち込んだ時はいつもこの場所に来ている。
私、このまま何もなく高校生活が終わっちゃうのかなぁ
そんなことを考えていると夕日が沈み辺りはすっかり暗くなっていた。
砂浜に置いたバックを持ち上げ家に帰ろうとしたその時...
「ピ――」
「!?」
微かだけど何か声のようなものが聞こえた気がする。
声のする方向に向かうと砂に埋もれた何かが動いている。
慎重に砂をかき分けると何か黒っぽいものが見えてきた。
それはペンギンだった
「ペ...ペンギン?」
目覚まし時計の音は毎朝私を絶望させる。
鳴って欲しくなくても鳴ってしまう。
希望にあふれていた高校生活が始まり早1年、友達も作らず平凡な日常を過ごしていたら2年生になっていた。
アニメや漫画で観たような青春なんて現実じゃ起きることはない。そんなことは分かっていた。
私の家は曾祖父から続く、かまぼこ屋で父はその3代目だ。
母は私が小さい頃に病気で亡くなったと聞いている。私は覚えていないがどうやら母はペンギンについて研究をする仕事をしていたらしい。
「行ってきます」
「いってらっしゃい。車には気を付けるんだよ」
「うん...」
父は私の性格を理解してくれているが、今のままではダメだと分かっている。
学校は電車と徒歩で30分ぐらいのところにあり、基本1人で登校している。
席に着いたら予鈴が鳴るまで本を読むか寝たフリで時間を潰すのが日課だ。
そう、去年までは...。
「茅野さん。おっはよう!」
「ビクッ! 」
いきなり声をかけられたことによる驚きと緊張で声が出なかったがなんとか軽い会釈はすることができた。
彼女は同じクラスの七瀬姫奈さん、明るく元気でクラスの中心的人物と、私とは正反対みたいな人だ。
「今の挨拶、流石に暗すぎたかな。あぁ...人と話すと、いつも後悔しているなぁ。」
考えても変わらないのに頭の中に残ってしまう。
放課後、私は自宅から少し離れたところの砂浜に向かった。
海に沈む夕日を見ると少し心が落ち着く事できるから落ち込んだ時はいつもこの場所に来ている。
私、このまま何もなく高校生活が終わっちゃうのかなぁ
そんなことを考えていると夕日が沈み辺りはすっかり暗くなっていた。
砂浜に置いたバックを持ち上げ家に帰ろうとしたその時...
「ピ――」
「!?」
微かだけど何か声のようなものが聞こえた気がする。
声のする方向に向かうと砂に埋もれた何かが動いている。
慎重に砂をかき分けると何か黒っぽいものが見えてきた。
それはペンギンだった
「ペ...ペンギン?」
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