シンキクサイレン

秋村ふみ

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 この三ヶ月の中で、彼女がメールで自分の感情をあらわにするようなことは無かった。『急にどうしたの?』と返信すると、五分ほど経ってから、『ごめん。なんでもない』と返信が来た。
 このメールが、彼女のエスオーエスのサインだったことを、その時僕は知らなかった。僕の知らない所で、彼女は暗闇へと一人、歩を進めていたのだ。
 その次の日から、また御手洗陽菜は学校を休んだ。メールも、来なくなった。僕のスマートフォンは、沈黙した。
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