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全ての序章
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ジジジ・・・ジジジ・・・
さっきから、けたましいアラームがなっている。
「ん・・・んん」
平和なほどに、外で鳥が鳴いている。
太陽は、私に朝だということを教えてくれる。けれども抗い続ける、一日の始まり。
一応時間は見るか。そう思って時計を手に取った。まだ眠い目をこすり、半開きすると。
「ああっ!!」
七時四十分、もう学校に行かなければならない時間だ。私は跳ね起き、洗濯していないままのブレザーを身に付ける。カバンを取り、急いで一階におりる。早くも夏美が朝ごはんを食べ終わっていた。
「姉ちゃん、おはよ」
「ああ」という、短いやり取りをすまし、白飯とみそ汁をかきたてる。たくあんを流し込み、サケを突っ込んだ。
母に「ゆっくり食べなさい 」と言われたが、無視した。
朝食がすむころには、五十分になっていた。
「行こう」ととなりの夏美に言って立ち上がる。
妹はそれに応え、ランドセルを背負う。
互いに靴を履くと、皿洗い中の母に同時に
「いってきまーす」と声をかける。
「はーい」という声を背に、玄関を閉めた。中一の私と、小五の夏美。通学路は一緒だった。私は夏美に聞いてみる。
「今日の晩ご飯何がいい」と。
すると、
「お父さん帰ってくるから、豪華じゃない方がいいなー」という答えが返ってきた。
父は単身赴任で、二週間に一度帰ってくる。
父が帰るときは、焼き肉や寿司など豪華なものを口にする。この土日もきっとそうだ。私もそう思うというと、夏美は笑みをこぼした。
友達を見つけたらしい。じゃあねとだけ言い残し、友達の方へ走っていく。
妹と別れた私は、じきに一つのプレートを見つけた。(名古屋市立花実中学校)とある。
ここが私の中学だ。校門の先に、見慣れた男子の後ろ姿を見つける。
「浩介ーっ」
私は彼に駆け寄った。向こうも気づいたらしく、立ち止まる。
「おはよーっ」
「うっす」と挨拶し、肩を並べる。
そのまま一緒に歩いた。
「お前さあ、いい加減あいつに話せよ。いつまでウジウジしてんだよ」
「うん・・・」
その話題をふられて気持ちが沈んだ。
実は私には仲直りしたい子がいる。しかしまともに話すこともできない。
「仲直りしたいんなら、きちんと話せよ。俺、応援してるから」
「ありがとう」
景気のない返事をする。気持ちが沈んでいた。
私はまだ知らなかった。この後、いやこの先あんなことになるなんて。
さっきから、けたましいアラームがなっている。
「ん・・・んん」
平和なほどに、外で鳥が鳴いている。
太陽は、私に朝だということを教えてくれる。けれども抗い続ける、一日の始まり。
一応時間は見るか。そう思って時計を手に取った。まだ眠い目をこすり、半開きすると。
「ああっ!!」
七時四十分、もう学校に行かなければならない時間だ。私は跳ね起き、洗濯していないままのブレザーを身に付ける。カバンを取り、急いで一階におりる。早くも夏美が朝ごはんを食べ終わっていた。
「姉ちゃん、おはよ」
「ああ」という、短いやり取りをすまし、白飯とみそ汁をかきたてる。たくあんを流し込み、サケを突っ込んだ。
母に「ゆっくり食べなさい 」と言われたが、無視した。
朝食がすむころには、五十分になっていた。
「行こう」ととなりの夏美に言って立ち上がる。
妹はそれに応え、ランドセルを背負う。
互いに靴を履くと、皿洗い中の母に同時に
「いってきまーす」と声をかける。
「はーい」という声を背に、玄関を閉めた。中一の私と、小五の夏美。通学路は一緒だった。私は夏美に聞いてみる。
「今日の晩ご飯何がいい」と。
すると、
「お父さん帰ってくるから、豪華じゃない方がいいなー」という答えが返ってきた。
父は単身赴任で、二週間に一度帰ってくる。
父が帰るときは、焼き肉や寿司など豪華なものを口にする。この土日もきっとそうだ。私もそう思うというと、夏美は笑みをこぼした。
友達を見つけたらしい。じゃあねとだけ言い残し、友達の方へ走っていく。
妹と別れた私は、じきに一つのプレートを見つけた。(名古屋市立花実中学校)とある。
ここが私の中学だ。校門の先に、見慣れた男子の後ろ姿を見つける。
「浩介ーっ」
私は彼に駆け寄った。向こうも気づいたらしく、立ち止まる。
「おはよーっ」
「うっす」と挨拶し、肩を並べる。
そのまま一緒に歩いた。
「お前さあ、いい加減あいつに話せよ。いつまでウジウジしてんだよ」
「うん・・・」
その話題をふられて気持ちが沈んだ。
実は私には仲直りしたい子がいる。しかしまともに話すこともできない。
「仲直りしたいんなら、きちんと話せよ。俺、応援してるから」
「ありがとう」
景気のない返事をする。気持ちが沈んでいた。
私はまだ知らなかった。この後、いやこの先あんなことになるなんて。
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